JPS60232358A - ウエブ巻取装置におけるウエブの切断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、製紙工場等で用いられている、ウェブ巻取
装置に附設される、ウェブの切断装置に関するものであ
る。

〔従来の技術］ ウェブ巻取装置では、巻戻ロールからのウェブを、スリ
ッタで所定の巾に切断した上、一対のワインダドラム上
でコアに巻きつけ、それが所定の長さのウェブロールに
なると、ロールの回転を止めて、ウェブを巾方向に切断
し、ウェブロールを押し出し装置でもってワインダドラ
ム上から除去するが、上記ウェブの切断作業を、オペレ
ーターの手作業によって行わなければならないウェブ巻
取装置では、その切断作業が非掌に面倒であるばかりで
なく、ウェブの断端を、次のコアーに対して、均一な張
力を与えて巻きつけることが困帷であった。

このような困難を解決したものとしては、特公昭５８−
８４３７９号公報によって、ウェブの切断装置を自動化
したウェブ巻取装置が開示されている。っ し発明が解決しようとする問題点〕 上記公報に記載されているウェブ自動切断装置は、サク
ションボックスを使ってウェブを所定の位置に保持する
ことにより、ウェブの切断を自動化している。しかし、
サクションボックスを作動させるためには真空発生装置
を必要とする。

この発明の目的は、このような真空発生装置を用いるこ
となく、切断装置を機械化して、ウェブを１０１−実に
切断することができる、ウェブの切断装置を提供するこ
とにある。

また、上記ウェブ自動切断装置は、サクションボックス
でウェブの巻初め側の断端部を保持した状態において、
コアを一対のワインダドラム上に供給するようになって
いるので、ウェブの巻取りを開始すると、ウェブの断端
部は、このコアへの接着位置で、二つに折り返されるこ
とになる。

この発明の目的は、このようなサクションボックスを用
いなくても、機械的に、ウェブの巻初め鋸断端部附近を
所定の位置に保持しておくことができて、ウェブに均一
な張力を与えた状態で、それにコアを接着させることが
でき、しかも、ウェブの断端の直近位置をコアに接着せ
しめうる、ウェブ切断装ｈｌを提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記の課題を解決したこの発明の要旨とするところは、
一対のワインダドラム（１）（２）のうちの一方のワイ
ンダドラム（１）に接して両者間を経過せしめたウェブ
が、この一対のワインダドラム（１）　（２）上で、コ
アに巻き取られるようになっており、所定の太さに巻取
られたウェブロールを押し出し装置で押すと、該ウェブ
ロールが、一方のワインダロール（１）から離れ他方の
ワインダロール（２）の上を越えてその後方へと取り出
されるように構成されている、ウェブ巻取装置醒におい
て、Ｉ　一対のワインダドラム（１）（２）の上方位に
、ワインダドラム（１）（２）間の上方位の体止位ＩＮ
から、ワインダドラム（１）（２）間の間隙を経過して
ワインダドラム（１）（２）間の上方位の切断作用イ）
゛げｊへと、その刃先を昇降できる、カッターナイフを
設けであること、１ｉ　一方のワインダドラム（１）の
上方位に、前記押し出し装置によりウェブロールを若干
押して、該ウェブロールを一方のワインタドラム（１）
から離間させると、該離間間隔を経過して、一対のワイ
ンダドラム（１）（２）によるウェブロールの巻取作用
の障害になりない休止位置から前記カッターナイフの刃
先に協同する作用位置へと進退することができる、カッ
ターパーを設けであること、ｌｉ＋　前記カンタ−ナイ
フには、刃先よりも下った位置に、少くともカッターナ
イフを切断作用位置の近傍以上に上昇させると、ワイン
ダドラム（１）に巻き懸けられたウェブに接触してウェ
ブを該ワインダドラム（１）との間で挾持てきる、ウェ
ブ押えロールを取付けであること、を特徴としてなる、
ウェブ巻取装置におけるウェブの切断装置にある。

［作用］ この発明にしたがえば、一対のワインダドラム（１）（
２）によってウェブが所定の太さのウェブロールに巻取
られた時点でワインダドラム（１）（２）の回転を止め
、一方では、カッターナイフの刃先をして、その休止位
置から、１対のワインダドラム（１）（２）間の間隙を
経過せしめて、ワインダドラム（１）（２）間の上方の
切断作用位置まで上昇せしめると共に、他方では、押し
出し装置１によりウェブロールを押して、該ウェブロー
ルを、それが一方のワインダドラｌ、（］）から若若干
量せしめられているが、未だ他方のワインダドラム（２
）の上を後方に越えていない位置に保った上、このよう
にしてウェブロールとワインダドラム（１）間に生じた
間隙を経過せしめて、カッターバーを、その休止位置か
ら、上記切断作用位置：こあるカッターナイフの刃先と
すれ違う作用堤訴位Ｖ′ｔへと、前進せしめると、原反
と巻取ロールの双方に連続しているウェブは、その長手
方向の両端を固定された緊張状態において、カッターナ
イフとカッターバーの協同作用により、カンタ−ナイフ
でもって押し切られることになる。

このようにして、それがワインダドラム（２）と押し出
し装置の上にあるときに、原反から切り離されたウェブ
ロールは、押し出し装置によって、それがワインダドラ
ム（２）の上を越える位置まで押すと、ワインダドラム
（２）の後方に取り出される。

カッターナイフを上記切断作用位置近傍まで上昇せると
、ワインダドラム（１）に巻き懸けられている部分のウ
ェブは、カッターナイフの刃先よりも下った位置でカッ
ターナイフに取付けられているウェブ押えロールでもっ
て、ワインダドラム（１）との間に挾持される。この状
態は、カッターナイフを最上昇位置から若干降下させて
も、そのままの状態に保たれるので、カッターナイフを
最上昇位置から若干降下させると、原反側のウェブの断
端部分は、断端から若干下った位置をウェブ押えロール
とワインダドラム（１）により挾持されて、カッターナ
イフの刃先の上に露出される。この状態は、次のコアを
、該ウェブの断端部分に、機械的な手段でもって接着せ
しめる上において、非常に好都合である。

［実施例］ 実施例を図について説明すると、第１〜４図に示しであ
るように、機枠（３）に軸架（４）（５）された一対の
ワインダドラム（１）（２）間には、若干の間隙αを形
成しである。図示してない原反から引き出されたウェブ
（６）は、ワインダドラム（１）に巻き懸けられた上、
この一対のワインダドラム（１）（２）上で、コア（７
）（第５図参照）に巻取られるようになっている。

この巻取装置及び巻取り機構自体は、当業界の周知技術
であるから、その詳細な説明は省略する。

一対のワインダドラム（１）（２）上で所定の太さに巻
かれたウェブロール（８）は、この発明の切断装置によ
って、原反から切り離され、押し出し装置り９）によっ
て、ワインダドラム（１）（２）上から取り出されるよ
うになっている。押し出し装置（９）は、ワインダドラ
ム（１）の両側位で、ワインダドラム（１）の軸（４）
にその基端部を遊嵌された一対の腕Ｑ０と、この一対の
腕Ｑ１の先端部間に軸架された押し出しロールＵυと、
一対の腕θ０に夫々連結した流体シリンダ（２）とでも
って構成されていて、流体シリンダ＠のピストンロッド
Ｑ３ａを伸長させた状態では、上記押し出しロール０１
）が、ウェブロール（８）の巻太すの障害にならない、
ワインダドラム（１）の上前方位の休止位置（第１図実
線）に保たれ、流体シリンダ＠のピストンロッド（２）
ａを若干縮小させると、ウェブロール（８）が、ワイン
ダドラム（２）の頂上を未だ越えない範囲において、ウ
ェブロール（８）とワインダドラム（１）との間に、所
定の間隔βが与えられ（第１図１点鎖線）、更にピスト
ンロッドａ’ａａを縮小させると、ウェブロール（８）
がワインダドラム（２）の頂上を越えて、その後方へと
押し出されるようになっている。

一対のワインダドラム（１）（２）の上方位には、カッ
ターナイフａ３を設けである。カッターナイフα→は、
その上半部分が、ワインダドラム（１）の曲面に沿って
何曲せる板状体でもって構成されていて、上記彎曲部分
が、一対のワインダドラム（１）（２）間の間隙部αで
は、ワインダドラム（１）の曲面に沿って昇降変位でき
るように案内されている。すなわち、カンタ−ナイフα
１の基部（下端部）は、ワインダドラム（１）の両側位
でワインダドラム（１）の軸（４）にその基端部を遊嵌
された一対の腕α→の、各先端部の軸受ａ０によって支
承された、軸Ｑ１１９に固着されており、カッターナイ
フａ３の上部を、その両側に取付けたカムホロワ（１カ
と、機枠（３）に取付けられたカムホロワの案内溝（至
）とにより案内されていて、軸（ｌに連結しである流体
シリンダＱｌのピストンロッドＯＩａを伸長させると、
このカッターナイフ（２）の刃先（ｌｌａは、隙間αを
経過してウェブ（６）に対する切断作用位置（第１図に
示した位置）まで上昇せしめられ、ピストンロッドＱｌ
ａを縮小させると、カッターナイフＯ３の刃先ｕｌａは
、隙間αを経過してその上方位まで後退（第５図参照）
せしめられるようになっている。

また、上記カッターナイフａ場の基部は、これを櫛歯状
にところどころ切欠いてあって、前記軸ｑ・に固着して
あり、それが切欠かれた部分の窓孔（ホ）に位置せしめ
て、夫々、次のようなウェブ押えロール１２１）を配設
しである。すなわち、各ウェブ押えロールシρは、夫々
、軸％）にその基端部を遊嵌された一対の腕（２）の先
端部に軸支されており、この腕に）と力゛ツタ−ナイフ
Ｑ３の過所に突設せるブラケット（至）との間に張設し
たばね（ハ）によって、カッターナイフ曹の刃先す４ａ
が切断作用位置の近傍以上に上昇すると、それが、ワイ
ンダドラム（１）に巻き懸けられているウェブ（６）に
庄転接せしめられるようになっている。

一方のワインダドラム（１）の上方位には、カンタ−バ
ー−を設けである。このカッターバー（ハ）は、第４図
に示しであるように、ワインダドラム（１）の両側位で
ワインダドラム（１）の軸（４）にその基端部を遊嵌さ
れた一対の腕輪の各先端部間に架設されていて、腕輪に
連結しである流体シリンダ■のピストンロッド＠ａを縮
少させた状態では、このカッ１図実線）に保たれ、押し
出しロール０１）によりウェブロール（８）を若干押し
て、ウェブロール（８）とワインダドラム（１）との間
に前記間隔βを形成させた状態において、ピストンロッ
ド＠ａを伸張すると、このカッターバーに）は、上記間
隔βを経過してカッターナイフ（２）の刃先０ａと噛み
合い、カッターナイフ０と協同してウェブ（６）を切断
できるようになっている。

〔実施例の作用」 実施例の作用を説明すると、この発明の切断装置を構成
している押し出し装置（９）、カンタ−ナイフｕ、ｉ、
カッターバー（イ）及びウェブ押えロールＶυ等は、第
５〜１１図に示しであるような順序で、次のように動作
する。

■　第５図は、ワインダドラム（１）（２）による巻取
り完了状態で、押し出しロール（１υ、カッターナイフ
０葎及びカンタ−パーＣ９は、何れも休止位置にある。

、ｌなお、山はワインダドラム（２）に配設したドラム
＋５４４１ベルトで、これは体止位１ｒ・１°にある。

（′４）液圧シリンダＱつのピストンロッド（１１ａを
伸長すると、カッターナイフ０コ９が切断作用位置に上
昇し、ウェブ押えロールシυが“、ワインダドラム（り
との間でウェブ（６）を挾持する（第６図）。

■　液圧シリンダＱ２のピストンロッド＠ａを若干縮小
すると、押し出しロールＯυが中間位置まで前進して、
ワインダドラム（１）とウェブロール（８）との間に間
隙βを与える（第７図）。

■　液圧シリンダに）のピストンロッド＠ａを伸長する
と、カッターバー（２）が作用位置まで前進して、ウェ
ブ（６）がカッターナイフ０により切断される（第８図
）、。

■　液圧シリンダ額のピスト、ンロツド（２７）ａを縮
小すると、カッターバーに）が休止位置に後退する。

なお、このときドラム駆動ベルト曽を上昇させて、ワイ
ンダドラム（２）を矢印方向に駆動すると、ウェブロー
ル（８）が矢印方向の回転して、ウェブのテイルを巻取
る（第９図）。

■　ドラム駆動ベルト（１）を降下させると、ウェブロ
ール（８）の回転が停止する。液圧シリンダ＠のピスト
ンロッドａ４ａを更に縮少して押し出しロールαηを再
前進させると、ウェブロール（８）が取卸台０］）上ま
で送り出される（＠１０図）。

■　液圧シリンダ四のピストンロッド＠ａを伸長すると
、押し出しロールＯυが休止位置まで後退する。液圧シ
リンダａ呻のピストンロッド０１ａを若干縮少すると、
カッターナイフａ３が若干降下して、ウェブ（６）の断
端部分が刃先１、Ｌ：ｊ　ａの上にあられれる。この状
態では、ウェブ押えロールＱυがウェブ（６）をワイン
ダドラム（１）との間で挟持している。

コアインジェクタ（図示せず）により、コア（７）　（
糊付）を供給すると、それを、刃先α→ａの上に露出し
ている９ニブ（６）の断端部分に接着させることができ
る（第１１図）。

〔発明の効果］ この発明にしたがったウェブの切断装置は、押し出し装
置によって、ウェブロールを一方のワインダドラム（１
）から若干離間（浮上）させた状態に保つと、該離間間
隔を経過してカンタ−バーをウェブロールの上方位まで
前進させて、カッターバーを一対のワインダドラム（１
）（２）間の上方位から該ワインダドラム（１）（２）
間を経過してその上方の切断作用位置へと上昇ぜしめた
カッターナイフ（至）に協同せしめることで、すなわち
、原反とウェブロール間の緊張状態にあるウェブを、カ
ッターナイフとカッターバーの刃先でもって、相対的に
反対方向に押し乍ら切断できるようになっているので、
ウェブが、確実にカッターナイフの刃先の線に沿って切
断される。

また、切断されたウェブの原反に続く側の断端は、カッ
ターナイフの刃先よりも下った位置に取付けられている
ウェブ押えロールでもって、カッターナイフが切断作用
位置にあるときは勿論、カッターナイフが若干下った位
置に達するまでは、すなわちウェブの断端部分が刃先か
ら若干露出されるまでの同は、それをワインダドラム（
１）に押しつけられた状態に保たれるので、この状態に
おいて一対のワインダドラム（１）（２）間にコアを供
給すると、コアを正しくウェブに直交せしめた状態でウ
ェブの断端部に接着できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るウェブ切断装置の一実施例を示
した一部縦断側面図、第２図はカッターナイフの一部切
欠正面図、第８図は第２図のＩＩＩ　−■線断面図、第
４図は押し出し装置とカッターバーの一部切欠正面図、
第５〜第１１図は夫々要部の作動状態を示した概略側面
図である。 （１）（２）・・・ワインダドラム、　（６）・・・ウ
ェブ、（７）・・コア、（８）・・・ウェブロール、（
９）・・押し出し装置、　（１１）・・・押し出しロー
ル、（Ｉ３・・・カッターナイフ、Ｕａ　ａ・°゛刃先
シυ・・・押えロール、四・・・カッターバー。 特許出願人　川之江造機株式会社 代理人（６８７０）　弁理士西村武美 第９図 第１１図 ０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対のワインダドラム（ＩＯ２）のうちの一方のワ
   インダドラム（１）に接して両者間を経過せしめたウェ
   ブが、この一対のワインダドラム（１）（２）上で、コ
   アに巻き取られるようになっており、所定の太さに巻取
   られたウェブロールを押し出し装置で押、すと、該ウェ
   ブロールが、一方のワインダロール（１）から離れ他方
   のワインダロール（２）の上を越えてその後方へと取り
   出されるように構成されている、ウェブ巻取装置におい
   て、 １一対のワインダドラム（１）（２）の下方位に、ワイ
   ンダドラム（１）（２）間の下方位の休止位置から、ワ
   インダドラム（１）（２）間の間隙を経過してワインダ
   ドラム（ＩＯ２）間の上方位の切断作用位置へと、その
   刃先を昇降できる、カッターナイフを設けであること、 １１　一方のワインダドラム（１）の上方位に、前記押
   し出し装置によりウェブロールを若干押して、該ウェブ
   ロールを一方のワインダドラム（１）から離間させると
   、該離間間隔を経過して、一対のワインダドラム（１）
   （２）によるウェブロールの巻取作用の障害にならない
   休止位置から前記カッターナイフの刃先に協同する作用
   位置へと進退することができる、カッターバーを設けで
   あること、 ■　前記カッターナイフには、刃先よりも下った位置に
   、少くともカッターナイフを切断作用位置の近傍以上に
   上昇させると、ワインダドラム（１）に巻き懸けられた
   ウェブに接触してウェブを該ワインダドラム（１）との
   間で挾持できる、ウェブ押えロールを取付けであること
   、を特徴としてなる、ウェブ巻取装置におけるウェブの
   切断装置。