JPS60233602A - 光フアイバ心線供給方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超多心光ファイバケーブル等を接続する際、
光フアイバ接続装置に光フアイバ心線を供給する方法お
よびその方法の実施に用いる装置に関するものである。

〔従来技術〕

光フアイバケーブルを接続する場合、被接続ケーブルの
外被を剥離して、心線にばらすとともに、その剥離端が
１〜２　ｎ＋程度の長さに切断し、心線対照しながら光
フアイバ接続装置に供給するものであるが、従来では、
この作業を手作業により心線を１本ずつ対照させながら
接続装置に供給しており、特に超多心光ファイバケーブ
ルを接続り′る場合対照させながら整序する作業が極め
て面倒であるため、作業効率が悪いという欠点があった
。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、多数の光フアイバ心線を整序し、接続
順に能率よく心線供給できる方法およびその方法を実施
するための装置を提供することにある。

〔発明の構成〕 本発明の供給方法は、接続すべく対向した一方側、他方
側の光フアイバケーブルの各光フアイバ心線を各側互い
に対称となるように心線の接続順序に従って複数本ずつ
組になし、各組の光フアイバ心線の接続端をそれぞれカ
セットに接続順に取出し可能な状態で収納して各側のカ
セット同士を対応させ、ついで各側のカセットを接続順
に従って対にして取出し、さらにこれら取出したカセッ
ト中の対応する光フアイバ心線同士を心線取出し手段に
より接続順に一対ずつ取出してこれらを接続装置に供給
し、そして当該カセット中の光フアイバ心線を全数取出
した後、次々に次順のカセットから同様に光フアイバ心
線を取出して接続装置に供給するようにしたことを特徴
としている。

また、本発明の装置は、前記複数対のカセットと、各側
のカセット同士を対応させて収容するカセット収容部と
、カセット収容部から各側のカセットを接続順に従って
対にして取出すカセット取出し機構と、カセット取出し
機構により取出された一対のカセットの中から対応する
光フアイバ心線を接続順に一対ずつ取出す心線取出し機
構と、心線取出し機構により取出された一対の光フアイ
バ心線を受取りかつ接続装置に移送する心線受渡し機構
とからなることを特徴としている。

〔実施例〕

第２図へ・第６図は本発明の装置の一実施例を示し、ま
ずこれらの図を参照して装置について具体的に説明し、
ついでこの装置を用いて実施される心線供給方法につい
て説明する。

第２図はカレット１の内部ｍＮを示す側面図、第３図は
同外観図である。カセット１は、四角い箱形のカレット
ボディ２の内部に光フアイバ心線保持機構３を備えたも
のである。カセットボディ２は、前端面２ａが開放され
、両側面に前端から後方向にのびる穴４が開けられ、さ
らに両側面後端側に上下にのびるガイド凹条５、下面中
央部に左右にのびる位置決め凹条６が形成されたもので
ある。

また、心線保持機構３は、上下にゴム製の無限軌道ベル
ト７．８を配し、これらベルト７．８を、それぞれカセ
ットボディ２の前後に軸支された回転ローラ９，１０．
１１．１２に架けて、上下ベルト７．８間に光フアイバ
心線をはさむようにしたもので、詳しくはベルト７．８
の外周面にベルト移動方向と直交するよう所定間隔毎に
心線把持用Ｖ溝７ａ、８ａが形成され、これら■溝７ａ
。

８ａがベルト７．８の接触部分において対向させられ、
回転ローラ１１を回転させ下側のベルト８を回転させる
ことにより、上側のベルト７を同期回転させ、そして上
下ベルト７．８間に形成されるＶ溝７ａ、８ａ同士の合
わせ目に光フアイバ心線を把持して心線をベルト７．８
の端部から順次セットしたり取出したりできるようにな
っている。

そして、この心線保持機構３は、後側のローラ９．１１
の軸心をカセットボディ２のガイド凹条５に合致させ、
かつ上下ベルト７．８の合せ目を穴４に沿わせてカセッ
トボディ２に装備されており、回転ローラ１１の軸心に
形成された動力伝達穴１３にカセットボディ２外部から
動力軸を差し込むことにより、動かされる。なお、図中
１４は手動ハンドルであり、この軸部をカレット１の伝
達穴１３に差し込み、回転させることにより、心線をカ
セット１に収納することができる。

次に、上記のカセット１を収納して接続装置に心線を供
給する装置本体部分の説明をする。

第４図、第５図は装置本体部分にカセット１を収容した
状態を示し、第６図はカレット収容部１５の詳細を示ず
。カセット収容部１５（この場合カセット収容部１５は
カセット取出し機構も含んでいる。）は、左右対にして
所定間隔をおいて配置されており、それぞれ中央に穴１
６のあいた底板１７、該底板１７の後側に垂設されたガ
イド板１８、および前止め板１９を有する。ガイド板１
８は断面口字状の６ので、側板部内面側にはカセットボ
ディ２のガイド凹条すと係合づ−るガイド凸条２０が形
成され、また、中央板部下端にはカセット抜取り用穴２
１が形成されている。

また、前記底板１７の穴１６の下側には、上面を穴１６
から出してカレント抜取りベル１へ２２が前後端を回転
ローラ２３．・２４に架は渡して配置されている。この
ベルト２２の外周面には、正反対に位置して前記カセッ
トボディ２の底面位置決め凹条６に係合する２つの凸条
２５が設けられている。

前記左右のカセット収容部１５．１５の間には、カセッ
ト抜取りベルト２２を駆動するためのモータ２６、およ
びカセット１内の心線保持機構３内のベルト７．８を駆
動するためのモータ２７が配置されている。モータ２７
の出力軸は、動力伝達軸２８に連結されており、動力伝
達軸２８は、この軸を支持固定するベアリング２９を介
してソレノイド３０でスライドさせるように構成された
動力軸ＰＡ＠ｍｔｆ１３１によって、第４図に示すカセ
ット収容部１５の穴３２を通して最下段にセットされる
カセット１の伝達穴１３に差し込まれ、連結されるよう
になっている。そして、モータ２７およびカセット１内
の心線保持機構３等により、心線を接続順に取出し得る
心線取出し機構が構成されている。

以上のように構成された左右のカセット収容部１５のさ
らに外側には、収賽部１５の脇から光フアイバ接続装置
３３までにわたってスライドガイド３４が設（プられ、
スライドガイド３４上に走行自在に移動部３５が設けら
れ、移動部３５の上部に支持棒部を介して光フアイバグ
リップ部３６が設けられ、移動部３５にはスライドガイ
ド３４の下側に配された駆動ひも休３７が連結され、モ
ータ３８により駆動ローラ３９を介して駆動ひも体３７
を移動させることにより、グリップ部３６で受取った心
線を接続装置３３まで移送ηるようになっている。この
部分の機構は心線受渡し機構である。

なお、その他の装置類としては、積み上げたカセット１
の上部に載せる重錘４０．重錘４０が収容部１５の底板
１７に達したことを検出するセンサ４１、心線が通過し
たことを検出する位置センサ４２、制御操作部４３が備
えられている。

次に、上記の如く構成された心線供給装置を用いて接続
装置に心線供給する場合について説明する。

まず、第１図に示すように、光フアイバケーブル１００
の外被１０１を剥離し、ユニット１０２毎に分離した後
、接続順序に従って、ユニット１０２毎組にして光フア
イバ心線群１０３にばらし、接続時に必要となる長さな
どを考慮して光フアイバ心線群１０３を所定の長さに切
断する。そして、光フアイバ心線群１０３の撚りや心線
１０４相互の交叉を除いた後、接続すべき双方の側の心
線１０４の接続端を群１０３毎に複数対のカセット１に
それぞれ収納する。

すなわち、手動ハンドル１４をカセット１の動力伝動穴
１３に差し込み回転させて把持用■溝７ａ、８ａを移動
させながら、接続端部が一定長はみ出４′ように、■満
７ａ、８ａ内に心線１０４を挟みこみ、収納する。

その場合、１つのカセット１には１群の心線１０４を収
納し、対向する他側のカセッ１〜１と心線対照しながら
、接続順と逆の順序で順次収納していく。したがって、
各対応するカセ、ブト１同士の間では、接続すべき心線
１０４同士が対称的に収納されることになる。なお、カ
レット１の数は接続する心線１０４の数に応じて用意す
る。

次に、このようにして心線１０４の接続端をそれぞれ接
続順に従って収納したカセットト・・を、それぞれ各側
に分けてカセット収容部１５．１５に収容する。その場
合、カセット１のガイド凹条５を収容部１５）の°ガイ
ド板１８のガイド凸条２０に係合させながら、接続順序
の若いカセット１から底板１７上に載せて積み上げ、最
上部のカセット１の上に＠？Ｏを載せる。このとき、最
下部にあるカセット１については、その下面の位置決め
凹条６をカセット抜取りベルト２２の凸条２５にはまる
ように置く。　− 以上のように、カセット１を接続順に下から積み上げた
後、動力軸脱着機構３１により動力伝達軸２８を最下段
のカセット１の動力伝達穴１３に差し込んで連結゛りる
。

そして、制御操作部４３によってモータ２７を回転させ
る。そうすると、最下段のカレント１内のベルト７．８
が回転し、受渡すべぎ心線１０４を光ファイバ接続駅Ｎ
３３の方向つまり前方に送る。その際、接続装置３３に
最も近い光フアイバ心線１０４が、位置センサ４２を通
過すると同時に、その検出信号が制御操作部４３に送ら
れてモータ３８が駆動され、心線受渡し機構のグリップ
部３６が心線１０４と同期して移動させられる。

そうして、心線１０４がカセットボディ２の前端開放部
から放出されると同時に、・その心線１０４をグリップ
部３６が受取り、グリップしたまま、グリップ部３６が
接続装置３３に向って移動し、接続装置３３に心線を供
給する。この場合、左右の動作は同期的に行われ、接続
ずべぎ一対の心線が供給されることになる。

また、心線取出し用のモータ２７は、１本の心線１０４
を受渡した時点で、位置センサ４２の信号により停止さ
せられる。

左右１本ずつの心線供給が終った後、グリップ部３６は
再びカセット脇に戻され、次の動作を持つ。そして、順
次最下段のカセット１に収納した光フアイバ心線群１０
３が接続順序に従い接続駅＠３３に受渡されるど、位置
センサ４２がその本数をカウントし、全数受渡ずと、そ
の信号が制御操作部４３に送られ、その信号に基づいて
動力伝達軸２８を最下段のカセット１の動力伝達穴１３
から抜取り、その後、モータ２６を回転させカセット抜
取りベルト２２を回転させる。そうすると、心線の空に
なったカセット１はカセット抜取り穴２１から接続装置
３３の反対側にはじき出され、同時に直上のカセット１
が最下段の光フアイバ心線受渡し位置に落下する。この
とき、カセット１の側面のガイド凹条５は収容部１５の
ガイド凸条２０に係合しているので、まっすぐガイドさ
れて落下する。なお、落下した状態でカレット１下面の
位置決め凹条６はカセット抜取りベルト２２の凸条２５
に係合するように描成されている。

上述したように、カセット心線受渡し位置に落下してか
ら、受渡しを終了し、はじぎだされるまでの工程を左右
一対の各カセット毎に繰り返づことによつ−（、対向し
た一対のカセット１から接続順に光フアイバ心線群１０
３は制御・操作部４３を介して自動的にすべて光フアイ
バグリップ部３６に受渡される。最後に、受渡し完了は
、第５図に示す重錘４０の重錘センサ４１によって検出
され、制御・操作部４３によって、光フアイバ心線１０
４の自動供給動作が停止される。

なお、上記実施例では、単心線について説明したが、５
心あるいは１０心の高密度心線の場合も同じであり、カ
セット１のゴムベルト７．８に設【プたＶ溝７ａ、８ａ
の形状を高密度心線の断面形状に合わせた形状にすれば
よい。

ところで、高密度心線の断面寸法は、１０心高密度心線
の場合でも３１ｕｎｘ　１　ｎ＋ｍ程度であり、例えば
、カセット１個につき１０本把持するとすれば、１カレ
ツトあたり１００心分受渡すことができ、カセットの寸
法も４０１１１１１（たて）Ｘ８０１１１＋１１（よこ
）×２５ＩＩＩＩｌｌ（高さ）程度にできる。１０００
心の超多心ケーブルの場合、カセットは１０個必要とな
り、全高さは２５０ｍ１ｌ程度となる。したがって、超
多心ケーブルの自動供給装置の寸法は、かなり小さくな
る。

〔発明の効果〕

本発明の心線供給方法によれば、光フアイバ心線をカセ
ットに収納しさえすれば、誤りない順序で、能率良く心
線を接続装置に供給でき、接続作業の高能率化が計れる
。

また、その方法を本発明の装置を用いて実ｉすれば、次
のような効果を奏し得る。

■　心線を力セットに収納しさえづ−れば、自動的に心
線供給を行なえ、人的要因により供給速度に支障をきた
ザおそれがなくなり、自動化、高速化、無人化に寄与す
るところ大である。

■　心線のセットをカセット単位で行なえばよく、作業
の自由度が大きく、複数の作業者による並列゛作業が可
能で、能率向上が図れる。

■　光フアイバ心線の供給・受渡しを一定の位置で行な
えるため、接続装置側の心線受取り機構を単純化できる
。

■　外部からカセットに動力を供給するようにすれば、
カセットを小型・軽量にでき、カセットへの心線収容作
業上有利となり、またカセットを除く装防水体部をコン
パクトにできる利点がある。

■　単心あるいは高密度心線を問わず、超多心ケーブル
の全心線を光フアイバ接続装置に自動供給でき、特に多
心光ファイバに用いる全自動光フアイバ心線接続装置の
導入にあたり有用である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１
図は光フアイバケーブルの概要を示す構成図、第２図は
光フアイバ心線収納用カセットの側断面図、第３図は同
外観図、第４図は心線供給装置の全体平面図、第５図は
同側面図、第６図はカセット収容部の詳細斜視図である
。 １・・・・・・カレット、３・・・・・・光フフイバ心
線保持機構、７．８・・・・・・ベルト、７ａ、８ａ・
・・・・・心線把持用Ｖ溝、９，１０，１１．１２・・
・・・・回転ローラ、１３・・・・・・動力伝達穴、１
５・・・・・・カセット収容部、２２・・・・・・カセ
ット抜取りベルト、２３．２４・・・・・・回転ローラ
、２６，２７．３８・・・・・・モータ、２８・・・・
・・動力伝達軸、３１・・・・・・動力軸脱着ｍ構、３
３・・・・・・光ファイバ接続装置、３４・・・・・・
スライドカイト、３５・・・・・・移動部、３６・・・
・・・光フアイバグリップ部。 出願人　日本電信電話公社 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光フアイバケーブルを接続するに際し、光フアイバ
   ケーブル中の光フアイバ心線を接続装置に順次供給する
   方法において、接続すべく対向した一方側、他方側の光
   フアイバケーブルの各光フアイバ心線を各側互いに対称
   となるように心線の接続順序に従って複数本ずつ相にな
   し、各組の光フアイバ心線の接続端をそれぞれ力ヒット
   に接続順に取出し可能な状態で収納して各側のカゼン１
   〜同士を対応させ、ついで各側のカセットを接続順に従
   って対にして取出し、さらにこれら取出したカセット中
   の対応する光フアイバ心線同士を心線） 取出し手段により接続順に一対ずつ取出してこれらを接
   続装置に供給し、そして当該カセット中の光フアイバ心
   線を全数取出した後、次々に次順のカセットから同様に
   光フアイバ心線を取出して接続装置に供給するようにし
   たことを特徴とする光フアイバ心線供給方法。 ２、光フアイバケーブルを接続するに際し、光フアイバ
   ケーブル中の光フアイバ心線を接続装置に順次供給する
   装置において、接続すべく対向した一方側、他方側の光
   フアイバケーブルの各光フッ・イバ心線の接続端を複数
   本ずつ接続順に取出し可能な状態で収納する複数対のカ
   セットと、各側のカセット同士を対応させて収納覆るカ
   セット収容部と゛、カセット収容部から各側のカセット
   を接続順に従って対にして取出す力はット取出し機構と
   、カセット取出し機構により取出された一対のカセット
   の中から対応する光フアイバ心線を接続順に一対ずつ取
   出す心線取出し機構と、心線取出し１１構により取出さ
   れた一対の光フアイバ心線を受取りかつ接続装置に移送
   する心線受渡し機構とからなることを特徴とする光フア
   イバ心線供給装置。