JPS603440B2 - 燃料油用乳化安定剤組成物 - Google Patents
燃料油用乳化安定剤組成物Info
- Publication number
- JPS603440B2 JPS603440B2 JP16014081A JP16014081A JPS603440B2 JP S603440 B2 JPS603440 B2 JP S603440B2 JP 16014081 A JP16014081 A JP 16014081A JP 16014081 A JP16014081 A JP 16014081A JP S603440 B2 JPS603440 B2 JP S603440B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel oil
- water
- emulsion stabilizer
- oil
- stabilizer composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、燃料油と水を混合していわゆるェマルジョン
油とするための新規な燃料油用乳化安定剤組成物に関す
る。
油とするための新規な燃料油用乳化安定剤組成物に関す
る。
A重油ないしC重油等の液体炭化水素燃料に適量の水を
添加することにより、燃焼率、空気比等の燃焼条件を改
善し、燃料油の節減を図ると共に、N○×およびS○×
(S03)の発生を抑制して低公害化することが知られ
ている。
添加することにより、燃焼率、空気比等の燃焼条件を改
善し、燃料油の節減を図ると共に、N○×およびS○×
(S03)の発生を抑制して低公害化することが知られ
ている。
しかしながら、従来燃料油と水とからェマルジョン油を
作るには、例えば特公昭46−37982号公報や特公
昭53−26328号公報等に示される如くに特別の装
置を要し、イニシアルコストが高くつくため、中小の工
場や施設では容易に採用されず「省エネルギー化を推進
するのが困難であった。本発明はかかる点に着目してな
されたもので、既存の重油タンクに蝿梓機を取付けるだ
けで水と燃料油を容易に混合乳化でき、しかも長期間安
定な乳化状態を保持し得る燃料油用乳化安定剤組成物を
提供することを目的とする。
作るには、例えば特公昭46−37982号公報や特公
昭53−26328号公報等に示される如くに特別の装
置を要し、イニシアルコストが高くつくため、中小の工
場や施設では容易に採用されず「省エネルギー化を推進
するのが困難であった。本発明はかかる点に着目してな
されたもので、既存の重油タンクに蝿梓機を取付けるだ
けで水と燃料油を容易に混合乳化でき、しかも長期間安
定な乳化状態を保持し得る燃料油用乳化安定剤組成物を
提供することを目的とする。
即ち、本発明の燃料油用乳化安定剤組成物は過塩素酸塩
、過マンガン酸塩および苛性アルカリの三成分を水に溶
解して成るものであり、上記三成分に更に水ガラスおよ
びオゾニドル化物の二成分を添加することにより燃料油
と水の乳化或いは相溶性が一層向上する。
、過マンガン酸塩および苛性アルカリの三成分を水に溶
解して成るものであり、上記三成分に更に水ガラスおよ
びオゾニドル化物の二成分を添加することにより燃料油
と水の乳化或いは相溶性が一層向上する。
本発明によれば、上記組成物を添加して激しく灘拝する
ことにより燃料油と水を所望の配合比で混合、乳化する
ことができ、得られたェマルジョン油は長期間安定であ
り、水と燃料油が分離するようなことがなく、また組成
物は水溶液であるからその調製、保管、取扱いも容易で
安全である。
ことにより燃料油と水を所望の配合比で混合、乳化する
ことができ、得られたェマルジョン油は長期間安定であ
り、水と燃料油が分離するようなことがなく、また組成
物は水溶液であるからその調製、保管、取扱いも容易で
安全である。
本発明に使用する過塩素酸塩としては、カリウム、ルビ
ジウム、アンモニウム塩などの鱗溶性塩を除く易溶性塩
、例えば過塩素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウム等
が好適である。また、過塩素酸塩に代りに、易溶性の過
ヨウ素酸塩を使用することもできる。過マンガン酸塩と
しては、例えば過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナ
トリウムが好適であり、また苛性アルカリとしては水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
ジウム、アンモニウム塩などの鱗溶性塩を除く易溶性塩
、例えば過塩素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウム等
が好適である。また、過塩素酸塩に代りに、易溶性の過
ヨウ素酸塩を使用することもできる。過マンガン酸塩と
しては、例えば過マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナ
トリウムが好適であり、また苛性アルカリとしては水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
上記三成分の配合割合は、特に制限されないが過塩素酸
塩100重量部に対し、過マンガン酸塩、苛性アルカリ
共に50〜15広重量部、特に70〜11広重量部とす
るのが好ましい。
塩100重量部に対し、過マンガン酸塩、苛性アルカリ
共に50〜15広重量部、特に70〜11広重量部とす
るのが好ましい。
また、上記三成分の他に添加する水ガラスとしては市販
品或いはメタケィ酸ナトリウムを水に溶かして用いるこ
とができ、オゾニドル化物としてはカリウムオゾニドが
挙げられる。
品或いはメタケィ酸ナトリウムを水に溶かして用いるこ
とができ、オゾニドル化物としてはカリウムオゾニドが
挙げられる。
水ガラスは上記過塩素酸塩10の重量部に対して70〜
20の重量部、特に110〜16の重量部が好ましく、
またオゾニドル化物は50〜15の重量部、特に70〜
11の重量部が適当である。本発明の燃料油用乳化安定
剤組成物を調製するには、例えば過塩素酸塩、過マンガ
ン酸塩、苛性アルカリ等の各々の水溶液を混合するか、
苛性アルカIJの水溶液に順次週塩素酸塩、過マンガン
酸塩等を添加し溶解する等通常の方法により作ることが
できる。
20の重量部、特に110〜16の重量部が好ましく、
またオゾニドル化物は50〜15の重量部、特に70〜
11の重量部が適当である。本発明の燃料油用乳化安定
剤組成物を調製するには、例えば過塩素酸塩、過マンガ
ン酸塩、苛性アルカリ等の各々の水溶液を混合するか、
苛性アルカIJの水溶液に順次週塩素酸塩、過マンガン
酸塩等を添加し溶解する等通常の方法により作ることが
できる。
組成物の濃度は特に制限されないが、過マンガン酸塩の
溶解度以下、例えば過マンガン酸カリウムの場合で6.
5夕/100夕(2000)以下となるように他の成分
を熔解する。このようにして得られた燃料油用乳化安定
剤組成物を用いて、水と燃料油からェマルジョン油を作
るには、配合すべき水に該組成物を予め溶解したのち、
通常の蝿枠操作で激しく混合、櫨拝すればよく、従来の
如く特別な装置を要しない。
溶解度以下、例えば過マンガン酸カリウムの場合で6.
5夕/100夕(2000)以下となるように他の成分
を熔解する。このようにして得られた燃料油用乳化安定
剤組成物を用いて、水と燃料油からェマルジョン油を作
るには、配合すべき水に該組成物を予め溶解したのち、
通常の蝿枠操作で激しく混合、櫨拝すればよく、従来の
如く特別な装置を要しない。
次に実施例について説明する。実施例 1
過塩酸ナトリウム50夕、苛性ソーダ40夕および過マ
ンガン酸カリウム40夕を常温で水1〆‘こ溶解し、三
成分の混合水溶液とした燃料油用乳化安定剤組成物を調
製した。
ンガン酸カリウム40夕を常温で水1〆‘こ溶解し、三
成分の混合水溶液とした燃料油用乳化安定剤組成物を調
製した。
一方、燃料油としてC重油を用い、このC重油と水の配
合比が95:5、90:10、80:20・・・・・・
…50:50および10:90で全容積が500泌とな
るように、C重油と水を別々の容器に探り、各水に上記
燃料油用乳化安定剤組成物を5の‘添加した後、対応す
るC重油と水を混合して激しく損拝した。
合比が95:5、90:10、80:20・・・・・・
…50:50および10:90で全容積が500泌とな
るように、C重油と水を別々の容器に探り、各水に上記
燃料油用乳化安定剤組成物を5の‘添加した後、対応す
るC重油と水を混合して激しく損拝した。
その結果、何れもC重油と水が均一に混合、乳化され、
外観上全くC重油と変らないェマルジョン油が得られた
。このものは1ケ月経過してもなお、油と水が分離せず
、極めて安定であった。実施例 2過塩素酸ナトリウム
40夕、水酸化カリウム35夕、過マンガン酸カリウム
35夕、水ガラス55夕およびカリウムオゾニド35夕
を常温で水1〆に溶解し、五成分の混合水溶液とした燃
料油用乳化安定剤組成物を調製した。
外観上全くC重油と変らないェマルジョン油が得られた
。このものは1ケ月経過してもなお、油と水が分離せず
、極めて安定であった。実施例 2過塩素酸ナトリウム
40夕、水酸化カリウム35夕、過マンガン酸カリウム
35夕、水ガラス55夕およびカリウムオゾニド35夕
を常温で水1〆に溶解し、五成分の混合水溶液とした燃
料油用乳化安定剤組成物を調製した。
この燃料油用乳化安定剤組成物を各々5の‘探り、実施
例1と同様の配合比とした水に添加し、C重油と共に激
しく縄拝したところ外観上C重油と変らない安定なェマ
ルジョン油が得られた。
例1と同様の配合比とした水に添加し、C重油と共に激
しく縄拝したところ外観上C重油と変らない安定なェマ
ルジョン油が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 過塩素酸塩、過マンガン酸塩および苛性アルカリの
三成分を、1:0.5〜1.5:0.5〜1.5の重量
比率で水に溶解して成る燃料油用乳化安定剤組成物。 2 過塩素酸塩、過マンガン酸塩および苛性アルカリの
三成分を、1:0.5〜1.5:0.5:1.5の重量
比率で水に溶解して得られ、かつ水ガラスの有効量を含
有して成る燃料油用乳化安定剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16014081A JPS603440B2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 燃料油用乳化安定剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16014081A JPS603440B2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 燃料油用乳化安定剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5863787A JPS5863787A (ja) | 1983-04-15 |
JPS603440B2 true JPS603440B2 (ja) | 1985-01-28 |
Family
ID=15708732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16014081A Expired JPS603440B2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 燃料油用乳化安定剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603440B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269131A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | Fujikura Ltd | 光フアイバ温度センサ |
-
1981
- 1981-10-09 JP JP16014081A patent/JPS603440B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269131A (ja) * | 1985-09-24 | 1987-03-30 | Fujikura Ltd | 光フアイバ温度センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5863787A (ja) | 1983-04-15 |
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