JPS6027325B2 - 水中でのコンクリ−ト打設工法 - Google Patents

水中でのコンクリ−ト打設工法

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JPS6027325B2
JPS6027325B2 JP3183380A JP3183380A JPS6027325B2 JP S6027325 B2 JPS6027325 B2 JP S6027325B2 JP 3183380 A JP3183380 A JP 3183380A JP 3183380 A JP3183380 A JP 3183380A JP S6027325 B2 JPS6027325 B2 JP S6027325B2
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concrete
bag
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bag body
concrete pouring
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一三 山岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば水中のへどろ等軟弱地盤や凹凸地盤上に
コンクリート層を好適に形成することのできる水中での
コンクリート打設工法に関する。
(従来の技術)従来、この種コンクリート打設工法とし
ては特公昭43−6495号公報並びに特公昭45−2
3796号公報に記載の如き手段が存在する。
すなわち、これら従来のものは、長寸法の筒状体を多数
並列させて連結した布常をコンクリート打設を行なう地
盤上に敷設して、その後に各筒状体に順次コンクリート
を充填させる工法にある。(発明が解決しようとする問
題点) しかしながら、前記従来の手段に於いてはコンクリート
を充填するために布尾を水中に沈下させることが非常に
困難で作業を迅速且つ正確に行なえず、特に河川又は海
岸等の水流、潮流の急流場所に於けるコンクリート打設
を行なう場所には前記布常が水流にて流されて該布用を
所定の位置へ正確に沈下、戦遣させることができず、該
布幕の固定に別途位置決め固定用の杭等を使用せねばな
らないような大なる問題点を有していた。
また、前記従来の手段はコンクリートを充填するための
布岳が単なる筒状体を蓮設して形成してなるものである
ために、該布尾はコンクリートが充填された状態に於い
てその上面が凹凸を有するものとなり、建築物の基盤等
に好適な平滑面の形成は非常に困難となる他、前記布角
の側部外形形状も乱雑となって例えば前記布帯を多数使
用してそれらを整頓した状態で相互に隣接させることが
できないような問題点をも有していた。
このように、前記従釆の手段は筒状体を蓮設した布岳を
使用してコンクリート打設を行っていたために、上記の
如き種々の問題点を有していたのである。
本発明は前記従来の問題点を解決することを課題として
発明されたもので、その目的とするところはコンクリー
トを充填するための都材を水中地盤上に正確且つ迅速に
載層させて作業性を良好なものにすると共に、コンクリ
ート打設面を建築物の基盤等に好適な状態にさせる点に
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成して従来の問題点を解決すべく
構成されたもので、その構成の要旨は、多数の通水用の
小孔4とコンクリート流入用の関口部3を有し且つ外周
側部に枠体5を設けてなる袋体2を、水中の軟弱地盤等
の上面に前記枠体5の自重によって沈下せしめて戦直し
、地上又は水上からコンクリート打込機により前記袋体
2にコンクリートを充填硬化せしめるにある。
(作 用) すなわち、上記構成を特徴とするコンクリ−ト打設工法
においては、コンクリートを充填するための袋体2をそ
の自重によって沈下させるために、該袋体2の地盤上へ
の載層作業は該袋体2を所定位置の上方にて落下させる
だけの作業でよく、また該袋体2は水流の急激な場所に
於いても容易に流されて位置ずれが発生するようなこと
もない。
更に、前記袋体2は単体で構成され且つその外周には枠
体5が設けられてなるために、該袋体2にコンクリート
充填を行なう際に上面が平滑で外周形状が予め枠体5に
て成形されたコンクリート層が得られるのである。(実
施例) 以下本発明の実施態様について図面に示した一実施例に
従って説明する。
すなわち、先ずヘドロ等からなる軟弱地盤1上にコンク
リート層を形成する場合には、予め第1図のように、例
えば5肌4方からなる化学繊維製の防水性袋体2を用意
する。
該袋体2は上下方向に多数の通水用小孔4が穿設され且
つ上面にコンクリート流入用の閉口部3が穿設されてな
り、しかも外周が鉄製の枠体5に取付けられてなる。次
にこの袋体2を海上から所定位置に多数個沈めると枠体
5が錘りとなって該袋体2は自然沈下して軟弱地盤1上
に戦直される(第3図参照)が、該袋体2が水流等によ
って流されるようなことはない。このようにして軟弱地
盤1上に袋体2を敦暦せしめた後、第4図のように船上
に設けたコンクリートポンプ6の輸送管7の先端を水中
内の前記袋体2の関口部3に連結し、この状態でポンプ
6を駆動せしめるとコンクリート材料は輸送管7内をそ
の重力にて圧送されて開口部3から袋体2内に流入する
その際袋体2には通水用小孔4が多数穿設されてなるが
、該小孔4は骨材等のコンクリート材料がほとんど流れ
ることのないような微小孔4なるため、一部流出しても
コンクリート層の形成にはほとんど影響がない。
また、袋体2はその外周側面に枠体5を設けてなるため
にその外周側部の形状は該枠体5によって予め成形され
た形状となって、複数の袋体2をその相互間に何ら間隙
を生じさせることなく隣接させることができ、更に該袋
体2内に充填されるコンクリートはその上面が平滑な状
態となって硬化し、コンクリート層8が形成できるので
ある。
このようにして各袋体2内にコンクリート層8を形成す
ると第5図のように軟弱地盤1上に表面に凹凸のない平
坦なコンクリート面が形成され、これに石積等を行なっ
ても不等沈下が一切生じることなく構造物の建造基盤と
することができるのである。尚、第6図はこの工法を利
用して矢板を固定する場合の実施例で、従来軟弱地盤1
に矢板9を打ち込んだ場合に矢板9の根入れ部分9aが
軟弱地盤1内に打込まれているため、極めて安定度が悪
く揺動するおそれがあった。
これを解決するために同図のように矢板9の両側面で軟
弱地盤1上に袋体2を沈下戦遣しこれに前記方法にてコ
ンクIJート材料を流入せしめて硬化するものである。
このようにしてコンクリート材料が袋体2内で硬化する
とコンクリート層8によって矢板9はその両側面が支持
せしめられ、よって根入れ部分9aが軟弱地盤1内に打
ち込まれているが決して揺動することなく安定せしめら
れる効果がある。従って、従来のように矢板9の支持の
ために各方向からロープで引張る等の作業が一切不要と
なった。さらに矢板9の両側面に対し袋体2をL字状に
形成してコンクリート材料を硬化せしめるとさらに支持
力が強化される。尚、上記実施例は比較的平坦な軟弱地
盤1上に袋体にてコンクリート層を面当接的に形成する
ものであるが、この池第7図のように凹凸の大なる地盤
la上にコンクリート層を形成する場合には、袋体をコ
ンクリート材料の流入によってその凹凸面にそって底面
が変形するような弾性部材で製作した袋体2aを用意し
、これに前記方法にてコンクリート材料を流し込むと同
図のように袋体2aの底面が凹凸地盤la形状にそって
変形した状態でコンクリート層8が形成され、しかも上
面が平坦な形状なるため石積等によっても建造基盤が不
等沈下なく全体を均一に形成できる。
また、袋体の形状は上記実施例に限定されるものではな
く、要は地盤に対し不等沈下なく全体に重圧を加える形
状であればよい。
またその材質は袋体を定形とするものの他、材料の流入
によって地盤の形状にそって変形する弾性部材等からな
る不定形なものでもよく決して限定されるものではない
。また袋体に穿設される小孔は好ましくはコンクリート
材料中の骨材等が多く流出しないような大きさがよく、
その他枠体に関してもその具体的構成は設計変更自在で
ある。更に、上記実施例ではコンクリート材料の送りを
重力によって袋体内に流入せしめるものであるが圧縮空
気によって管内を圧送せしめてもよい。
その他、袋体内に充填するコンクリート材料はボルトラ
ンドセメント等水硬化性セメントを使用することにより
さらに良好な効果を得ることができ、またコンクリート
材料中にアルミ等粒子の4・さし、ものを混入せしめる
と袋体内でのコンクリート材料の分布が均一となり袋体
の形状にそったコンクリート層の形成がより一層容易と
なる利点がある。また該実施例ではコンクリートを充填
するものを袋体と称しているがその名称は容器等であっ
てもよい。(発明の効果) 叙上のように、本発明はコンクリートを充填するための
袋体を枠体の自重によって水中の地盤上に自然沈下させ
るために、該袋体の載層作業は水上より落下させるりけ
の極めて簡易な手段にて迅速に行なえ、しかも枠体自体
が錘りの役目を行なつて従釆の如く前記袋体が水流によ
って押し流されるようなこともなく、その結果従来困難
とされていた河川や海岸等の急流場所に於いても前記袋
体を所定の位置へ正確に載遣して確実なコンクリート打
設を行なうことができるという格別な効果を有するに至
った。
また、本発明は外周側部に枠体を有する袋体内にコンク
リートを充填させるために、該袋体の外周形状を予め特
定して複数の袋体を隣接して並設する場合にその相互間
に何ら間隙を生じさせることなく隣接させることができ
、更に該袋体は一体物にて形成できて上面を平滑な状態
にコンクリート充填でき、従来の如く上面に凹凸を有さ
ない建築物の基盤に最適なコンクリート基盤を施工でき
る効果を有する。
このように、本発明は枠体を設けた袋体をコンクリート
充填用部材に使用して、該枠体の自重にて袋体を自然沈
下させると共に該枠体にて袋体の成形を図らんとする全
く新規な技術思想のもとに創作されて、上記種々の効果
を有する他矢板の固定等も容易に行なえる利点をも有す
るものであり、その実用的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る袋体の斜視図。 第2図は同A−A縦断面図。第3図及び第4図は本発明
に係る工法の工程図。第5図はコンクリート打設後の断
面図。第6図及び第7図は池実施例を示す断面図。2…
…袋体、3・・・・・・関口部、4・・・…速水用小孔
、5・・・・・・枠体。 第1図 第2図 第3図 第ム図 第7図 図 山 縦 図 ■ 船

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の通水用の小孔4とコンクリート流入用の開口
    部3を有し且つ外周側部に枠体5を設けてなる袋体2を
    、水中の軟弱地盤等の上面に前記枠体5の自重によつて
    沈下せしめて載置し、地上又は氷上からコンクリート打
    込機により前記袋体2内にコンクリートを充填硬化せし
    めることを特徴とする水中でのコンクリート打設工法。 2 前記袋体2を地盤の形状に沿つて変形可能な弾性部
    材にて構成してなることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の水中でのコンクリート打設工法。
JP3183380A 1980-03-12 1980-03-12 水中でのコンクリ−ト打設工法 Expired JPS6027325B2 (ja)

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JPS56128808A JPS56128808A (en) 1981-10-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123917A (ja) * 1982-01-21 1983-07-23 Hazama Gumi Ltd 水中構造物及びその築造方法
JPS59122627A (ja) * 1982-12-28 1984-07-16 Penta Ocean Constr Co Ltd 水中基礎構築法
JPS59122626A (ja) * 1982-12-28 1984-07-16 Penta Ocean Constr Co Ltd 水中基礎構築法
JPS621914A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The ケ−ソン基礎の洗掘防止工法
KR20030012449A (ko) * 2001-08-01 2003-02-12 원 회 양 포대를 이용한 수중 구조물 기초 콘크리트 타설공법

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