JPS6024076B2 - 粒状複合肥料組成物 - Google Patents
粒状複合肥料組成物Info
- Publication number
- JPS6024076B2 JPS6024076B2 JP907475A JP907475A JPS6024076B2 JP S6024076 B2 JPS6024076 B2 JP S6024076B2 JP 907475 A JP907475 A JP 907475A JP 907475 A JP907475 A JP 907475A JP S6024076 B2 JPS6024076 B2 JP S6024076B2
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- fertilizer
- acid
- compound fertilizer
- granular
- ammonium
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は従来の燐安を主体とする粒状複合肥料の水面浮
上現象を解決する方法を提供するものである。
上現象を解決する方法を提供するものである。
燐安を主体とする粒状複合肥料(以下単に粒状複合肥料
と記す)は通常、燐鉱石を酸、例えば硫酸、硝酸等で分
解し、得られる湿式燐酸水溶液をアンモニアで処理して
燐安スラリーとなし、これに硫安、尿素等の窒素肥料成
分、更に塩化カリその他所要の肥料成分を添加混合し、
造粒、乾燥することによって製造される。
と記す)は通常、燐鉱石を酸、例えば硫酸、硝酸等で分
解し、得られる湿式燐酸水溶液をアンモニアで処理して
燐安スラリーとなし、これに硫安、尿素等の窒素肥料成
分、更に塩化カリその他所要の肥料成分を添加混合し、
造粒、乾燥することによって製造される。
このようにして製造された粒状複合肥料は、これを例え
ば水田に施用した場合に肥料粒子からの可溶成分の溶出
に伴い、いまいま不溶解残澄が保つたまま水面に浮上す
る現象を呈し、このため肥効が十分行き渉る前に流出す
る等使用上の問題があった。
ば水田に施用した場合に肥料粒子からの可溶成分の溶出
に伴い、いまいま不溶解残澄が保つたまま水面に浮上す
る現象を呈し、このため肥効が十分行き渉る前に流出す
る等使用上の問題があった。
しかして、上記のような欠点を解決するための試みは従
来から種々なされてはいるが適切な対策は未だ見出され
ていない。
来から種々なされてはいるが適切な対策は未だ見出され
ていない。
本発明者等は以上の点に着目し、鋭意検討を重ねた結果
、粒状複合肥料に特定の物質を少量含有させることによ
って、水面浮上を極少に抑制することができることを知
見し本発明に到達した。
、粒状複合肥料に特定の物質を少量含有させることによ
って、水面浮上を極少に抑制することができることを知
見し本発明に到達した。
すなわち本発明は粒状複合肥料にポリ燐酸及び/又はそ
の塩を0.05〜2.の重量%含有させてなる粒状複合
肥料組成物に存する。以下本発明を詳細に説明する。
の塩を0.05〜2.の重量%含有させてなる粒状複合
肥料組成物に存する。以下本発明を詳細に説明する。
粒状複合肥料の主たる肥料成分である燐安は、燐鉱石を
酸、例えば硫酸−燐酸の混酸もしくは硝酸で分解し、副
生する塩を除去することによって得られる通常25〜3
2%(P205換算、以下同じ)の湿式燐酸液或いはこ
れを任意の濃度例えば40〜52%程度に濃縮したもの
に所要量のアンモニアを加え第2燐安又は第1燐安もし
くはこれらの適当な混合物を含むスラリーとして得られ
る。
酸、例えば硫酸−燐酸の混酸もしくは硝酸で分解し、副
生する塩を除去することによって得られる通常25〜3
2%(P205換算、以下同じ)の湿式燐酸液或いはこ
れを任意の濃度例えば40〜52%程度に濃縮したもの
に所要量のアンモニアを加え第2燐安又は第1燐安もし
くはこれらの適当な混合物を含むスラリーとして得られ
る。
添加するアンモニアの量比は所望の粒状複合肥料に基ず
し・て決定される。このようにして得られた燐安スラリ
ーは次いで所望の他の肥料成分と混合した後に造粒され
る。
し・て決定される。このようにして得られた燐安スラリ
ーは次いで所望の他の肥料成分と混合した後に造粒され
る。
他の肥料成分としては、硫安、硝安、尿素等の窒素肥料
成分、塩化カリ、硫酸カリ等のカリ肥料成分等が挙げら
れ、これらの肥料成分は造粒に適する大きさ‘こ粉砕さ
れた後、銘柄に従って決定される量比で燐安スラリーと
共に造粒機に装入され、適量の造粒用水の存在下に混合
、造粒される。造粒機としては皿型又は回転式等の公知
の造粒機が使用される。造粒機から出た造粒物は通常3
〜6重量%の含水率であり、次いで公知の方法〜例えば
回転式乾燥機に装入し、200〜30びC程度の熱風で
処理して含水率が0.5〜1.の重量%程度になるまで
乾燥される。
成分、塩化カリ、硫酸カリ等のカリ肥料成分等が挙げら
れ、これらの肥料成分は造粒に適する大きさ‘こ粉砕さ
れた後、銘柄に従って決定される量比で燐安スラリーと
共に造粒機に装入され、適量の造粒用水の存在下に混合
、造粒される。造粒機としては皿型又は回転式等の公知
の造粒機が使用される。造粒機から出た造粒物は通常3
〜6重量%の含水率であり、次いで公知の方法〜例えば
回転式乾燥機に装入し、200〜30びC程度の熱風で
処理して含水率が0.5〜1.の重量%程度になるまで
乾燥される。
乾燥して得られた粒状複合肥料は粒径1〜5柳程度に節
分けして製品化され、粗粒物は粉砕され、徴粉とともに
造粒機へ循環される。本発明の組成物は、例えば上記製
造工程によって製造する際の工程中に少量のポリ燐酸を
添加混合することによっても得られるし、また上記のよ
うな方法ないし他の方法によって製造された粒状複合肥
料に適当な混合方法例えば水溶液としての贋霧等により
ポリリン酸及び/又はその塩を添加することによっても
得ることができる。
分けして製品化され、粗粒物は粉砕され、徴粉とともに
造粒機へ循環される。本発明の組成物は、例えば上記製
造工程によって製造する際の工程中に少量のポリ燐酸を
添加混合することによっても得られるし、また上記のよ
うな方法ないし他の方法によって製造された粒状複合肥
料に適当な混合方法例えば水溶液としての贋霧等により
ポリリン酸及び/又はその塩を添加することによっても
得ることができる。
ここでポリ燐酸と正燐酸の二量体以上の縮合物を意味し
、例えばピロ燐酸、トリポリ燐酸、テトラメタ燐酸、テ
トラポリ燐酸等である。
、例えばピロ燐酸、トリポリ燐酸、テトラメタ燐酸、テ
トラポリ燐酸等である。
又その塩としては通常ポリ燐酸の無機塩であり、例えば
トリポリ燐酸ナトリウム、ピロ燐酸マグネシウム、メタ
燐酸カルシウム、テトラポリ燐酸アンモニウム等である
。これらは単独で用いてもよくあるいは2種以上併用し
てもよい。これら物質の添加量はあまり少量では効果が
得られず、又必要以上の添加は経済的に有利でないので
、通常はポリIJン酸及び/又はその塩添加前の粒状複
合肥料に対して0.05〜2.0重量%に当る量の範囲
から選ばれる。
トリポリ燐酸ナトリウム、ピロ燐酸マグネシウム、メタ
燐酸カルシウム、テトラポリ燐酸アンモニウム等である
。これらは単独で用いてもよくあるいは2種以上併用し
てもよい。これら物質の添加量はあまり少量では効果が
得られず、又必要以上の添加は経済的に有利でないので
、通常はポリIJン酸及び/又はその塩添加前の粒状複
合肥料に対して0.05〜2.0重量%に当る量の範囲
から選ばれる。
又前記のようにこれら物質を粒状複合肥料の製造工程中
に添加する場合には造粒工程あるいは造粒直後が望まし
く、通常は水溶液として噴霧添加する。前記方法に従っ
て、粒状複合肥料に少量のポリ燐酸類を添加することに
より水面浮上現象が阻止できる理由については、該添加
物質の作用により水面浮上の原因となる乾燥工程ち災蜂
での主として水不溶解成分からなる表面の殻の生成を妨
げると共に、これら肥料が水中に投入された場合、もし
表面層に不溶解成分の殻が生成されていても粒状複合肥
料の溶解速度を高め、同じく水面浮上の要因であるとこ
ろの肥料内部に付着する気泡を抜けやすく、即ちぬれを
良くするために水面浮上現象が防止できるものと推測さ
れる。
に添加する場合には造粒工程あるいは造粒直後が望まし
く、通常は水溶液として噴霧添加する。前記方法に従っ
て、粒状複合肥料に少量のポリ燐酸類を添加することに
より水面浮上現象が阻止できる理由については、該添加
物質の作用により水面浮上の原因となる乾燥工程ち災蜂
での主として水不溶解成分からなる表面の殻の生成を妨
げると共に、これら肥料が水中に投入された場合、もし
表面層に不溶解成分の殻が生成されていても粒状複合肥
料の溶解速度を高め、同じく水面浮上の要因であるとこ
ろの肥料内部に付着する気泡を抜けやすく、即ちぬれを
良くするために水面浮上現象が防止できるものと推測さ
れる。
以下本発明を実施例で説明するが、本発明はその要旨を
越えない限り、実施例に限定されるものではない。
越えない限り、実施例に限定されるものではない。
実施例 1
N16−P12−K15を含有する燐安系粒状複合肥料
を製造しうるように各原単位を定め、湿式燐酸をアンモ
ニアで処理した1燐安の20%スラリーを造粒機内へ導
き、硫安、尿素、塩化力IJと混合しつつ造粒した。
を製造しうるように各原単位を定め、湿式燐酸をアンモ
ニアで処理した1燐安の20%スラリーを造粒機内へ導
き、硫安、尿素、塩化力IJと混合しつつ造粒した。
こうして得られた造粒直後の粒状複合肥料に種々の割合
で少量のポリ燐酸類の水溶液を噴霧添加した後回転乾燥
機へ導き約250qoの熱風と並流接触させて含水率約
0.5重量%迄乾燥した。次いで節分けしたのち粒径1
〜4側の製品を得、これについて浮上の状態を調べ第1
表に示す結果を得た。
で少量のポリ燐酸類の水溶液を噴霧添加した後回転乾燥
機へ導き約250qoの熱風と並流接触させて含水率約
0.5重量%迄乾燥した。次いで節分けしたのち粒径1
〜4側の製品を得、これについて浮上の状態を調べ第1
表に示す結果を得た。
第1表
(注1) 浮上率は600の‘の水を入れた20肌×1
嵐泳×3地の容器中へ製品粒子200粒を投じ、2時間
後に浮上してきた粒数 を読み、全粒数でこれを除し、100を 乗じた値である。
嵐泳×3地の容器中へ製品粒子200粒を投じ、2時間
後に浮上してきた粒数 を読み、全粒数でこれを除し、100を 乗じた値である。
Claims (1)
- 1 燐安を主体とする粒状複合肥料に、ポリ燐酸及び/
又はその塩を0.05〜2.0重量%含有させてなる粒
状複合肥料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP907475A JPS6024076B2 (ja) | 1975-01-21 | 1975-01-21 | 粒状複合肥料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP907475A JPS6024076B2 (ja) | 1975-01-21 | 1975-01-21 | 粒状複合肥料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5185971A JPS5185971A (ja) | 1976-07-28 |
JPS6024076B2 true JPS6024076B2 (ja) | 1985-06-11 |
Family
ID=11710447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP907475A Expired JPS6024076B2 (ja) | 1975-01-21 | 1975-01-21 | 粒状複合肥料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024076B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682781U (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-25 | 本多通信工業株式会社 | 同軸コネクタ |
-
1975
- 1975-01-21 JP JP907475A patent/JPS6024076B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0682781U (ja) * | 1993-04-20 | 1994-11-25 | 本多通信工業株式会社 | 同軸コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5185971A (ja) | 1976-07-28 |
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