JPS60233179A - 感圧性接着テ−プ類の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、二二ニ：：　’Ｊ　：ｆＬ’　７４　ｔｚＪｙ二二：
：：：：）いて、特定の下塗剤を使用することにより、
ポリオレフィンシートとエマルジョンａｔｇ　圧ｉａ　
着剤との投錨性が大幅に向上すると共に安定した接着力
、凝集力を付与し、加工性も良好となる感圧性接着テー
プ類の製造法に関するものである。

従来感圧性接着テープの支持体としては、紙、プラスチ
ックシート、金属箔尋各梱の自己支持性　□シートが使
用されているが、特にポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィンシートは防湿性、耐薬品性、電気絶縁
性等に優れているため包装用、表面体層用、電気絶縁用
等の多方面の用途に有為な支持体といえる。又、近年ア
クリル系感圧性接着剤は・そ″優れ″′接着特性２耐久
性０！所♀故に従来の天然ゴム系、合成コム系の感圧性
！＆着剤に代わって広く普及してきたが、この楯の　゛
感圧性徴着剤の中でも最近では有機溶剤全使用しないエ
マルジョン酸に置きかわりつつある。

しかし、ポリオレフィンシートに塗布乾燥されたエマル
ジョン型感圧性接着剤はその投錨性が劣悪であるという
本質的な欠点があり、その改良手段として、表面酸化処
理したポリオレフィンシートを使用して投錨性を改良す
る試みがなされたシ、また感圧性接着剤に用いる架橋剤
の触媒を下塗剤として使用する等の工夫がなされている
が、各れも充分に満足しうる結果が得られていないのが
実情である。

本発明者達は、ポリオレンインシートとエマルジョン型
感圧性接着剤層との投錨性向上について鋭意研究の結果
、表面酸化処理されたポリオレフィンシートを支持体と
して使用し、該シートとエマルジョン型感圧性接着剤層
との界面に特定の下塗剤を存在させることにより、投錨
性が著しく向上することを見い出し本発明に至ったもの
である。

即ち、本発明は表面酸化処理されたポリオレフィンシー
トの該処理面に下塗剤を介してエマルジョン型感圧性接
着剤を撒布乾燥して感圧性接着テープ類を製造するに際
して、下塗剤として（ａ）（メタ）アクリル酸アルキル
エステル単量体（アルキル基の炭素数１〜１０個）、も
しくは該単量体と゛共重合可能なビニル系単量体を添加
してなるベース単量体１００重量部に対して、（ｂ）カ
ルボキシル基含有共重合性単量体１〜ｌＯ重量部、及び
（ｃ）　Ｎ　−メチロール基含有共重合性単量体又はそ
の誘導体１〜５重量部を配合し乳化重合して得られるエ
マルジョン型アクリル系ポリマーを用いることを特徴と
する感圧性接着テープ類の製造法に関するものである。

本発明に使用されるポリオレフィンシートとしてはポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ（１−ブテン）等が使
用され、上記シートの表面酸化処理としてはコロナ処理
、火炎処理、薬品酸化処理等によシシ一ト片面或いは両
面を酸化処理したものが用いられる。

下塗剤用のエマルジョン型アクリル系ポリマーを構成す
る前記（ａ）成分単量体は該アクリル系ポリマーの主成
分となるものであシ、（メタ）アクリル酸アルキルエス
テル単量体としては、アクリル酸ブチル、アクリル酸２
−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチルが好適であるが、アルキル
基の炭素数が１〜ｌＯ個の範囲であれば使用出来、又併
用することも可能である。

又、上記単量体と共重合可能なヒニル糸単量体トシては
、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなど妙ｉ挙げられる。

（ｂ）成分単量体は、（Ｃ）成分単量体と脱水及び脱ア
ルコール反応によｐ縮合架橋１、内部凝集力ｔ、高ｇ　
Ｂ　’：’：　”：’：ｉ　ｍｌ　７フド↓二：、’：
：？：ニゾタコン酸、フマール酸、クロトン酸なとのカ
ルボキシル基含有共重合性単量体が挙けられる。該単量
体の添加量は（ａ）成分単量体１００１［置部に対して
１−１０ｇ倉部の範囲、好ましくＦｉ２〜８重量部の範
囲でお９％　１重量部以下では内部凝集力の向上に寄与
せず、且つ架橋効果も望めない。又ｌＯ重ｉ都以上では
得られる下塗繭が高い親水性を有する為に耐水性の低下
を招く恐れがある。

（ｃ）成分単量体は、上記（ｂ）成分単量体との反応以
外に自己架橋性を有するので、所謂内部凝集力を高めて
下塗剤皮膜の凝集力を向上させ、史に表面酸化処理した
ポリオレフィンシートとの親和性も高いので投錨力の向
上にも寄与する成分であシ。

例えばＮ−メチロールアクリルアミド、Ｎ−メチロール
メタクリルアミド、Ｎ−ブトキシメチルアクリルアミド
なとのＮ−メチロール基含有共重合性単量体またはその
誘導体が挙げられる。該単量体の添加量は（＆）成分単
量体１００重量部に刻して１〜５重量部の範囲が望まし
い。１重量部以下では投錨性向上に寄与せず、又５重量
部以上では架橋が過度に進行するので下塗剤皮膜の可撓
性がなくな勺、且つ重合安定性が悪くなるので好ましく
ない。

本発明に用いられる下塗剤としてのエマルジョン型アク
リル系ポリマーは、前記各成分単量体の混合物を非イオ
ン系界面活性剤や陰イオン系界面活性剤の如き通常使用
さｒＬる乳化剤の存在下にて乳化重合によって得られる
。

このように調整されたエマルジョン型アクリル系ポリマ
ーを下塗剤として表向酸化処理されたポリオレフィンシ
ートの該処理面に塗布乾燥せしめるが、乾燥後の塗布厚
さは０．１部嘱以上にする必要がある。塗布厚さが０．
１μ凱以下では良好な投錨効果が得られず、好適には０
，２〜２μ鍋の範囲で用いるのが望ましい。

更に、本発明に使用されるエマルジョン型感圧性接着剤
としては、天然ゴム系或いは合成ゴム系であってもよい
が好ましくは前記下塗剤と同系統のアクリル系のエマル
ジョン型感圧性接着剤であって、一般に（メタ）アクリ
ル酸アルキルエステル（アルキル基の炭素数４〜１０個
）を主単量体とし、これに接着力、凝集力等の機能を付
与するための改質用単量体を加え水媒体中で乳化重合し
て得られるエマルジョンが使用される。上記の改質用単
量体としてはアクリル酸、メタクリル酸。

イタコン酸、アクリル酸２−ヒドロキシエチル、アクリ
ル酸２−ヒドロキシプロピル、Ｎ・Ｎ−ジメチルアミノ
エチルアクリレート、アクリル７ミ、　ド、メタクリル
アミド、Ｎ−メチロールアクリルアミド、グリシジルア
クリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
酢酸ビニル、スチレンなどが用いられる。？Ｌれらのア
クリル系のエマルジョン型感圧性接着剤としては、例え
に特開昭５７−１１１３６８号、特開昭５７−１４３３
７３号、特開昭５８−１５２０７８号及び特に餡５７−
２０８２５６号などに記載のものも使用しうる。

本発明によｐ得られる感圧性接着テープ類が投錨効果を
発揮する理出は明確ではないが、下塗剤として使用する
エマルジョン型アクリル系ポリマー中に存在するＮ−メ
チロール基及びカルボキシル基が相互に反応し内部凝集
力を付与し、更に表面酸化処理されたポリオレフィンシ
ートの活性表面との反応が寄与するものと推定される。

また、含有するカルボキシル基によシ下塗剤の滴れ特性
も良好となるので、ポリオレフィンシートとの親和性が
高まシ投錫力も向上するものと推定される。

本発明の実施に際しての具体的方法を示すと、　゛まず
表面酸化処理されたポリオレフィンシートを調製し、該
処理面４′Ｃｉ形分約５〜２０％に調整した前記エマル
ジョン型アクリル系ポリマーの下塗剤を、乾燥後の厚さ
が０．１〜２μ観となるよウニ塗布し、その上にエマル
ジョン型感圧性接着剤を乾燥後の厚さが５〜５０μ悔と
なるように塗布乾燥することによシ、ポリオレフィンシ
ートと感圧性接着剤との投錨性が非常に良好で、安定し
た接着力。

凝集力及び加工性を有する感圧性接着シートが得られる
。

以下、本発明を実施例及び製造例によシ具体的に説明す
るが、これらの実施例に限定されるものでれない。文中
部とめるのは重ｆｓを意味し、また接着力、投錨力の試
験は下記の方法で測定したものである。

〔接着力〕

感圧性接着テープ試料を幅２０絽に切断し、脱脂された
５ＵＳ３０４のステンレス板（ＢＡ仕上ｆｆ）に貼付け
て３０分分散放置後１８０度引き剥し接着力（引き剥し
速度３００ｍｍ１分、２０℃×６５％Ｒ，Ｈ，）を測定
する。

〔投錨力〕

感圧性接着テープ試料の接着剤同士を急速に付着、離反
する操作を繰シ返し行なって、接着剤膚が支持体シート
から剥れる１での付着、１Ｉｌｌｌ：反操作回数にて投
錨力を評価した。

〔加工性〕

直径１００ｍで０．４部厚のＢＡ仕上はステンレス板に
感圧性接着テープ試料を貼付け、ポンチ径５０龍の絞シ
ボンチにて絞シ探さ１０ｍとなるよ　゛うに絞凱その時
のシートの破損状態、加工後の　“シートの浮きの状態
、シートを剥離した時の糊残ｐ％汚染の状態を総合的に
観察した。

製造例１ 温度計、撹拌機、Ｎ索導入管および還流冷却器　□を備
えた反応器内にアクリル酸ブチル８５部、メタクリル酸
メチル１５部、アクリル酸５部、ポリオキシエチレンア
ルキルフェノールエーテル５部、イオン交換水１６０部
を仕込み、窒素気流下にて撹拌しなから加熱し、反応系
が約６０’Ｃに達した時点で、重合開始剤として過硫ｒ
ＩＩｋアンモニウム０．３部を加えて重合を開始させ約
３時曲重合反応を行なう。次いで重合終了後約７５℃ｌ
で反応系を昇温して約１時開熟成させて共重合体を含む
エマルジョン組ｇ物ｖｒ得た。このエマルジョン組成物
を撹拌しながら約３％アンモニア水溶液を滴下して約５
ポイズ（２０℃）の粘度を有するアクリル糸エマルジョ
ン型感圧性接着剤を孤透した〇製造例２ 温良計、撹拌機、窒素導入管および還流冷却器を備えた
反応器内に第１表に示される単量体組成物を仕込み、こ
れにポリ詞キシエチレンγルキルフェノールエーテル５
部、イオン交換水１６０ｔ５を仕込み、窒素気流下にて
撹拌しながら加熱し。

反応器内が約６０℃に達した時点で、１合開始剤として
過硫酸アンモニウム０．２部を加えて重合を開始させ約
３時聞ｌ酋反応を行なう。次いで重合終了後約７５℃ま
で反応系を昇温して約１時面熟成させたのち、約３％の
アンモニア水浴液を滴下、増粘してエマルジョン型アク
リル系ポリマーを得た０ 実施例１〜３ 第１表に示した単量体組成物Ａ−Ｃはそれぞれ実施例１
〜３に対応して用いられておシ、該単量体組成物Ａ、Ｂ
、Ｃを製造例２に従って重合して、ｉられたエマルジョ
ン型アクリル系ポリマーを固形分１０重量悦になるよう
にイオン交換水を加え下塗剤を調製した。

これらの下塗剤をコロナ処理した６０μ淋のポリエチレ
ンシートの該処理面に乾燥後の厚さが０．５μ淋厚にガ
るように塗布し、９０℃にて１分間加熱乾燥しその上に
製造例１にて得られたエマルジョン型感圧性接着剤を乾
燥後の厚さが２０μｍになるように塗布し、９０℃にて
３分間加熱乾燥して実施例１〜３の感圧性接着テープ原
反を得た。

第１表 比較例１ 実施例１において使用した第１表の単量体組成物Ａから
Ｎ−ブトキシメチルメタ、クリル７ミドを添加すること
なく重合して下塗剤を製造し、実施、　例１に準じて感
圧性接着テープ原反を得た。

比較例２ 実施例１において使用した第１表の単量体組成物Ａから
アクリル酸を、添加することなく重合して下塗剤を製造
し、実施例１に準じて感圧性接着テープ原反を得た。

比較例３ 製造例１にて得られた感圧性接着剤を下塗剤を施すこと
なくポリエチレンシートのコロナ処理面に塗作し、実施
例１に準じて感圧性接着テープ原反を得た。

上記実施例１〜３．比較１ｌＩＩｌ〜３の各感圧性接着
テープ試料の接着力、投鏑力、加工性について試験した
結果は第２表の通シであった。

第２表 一−Ｃす【

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面酸化処理さｎたポリオレフィンシートの該処
   理面に下塗剤を介してエマルジョン型感圧性接着剤番塗
   布乾燥して感圧性接着テープ類を製造す品際して、下門
   剤として（ａ）（メタ）アク４ル酸アルキルエステル単
   量体（アルキル基の炭素数１〜１０個）、もしくは該単
   量体と共重合可能なビニル系単量体を添加してなるベー
   ス単量体１００重量部に対して、（ｂ）カルボキシル基
   含有共重合性単量体１〜１０重量部、及び（ｃ）　Ｎ−
   メチロール基含有共重合性単量体又はその誘導体１〜５
   重量部を配合し乳化重合して得られるエマルジョン型ア
   クリル系ホリマーを用いることを特徴とする感圧性接着
   テープ類の製造法。