JPS6029074A - 誤り検出訂正符号化方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタルデータの伝送・記録において発生
するデータ誤りに対処するために用いる誤り検出訂正符
号化方法に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、音声信号や映像信号がディジタル的に処理される
ようになり、種々の記録媒体にディンタル信号が記録さ
れている。このようなディジタル信号の伝送・記録にお
いては、その伝送系、記録媒体の不完全性によりデータ
信号に誤りが生ずる。

そのだめに符号器において、一連のデータワードに誤り
検出訂正を行なうためのパリティワードを付加し、冗長
性を持たせ信号を伝送・記録し、復号器においては、そ
のパリティワードよりデータワードの訂正や補正を行な
って出力する方法が一般にとられている。

以下、光学式ディジタル・オーディオ・ディスクに採用
されているクロスインターリーブ・リードンロモン符号
（以下、ＣＩＲＣ符号と称す）を例として、図面を参照
しながら説明する。第１図はＣＩＲＣ符号器のブロック
図、第２図はＣＩＲＣ復号器のブロック図であり、２，
４は符号器、７゜９は復号器、１．３．５，６，８．１
０は時間軸操作回路である。

以上のように構成されたＣＩＲＣ符号器及び復号器につ
いてその動作を以下に説明する。この符号は種々の形態
の誤りに対処するため、ランダム誤りの訂正に適してい
るリード・ソロモン符号を２系列で生成し、その前後で
時間軸の操作を行なっている。

第２図に示した復号器の動作を説明すると、誤りを含ん
だ再生データは、時間軸操作回路６で処理された後、第
１段目の復号器７で誤りの検出・訂正が行なわれる。時
間軸操作回路６での処理の内容は、数ワード程度及ぶバ
ースト誤りを復号器７で訂正できるようにするために１
符号語長程度の遅延を施すことである。

次に、長いバースト誤りに対処するため施されている時
間軸操作であるインターリーブを解く時間軸操作回路８
を経て、第２段目の復号器９で２回目の誤り検出訂正動
作が行なわれる。復号器７及び９での誤り検出訂正の能
力の持たせ方には種々の組み合わせが存在するが、訂正
できなかったデータについては、平均値補間などの誤り
補償を行なう。この誤り補償のための処理を行なうこと
が時間軸操作回路１０の目的であり、チャネル毎に連続
したワードにおいて誤りが発生しないようにワードの並
べかえを行ない、平均値補間等の誤り補償の効果が上が
るようになされている。

一方、第１図に示した符号器においては、符号器２及び
４でリード・ソロモン符号を演算し付加する。それらの
前後の時間軸操作回路は、復号器での処理の逆の操作を
行ない、１は１０の、３は８の、５は６のそれぞれ逆の
時間軸操作を行なっている。

しかしながら、上記のような構成においては、オーディ
オ信号以外の信号、特に前後のワードデータにおいて相
関性のない信号の場合、誤り補償の効果はなく、さらに
誤り補償のだめの時間軸操作が、誤り検出訂正能力を向
上させる場合の負担となるという問題点を有していた。

発明の目的 本発明の目的は、前後の相関性のないデータワード列の
誤り検出訂正動作をオーディオ信号のような前後と相関
性のあるデータ列のだめに構成された誤り検出訂正方法
を利用して行なうものであり、非常に高い誤り訂正能力
をもつシステムを構成できる方法を提供するものである
。

発明の構成 本発明の誤り検出訂正符号化方法は、一連のデータワー
ドからパリティワードを生成する符号器と、そのデータ
ワードとパリティワードからなる符号語の複数個でブロ
ック化し、その符号語内のワードのブロック遅延を施す
妃際し、時間軸操作回路によって、１符号語内のワード
が１プロツタ内では複数チャンネルの各チャンネル毎の
連続したワードに来るようにしたものであり、この処理
が、誤り検出訂正処理を行々うための回路と誤り補償の
だめの時間軸操作回路を使用する誤り検出訂正方法の前
処理として動作させるようにしだものであり、さらに１
ブロツク内において、データワードとパリティワードと
を分離し、パリティワードをデータワードより時間的に
早く配置するようにしている。これにより、誤り訂正能
力を効率よく高めることができるものである。

実施例の説明 以下、本発明をＣＩＲＣ符号について適用した実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。

第３図は、ＣＩＲＣ符号器に本発明の実施例を組み合わ
せた符号器全体のブロック図、第４図は同様に構成した
復号器全体のブロック図、第５図は本実施例において符
号器出力におけるデータ構造を示す図、第６図は本実施
例の時間軸操作後のデータ構造を示す図である。

以上の図面を用いて本実施例の誤り検出訂正符号化方法
について説明する。第５図に入力データワードと初段の
符号器のデータ構造を示す。ここでは、Ｌ及びＲの２チ
ヤンネルのデータ系列とし、それぞれ４ワード合わせて
８ワードに対し１ワードのパリティワードを生成し一１
９ワードで１符号語を構成している。この符号語のＮ個
を捷とめて１ブロツクとする。従って、１ブロツク内に
は、データ、パリティ合わせて９ＸＮワード存在するこ
とになる。

第３図における符号器１１の出力が上記の様になったワ
ード列は時間軸操作回路１２でもって第６図に示すデー
タ構造となる。第６図におい−Ｃは連続する３つのブロ
ックのデータ構造を示しており、横１行は４ワード長で
示している。各プロ。

りにおいて、データとパリティの配分は、時間軸操作を
施す前の第５図と同じであるが、データワードとパリテ
ィワードを分離し、パリティワードをデータワードより
時間的に早く配置してあり、ハリティ部は４ワードを１
行としてＮ／４　行、データ部２ＸＮ行とな９、合計は
やはり９ＸＮワードである。１符号語のデータは連続し
た３つのブロックに、第６図に示すように最初のブロッ
クにバＩＪ　フイ１ワード、次のブロックに連続し−ｋ
Ｌ。

Ｒチャンネルそれぞれ２ワードずつ４ワード、３ブロツ
ク目にも同様に４ワード配置する。この様子を第５図中
のＬ１〜Ｌａ、Ｒ１〜Ｒｓ、Ｐｌ。

Ｐ２で示すワードが、第６図のどの位置になるかを同じ
記号で示した。このようなデータ構造となった信号は、
第３図の１３．１４で示す通常のＣＩＲＣ符号器でさら
に符号化され、記録媒体に記録されることになる。なお
、第３図における符号器及び時間軸操作回路１４は第１
図における符号器２，４と時間軸操作回路３，５をまと
めて示したものであり、第３図の時間軸操作回路１３は
第１図の時間軸操作回路１に対応している。

次に本実施例による誤り検出訂正符号化方法による復号
器の動作について以下に説明する。第４図における復号
器及び時間軸操作回路１５は第２図における復号器７，
１０と時間軸操作回路６゜８をまとめたものであり、こ
の部分でＣＩＲＣ符号による誤り検出動作が行なわれる
。第４図の時間軸操作回路１６は第２図の時間軸操作回
路１゜に対応し、ＣＩＲＣ符号器で生成された符号で訂
正できない誤りに対して、Ｌ、Ｒそれぞれのチャノネル
で、連続したワードセ誤りが存在しないように、すなわ
ち平均値補間処理の効果が現われるように時間軸処理が
行なわれる。光学方式の記録媒体の場合発生する誤りは
ランダム的なもの、バースト的なものの両方が存在する
が、ＣＩＲＣ復号器で訂正されないものは、かなりの長
さのバースト誤りであると判断される。従って再生ワー
ド系列でみた場合、誤シが連続していることは十分考え
られる。

ＣＩＲＣ符号での平均値補間のだめの時間軸操作処理は
、Ｌ、Ｒチャンネルそれぞれの連続するワードのみなら
ず、Ｌ、Ｒチャンネル同時に誤りが存在することもない
ように、あるバースト誤り長までは保証されている。こ
のバースト誤り長は、ＣＩＲＣ符号の符号長、インター
リーブ長、復号器の訂正能力による定まるものである。

時間軸操作回路１６の出力においては、第６図に示すデ
ータ構造となっている。この図において、横１行の４ワ
ードにおいては、たかだか１ワードの誤りしによる影響
がなくなる程度に１ブロツクの長さを定めることにより
、ある特定のブロックで誤りが存在すると、その前後の
ブロックには誤りはほぼ存在しないようにすることがで
きる。これは、ＣＩＲＣ復号器で訂正できないバースト
エラーは、通常の記録媒体では、頻繁に起こらないこと
による。従って第６図のＬ１〜Ｌ４．Ｒ１−Ｒ４，Ｐｌ
の９ワードで構成される１符号語について、誤りはたか
だか１ワードであるように、あるバースト誤り長まで保
証できるようにすることができる。

ここで検出情報は、ＣＩＲＣ復号器での情報を利用すれ
ば、パリティワードを利用して１ワード誤りを訂正する
ことができる。

以上のようにＣＩＲＣ符号による誤り検出訂正符号化方
式に、本発明の実施例で例示したような符号器１時間軸
操作回路を付加したことにより、訂正能力の高いシステ
ムを実現している。

なお、上の実施例では、１行号語中のワード数を９．パ
リティワードの数を１とし、訂正動作ののパリティワー
ドを持ち、誤シ検出訂正の両能力を持たせることもでき
る。また、それらより定まる符号語の長さにより、１符
号語中のワードを分散させるブロック数も変化すること
も当然である。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は前後に相関性
のあるデータのために構成された誤り検出訂正システム
の操作を利用して、単純な符号器及び復号器と時間軸操
作回路を持つことにより、高い誤り訂正能力を発揮する
というすぐれた効果が得られるものであり、その効果に
より前後のデータに相関性がなく、平均値補間などの誤
り補償処理が適用出来ない信号において特に有用である
。

さらに、符号化に際しブロック内においてパリティワー
ドをデータワードより時間的に早く配置することにより
、誤り訂正動作を行なうにあたり、時間軸操作でデータ
配置をもとにもどし、１符号語のデータが完結した時点
で、誤りが存在すればただちに訂正出来るという効果も
得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はＣＩＲＣ符号器のブロック図、第２図はＣＩＲ
Ｃ復号器のブロック図、第３図および第４図は本発明の
一実施例を含む符号器および復号器のブロック図、第５
図は本発明の一実施例の符号化後のデータ構造を示す図
、第６図は本発明の一実施例の時間軸操作後のデータ構
造を示す図である。 １　．３，５，６，８，１０，１２，１３，１６゜１７
・・・・時間軸操作回路、２，４．１１・・・山狩号器
、７，９．１８・・・・・復号器、１４・・・・・符号
器及び時間軸操作回路、１５・・−・・復号器及び時間
軸操作回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第６
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Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　一連のデータワードからパリティワードを生成
   する符号器と、それらデータワードとパリティワードか
   らなる符号語の複数個でブロック化を行ない、その符号
   語内のワードのブロック遅延を施すに際し、時間軸操作
   回路によって、１符号語内のワードが１ブロツク内では
   複数チャンネルの各チャンネル毎の連続したワードに来
   るようにしたことを特徴とする誤り検出訂正符号化方法
   。
2. （２）誤り検出訂正処理を行なうだめの回路と、誤り補
   償のだめの時間軸操作回路を使用する誤り検出訂正方法
   に対して、前処理として動作する特許請求の範囲第（１
   ）項記載の誤シ検出訂正符号化方法。
3. （３）１ブロツク内においてデータワードとパリティワ
   ードを分離し、パリティワードをデータワードより時間
   的に早く配置した特許請求の範囲第（１）項記載の誤り
   検出訂正符号化方法。