JPS6033471B2 - 蒸きょう方法 - Google Patents

蒸きょう方法

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JPS6033471B2
JPS6033471B2 JP52049131A JP4913177A JPS6033471B2 JP S6033471 B2 JPS6033471 B2 JP S6033471B2 JP 52049131 A JP52049131 A JP 52049131A JP 4913177 A JP4913177 A JP 4913177A JP S6033471 B2 JPS6033471 B2 JP S6033471B2
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JP
Japan
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steaming
rice
steamed
temperature
steam
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JP52049131A
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JPS53136537A (en
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朋治 小林
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は穀類およびそれらの加工品の蒸さよう方法に関
する。
さらに詳しくは、蒸さよう操作中に使用する加熱媒体が
、水蒸気に酸化力を伴わない非凝縮性の気体を添加した
ものであって、しかもこの混合気体の温度は10000
を超えることを条件とする。ここで非凝縮性の気体とは
冬期の水の温度において、大気圧下では液化しない気体
を意味し、任意の気体でよく、窒素、二酸化炭素および
それらの混合物、あるいは空気中の酸素のように香味を
微妙に阻害する酸化要因をなす成分を除去した燃焼排ガ
ス等である。一般に穀類のごとき澱粉質含有の物質を、
食用あるいは発酵の原料とするには、含有される8澱粉
をQ澱粉に興隆化することが必要であり、通常1000
0前後の水蒸気を接触させるいわゆる蒸す〔蒸きよう〕
ことによって行われる。
特に日本酒の製造等においては極めて重要な工程であり
、この蒸さよう操作の良否によっては、こうじ菌や酵母
の育成、アルコール発酵などが著しい影響をうけ、アル
コールの収率、あるいは得られる酒の味が大きく左右さ
れることが知られている。本発明は酸化力を伴わない非
凝縮性の気体と水蒸気との100℃を超えた混合気体を
使う蒸さよう方法であるが、これは水蒸気のみを用いる
いろいろな蒸さよう方法によって起る障害、すなわち被
蒸きよう物の外表面に付着した水分に起因する水蒸気の
内部鯵透を困難にする悪影響などを除くかまたは最少限
度に防ぐことであるが、その外に蒸きよう中には被蒸き
よう物内部で分割〔はくり=剥離〕現象も起し、より充
実した加熱効果をもたらす蒸さよう管理となり、品質的
にもばらつきの少し・外乾内熟した蒸し製品を得る手段
を与える特色のある蒸さよう方法である。
次に本発明に類似の方法として水蒸気に空気を混入する
蒸さよう方法が知られている。
〔特許第112515号〕しかしその方法は本明細書の
比較例表1において明確にしたように、空気中に含有さ
れる酸素により蒸米が一部酸化され、いくつかの好まし
くない効果の存在することが明らかになった。本発明は
前者のそれらの欠陥をなくして以下記述のような優れた
蒸さよう効果をもっと同時に、醸造原料として極めて優
れた品質の黍さよう物を与える蒸きよう方法である。以
下本発明のものと、空気を混入する方法のものとを比較
した表1によってその違いを示す。気体混入水蒸気によ
る黍きょう比較例 表1本発明の原理は極めて単純であ
る。
これを要約すれば■ 被蒸さよう物はその内部にも多く
の表面を有するいわゆる多孔性の物質であると評価し、
またその内部は多くの流体に対して導体であると規定し
た。
■ 混用する第二の媒体は非凝縮性のため、乾燥能力お
よび透過拡散の能力を併せもつ。
■ 蒸さよう温度が高いので、水蒸気は遠かに余剰のエ
ネルギーを放出して平衡を取り戻す性質、すなわち物理
的な活性を有する。
■ 混用する第二の媒体は酸化力をもたないので被蒸さ
よう物は黍さようにより酸化作用は受けない。
の四点である。
本方法による蒸きようの特徴をまとめると■ 蒸さよう
当初被蒸さよう物に付着した遊離水分の排除が円滑であ
る。
■ 蒸し層全体の蒸さよう内容が均一性を保ち易し、。
■ 蒸しが被蒸さよう物のしん部までよく惨透する。■
綜合的に加熱効果が速くより充分である。
などの点を指摘することが出来る。次に本発明の方法に
よって白米を蒸さようして得られた蒸米の特徴を、周知
の方法で常圧の水蒸気を用いてつくった蒸米と比較すれ
ば■ 蒸米の比表面積が広く、0.5で/タ以上容易に
拡げ得る。
〔本法以外では困難であろう。〕■ からっと乾き内部
は柔か〈、特にさばけがよい。■ 生ゴムのように、弾
性は強く、粘性は軽く、蒸米の粒はたやすく横割りが出
来る。
内部も乾いた状態で、しん部まで一様によく蒸せている
。■ 腰が大変に強い。
捻る〔捻りもちづくり〕には特に力が要る。■ 蒸米の
重量〔蒸し終了直後のもの〕は僅かではあるが増え方が
確実に少し、。
■ 黍米の外表面はすりガラスに似て粗面で光沢がなく
、粘着性は全く感じられない。
■ こしき中のばらつきが殆どなく、上下両部とも均−
した燕米になる。
■ 通風による冷却が速く、取り扱いや輸送は大変に容
易である。
また本方法により得た蒸米を用いて、周知の方法で、こ
うじ、酒母およびもろみをつくり、さらにそれから清酒
を製造するとAこうじづくり ■ 黍米の比表面積が広いことと、内部に通じる細孔が
多いため、菌糸のはぜ込みが早く始まる。
■ 種付け後5〜6時間で蒸米はうるみ、外表面夕 の
軟化が起る。
〔一般では硬化が起る。〕■ 2畑時間までに粉砕し難
い位軟化する。■ 発熱現象は早いが、こうじ菌の外表
面での繁殖〔はぜ廻り〕は一般観察では遅れる。■ 盛
り時〔2畑時間以内〕前からこうじ独特の栗0 香を発
し、作業後の品温上昇が早く睦んである。
■ 以降は自然乾燥とはぜ廻りとにより軟かごは減るが
、蝿拝すればまた軟かくなる。
■ 盛り後7時間を超す頃より、次第に芳香を強め米粒
は内部が軟化し、発熱も旺んである。
■ 盛り後15〜17時間で香は最高、米粒軟化は頂点
を過ぎ、既に突きはぜ型のこうじは出来上っているが外
観は若い。以降米粒は乾燥硬化する。■ 要約して生育
が早い。
香は高い。酵素力価充分。B酒母づくり ■ 蒸米が内熟していて熔解速度など性状が安定してお
り、思い切った糖化操作が可能である。
■ 早湧きは抑制し易いので、ボーメを充分にとって湧
き付かすことが出来る。■ 操作を大胆に行えば、味の
り、さばけ共にしっかりとし、必ず爽快な香が付く。
Cもろみづくり ボーメの付きは順調で、アルコール分の集積もよい。
酸の析出は順調だが低目におわり、アミノ酸の析出量は
確実に減る。香は派手でなくとも発酵香が高い。全般を
通じて安定した経過をたどるので、蒸米、こうじ、酒母
のつくり方および汲水の量や品温などの相悶々係が、も
ろみ中で比較的によく把握でき、それらの調節が容易に
出来るところが特徴である。D上槽操作 粘りが少し、ので、円滑で速い。
E清酒 ■ 味覚は淡白で、軽く、調和がよいのが特徴であり、
秋冴え型である。
■ 色は一般的に薄目であり、活性炭素による脱色効率
もよく、特に初回が高い。
■ 香は爽快である。
自然の発酵香であるが持続性に富む。■ アミノ酸量が
梢々少し、。
実施例 1 白米の黍さよう。
清酒醸造用白米〔昭和5群王 山口県産アキッホ白米歩
合72%〕700k9を前処理を経てこしきに掛け暦き
し、白米品温1000 水の蒸発量7そ/分混合燃焼排
ガス温度120qC〜20000平均熱150℃、量は
15000換算平均2.2ね上/分の混入、水蒸気と燃
焼排ガスとの容量比は計算上85対1ふ毎分約10.8
2‘の接触量となり被蒸きよう物の品温は102℃〜1
0800平均で10500を目標として調節した。
蒸さよう時間は混合蒸気で25〜30分間、約15分間
で吹き抜け、蒸さよう品温経続時間は最短で5〜10分
間である。以下酒イG率などの比較を示す。本方法と一
般方法との比較表2昭和58王山口県産アキッホ白米歩
合平均約72%上段は7例、下段は11例、吟醸造りを
除き夫々の全もろみの総平均値。
次に空気を混入して蒸きようしたものと一般方法すなわ
ち常温常圧の普通蒸気で蒸さようしたものとの酒化率な
どについての比較データ一があったので、参考資料とし
て下記のとおり表示する。
表3昭和52玉山口県産日本晴 白米歩合72%700
k9を抜け掛け方法で蒸す。
こしき前白米品温120、水の蒸発量6夕/分、165
℃の加熱空気を注入、蒸し品温105℃、水蒸気と空気
との混合容量比82対18、総接触量12.62上/分
、全蒸さよう時間55分。
【図面の簡単な説明】
添付した図面は、本発明について使用した蒸さよう設備
の中で、特に重要なところの燃焼排ガス発生に関する装
置であり、その断面図である。 以下それぞれの記号の名称を記す。但し燃料に木炭を使
用した場合である。1……エアクリーナー、2……ブロ
アーポンプ、3・…・す園滑油分離循環用タンク、4・
・・・・・燃焼炉、5・・・・・・ガス冷却器、6・・
・・・・ガス浄化冷却調整器、7……釜、8……こしき
、9……バルブ、10・・・・・・逆流防止弁、11・
・・・・・素焼燃焼筒、12・・・・・・蛇管、13・
・・・・・砂、14・・・・・・セラミックファイバー
断熱材、15・・・・・・セラミックハニカム、16…
.・・ボルトナット、17・・・・・・温度計、18・
・・・・・圧力計、19…・・・水量計、20…・・・
キヤスタブル筒、21・・・・・・冷却水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 米、麦などの穀類およびそれらの加工品の蒸きよう
    方法において、5容量%以上60容量%以下の酸化力が
    ない常温において非凝縮性の気体および95容量%以下
    40容量%以上の水蒸気より成る混合気体をもちい、1
    00℃を超え125℃以下の温度で加熱蒸きようを行う
    ことを特徴とする方法。
JP52049131A 1977-04-27 1977-04-27 蒸きょう方法 Expired JPS6033471B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP52049131A JPS6033471B2 (ja) 1977-04-27 1977-04-27 蒸きょう方法

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JP52049131A JPS6033471B2 (ja) 1977-04-27 1977-04-27 蒸きょう方法

Publications (2)

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JPS53136537A JPS53136537A (en) 1978-11-29
JPS6033471B2 true JPS6033471B2 (ja) 1985-08-02

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ID=12822502

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