JPS60231821A - 炭素質繊維の製造法 - Google Patents

炭素質繊維の製造法

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JPS60231821A
JPS60231821A JP8349584A JP8349584A JPS60231821A JP S60231821 A JPS60231821 A JP S60231821A JP 8349584 A JP8349584 A JP 8349584A JP 8349584 A JP8349584 A JP 8349584A JP S60231821 A JPS60231821 A JP S60231821A
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transition metal
hydrocarbon
carrier gas
raw material
heating zone
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Katsuyuki Nakamura
克之 中村
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は炭素質繊維の製造法に関し、さらに詳しくは炭
化水素原料をキャリヤーガスと共に加熱帯に導入し、熱
反応を起こさせて炭素質繊維を製造する方法に関する。
従来、炭素質繊維の製造法としては、ポリアクロニトリ
ルなどの有機繊維を炭化する方法、ピッチを紡糸後炭化
する方法が代表的な方法として知られている。これに対
し、炭化水素を原料としこれを気相熱分解し、加熱した
基板上にフィラメント状物を生成させる方法も研究され
ている。しかし、この方法では、基板を必要とし、また
基板上のフィラメントの生成効率が極めて悪いという欠
点がある。このため、基板上に塗布したり、基板上に存
在させる核剤について種々の探策や研究が進められてい
るが、それでもなお、基板上に生成するフィラメントの
密度が低かったり、成長速度が小さいなどのために、工
業的に利用できる技術になり得ないでいる。
(発明の目的) 本発明の目的は、上記の従来技術の欠点をなくし、必ず
しも基板および核剤がなくても、高い繊維生成効率を有
する炭素質繊維の製造法を提供することにある。
(発明の概要) 本発明者は、炭化水素の気相熱分解反応について種々研
究を行なってきたが、その中で、ある種の金属が気相反
応の場に存在すると熱分解を促進することを見出した。
この現象についてさらに研究を進めたところ、驚くべき
ことに、基板が存在しな(でも生成物中に炭素質のフィ
ラメント状物が存在することを見出し鋭意研究の結果、
本発明に到達した。
すなわち、本発明は、原料炭化水素をキャリヤーガスと
共に加熱帯へ導入し、熱反応を起こさせて炭素質繊維を
形成するに際し、炭素、水素および遷移金属からなる有
機遷移金属化合物を該炭化水素に対し1O−5〜5%(
重量%、以下同じ)の範囲で共存させ、かつ、該加熱帯
でガス温度を500〜1,500℃とすることを特徴と
する炭素質繊維の製造法である。
本発明に用いる原料炭化水素は、基本的に炭素と水素と
からなる化合物であって、キャリヤーガスにより、気体
状、固体状、液体状で同伴され、プラズマなどの加熱帯
に供給され得るものであればよいが、極めて微小状態、
例えば昇華または気体状態で供給されるものが好ましい
。特に炭素数20以下の炭化水素、さらに取り扱いやす
さから炭素数10以下の炭化水素が好ましい。これらの
具体例としては、例えばメタン、エタン、エチレン、ア
セチレン、プロパン、プロピレン、ブタン、ブテン、ブ
タジェン、ペンタン、ペンテン、シクロペンタジェン、
ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ナフタリン等が挙げられる。
キャリヤーガスとしては、ヘリウム、アルゴン、キセノ
ン、水素、窒素およびそれらの混合ガスが用いられ、好
ましくはアルゴン、水素、およびアルゴンと水素の混合
ガス、特に好ましくは水素が用いられる。キャリヤーガ
スは、原料炭化水素を加熱帯へ導入するキャリヤーとし
て働くと共に、原料炭化水素の加熱帯での濃度を制御す
るためにも用いられる。キャリヤーガスの量は、炭化水
素種によっても異なるが、一般には、原料炭化水素Ig
に対し2004i〜10m#、好ましくは1001〜1
00mj!の範囲である。キャリヤーガスの量が多すぎ
るとフィラメントの生成が少なく、一方、少なすぎると
(例えば1ml以下)すすが生成しやすくなる。
本発明に用いられる有機遷移金属化合物は、炭素、水素
および遷移金属からなる化合物であり、例えば、シクロ
ペンタジェニル系遷移金属化合物、ベンゼン−遷移金属
化合物、アルキル、アリルまたはアルキニル遷移金属化
合物など、基本的に炭化水素と遷移金属とからなる公知
の有機遷移金属化合物を使用することができる。なお、
この有機遷移金属化合物は、炭化水素と遷移金属の他に
、部分的にカルボニル、チオフェン、ピリジンまたはア
セチルアセトンなどが配位して安定な錯化合物を形成し
ていてもよい。
好ましい遷移金属としては、周期律表のlVb族に属す
るT I % Z r SV b族に属する■、vtb
族に属するC r % M o、W1■b族に属するM
 n 。
■族に属するF e % CO% N t SRu %
 Rh SPa、Oss It、Pts Ib族に属す
るCu、Ag、nb族に属するZ n SCdであり、
特に好ましいものはTis V% Crs MnSF6
% Co、Ni5Ru; Rh5Pdであり、最も好ま
しい遷移金属はFeXCo、Niである。
本発明に用いられる好ましい有機遷移金属化合物を例示
するならば、ジシクロペンタジェニル鉄(フェロセン)
、ジシクロペンタジェニルニソケルにッケロセン)、ジ
(メチルシクロペンタジェニル)ニッケル、ジシクロペ
ンタジェニルコバルト(コバルトセン)、ジシクロペ・
ンタジエニルチタン、ジシクロペンタジェニルバナジン
、ジシクロペンタジェニルクロム、ジシクロペンタジェ
ニルマンガン、ジシクロペンタジェニルルビジウムなど
のシクロペンタジェニル系遷移金属化合物、ジベンゼン
クロム、シクロペンタジニルベンゼンクロム、ジベンゼ
ンバナジン、ジベンゼンモリブデン、ジベンゼンタング
ステンなどのベンゼン−遷移金属化合物、ジ(π−アリ
ル)ニッケル、トリ(π−アリル)鉄、トリ(π−アリ
ル)コバルト、シクロペンタジェニルテトラカルボニル
バナジン、ビス(シクロペンタジェニルカルボニル鉄)
、ビス(シクロペンタジェニルカルボニルニッケル)な
どがあり、この他にアセチレン化合物との錯体などが挙
げられるが、これらのうち、特に好ましい有機遷移金属
化合物は気化性または昇華性を有し、加熱帯への導入が
容易なものである。
特に好ましい有機遷移金属化合物は、加熱帯での触媒的
作用が強力で、かつ加熱帯への導入が容易であり、また
合成や取り扱いの容易なフェロセン、ニンケロセン、コ
バルトセン等である。
これら、有機遷移金属化合物の添加量は、原料の炭化水
素に対し10〜5%(重量基準)の範囲である。添加量
がlθ %に達しないと、フィラメント状物の生成がほ
とんど認められなくなり、また原料炭化水素の分解も、
特に低温度では起こりにくくなる。好ましい添加量は1
0−J%以上であり、この範囲で炭素質フィラメントの
生成が顕著になる。一方、添加量が5%を越えると、フ
ィラメント状物の生成は認められるものの、すすの生成
も激しくなり、特にキャリヤーガス流量が少ない場合に
はその傾向が顕著になる。好ましい添加量は3%以下、
特に好ましくは1%以下である。
原料炭化水素量、キャリヤーガス量とガス温度との関係
で有機遷移金属の量を選定すれば、0.5%以下でも良
好な結果が得られる。
本発明においては、原料炭化水素、キャリヤーガスと共
に、上記有機遷移金属化合物を加熱帯に導入するが、そ
の導入方法としては、上記有機遷移金属化合物をキャリ
ヤーガスに同伴させたり、原料炭化水素に溶解しておき
、これを霧状に加熱帯へ導くなど種々の方法を使用する
ことができる。
上記加熱帯は、上記導入されてきた原料混合物を加熱し
、反応させる帯域であり、加熱源としては、電気炉、赤
外線ヒーター、レーザー加熱、マイクロ波加熱など種々
の方法が通用できる。この加熱帯では、原料混合物のガ
ス温度を500℃から1.500℃の範囲にする必要が
ある。500℃未満では、原料の炭化水素が十分に反応
を起こし得す、また1、500℃を越えると分解反応が
激しすぎ、いずれもフィラメント状物の生成が困難にな
る。好ましいガス温度は600℃から1゜300℃、好
ましい領域は800℃から1,200℃の範囲である。
本発明の炭素質繊維の製造装置としては、公知の製造装
置を使用することができるが、その代表例を第1図およ
び第2図に示す。第1図の装置は、キャリヤーガス供給
源1と、該キャリヤーガス供給源1および原料炭化水素
供給源4からそれぞれキャリヤーガスおよび炭化水素が
供給され、原料炭化水素を揮発させる原料炭化水素揮発
装置6と、該原料炭化水素揮発装置6にバルブ15を介
して連結され、加熱源8およびガス温度検出端9を有し
、該検出端9によって反応温度を検出し、所定温度にな
るように加熱源8に出力信号を送って所定温度に制御す
る反応装置7とから構成される。
なお、図中、2.3は流量針、5は定量ポンプ、12.
13.14および16はバルブ、11はガス出口である
。また第2図の装置は、第1図の装置における反応装置
7を縦型に配置したものである。
上記構成の装置を用いて炭素質フィラメントを製造する
には、まずギヤリヤーガス供給源1からキャリヤーガス
を全配管系にわたって流し、系全体の空気を排気した後
、所定量のキャリヤーガスを流す。次に加熱源8により
反応装置7の加熱を行ない、ガス温度が所定温度付近に
達するように温度指示制御装置10で反応装置内部の温
度を制御する。次に原料炭化水素供給源4から、原料炭
化水素と有機遷移金属化合物の所定割合の混合物を定量
供給ポンプ5により揮発装置6に導入し、ここで原料炭
化水素を加熱揮発させ、キャリヤーガスと共にバルブ1
5を介して反応装置7へ供給する。この際、反応装置7
内の温度を検出端9を移動させて測定し、最高温度が所
定温度に制御されるように温度指示制御装置の設定値を
調整する。
このようにして炭素質フィラメントを製造したところ、
炭素質フィラメントは、第1図の反応装置7のガス入口
側(A)にはほとんど認められず、最高温度を示す部分
 (B)付近からガス出口側、特に加熱部8から下流側
の(C)付近からガス出口11にかけて生成が認められ
た。生成したフィラメントは、例えば下流側の(C)付
近に排出口を設け、吸引またはかきよせ手段等により連
続的に取り出すことができるが、バッチ式に取り出すこ
とも可能である。第2図は、反応装置7を縦型に配置し
たものであるが、この場合も第1図と同様の操作により
炭素質フィラメントを生成させることができる。
第3図および第4図は、それぞれ反応装置7の変形例を
示すもので、第3図は、第2図の温度検出端9を上方か
ら挿入するように構成したものである。また第4図は、
反応装置7の加熱部8に囲まれる部分を細くし、加熱効
率を高めるようにしたものである。本発明においては、
上記の他に種々の変形例を考慮することができる。
本発明において、炭素質フィラメントの生成には基板を
設置する必要はなく、生成した炭素質フィラメントの受
皿を設置するなど、適当な受器または採取手段を設ける
だけで充分である。この点は、従来の気相カーボンフィ
ラメントの製造法が基板の存在および基板に付着させた
核剤によって基板上にカーボンフィラメントを生成させ
ようとしていることと異なる点である。しかし、本発明
においても基板を設置して基板上に炭素質フィラメント
を生成させることも可能である。すなわち、本発明にお
いては、炭素質フィラメントが基板上で生成する可能性
もあるものの、気相中ですでに生成している可能性も強
い。
上述のように生成した炭素質繊維は、径が0.2pmか
ら30μm、特に0.5 p mから15+um、長さ
が0.1 vanから50鶴、特に0.3fiから15
mの針状のフィラメントである。その多くは、黒色の不
透明フィラメントであるが、少量ではあるが透明なフィ
ラメントも認められる場合ある。このい・ずれの生成物
もX線マイクロアナライザーで分析すると炭素からなる
ことが確認された。
このようにして得られた炭素質フィラメントは、例えば
プラスチックス等の補強用繊維、その他複合材料の原料
、配合物等として使用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、従来のように基板または基板と核剤を
併用することなく、安価な炭化水素を原料にして、連続
的に供給しながら高い生成率で炭素質フィラメント状物
を製造することができる。
(発明の実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 第1図に示した装置において、加蔗部8として管状電気
炉、反応装置(反応管)7として石英管、キャリヤーガ
スとして水素、原料炭化水素としてベンゼン、有機遷移
金属化合物としてフェロセンを用いた。まず、反応系全
体を水素流で置換した後、加熱を行なった。ベンゼン5
00g中にフェロセン0.15 g (0,03%)を
溶解した混合原料を定量供給ポンプ5によって加熱され
た揮発装置6に供給し、ここで揮発させた後、キャリヤ
ーガスに同伴させて反応装置7に導入した。キャリヤー
ガスの流量は1. 000mjl/m i n、ベンゼ
ンの供給量は約0.4 m lt / m i nとし
加熱帯におけるガス温度は1,000”Cに制御した。
炭素質フィラメントの生成物は、加熱を止めて十分に反
応管が冷却した後、取り出したが、反応管7の主に(C
)部分を中心として生成していた。この炭素質フィラメ
ントは、径が2μmから7μmの範囲に分布し、特に3
〜5μmのものが多かった。
またその長さは3mmから20mの範囲、特に5寵から
10+a+のちのが多かった。生成したフィラメントは
、大部分が黒色不透明であるが、僅がであるが透明性の
物が含まれていた。しかし、いずれの場合も、X線マイ
クロアナライザーで分析すると炭素質であることが分か
った。
実施例2.3 第2図の装置を用い、有機遷移金属化合物としてそれぞ
れニンケロセン0.2g(0,04%)およびコバルト
セン0.Ig(0,02%)を用い、またキャリヤーガ
ス流量をそれぞれ1,200mm!/m i nおよび
1,400mJ/minとし、さらにガス温度を1,1
00℃および1,050℃とする他は実施例1と同様に
して製造実験を行なった。生成物は、ニラケロセンを用
いた場合の方が径が小さく (1〜5μm)、長さも短
め(1〜10n)であり、コバルトセンを用いた場合に
は実施例1とほぼ同様であった。
実施例4.5 第3図の装置を用い、ガス温度を950℃とし、有機遷
移金属化合物としてそれぞれジシクロペンタジェニルチ
タン0.08 g (0,016%)およびジシクロペ
ンタジェニルバナジン0.05g(0,01%)を用い
る他は、実施例1と同様にして製造実験を行なった。そ
の結果、生成物として径2〜5μm、長さ1〜10fi
の炭素質フィラメントが得られた。なお、フィラメント
状でない炭素の生成も若干認められた。
実施例6 有機遷移金属化合物をジベンゼンクロム0.25g(0
,05%)に変える他は実施例1と同様にして製造実験
を行なった。その結果、生成物は、実施例1よりも若干
、径、長さ共に小さいものが得られた。なお、フィラメ
ント状でない炭素の生成も若干認められた。
実施例7および比較例 実施例1において、有機遷移金属化合物のフェロセンの
効果を見るため、その添加量を変えた実験を行なった。
ただし、キャリヤーガス流量は1゜500 m A! 
/ m i n 、ベンゼンの供給量は0.6mj2 
/ m i nとし、ガス温度は1,080℃に制御し
た。
まず比較のためフェロセンを添加しない場合(比較例)
について実験を行なったが、フィラメント状物は認めら
れず、すす状物や黒色膜状物が石英管7の内面上に生成
するのみであった。
次に、フェロセンを1.0■(2X10 %)添加した
場合には、炭素質フィラメントが生成したが・、すす状
物および黒色膜状物も若干生成した。
さらに、フェロセン量を増加し0.01g(2X13 θ %)以上とした場合には、炭素質フィラメントのみ
が生成し、すす状物の存在はほとんどなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明に用いられる炭素質フィ
ラメント製造装置の実施例を示す説明図、第3図および
第4図はその反応装置部分の変形例を示す説明図である
。 。 1・・・キャリヤーガス供給源、2.3・・・流量針、
4・・・原料炭化水素供給源、5・・・その定量供給ポ
ンプ、6・・・原料炭化水素揮発装置、7・・・反応装
置(反応管)、8・・・加熱源、9・・・ガス温度測定
用検出端、10・・・温度指示制御装置、11・・・ガ
ス出口、12.13.14.15.16・・・バルブ。 代理人 弁理士 川 北 武 長 第1図 第2図 第aF4 第4図 手続補正書 1、事件の表示 昭和59年 特 許 願 第83495号2、発明の名
称 炭素質繊維の製造法 3、補正をする者 住 所 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号名 称
 (003)旭化成工業株式会社代表者 宮 崎 輝 4、代理人〒103 住 所 東京都中央区日本橋茅場町−丁目11番8号6
、補正の内容 (1)明細書節4頁6行目の「昇華または気体状態で供
給される」をr液や固体を噴霧状、昇華または気体状態
で供給されるJに改める。 (2)明細書箱5頁3行目の「も用いられる。」の前に
「原料炭化水素と別途に加熱帯に供給してJを加える。 (3)明細書第8頁下から6行目の「霧状に」の前に「
液滴状や」を加える。 (4)明細書第8頁1行目および6行目の「ガス温度」
をそれぞれ「温度Jに改める。 (5)明細書第11頁最下行の「・・・変形例を考慮す
ることができる。」の次に下記の記載を加える。 r例えば、第1図、第2図、第3図および第4図におい
て、反応装置7にキャリヤーガスの導入口を別途に設け
、流量計3から反応装置7にキャリヤーガスを導入した
り、バルブ14や15を省き、揮発装置6と反応装置7
と直結したり、あるいはこれを一体化して予熱帯と加熱
帯を設けた反応装置としたり、またこれら揮発装置や予
熱帯を省略し、直接、原料炭化水素を定量供給ポンプ5
から反応装置7へ導入することもでき、この際、原料炭
化水素のみ、あるいは原料炭化水素と有機遷移金属化合
物の混合液を、予熱帯や加熱帯へ、必要に応じてキャリ
ヤーガスを用い、液滴状や霧状に供給する方法など、種
々の方法を工夫して使用することができる。」 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料炭化水素をキャリヤーガスと共に加熱帯へ導
    入し、熱反応を起こさせて炭素質繊維を形成するに際し
    、炭素、水素および遷移金属からなる有機遷移金属化合
    物を該炭化水素に対し10−s〜5%(重量%、以下同
    じ)の範囲で共存させ、かつ、該加熱帯でガス温度を5
    00〜1,500℃とすることを特徴とする庫素質繊維
    の製造法。
  2. (2)遷移金属がチタン、バナジウム、クロム、マンガ
    ン、鉄、コバルト、ニッケル、ルビジウム、ロジウムお
    よびパラジウムから選ばれた少なく一種の金属である特
    許請求の範囲第1項記載の炭素質繊維の製造法。
  3. (3)有機遷移金属化合物を炭化水素に対し10−3〜
    1%共存させる特許請求の範囲第1項記載の炭素質繊維
    の製造法。
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