JPS60239426A - モノクロ−ナル抗体 - Google Patents

モノクロ−ナル抗体

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JPS60239426A
JPS60239426A JP9527784A JP9527784A JPS60239426A JP S60239426 A JPS60239426 A JP S60239426A JP 9527784 A JP9527784 A JP 9527784A JP 9527784 A JP9527784 A JP 9527784A JP S60239426 A JPS60239426 A JP S60239426A
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antibody
cells
pneumocystis carinii
antigen
cyst
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JP9527784A
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Yukio Yoshida
幸雄 吉田
Minoru Yamada
稔 山田
Yoshitsugu Matsumoto
芳嗣 松本
Takashi Amegai
雨貝 孝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は七ツクローナル抗体、詳しくはニューeシスチ
ス・カリニ (Pntwmogztis tarini
i)の栄養型(trafiktsztpitt )の膜
抗原及び嚢子(cyst)の膜抗原に特異反応性を有す
る七ツク0−ナル抗体に関する。
ニューモシスチス・カリニは、めわゆる日和見感染病原
体(σ戸pσrtunistit pathtqtn 
)の一つであシ、広くヒトや他の哺乳動物等の宿主の肺
等に存在しておシ、宿主が健康な場合は不顕性感染の形
をとっているが、例えば宿主が抵抗力の弱い小児、先天
的免疫不全児や白血病やその他の癌の治療のためステ0
イド剤や制癌剤等の投与を受けている場合、また自己免
疫疾患のため免疫抑制剤の長期投与を受けている場合免
疫能が低下するために1肺胞内で急激に増殖して顕在化
し、極めて重篤な肺炎(二l−モシスチス・カリニ肺炎
)を発症させる。この肺炎の診断は通常極めて困難であ
シ、その確定診断は開胸肺生検、閉鎖的肺生検、気管支
鏡的生検等の生検によらねばならず、かかる生検は患者
にとシ大変な侵襲及び苦痛を与え、重篤な患者では困難
である。この様な現状からよシ安全に且つ早期に確実に
上記肺炎の診断を行なうための免疫血清学的診断法の確
立が要望されておシ、神体結合反応を利用する方法や螢
光抗体法の主なものであるため満足な結果は得られてい
ない。また近年上記免疫学的診断のための純粋な抗原を
作製するだめの集シスト法やシスト純化法が確立され〔
猪飼ら、寄生生学雑誌、第28巻、第2号、第71〜8
0頁(1979年)〕、これによシ得られる抗原を用い
たオクテ0ニイ(0uchtzrlony )法や免疫
電気泳動法による抗体の検索技術が試みられた〔灰塚ら
、広大成語、27:315〜326.1979)。しか
し尚診断法としては好成績は得られていない。
発明の目′的 上記現状に鑑み、本発明者らもニューモシスチス・カリ
ニ肺炎を早期に確実にしかも安全に診断1 できる免疫
学的診断法の確立を目的として鋭意研究を重ねた結果、
患者血中に循環する循環抗原と特異選択的反応性を有し
、該抗原の検出・測定に有効な特定の七ツクローナル抗
体の作成に成功し、ここに本発明を完成するに至った。
発明の構成 即ち本発明は、ニュー七シスチス°カリニ由来抗原で免
疫した哺乳動物の免疫細胞と哺乳動物の骨髄腫細胞との
融合細胞によシ産生され、ニューモシスチス・カリニの
栄養型膜抗原及び嚢子膜抗原に特異反応性を有すること
を特徴とする七ツク0−ナル抗体に係る。
本発明の七ツク0−ナル抗体は、後記に詳述する通シ、
特定の免疫細胞と骨髄腫細胞との細胞融合により作成さ
れ、選別されたバイプリドーマの培養によシ得られるこ
と及びニュー七シスチス。
カリニの栄養型膜抗原及び嚢子膜抗原と特異的に結合す
ることを特徴とする。
上記本発明抗体は、その特異性を利用して、各種免疫測
定法における特異抗体として利用でき、・これによシ簡
単な操作で容易迅速且つ安全に、し早期診断技術を提供
できる。
以下、本発明上ツク0−ナル抗体の製造法につき詳述す
る。本発明抗体は特定の融合細胞によシ収得される。該
融合細胞を得るだめの一方の親細胞としては・ニューモ
シスチス・カリニ由来抗原で免疫した哺乳動物の免疫細
胞を用いる。該免疫細胞は、ニューモシスチス・カリニ
由来抗原を免疫抗原として用いて通常の方法に従い調製
される。
ここで免疫抗原としてはニュー七シスチス・カリニ病原
体自体シストであってもよく、該病原体で感染した哺乳
動物の感染組織例えば肺組織やその精製物であってもよ
く、更には之等のフラグメントをハづテンとして通常の
方法に従い担体と結合させたものであってもよい。特に
好ましい免疫抗原としてはニューモシスチス・カリニ感
染“哺乳動物の肺よシスト純化法に従って集めたシスト
又は該シストの膜成分分離上清を挙げることができる。
また上記免疫抗原で免疫する哺乳動物としては特に限定
はないが、細胞融合に用いる他方の親細胞とする骨髄腫
細騨六の適合性を考慮して選択されるのが望ましく、一
般にはマウス、ヌードマウス、ラット等を使用するのが
よい。免疫方法は一般的手法に従うことができ、例えば
上記免疫抗 □原を通常の緩衝液や生理食塩水に懸濁さ
せたものあるいはこれとフロイシドの補助液等との混合
液 。
を哺乳動物に腹腔内、皮下等の適当な経路で投与して一
次刺激後、必要に応じて同様の操作を繰返・せばよい。
免疫抗原の投与量は、該抗原の種類、投与経路、哺乳動
物の種類等に応じて適宜決定されるが、該抗原としてシ
ストの膜成分分離上清を用いてこれをマウスに腹腔内投
与する場合は、通常線投与量が1回あたシ10μy−I
Ily/マウス程度とするのがよく、病原体自体(シス
ト)を同様に用いる場合は、通常総投与量1回あたシ約
!×105〜lXl06個/マウスとするのが適当であ
る。引き続く細胞融合に用いる免疫細胞は、上記最終投
与の約3日後に摘出した膵臓細胞が好適である。
また上記免疫細胞と融合させる他方の親細胞としての骨
髄腫細胞(、:工0−マ細胞)としては、既に確立され
ている公知の各種細胞株、例えばマウスにおけるNS 
l −Ay4/i (Eur、 J、Immttnol
、。
6:511−519(+976))、P3(P3×63
/lf8.6.5.3 ) (、Natxlrl 、 
256,495−497(+975))、P 3−U 
l (Current Topics inMitro
bioloqy and Immunoloyy 、 
31 : l −7(+978))、MPCl 1− 
45.6TG1.7 (Cell。
8:405’−415(1976))、S P 210
− A y14CNtltstrt 、276 : 2
69−270(1978))、FO(J、 Itptm
unol、 Mltk、 、 35 : 1−21(+
980))、X 63.6.5.3 (J、 Ivun
ttntpl、 。
123: 1548−1550(1979))、519
415XX O,BU、l (/、 Ex戸、Med、
 、 148:313323(+978))、X45 
等や、ラットにおける2 1 Q、 RCY3. Ap
1.2.3(Nature 、 277 :131−1
33(+979))、Y3. Afl、 2.3等をい
ずれも使用できる。
上記免疫細胞と骨髄腫細胞との融合反応は、基本的には
公知の方法、例えばオイ(Oi )及びヘルツエンベル
ク(Htrxtnbtry )の方法(Selecte
dMethods in Ce1lular Immu
noloyy、 351−371、 F、 H,Fre
eman & Co、、USA出版(1980)等に準
じて、融合促進剤の存在下に、通常の栄養培地中で行な
われる。融合促進剤としては通常用いられるポリエチレ
ンクリコール(PEG)やセンダイウィルス(IIVJ
)等を使用でき、更に所望によシ融合効率を高めるため
にジメチルスルホ牛シト等の補助剤を添加使用すること
もできる。免疫細胞と骨髄腫細胞との使用比は、通常の
方法と変シがなく、例えば骨髄腫@胞に対し、免疫細胞
を約1−10倍用いればよい。上記融合時の培地として
は、この種の細胞培養に使用される通常の各種栄養培地
をいずれも使用できるOその代表例としては例えばRP
MI−1640培地、その他ダルベツコ改質MEN培地
等を例示でき、2等培地には通常用られるように例えば
牛胎児血清(FO5)、非必須アミノ酸混合液・じルじ
ン酸ナトリウム、2−メルカプトエタノール等の血液補
液を添加しておくこともできる。融合は、上記免疫細胞
と骨髄腫細胞との所定量を血清を含まない上記培地内で
よく混ぜて遠沈し、上清を除去した後、予め37°C程
度に加温したPEG、例えば平均分子量約1000〜6
000のものを、培地に約30〜60%(F/F) の
濃度とがるように加えたものを細胞の沈渣に滴下して混
ぜ合すことによシ行なわれる。これを37°Cで60秒
ないし数分間反応させ、適当な培地を逐次添加して10
分前後室温におき遠沈し、上清を除去する操作を行なう
ことによシ、所望のハイプリドーマが形成される。
得られる所望ハイプリドーマの分離は、通常の選択用培
地、例えばHAT培地(しボ+サンチン、アミノプテリ
ン及びチ、ニシンを含む培地)を用いて行なわれる。該
HAT培地での細胞培養は、バイプリドーマ以外の細胞
(未融合細胞)が死滅するのに充分な時間、通常数日〜
数週間を要して行なわれる。本発明における上記バイプ
リドーマの選択は、好ましくは、上記HAT培地での培
養後、更に培養物をHTQ地(じホ牛サンチン及びチ三
ジンを含む培地)で数日〜数週間培養することによシ行
なわれる。
かくして得られるハイプリドーマは、通常の限界希釈法
に従い、目的とする抗体の産生株の検索及び単一り0−
ン化を行なわれる。該目的抗体産生株の検索は、ニュー
モシスチス・カリニ栄養型又は嚢子の細胞膜に対する交
互反応性を検討することによシ実施される。その方法は
例えばELISA法(E3tpall 、 E、 、 
Myth、 Enxymol、 、 7Q、419−4
39(1980)) 、プラーク法、スポット決、凝集
反応性、オクテ0ニイ法、ラジオイムノアッセイ(RI
A)法等の一般の抗体の検出に利用される各種方法に従
うことができる〔「ハイプリドーマ法とtツク0−ナル
抗体」、株式会社R&Dづラニンジ発行、l’fi30
〜53、昭和57年3月5日〕。より具体的には、ニュ
ーモシスチス・カリニ感染哺乳動物の肺をシスト純化法
〔猪飼itか、寄生虫学雑誌、第28巻、第2号、第7
1−80頁(1979年)〕にて精製したものを、例え
ばコレステ0−ル、レシチシ等を用いてプレートにコー
ティング(塗抹)し、該プレート上で上記ニューモシス
チス・カリニと被検抗体(上記ハイブリドーマの培養上
清)とを反応させ、この反応物の存在を、通常の方法例
えば前記融合にマウスの細胞を用いた場合は、FITC
(フルオレッtインイ′ソチオシアナート)−抗マウス
r−グロブリンを用いた螢光抗体法等により確認する(
上記反応物は螢光色素によシ染色される)。上記バイプ
リドーマの分離及び目的抗体産生株の検索操作は、これ
らを数回繰返して行なうのが望ましく、これにより目的
抗体産生株の単一りO−ン化が行ない得る。
かくして得られる目的抗体産生株(ハイづリドーマ)は
、通常の培地で継代培養でき、また液体窒素中で容易に
長期間安定に保存することができる。該ハイプリドーマ
の代表例は後記実施例に示す通シであり、これは本発明
者らによシ分譲可能な状態で保持されている。
上記ハイプリドーマからの本発明上ツク0−ナル抗体の
製造は、常法に従い該ハイプリドーマを培養し、培養上
清から分離する方法、あるいは上記ハイプリドーマをこ
れと適合性のある哺乳動物に投与し、増殖させ、該動物
の腹水よシ分離する方法等の通常の方法によシ実施でき
る。前者の方法は特に高純度のものを得るのに適してお
シ、後者の方法は大量生産に適している。
上記で製造された本発明の七ツク0−ナル抗体は、更に
精製することもでき、例えば硫安分画法、DEAEtル
0−スカラムクDマドタラフィー等のゲル濾過法などの
通常の分離手段によりIgG画分を単離するととによシ
本発明の七ツクローナル抗体を収得できる。
かくして得られる本発明上ツク0−ナル抗体は・後記す
る通シ、ニューモシスチス・カリニの栄養型及び嚢子の
細胞膜抗原と特異選択的に反応するものであシ、その利
用によって二1−℃シスチス・カリニ肺炎の診断、治療
等に有用なものである。
実施例 以下に、実施例及び試験例を挙げ、本発明を更(1) 
ニューモシスチス・カリニ抗原の調整1)吉日らの方法
(寄生虫学雑誌VD1.3Q。
IN戸戸1.(1981)730 )によシ得たニュー
モシスチス・カリニ感染Bal’b/を系スートマウス
の肺を取シ出し、生理食塩水に5%(V/V)となるよ
う懸濁させた後、ウオーリンク プレンター(Wari
ng bltndtr 、日本精機社製)でホモジナイ
ズした。これを生理食塩水で5倍希釈して1%懸濁液と
した。
l)ニューモシスチス・カリニ感染ラット及び同感染ヒ
トの肺よシスト純化法に従いシストを分離精製し、これ
を生理食塩水に1%(F/F)となるよう懸濁させた。
(2)免疫化 1)上記(1)の1) で調製した懸濁液(抗原液)の
1容量部を同量のフロイド完全アジ1バントと混合して
エマルジョンとし、その1 mlをBa1b/C系マウ
スの腹腔内に投与し一次抗原刺激とした。該−次抗原刺
激の40日後に、同一の抗原液のl ttrtを同様に
投与して二次抗原刺激とし、その3日後に免疫されたマ
ウスの牌臓細胞を取り出し、免疫細胞としての単細胞浮
遊液を調整した。
11)前記の(1)の +1)で得たニュー七シスチス
・カリニ感染ラットよυ分離されたシストの生理食塩水
懸濁液の抗原(5X105個/マウス)をBath l
t系マウスに前記(2)の 1)と同様に免疫化を行な
い、牌臓細胞を取シ出し単細胞浮遊液を調製した。
■)前記(1)の 11)で得たニューモシスチス・カ
リニ感染しト肺よシ分離されたシストの生理食塩水懸濁
液の抗原(5XIO5個/マウス)をBttl b /
 c 系マウスに前記(2)の 1)と同様に免疫化を
行ない、牌臓細胞を取シ出し、単細胞浮遊液を調製した
(3)細胞融合 1)上記(2)の 1)で得た免疫細胞と、マウス三工
O−マ細胞(戸3X631g8.6.5.3)、〔京都
大学、結核胸部疾患研究所、桂義元教授よシ入手〕とを
1=2となるように混合し、イーグルの培地で洗浄後、
沈渣に50%ポリエチレンクリコール(Mr4000)
を滴下し、37°Cで90秒間イン士ユベートして、3
7°CのRPMI−1640培地を20M/滴下した後
、10分間放置して融合細胞懸濁液を得た。
予め3時間前にフィーダーとして正常マウス牌臓細胞を
5X105個/ウェル又は正常マウス腹腔細胞を2X1
0”個/ウェルとなるように蒔種調製した96六マイク
ロプレートの各ウェルに、HAT選択培地(10−”M
シボ中サンチン、4×10’Mアミノづテリン、1.6
 X 10−5Mチ、ニシン及び10%FC5を含むR
PMI−1640培地)に懸濁した。これに上記融合細
胞懸濁液0.1st(2X105細胞/ウエル)を加え
、2〜3日間隔で各ウェルのHAT培地の牛量を交換し
ながら細胞を増殖させた。2週間後各ウェルの培地をH
T培地(10−”&t、ポ牛サコサンチン、6 X 1
0−5Mチミジン及びlO%FC5を含むPRMI−1
640培地)に交換し、更に1週間細胞の増殖を行なわ
せ、次いで増殖細胞を24穴プレートに移し、lO%F
C5を含むRPMI 164,0培地にて・7日間培養
を継続して、融合細胞の一次スクリーニングを行なった
。該スクリーニングは培養上清を用い、後記する塗抹標
本による螢光抗体法にて、特にニューモシスチス・カリ
ニの栄−養型膜抗原及び嚢子膜抗原に強い螢光を与える
ウェルの細胞を。
選び出した。
上記スクリーニングによシ選択された各ウェル細胞を、
次いで上記と同様にフィーターを加えた96穴プレート
の各ウェルに平均0.3個/ウェルでまき、■0%FC
5を含むRPNI−1640培地で2週間培養し、培養
されfc44 。
ウェル細胞を上記と同様のスクリーニング操作に供して
二次スクリー二、、/夕して、ニュー七シスチス・カリ
ニの栄養型膜抗原及び嚢子膜抗原に強い螢光を与える2
ウエルの細胞を得た。これをIF12及び2GIOとす
る。
得られた2ウエル細胞について再度上記選別操作を行な
って目的とする5種の七ツク0−ン株(IF12−8、
IF12−11.l’12−21.2GI O−3及び
IF5−8 )を得た。
i)前記(2)の i)で得た単細胞浮遊液を用い、上
記(3)の 1)と同様に、細胞融合及びクローン化を
行なって、目的とするモノクローン株を得九m)前記(
2)の 爾)で得た単細胞浮遊液を用い、上記(3)の
 1)と同様に細胞融合及びクローン化を行なって、目
的とするモノクローン株を得た。
(4) スクリーニング(塗抹標本による螢光抗体法)
無螢光スライドグラス(MATSUNAJdl 、 I
NI)、 ’。
Ltd、 )に、ニューモシスチス・カリニ感染ヌード
マウスの肺割面を塗抹し、10〜15分風乾後、該スラ
イドクラスに37°C下にア七トンを10分間接触作用
させた。同温度で30分間乾燥後、スライドクラス上を
冷リン酸塩緩衝液(NaH2PO4・2H209,00
f 5Na2HPO4・12H2064,549、Na
C11160、Of及び蒸留水20gから成る、7 H
7,1〜7.2ζ以下「PBS」と略す)で3〜4回洗
浄し、これに前記(3)の各ウェル内培養細胞上清10
0μlを滴下接触させ、七イストチエンバー内で37℃
下1時間放置して反応させた。次いで上記スライドグラ
スを4℃下に冷PBSで1時間を要して頻回にPBSを
交換しつつ洗浄した後、これにPBSで20倍希釈した
FITC−抗マウスIfG f)サイ血清〔〕−ド番号
F232、DAKO社製) 0.1 mlを滴下し、t
イストチエンバー内で37℃下に1時間放置して反応さ
せた。更に上記と同様にPBSを頻回に交換しつつ冷P
ESで4%’C下に1時間を要してスライドクラス上反
応物を洗浄し、シリセリン−PBS(9: 1重量比)
混液1滴を加えて反応物を封入し、このスライドグラス
につき、螢光顕微鏡下で螢光の有無乃至強度を鏡検し、
強い螢光のみもれるものを陽性としてスクリーニングし
た。
上記操作はニュー七シスチス・カリニ感染ラット及びヒ
トの肺割面の塗抹標本を用いて同様にして実施された。
また対比のため正常ヌードマウスの肺の塗抹標本をも作
成して同様に行なわれた。
(5)セック0−ン株による本発明抗体の製造1)上記
(4)の 1)のスクリーニング操作によシ強い螢光の
みられたウェル内組11!(IF12−8)を、lO%
pcsを加えた7?J’J(I−164Q培地で培養し
、そのlX107個を1週間前にプリ7、 テy (p
rfstlPlt 、アルドリッチ社製)0.511t
を腹腔内に投与したBALB/C系マウスの腹腔内に投
与し、1週間後よ93回おきに腹水を採取することによ
シ本発明の七ノクロナル抗体(以下抗体Aと称す)を得
た。
11)〜■)前記(3)の 1)で得た各セック0−ナ
ル株の夫々を用い、上記(5)の :)と同様にして腹
水を採取し、下記各七ツクローナル抗体B〜Eの夫々を
得た。
(5)のII) IF12−11 抗体B(5)のII
I) l?+2−21 抗体C(5)ノIV) 2G1
0−3 抗体D(5)の°V) IF5−8 抗体E vl)上記で製造された抗体Aの20g/に最終濃度3
3%になるように飽和硫酸ア:jeニウムを加えて、4
°Cで一昼夜攪拌した後、遠沈(iooo。
RPM30分間)して分離し、沈殿をPBSに溶解し、
PBSで4日間透析してマウスIfG分画を得た(以下
この七ツクローナル抗体を抗体Fと称す)。
VD> (3) ノ、 II )f得た’f:)クロy
株を用イーc(5)of)と同様にして腹水を分離して
、本発明の七ツク0−ナル抗体(以下抗体Gと称す)を
得た。
Vlll) (3) ノlit )で得たE / 90
− y株を用いて(5)ノ1)と同様にして腹水を分離
して、本発明の七ツク0−ナル抗体(以下抗体Hと称す
)を得た。
試験例 (1) IqG tプクラスのオクテ0ニイーテスト上
記実施例で得た各tツクローナル抗体のサブクラスを、
ラビットで作成した抗マウスIfG クラス特異抗体〔
マイルズ社製〕を用いてオクテ〇二イー法に従い検討し
た。
その結果、本発明抗体A、EはいずれもIfG、。
IfG2tl及びIqG2b %を含んでいることが確
認された。
(2) シスト標本を用いた螢光抗体法による解析ニュ
ーモシスチス・カリニのシスト標本に対する本発明抗体
の特異反応性を、前述した螢光抗体法に準じて検索した
シスト標本としては、猪飼らの方法〔寄生生学雑誌、第
28巻第2号、第71〜80頁(1979年)〕によシ
純化したヌードマウス、ラット及びヒトの肺からのシス
トを用いた。
上記シストの生理食塩水浮遊液1滴(シスト約I X 
10”個)を無螢光スライドクラスに滴下し、以後実施
例の(4)に示す方法と同様にして風乾、アtトシ固定
、乾燥、洗浄後、これに本発明tツク0−ナル抗体A 
、、−Ifの各々0.1 mlを滴下接触反応させ、引
き続き同様にPBS洗浄、FITC−抗マウスIfG 
ウ+j千血清との反応、洗浄、封入操作を行ない、螢光
の強度を鏡検した。
その結果、本発明の七ツク0−ナル抗体は、いずれのシ
スト標本に対しても該シストの膜表面に強い螢光が認め
られた。これは添付図面からも明らかである。即ち第1
図は本発明抗体としてIE12−11(100倍希釈)
を選び、ヌードマウス感染肺塗抹標本につき行なった上
記試験結果を示す螢光顕微鏡写真(倍率1000倍で撮
影)であシ、第2図は本発明抗体としてI E I 2
、−8 (I O0倍希釈)を選び、ヌードマウス感染
肺からのシスト純化法によるシスト標本につき行なった
上記試験結果を示す螢光顕微鏡写真(倍率1000倍で
撮影)である。いずれの図面においても強い螢光(第1
図では3つの集塊及び第2図では2個のシスト)の認め
られることが判る。
これに対して、対照として正常ヌードマウス、ラット及
びヒトの肺の塗抹標本につき同一操作を繰返した結果、
全く螢光は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明抗体を用いた螢光抗体法によ
る解析結果を示す螢光顕微鏡写真である。 (以 上) 第 11ズ 手続補正書(71F幻 昭和59年8月29日 2・発明0名称 。、、。−す、抗体 3、補正をする者 01か3名) 4、代理人 大阪市東区平野町2の10沢の鶴ビル電話06−203
−0941(代)8、補正の内容 別紙添附の通り 補正の内容 (1) 明細書第24頁第14〜15行「図面の簡単な
説明」の項の記載を次の通9訂正します。 「 第1図及び第2図は、本発明抗体を用iた螢光抗体
法によシ螢光が認められる生物試料の形態を示す螢光顕
微鏡写真である・」(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ■ ニューモシスチス・カリニ由来抗原で免疫した哺乳
    動物の免疫細胞と哺乳動物の骨髄腫細胞との融合細胞に
    よシ産生され、二1−℃シスチス・カリニの栄養型膜抗
    原及び嚢子膜抗原に特異反応性を有することを特徴とす
    るtツク0−ナル抗体。
JP9527784A 1984-05-11 1984-05-11 モノクロ−ナル抗体 Pending JPS60239426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9527784A JPS60239426A (ja) 1984-05-11 1984-05-11 モノクロ−ナル抗体

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JP9527784A JPS60239426A (ja) 1984-05-11 1984-05-11 モノクロ−ナル抗体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4925800A (en) * 1986-12-04 1990-05-15 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Monoclonal antibody against human pneumocystis carinii

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4925800A (en) * 1986-12-04 1990-05-15 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Monoclonal antibody against human pneumocystis carinii

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