JPS6024384A - 硬水に安定な腐食防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はコハク酸無水物基を持つ化合物とαアミノ酸塩
との反応生成物を有効成分として含む硬水に安定な腐食
防止剤に関するものである。

発明の背景 水性媒体と台間表面が接触する系において、金属の腐食
を防止するために、ｈ’＋（機先および有機系の腐食防
止剤が使用されてきた。

無機系腐食防止剤中、例えば重クロム酸塩などのクロム
酸化合物は防食効果は優れているが有毒であり、また密
閉循環水系で効果のある亜硝酸塩は、そのままで、址た
（ｒ１還元されてニトロソ化合物となって発ガン性を示
し、さらに、リン酸塩は、層温河川の富栄養化を起こす
ので、いずれも好ましくない。

有機系腐食防止剤として、基本的には、分子内に、金属
表面に配位し得る極性官能基を持つものが使用され、例
えば、脂肪酸塩、オキシカルボン酸化合物、安息香酸塩
、ジエク／−ルアミン、メルカプトベンゾチアゾールな
どがあるが、単品で満足なＩＫ食防止効果を示すものは
ほとんどなく、通常はいくつかの薬剤を組合わせて使用
されてめる。これらのうち、特に脂肪酸塩は防錆力で優
れているが、泡立ちし易く、耐硬水性不良で、カルシウ
ム石ケン、マグネシクム石ケンなどが沈殿する欠点があ
る。特開昭５６−５８９７８号、同唱５７−３９１７７
号に、これらの対策上して、特殊なアシル化アミノ酸塩
の使用が記載されているか、こノＬらの化合物は、酸塩
化物とアミノ酸塩とのショツテン、バクマン反応によっ
て製造し々ければならないので、副生ずる多量の塩（一
般的には塩化ナトリウム）の除去が大問題となるばかり
でなく、泡立ち防止のためには、分岐状脂肪酸など、特
殊で高価な酸塩化物を使用しなけルばならない欠点を有
している。

一方、分子内にコハク酸無水物基を持つ化合物とアルカ
リもしくはアミンとの反１６　・往成物も防錆効果は優
れているが、同様に硬水安定性が充分でない欠点がある
。

発１月の目的 上記−π債にかんがみ、本発明の目的は、硬水に対し安
定々腐食防止剤を提供することである。

発りＪの措成 本発明者らは鋭意研究の結果、分子内にコハク酸無水物
基を持つ化合物と、αアミノ酸塩との反応生成物が、硬
水に対する安定性が伍めて良く、泡立ちが少ないことを
見いだし本発明を完１ｙ、シた。

上記反応生成物を一般式で表わすと、 のように、コハク酸の一方のカルボキシル基のみが、ア
ミド、１６造をとるかのいず丸がである。

ただし、Ｘは分子内にコハク酸無水物基を持つ分子の、
コハク酸無水物基を除いた残基ｉ　Ｒ１はアルキル基；
Ｙはアミノ酸残基ｉ　Ｍ１ｉ４よＨ”を除く陽イオン；
１４２は陽・ｒオンを表わす。

反応生成物として、両者の混合物が含′まれることは言
うまでもない。

分子内にコハク酸無水物基を持つ化合物としては、（１
）分子内に二重量１１合を持つ化合物に無水マレイン酸
がディールス、アルダ−付加あるいはエン反応付加した
もので、例えばマレイン化ロジン、マレオピマル酸、マ
レ−（ン化脂肪酸、マレイン化と無水マレイン酸共重合
物、例えばエチレン、プロピレン、ｎ−ブチレン、１−
ブチレン、ｎ−ペンテン、ｉ−ペンテン、イソプレン、
１．３−ペンタジェン、２．３−ジメチルブタジェン、
２．５−ヘプクジエン、２−メチル−１，３−へキサジ
エン、１゜３−オクタジエン、シクロヘキセン、スチレ
ン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、塩化ビニル、アク
リル酸、アクリル酸エステル類、ブチルビニルエーテル
、１−ブチルビニルエーテルなどと無水マレイン酸との
共重合物が挙げられるが、無水マレイン酸と重合するも
のであれば必らずしも前記化合物群に限定されるもので
なく、ポリ無水マレイン酸なども含まれる。

α７ミ、／酸として（ハ、グリシン、アラニン、バリン
、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、シスチン、シ
スティン、αアミノ酪酸、フェニルアラニン、チロシン
、トリプトファン、スレオニン、セリン、グルタミン酸
、アスパラ・Ｆン醇、オキシグルタミン酸、γ−メチル
グルタミン酸、システィン酸、ホモシスティン「俊、リ
ジン、オルニチン、ヒスチジンなどがあり、αアミノ酸
の２９−アルキル訪Ｑ体としては、α−メチルアラニン
、α−メチルバリン、ザルコシンなど力旨シｇす゛られ
る。

次にアミノ酸を中和する塩基としでは、アルカリ金属水
酸化物（Ｎａ０Ｉ（、、ＫＯＩ工など）、アルカリ土類
金属水酸化物（ｃａ（ｏｎ）２、Ｍｇ（ＯＨ）２　など
）、アルミニクムなどの三価金属水酸化物、アンモニア
およびｆｆ２　換アンモニア（アミン、アルカノールア
ミン、ジアミン、ジアルカノールアミン、ポリアミン、
モルホリンなど）のうちから適宜選んで用いる。

上記化合物（Ｉ）および卸は、前記した分子内にコハク
酸無水物基を持つ化合物と、前記αアミノ酸塩とを、水
または水と水以外の溶媒との共存系で、約７０゛Ｃ〜９
５℃で反１６させることにより、イミドカルボン酸塩、
またはアミドカルボン酸基トして等易に作ることができ
る。

本発明の腐食防止剤のうち、無水マレ・ｆン酸重合物や
、無水マレ７ｆン酸と他のモノマーとの共重合物から誘
導し７λイミドカルボン酸塩、アミドカルボン酸塩は、
６′に、スケール防出効果を持っており、さらに信用性
を増す点で特筆すべきである。

零発り］の腐食防止剤は、主に水性侭体と金属との接触
する系、例えば、冷却系統の用水、タンク類の水圧用水
、満水保管水、仮眠加工用加工液に添加されたり、水溶
性研削剤として、又は公知の防錆剤と混合して使用され
る。

実施例 本発明の代表的腐食防止剤８種類（下記Ａ　−Ｈ）と、
比較試料２種（下記■およびＪ）についての試験結果を
第１表に示す。

Ａ、グリシンのナトリクム垣とマレオピマル酸との反応
生成物 Ｂ、アラニンのカリクム塩とマレオピマル酸との反応生
成物 Ｃ。グルタミン酸のナトリウムｊｊ’Ｘとマレオビマル
酸との反応生成物 り。ザルコシンのナトリリ′ム塩とでレオピマル酸との
反応生成物 Ｅ、グルタミン酸のナトリウムｊ７１．とスチレン−ｕ
ｉｉｆ。

水マレイン酸基重合物との反応生成物 Ｆ。　グルクミン酸のトリエチルアミンｎｘとイソノく
ン（イソブチし・ンー無水マレイン酸共巧、合物）との
７ブ応生成物 Ｇ。メチ挟ニンのトリエフノールアミン塩とインブチル
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物七の反応生成
物 ＩＩ、グルクミン酸のナトリクム塩とマレイン化脂肪酸
との反応生成物 工、　マレオピマル酸のナトリウム塩 Ｊ、マレイン化トール卸脂肪酸のカリクム塩得ら７′し
た試験結果を第１表に示す。

ただし、試験方法は下記のとおりである。

（１）　硬水に対する安定性 供試試料の０．２％水沼液（ｐＨり〜１０　）を塩化カ
ルシウムで作った４００ｐｐｍ　と］Ｏ，ｏＯｏ１）ｐ
ｍの硬水と当昂混合し、それぞれ、２００ｐｐｍ　、　
５　、０００”ｏｐｍの溶液にし、沈殿物の有無を調−
（７ｂ０ｅ）起池性 １００ｍ１の共栓付メスシリンダーに供試）′：１の０
．２％水溶液（ｐＨ！Ｊ〜ＩＯＫ調’　）　２５ｍ１　
３５人７″Ｌ８０回−に下に激しく振七うした後静盾し
、１ｏ分後の泡高を測定した。

（３）　防錆試倹（軟銅板浸漬法） １００ｍｌの広口びんに供試水１００ｍ１を入オへ処理
した軟銅ｉｋ　（Ｊ工５Ｇ３１４１．５ＰＣＣ−Ｂ、−
！／イス７０Ｘ３０Ｘ０．８（ｍｍ　）を−ソーンドペ
ーパーで仙庭し、トルエン、アセトン、水で１１頁次洗
浄し、乾燥したもの）を入れ、蓋をして室温で３０放置
した後、試論片の外ＫＬを硯察し１と。

発１」ｊｌの効果 上記の説明と実施例から、来光Ｅ！１］の爪二食防止剤
が、硬水に対す゛る安定性が良好で、泡立ちが少なく、
防錆力の優れたものであることがわかる。

しかも、木発捜］のｎ４食防止剤はアミノ酸銹ζび体で
あって、大町に対する逝性が少なく、ｂゎゆる低公害の
Ｉｉｆ食防食前止剤うことができ、７゛べく利用される
べきものである。

第　１　表

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 分子内にコハク酸無水物基？持つ化合物とαア（式中、
   又は分子内にコハク酸無水物基を持つ分子の、コハク酸
   無水物基を除いた残基、Ｒ１はアルキル基、Ｙはアミノ
   酸残基、ＭｌはＨを除く陽イオン、ＭＺは陽イオンを表
   わす。）からなる群から選んだ１以上の化合物を含有す
   ることを特徴とする硬水に安定な腐食防止剤。