JPS6030081A - 電子レンジのタ−ンテ−ブル駆動構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明はオーブン内のターンテーブルに回転力を伝達
するための、電子レンジのターンテーブル駆動構造に関
する。

〈従来技術〉 従来、ターンテーブルを備える電子レンジにおいては、
第１図に示すようにカンプリング組品によってターンテ
ーブルに回転力を伝達している。

同図において、４０はターンテーブル、４１はオーブン
底板、４２は駆動モータ、４３は駆動モータ４２の出力
軸、４４はカンプリングをそれぞれ示す。駆動モータ４
２はオーブン底板４１の裏側にビスで固定したモーフ取
付板４５に固定されている。オーブン底板４１に穴部を
形成し、その穴部の中心に出力軸４３を対向配置してい
る。カンプリング４４は上部にてターンテーブル４０の
裏側に嵌合してターンテーブル４０と連結するとともに
、下部の軸部にて、上記穴部にビスで固定したカンプリ
ング受け４６にカップリングスペーサ４７および軸受は
スペーサ４８を介して嵌入し回転自在に支持されている
。カップリング４４の軸部と出力軸４３とはそれぞれを
挿通するピン４９で連結され、出力軸４３の回転力がカ
ップリング４４を介してターンテーブル４０に伝達され
る。

駆動時のピン４９の破損を防ぐために、カンプリング４
４の軸部側にあるピン４９の先端にはゴムキャップ５０
が被せられている。上記カンプリング受け４６は板金の
絞り加工によって形成されたものであり、オーブン底板
４１にビス止めしたカンプリング受け４６の鍔部外周に
はバッキング５１が取着されている。

上記のように、従来はカンプリング４４、カップリング
受け４６、カンプリングスペーサ４７、軸受はスペーサ
４８を含むカップリング組品を使用しているため、部品
点数が多く大型化になり、また製造および組立のコスト
アップを招く欠点があった。しかも、ピン４９で出力軸
４３とカップリング４４の軸部とを連結する構造にある
ため、モータオフ時にターンテーブル４０を無理に手で
回すと、直接その力が出力軸４３に加わり、駆動モータ
４２が破壊される欠点があった。

〈発明の目的〉 この発明は上記従来の欠点を解消して、オーブン底板に
形成した絞り穴部をカンプリング受けとしてカップリン
グを回転自在に支持し、且つ出力軸と係合するカップリ
ング支持体によりカップリングの軸部を出力軸に連結す
ることによって、部品点数を大幅に削減でき、且つ小型
化を可能とし、これにより製造および組立のコストの低
減を図、れ、しかもターンテーブルに強制的に加えられ
た外力に対してその外力の駆動モータへの伝達を阻止で
きる、電子レンジのターンテーブル駆動構造の提供を目
的とする。

〈発明の構成〉 この発明は、上記目的を達成するために、出力軸の上方
のオーブン底板に、その出力軸と同一中心軸を有し、且
つ絞り部分が前記オーブン底板の裏側に突出した絞り穴
部を形成するとともに、前記出力軸に係合して前記出力
軸の回転に伴し）回転し、且つ上部に係合爪部が形成さ
れた樹脂製力・ノブリング支持体と、上部にターンテー
ブルの回転中心部に連結させる連結部を形成し、且つ下
部に前記係合爪部に係合させる保合軸部を形成したカン
プリングとを備え、前記力・ノブリングの係合軸部を」
二方より前記絞り穴部に挿通して下方の前記カップリン
グ支持体の係合爪部に係合させ、且つ前記カップリング
支持体の連結部に前記ターンテーブルの回転中心部を連
結させて前記ターンテーブルに前記出力軸の回転力を伝
達することを特徴とする。

〈実施例〉 第２図はこの発明のターンテーブル駆動構造を備える電
子レンジの外観図である。

同図において、１は電子レンジ本体、２はオーブン、３
はオーブン２の底部に配置したオーブン底板、４はオー
ブン前板、５はオーブン前板４側に開閉自在に取着した
ドア、６はターンテーブルをそれぞれ示す。ターンテー
ブル６は回転中心にて、オーブン底板３の中心に設けた
後述のカンプリング７に連結され、かつカンプリング７
の回りに配置された支持ローラ組品８によって水平に支
持され、カンプリング７を介して回転力を受けて回転す
る。

上記のカップリング７および支持ロー゛う組品８の周辺
の断面図を第３図に示す。また、第４図にカップリング
７を含む回転駆動部要部の分解外観図を示す。

オーブン底板３の中心部には、絞り加工によって下方に
絞り部分が突出した絞り穴部１０が形成されている。こ
の絞り穴部１０の中心に駆動モータ１６の出力軸９が対
向して配置されている。駆動モータ１６はオーブン底板
３．の裏側にビス止めされたモータ取付板１５に固定さ
れている。支持ローラ組品８は、オーブン底板３の上面
に固定され、ローラ軸１９を水平に軸支したローラ支持
部１７と、ローラ軸１９に固定されたローラＩ８とから
なる。ローラ１８の回転側面はローラ支持部１７から突
出している。この例では、二組の支持ローラ組品８が、
絞り穴部１０の回りに配置され、カップリング７に連結
したターンテーブル６の底面に各ローラが接触して回転
し、ターンテーブル６を水平に支持しながら円滑に回転
させる。

カップリング７は、第４図に示すように上部にターンテ
ーブル６の回転中心部の裏側に嵌合させる連結部１３を
、また下部に後述のカップリング支持体１１の係合爪部
１２に係合させる係合軸部１４を有し、樹脂成形加工に
より形成されたものである。連結部１３は側面に６個の
凸部を形成してなり、ターンテーブル６の回転中心部に
形成した同一形状の凹部に嵌合する。連結部１３をター
ンテーブル６の回転中心部に嵌合させることによりター
ンテーブル６はカンプリング７と連結する。

係合軸部１４の軸径は連結部１３の外周径より小さく、
また絞り穴部１０の内径に略等しい。カップリング支持
体１１は上部の中空部の回りに等間隔で植立した８個の
係合爪部１２を、また底部に出力軸９に係合させる係合
穴部２１を有し、樹脂成形加工により形成されたもので
ある。係合爪部１２の下部は、支持体外周より内側に突
出し、上記カップリング７の係合軸部１４に係合させる
突起部２０が形成され、また保合爪部１２の上部は支持
体外周より外側に開いている。係合軸部１４を係合爪部
１２に係合させたときの断面を第５図に示す。係合軸部
１４の中間部外周には等間隔に８個の溝２２が軸方向に
形成され、また′ａ２２を形成した中間部より下方は溝
２２の底を結ぶ径より小さい外径の円筒形状を有する。

その溝２２に突起部２０が嵌合することにより係合軸部
１４は係合爪部１２に係合する。係合軸部１４の下部に
は係合穴部２１の外周より大きい中空部が形成されてい
て、係合爪部１２に係合軸部１４を係合させた状態で係
合軸部１４の内側は係合穴部２１に当接しない。各突起
部２２の先端を結ぶ内径は、係合軸部１４の溝２２の底
を結ぶ径より若干小さく、カンプリング７とカップリン
グ支持体１１との係合時には係合爪部１２を外側に広げ
るようにして係合軸部１４を係合爪部１２に係合させる
。

このようにして係合させた状態で係合爪部１２は樹脂の
弾性によって溝２２に圧着し、強固な保合状態が得られ
る。出力軸９は中心軸に沿って一部を切欠いた形状を備
え、その断面と同一形状に形成した保合穴部２１の穴に
嵌合することによ、す、カンプリング支持体１１を出力
軸９に連結させる。また出力軸９の下部には軸径より大
きいボス部２４が形成されている。

上記の構成にある回転駆動部において、第３図に示した
ように、カップリング支持体１１を出力軸９に嵌合して
連結させた状態で駆動モータ１６をモータ取付板１５に
固定保持する。カップリング支持体１１を出力軸９に連
結させた状態で、係合爪部１２の上端と絞り穴部ＩＯの
周辺のオーブン底板３の裏面との間に若干間隙が生ずる
ようにカップリング支持体１１は取付けられる。すなわ
ちカンプリング支持体１１はボス部２４に載置し、且つ
ボス部２４とオーブン底板３との間に介在し、カップリ
ング支持体１１は出力軸９の回転に伴いオーブン底板３
に接触することなく回転する。また、第３図に示すよう
に、係合爪部１２の上端部の内側に形成した凹部の深さ
Ａは、絞り穴部１０の絞り高さＢより大きく、係合爪部
１２は絞り穴部１０の絞り部分に接触しない。上記のよ
うに、カップリング支持体１１を絞り穴部１０の下部に
配置した状態で、カップリング７の係合軸部１４を絞り
穴部１０に挿通して、係合軸部１４をカップリング支持
体１１の係合爪部１２に係合させる。さらにカップリン
グ７の上部の連結部１３にターンテーブル６の回転中心
部を嵌着することによりターンテーブル６はカンプリン
グ７およびカップリング支持体１１を介して出力軸９に
連結する。

上記のカップリング７とカンプリング支持体１１との係
合状態において、係合爪部１２の突起部２０が係合軸部
１４の溝２２に係合し、且つ係合爪部１２はその弾性に
より係合軸部１４を中心軸方向に押圧して係合軸部１４
の外周を挾持し、出力軸１６の回転力をカップリング７
に伝達するとともに、カップリング７の上方への抜けを
防止している。また、係合爪部１２は樹脂の弾性により
半径方向に伸縮するので、ターンテーブル６を無理に手
で回しても、第５図の矢印に示すように係合爪部１２が
外側に広がって溝２２から突起部２０が外れるのでカッ
プリング７はスリップする。

これにより、出力軸９にはターンテーブル６に加えた外
力が伝達されないため、強制的にターンテーブル６を回
しても過大なトルクが加わることによる破壊から駆動モ
ータ１６を保護する。

上述のように、絞り穴部１０をカップリング受けとして
カンプリング７を支持し、且っ力・２プリング７をカン
プリング支持体１１を介して出力軸１６に連結する構造
にあり、カンプリング組品を不要にして構造簡単で安価
になり、しかも部品点数の削減により製造および組立の
コストダウンを図れる。また、スペーサやカンプリング
受けなどを必要とせず、オーブン底板３にはカップリン
グ７を係合軸部１４を挿通させる絞り穴部１０を形成す
るだけでよ（、回転駆動部の小型化が可能となる。

上記の例では、カップリング支持体１１をホス部２４に
載置し、オーブン底板３の裏側とボス部２４との間に介
在させる構造にあったが、第６図に示すようにカップリ
ング支持体２５の底部に凹部を形成し、ボス部２４を接
触させず、モータ取付板１５に載置するようにしてもよ
い。この場合、カンプリング支持体２５はモータ取付板
２５に載置され、その上端部にてオーブン底板３の裏側
に若干隙間を形成する。また、第７図に示すように上端
部でオーブン底板３の裏側と若干の隙間を形成して、カ
ップリング支持体２６を出力軸９の　−カット面２７に
係合支持し、出力軸９だけでカップリング支持体２６を
支持するようにしてもよい〈発明の効果〉 以上のようにこの発明によれば、絞り穴部でカップリン
グを支持するためカンプリング受けを必要とせず、また
カップリングをカンプリング支持体に係合させることに
よりカップリングは出力軸に連結するので、ピンなどで
出力軸とカップリングとを連結しなくて済み、構造簡単
で且つ安価なターンテーブル回転駆動部を形成できる。

しかもスペーサやカップリング受けなどが不要となって
小型化が可能となり、また部品点数の大幅な削減により
製造および組立におけるコストダウンを図れる。さらに
、カンプリング支持体の係合爪部とカンプリングの係合
軸部との係合をその係合爪部の弾性により押圧挾持する
ので、カップリングに外力が加えられてもカンプリング
をスリップさせ出力軸に過大なトルクを伝達せず、出力
軸を駆動する駆動モータを保護できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電子レンジのターンテーブル回転駆動部
の部分断面図、第２図はこの発明のターンテーブル駆動
構造を備える電子レンジの外観図、第３図は第２図の電
子レンジのターンテーブル回転駆動部の要部断面図、第
４図は同ターンテーブル回転駆動部要部の分解外観図、
第５図は第２図の電子レンジに使用するカップリング７
とカップリング支持体１１との係合状態における係合部
断面図、第６図はこの発明における他のカップリング支
持体取付は構造を示すターンテーブル回転駆動部の要部
断面図、第７図はさらに他のカンプリング支持体取付は
構造を示すターンテーブル回転駆動部の要部断面図であ
る。 ３−オーブン底板、６−ターンテーブル、７−カップリ
ング、１〇−絞り穴部、 １１−カップリング支持体、 １２−（カップリング支持体１１の）係合爪部、１３−
（カップリング７の）連結部、 １４−（力、プリング７の）係合軸部。 ＠４図 第５図 竺７１塑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）オーブン底板３の裏側に配置した、回転駆動装置
   の出力軸９にターンテーブルを連結して、その出力軸９
   ０回転により前記ターンテーブルを回転させる電子レン
   ジにおいて、前記出力軸９の上方の前記オーブン底板３
   に、その出力軸９と同一中心軸を有し、且つ絞り部分が
   前記オーブン底板３の裏側に突出した絞り穴部１０を形
   成するとともに、前記出力軸９に係合して前記出力軸９
   の回転に伴い回転し、且つ上部に係合爪部１２が形成さ
   れた樹脂製カップリング支持体１１と、上部にターンテ
   ーブル６の回転中心部に連結させる連結部１３を形成し
   、且つ下部に前記係合爪部１２に係合させる係合軸部１
   ４を形成したカップリング７とを備え、前記カップリン
   グ７の係合軸部１４を上方より前記絞り穴部１０に挿通
   して下方の前記力・７プリング支持体１１の係合爪部１
   ２に係合させ、且つ前記カンプリング支持体１１の連結
   部１３に前記ターンテーブル６の回転中心部を連結させ
   て前記ターンテーブル６に前記出力軸９の回転力を伝達
   する、電子レンジのターンテーブル駆動構造。