JPS6026187A - ポンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、各種油圧機器、装置においてその油圧発生源
となるポンプ装置の改良に関する。

〔従来技術〕

一般に、この種のポンプ装置は、作動油を吸込、吐出す
るポンプと、そのポンプ室を形成する吸込弁および吐出
弁と、作動油が流入する吸込ボートから前記ポンプ室を
介して吐出ボートに至る吸込、吐出側通路々どを備え、
これらがそのポンプボディ内に一体的に組込み形成され
ている。また、前記ポンプからの吐出油を所定量（また
は所定圧力）に制御すべくその一部をポンプ吸込側に適
宜還流させるリリーフパルプなども、前記ポンプボディ
に付設されており、さらにこのポンプボディの一側に作
動油を貯えておくオイルリザーバなどを一体的に付設す
るようにした構造のポンプ装置も知られている。

ところで、上述したようなポンプ装置において、そのポ
ンプからの吐出油の一部をポンプ吸込側に還流させるリ
リーフパルプは、従来、ポンプボディの外側面からその
内部の吐出側通路に小径孔を介して開口するようにして
穿設されたパルプ孔と、その底部のバルブシートに対し
スプリングなどで圧接されこの部分を所望のセット圧力
で開閉するボールと、そのパルプ孔開口端を閉塞する栓
体と、前記バルブ孔内に開口しポンプ吸込側通路または
オイルリザーバ内に接続される還流路などによって構成
されていた。

そして、このような従来構造では、バルブ孔の開口端を
閉塞する栓体に、リリーフパルプとしてのセット圧を調
整する機能を持せると同時に、この部分からの油漏れが
ないような密栓構造とする必要があるが、その油密上の
信頼性に欠けるものであり、しかもこれを防ぐためには
この栓体部分に特別なシール構造を必要とし、その構造
が複雑で、コスト高を招くといった問題を生じている。

また、上述したよりなポンプボデイ外側からリリーフバ
ルブを取付ける構造では、その一部が外方に突出してポ
ンプの小型かつコンパクト化を図るうえでも問題であり
、これらの点をより簡単な構成によシ解決することが望
まれている。

〔発明の概要〕

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであυ、
ポンプからの吐出油をそのセット圧力に応じて還流させ
るリリーフバルブを、ポンプボディのオイルリザーバ内
に位置する側面に付設するという簡単な構成によって、
従来のようにリリーフバルブをポンプボディの外側面に
設けた場合に問題とされる油漏れの心配はなくなシ、特
別なシール構造を不要としてコストの低減化を達成し得
るとともに、ポンプボディから外方に突出する部分を少
なくシ、そのコンパクト化を図ることが可能となるポン
プ装置を提供するものである。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第１図ないし第５図は本発明に係石ポンプ装置の一実施
例を示すものであり、これらの図において、全体を符号
１０で示すポンプ装置は、作動油を吸込、吐出するポン
プとしてのピストンポンプ１１等が内股されたポンプボ
ディ１２と、このポンプボディ１２の一側に付設され前
記ピストンポンプ１１の駆動源となる電動モータ１３と
、前記ポンプボディ１２の他側に一体的に付設されこの
ボディ１２の側面との間で作動油１４を貯える空間１Ｓ
ａを形成する略有底筒状を呈する薄肉状部材からなるオ
イルリザーバ１５などによシュニット化されて構成され
ている。そして、前記ポンプボディ１２の上部中央には
、第１図に示すように、その軸線方向に沿って貫通空間
１６が穿設して形成され、その一端からは前記モータ１
３の出力軸ｔａａ上に一体に設けられた偏心カムシャフ
ト１７が臨み、その偏心軸部１７ａはボールベアリング
１８を介して前記ピストンポンプ１１の可動部であるピ
ストン１９に連結されている。また、ポンプボディ１２
の上端部中央には、第１図および第２図に示すように、
貫通空間１６に対し上方から開口する給油孔２０が穿設
されるとともに、この貫通空間１６の他端はオイルリザ
ーバ１５の内部空間１５＆側に開口されている。したが
って、給油孔２０から給油された作動油１４は、この貫
通空間１６およびオイルリザーバ１５の内部空間１５ａ
に充満されるもので、またこの給油孔２０はシール材か
らなる栓体部２１ａを有するプリーザキャップ２１にて
常時は閉塞されている。

なお、前記モータ１３は、第１図に示すように、０リン
グ１３ｂを介装した状態でポンプボディ１２の一側に接
合され、ポル）　１３ｅによって取付は固定されている
。さらに、前記オイルリザーバ１５は、その開口端がＱ
ＩＪング１５ｂを介装したポンプボディ１２の他側の円
筒状部分に嵌合されるとともに、その底部から貫通して
差し込まれた通しポル）１５ｃによってポンプボディ１
２側に取付は固定され、この通しポル）　１５ｅの差込
み端はシールワッシャ１５ｄにてシールされている。

また、前記ポンプボディ１２内でその上端部中央の給油
孔２０と同一軸線上には、第１図および第２図に示され
るように、犬、中、小口径部からなる段付き形状を呈す
るシリンダ孔２２が一連に穿設して形成されている。そ
して、このようにシリンダ孔２２を給油孔２０を利用し
て形成することによシこのシリンダ孔２２の開口端を閉
塞する栓体をプリーザキャップ２１にて兼用し、部品点
数の削減とコスト低減化等を達成し得るようにしている
。

ここで、上述したピストンポンプ１１の概略構成等を簡
単に説明すると、図中２３はピストン１９を摺動自在に
支持するシリンダ本体で、このシリンダ本体２３が前記
ポンプボディ１２のシリンダ孔２２内に嵌入され、かつ
ピストン１９上端のフランジ１９＆との間に介装された
スプリング２４にて抑圧保持されている。そして、この
シリンダ本体２３の下端には、吸込弁２５が一体的に組
込まれるとともに、との吸込弁２５は、そのシリンダ孔
２２の下端側に形成される吸込室２６に対してポンプボ
ディ１２のリザーバ１５側の側面から穿設された吸込ボ
ートとなる。吸込側通路孔２７を介してリザーバ１５内
と接続され、かつこの通路孔２７にはリザーバ１５内に
臨むフィルタ付きパイプ２Ｂが螺合して取付けられてい
る。

また、シリンダ本体２３の中央部分で吸込弁２５とピス
トン１９との間に形成されるポンプ室２９は、ポンプボ
ディ１２のリザーバ１５側から穿設されかつ盲栓３０ａ
にて閉塞された通路孔３０内に組込まれた吐出弁３１を
介して吐出側の通路孔３２に接続されている。そして、
この通路孔３２は、第２図、第４図および第５図に示さ
れるように、ポンプボディ１２内で斜め上方に導ひかれ
、かつこのポンプボディ１２の上部右側（第２図参照）
で外側から穿設されたパルプ孔り３ａ内に設けられた方
向切換弁３３を構成する回転式弁体３３ｂによリボンダ
ボディ１２上端部両側に形成された第１および第２の吐
出ボー）３４．３５に選択的に接続されるように構成さ
れている。これら両吐出ポート３４．３５および方向切
換弁３３は、このポンプ装置１０を用いる油圧アクチュ
エータとしてたとえば複動型の油圧シリンダを用い、こ
のシリンダを両方向に切換え動作させるだめのもので、
一方向への圧油供給だけでよいアクチュエータに適用す
る場合には１個の吐出ボートのみを設ければよいもので
ある。また、前記方向切換弁３３は、ポンプ１１からの
圧油を一方のボートに接続するとき、他方のボートを前
述したボディ１２の貫通空間１６を介してリザーバ１５
側に接続するように構成されているものである。なお、
第２図中３３５は、ポンプ装置１０の側部に取付けられ
たストッパプレート３６を介して突出された方向切換弁
３３の操作レバー（図示せず）の取付はロンド部、３Ｔ
。

３８は前記各吐出ボート３４．３５に至る通路、３４ａ
。

３５＆は各吐出ボート部分に設けられたフィルタで、ま
た第４図から明らかなように、本例における方向切換弁
３３はポンプ１１からの圧油を第１の吐出ボート３４側
に吐出させる場合を例示している。

さらに、第２図ないし第４図において符号４０で示すも
のは、前記モータ１３によシ駆動されるピストンポンプ
１１の補助系として付設された手動式のピストンポンプ
で、前記ポンプボディ１２内でその下端から前記ピスト
ンポンプ１１のシリンダ孔２２と平行して穿設されたシ
リンダ孔４１と、その内部で摺動動作されるピストン４
２と、このピストン４２を駆動するための手動し、（−
４３と、そのポンプ室４４に作動油を吸込、吐出するた
めの吸込弁４５（第３図参照）および吐出弁４６等を備
えている。ここで、この手動式ポンプ４０の吸込系は、
第２回および第３図に示すように、モータ式ポンプ１１
側の吸込室２６から前記吸込弁４５に至る３本の通路孔
４７ａ、４７ｂ、４７ｃと、この吸込弁４５から第３図
および第４図に示されるようにポンプ室４４に至る３本
の通路孔４８ａ、４８ｂ。

４８０とによって構成され、またその吐出弁４６はモー
タ式ポンプ１１側の吐出側通路孔３２の下流側通路３２
＆と合流されて前記方向切換弁３３に接続されている。

そして、このような構成によるポンプ装置１０において
、モータ式ポンプ１１または手動式ポンプ４０が作動さ
れると、そのポンプ作用によりオイルリザーバ１５内の
作動油１４が順次吸込、吐出され、さらに方向切換弁３
３により第１′！！：たけ第２の吐出ボート３４．３５
からアクチュエータ側に供給され、他方のボートはオイ
ルリザーノ（１５側に接続されて油圧回路を構成するも
のであるが、その詳細は容易に理解されるところであり
、その説明は省略する。

さて、本発明によれば、上述したようなポンプ装置１０
において、ポンプ１１．４０から吐出される圧油が設定
値以上のとき、その余分な圧油をオイルリザーバ１５側
に還流させるリリーフノくルプ５０を、前記ポンプボデ
ィ１２のオイルリザーノく１５内に位置する側面に設け
たところに特徴を有している。

これを詳述すると、ポンプボディ１２のオイルリザーバ
１５側であって、その内部空間１５ａに臨む側面には、
第１図、第２図および第５図に示すように、前記モータ
式ポンプ１１の吐出側通路孔３２に開口するようにして
通路孔５１が穿設して形成されている。勿論、この吐出
側通路孔３２は、前述したように手動式ポンプ４０の吐
出側とも連通していることは明らかであろう。

そして、本実施例によれば、第１図に示すように、リリ
ーフパルプ５０を構成するボール５２！Ｌ　Ｎボール押
え５２ｂ１バルブシート５２ｅ、およびスプリング５２
ｄ等をその内部に組込んでなるプラグ体５３を、前記通
路孔５１に対しボディ１２側方から螺合して取付けるよ
うに構成している。なお、図中５４はプラグ体５３の外
方端から螺合されるリリーフパルプセット圧調整用の栓
体、５５はその所望の設定位置でこの栓体５４をプラグ
体５３に対し固定するナツト、５６は栓体５４の内側に
組付けられたスプリングガイドで、またプラグ体５３の
側方にはその内部空間に連通ずるリリーフ孔５Ｔが形成
されている。

このような構成によれば、そのリリーフパルプ５０がそ
の取付は状態においそ、オイルリザーバ１５内に位置し
ているため、従来のよう外油漏れなどが生じても何ら支
障ないもので、これによシこの部分でのシール構造を簡
素化し、コスト低減化を図ると共に、従来のようにこの
リリーフパルプがボディ外方に突出することによる問題
もなくなり、ポンプ全体のコンパクト化を達成するうえ
でもその効果を発揮し得るものである。また、本実施例
のように、このリリーフパルプ５０をプラグ体５３内に
組込み、ポンプボディ１２と別体に構成すると、その組
立性の面で優れているばかりでなく、このリリーフパル
プ５０のリリーフ圧設定作業を、とのリリーフパルプ５
０のみを単独で専用の装置を用いて効率よく行なえるも
ので、ポンプ装置１０の組立時間を短縮し得るという利
点がある。すなわち、リリーフパルプ５０の一部、たと
えばそのバルブシートやパルプ孔をポンプボディ内に設
けた場合には、ポンプ全体を組立てた後、リリーフ圧設
定を行なうことが必要で、このため作業時間が長くなシ
、作業性の面で好ましくないもので、上述した別体構造
とすれば、その問題を解消し得るものである。しかし、
必ずしもこのような別体構造に限定されないことは言う
までもない。

また、上述したリリーフパルプ５０の動作は従来周知の
ものであり、さらにその取付は作業もオイルリザーバ１
５をポンプボディ１２に組付ける前に行なえばよいもの
で、その詳細は省略する。

なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、ポン
プボディ内に設けるポンプの種類やその配設状態、さら
にその油圧通路等を始めとして各部の形状、構造等を適
宜変形、変更するととは自由で、またこのようなポンプ
装置の適用例としても種々な分野の油圧機器、装置が考
えられるものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るポンプ装置によれば
、オイルリザーバ側に吐出油の一部を還流させるリリー
フパルプを、ポンプボディのオイルリザーバ内に位置す
る側面に付設するようにしたので、簡単な構成にもかか
わらず、従来のようにポンプボディの外側面に設けた場
合における油漏れの心配は全くなくなシ、そのシール構
造を不要としてコストの低減化を図るとともに、ポンプ
全体のコンパクト化を図るうえでも有益であるといった
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係るポンプ装置の一実施例を示し、第１図
は全体の縦断側面図、第２図はその■−■線断面図、第
３図および第４図は第２図の１１線、■−ＩＶ線断面図
、第５図は第４図のｖ−■線断面図である。 １０・・・・ポンプ装置、１１・・・・モータ式ピスト
ンポンプ（ポンプ）、１２・・・・ポンプボディ、１４
・・・・作動油、１５・・・・オイルリザーバ、１５＆
・・・・リリーフく内部空間、１６・・・・ボディ貫通
空間、１９・・・・ヒストン（ポンプ可動部）、２０・
・・・給油孔、２２パ・＼置シリンダ孔、２５・・・・
吸込弁、２９・・・・ポンプ室、３１・・・・吐出弁、
３２・・・・吐出側通路孔、３３・・・・方向切換弁、
３４．３５・・・・吐出ボート、４０・・・・手動式ピ
ストンポンプ、５０・・・・リリーフバルブ、５１・・
・・通路孔、５２ａ・・・・ボール、５３・　・　・　
・プラグ体、５Ｔ・　・　・　・リリーフ孔。 特許出題人　自動車機器株式会社 代理人　山川政樹（ｅυ・１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ポンプからの吐出油をオイルリザーバ側に還流させるリ
   リーフパルプを、ポンプボディのオイルリザーバ内に位
   置する側面に設けたことを特徴とするポンプ装置。