JPS6024426Y2 - 泡沫スプレ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えばシェービングクリーム等、発泡性液体を
泡沫状に噴射する為に用いられる泡沫スプレーに関する
。

従来この種スプレーは多種実施されているが、はとんど
のものは液体室と空気室とが同室に形成され、液体室に
おける液面上の空間を空気室とするものである為、液体
の泡沫化を促進する上での液体と空気との充分な混合バ
ランスがとり難いものであり、為に満足し得る泡沫化は
望め難いものであった。

そこで本考案は上述難点を解消したもので以下に本考案
の実施例を示した図面について詳述すれば、１は口頚部
２を有する容器体である。

容器休日頂面に、周壁上端に付設させた外向きフランジ
を係合させてシリンダ４が容器体内へ垂設させである。

該シリンダは底壁を有し、該底壁の側方一部からは吸込
み弁１０付きの吸上げ筒１１が容器体内下方へ垂設させ
である。

該吸込み弁は、底壁から下部を小径部８とする筒部９を
底壁土面へ開孔７させて垂設させ、その小径部内にバイ
ブ１２上端部を嵌着させ、該パイプ上方の筒部９内に玉
弁を載置することで形成されている。

尚シリンダ周壁の上部には透孔２４が穿設させてあり、
又短周壁２５上端から外向きフランジ２５′を突出させ
た弾性部材をシリンダ周壁４′に、そのフランジ２５′
をシリンダの外向きフランジ下面へ当接させ、かつ短周
壁２５で透孔２４を閉塞させて嵌合させである。

これはその透孔２４と該透孔を閉塞する短周壁部分とで
、容器体内が負圧化したとき、シリンダ内から空気が容
器体内へ入るようにした負圧化防止弁２６を形成するも
のである。

シリンダ内へは、上下動可能にピストン部１３が嵌合さ
せてあり、該ピストン部からは吐出管１４を起立させ、
該吐出管上端に横向きにノズルが付設させである。

これ等ピストン部、吐出部、ノズルによって上下動部材
が猛威される。

ピストン部は下部を小外径に猛威させるとよい。

吐出管の管孔は、上下方向において部分されるがこれに
ついては後述する。

ピストン部下面へは、下端面閉塞の弾性蛇腹筒上端に付
設させた口頭部２３が気密に嵌着させである。

該蛇腹筒は、ピストン部とシリンダ底壁との間に介装さ
れ、その弾性によって上下動部材を上方へ付勢させたも
のであり、ピストン部下降によって弾性に抗して圧縮さ
れ、上下動部材押下げ解放によって復元し、上下動部材
を押上げる。

キャップ３は頂壁周縁から垂設させた周壁を容器体日頚
部外面へ嵌合させて設けられている。

その頂壁中央には透孔１５を有し、該透孔に、吐出管を
ノズルが外方にある状態に上下動可能に貫通させている
。

該キャップ頂壁裏面にピストン部上面が接しているピス
トン部の抜出しが防止されている。

既述吐出管の管孔は、上下方向において部分されており
、その一方管孔１７の下端はシリンダ内に、他方管孔１
８下端は蛇腹筒内ａにそれぞれ連通させてあり、又一方
管孔１７上端は吐出弁２０を介して、又他方管孔１８上
端は直接にノズル孔１６基端に連通させである。

又ノズル孔内には通気性ある発泡性部材１９が嵌合させ
である。

上記構成において、上下動部材を数回上下動させると、
シリンダ内には容器体内液体が入る。

該状態から上下動部材を押下げると、シリンダ内液体は
吐出弁２０を通ってノズル孔内へ、又蛇腹筒内空気もノ
ズル孔内へ入り、発泡性部材内を通過して噴出される。

該通過の際液体と空気とは混合されるため無数の泡とな
って噴出されることとなる。

上下動部材を離すと、圧縮されていた蛇腹筒が弾性によ
り復元腰よってピストン部がキャップ頂壁に接するまで
押上げられる。

このとき蛇腹筒内は負圧化するため、ノズル孔、他方管
孔１８を通って外気が蛇腹筒内に入る。

液体減少により容器体内は負圧化するが、ピストン部が
下降したとき、キャップ頂壁の透孔１５、シリンダのピ
ストン部上方内、負圧化防止弁２６を通って外気が容器
体内に入ることで、その負圧化は防止される。

但し、該弁は必しも必要ではなく、容器体内液体とキャ
ップ周壁との間、容器体内液体とシリンダの外向きフラ
ンジとの間には多少の隙間が猛威されるから、該隙間か
らの外気供給によて容器体内負圧化を防止することが一
般には行われている。

本案は上記構成となるから、液体と空気との混合を確実
とすることが出来、空気量、および液体量は、シリンダ
空間と蛇腹筒内空間との各大きさ、比率をどのように定
めるかによって泡噴出量、又泡の大きさ等を自由に定め
ることが出来て便利であり、弾性蛇腹筒は上下動部材押
上げのスプリングを兼用するため、スプリングが不要と
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る泡沫スプレーの側縦断面図、第２
図は同スプレーの負圧化防止弁の拡大断面図である。 １・・・・・・容器体、３・・・・・・キャップ、４・
・・・・・シリンダ、１４・・・・・・吐出管、１６・
・・・・・ノズル孔、２０・・・・・・吐出弁、２１・
・・・・・蛇腹筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 口頚部付き容器体１と、周壁上端に付設させた外向きフ
   ランジを容器休日頂面へ係合させて容器体内に垂設され
   た下端面閉塞のシリンダ４と、シリンダ底壁の一部から
   容器体内下方へ垂設された吸込み弁付き吸上げ筒１１と
   、上記シリンダ内へ上下動可能に嵌合されたピストン部
   １３から吐出管１４を起立させ、該吐出管上端にノズル
   を付設させた上下動部材と、上記ピストン部下面へ上端
   部を嵌着させてピストン部とシリンダ底壁との間に、上
   下動部材を上方向へ付勢させて介装された下端面閉塞の
   弾性蛇腹筒２１と、上記ノズルを外方に位置させた状態
   で、吐出管１４を摺動自在に貫通させた頂壁の周縁から
   垂設させた周壁を、容器体日頚部外面へ嵌合させたキャ
   ップ３とを有し、上記吐出管の管孔は上下方向に部分し
   て、その一方管孔１７下端はシリンダ内と、他方管孔１
   ８下端は弾性蛇腹筒内と、又一方管孔１７上端は吐出弁
   ２０を介して、かつ他方管孔１８上端は直接にノズル孔
   基部内と、それぞれ連通させ、ノズル孔１６内には通気
   性ある発泡性部材１９を嵌着させた泡沫スプレー。