JPS60230343A - 電子レンズアセンブリ及びこれを組込んだ電子線装置 - Google Patents

電子レンズアセンブリ及びこれを組込んだ電子線装置

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JPS60230343A
JPS60230343A JP8362884A JP8362884A JPS60230343A JP S60230343 A JPS60230343 A JP S60230343A JP 8362884 A JP8362884 A JP 8362884A JP 8362884 A JP8362884 A JP 8362884A JP S60230343 A JPS60230343 A JP S60230343A
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JP
Japan
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yoke
objective lens
lens
electron beam
electron
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Hirotami Koike
紘民 小池
Shigeru Suzuki
繁 鈴木
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INTERNATL PRECISION Inc
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/10Lenses
    • H01J37/14Lenses magnetic
    • H01J37/141Electromagnetic lenses
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の技術分管 本発明は電子レンズアセンブリ及びこれを組込んだ電子
線装置、特に種々の用途に応じて電子レンズを取換え、
一台で何台分もの役割を果すことが出来るようにした電
子線装置に関するものである。
(2)発明の背景 電子線装置、とりわけ走査型電子顕微鏡に代表される装
置は、その有用さ応用範囲の広さの故に、最近では多方
面の分野で使用されている。
この走査型電子顕微鏡は、10〜20X(オングストロ
ーム)の超高分解能を必要とする生物の分野から、X線
による試料の定量的、定性的な分析、反射電子、吸収電
子、電子線照射の際の螢光像、結晶の方位を知るための
エレクトロン・チンネリングパターン、半導体の起電流
像や電圧対比像(Voltage (!ontrast
 工mage)といった様に、試料の形態観察のみなら
ず、分析を含めて多方面に利用されている。これに加え
、最近ではIOやICを製作する際におけるマスクの検
査を行うために、0.5〜I KVの加速電圧で100
〜150Aの高分解能像を得たいとの要求も出始めてい
る。また、これらのICのうち、直径が10〜加センチ
メートル(4〜8インチ)にもなる大型のものが試料と
して用い、この試料をω度位の高角度に傾斜して観察す
る要請も起きており、これまでの走査型電子顕微鏡では
対応しきれなくなり始めている。
(3)従来技術とその問題点 走査型電子顕微鏡は、従来から、主として高分解能を有
することと、X線マイクロアナライザー(XMA)とし
ての機能を有することとの要求を満足することを主体と
して開発されて来ている。またXiマイクロアナライザ
ーとして使用しX線分析を行なうに際しては、試料内に
含まれる各元素からのX線の発生効率を最適にするため
、軽元素から重元素に対応して加速電圧も1Kv(キロ
ボルト)〜40KVまで可変出来るようにしている。更
に2次電子の高分解能像を得るため、試料面上で3OA
(入射電流としテI X 10−12アンペア)程度・
まで電子線を縮小することと、X線分析用としてビーム
径が1〜10μφで試料入射電流が1×lO−″アンペ
アまで得られるような電子線縮小レンズ系が要求され、
そのための照射系として、2段の集束レンズ系が採用さ
れている。更にまた、対物レンズについてみると、X線
マイクロアナライザーとして使用するに当っては、X線
の取出し角度が太きく、又出来るだけ多くの分光器を取
付けられることが好ましく現在ではX線の取出し角度が
40〜53度近くに設定されている。
一方、上記の如く走査型電子顕微鏡が高分解能を有する
ためには、加速電圧が大きく、しかもワーキングディス
タンスが短かい(レンズの収差が小さい)ことが必要で
ある。
これらの条件を満足する走査型電子顕微鏡として、現在
のところ第1図に示すような構造のものが一般的となっ
ており、又かかる走査型電子顕微鏡に用いられる対物レ
ンズの典型例としては例えば第2図に示すようなものが
ある。
第1図に示す走査型電子顕微鏡は、電子銃3と、第1段
、第2段の集束レンズ5,6とを内蔵し、集束レンズ5
,6の下方に第1段、第2段の走査コイル7.8と対物
レンズ9とを配置した鏡筒1、及び鏡筒1の下方におい
て当該鏡筒1に固定して配置され、内部に中空の室14
を画成すると共に、この室14内において対物レンズ9
の下方に試料ステージ10を上下動可能に配置し、また
対物レンズ9用の可動絞り12や二次電子検出器13を
取付固定した試料室2から成っている。対物レンズ9は
上側磁極片9aと、」−側磁極片9aから所定の間隔を
あけて設けられた下側磁極片9hとを有し、鏡筒1に一
体的に設けられ、この磁極片9a、 91)間に可動絞
り12の絞り操作部が挿入される一方、試料ステージ1
0は両磁極片9a 、 9bの下方において試料ホルダ
11及び試料15を支持している。
なお、第1図中符号4け真空ポンプに接続された排気管
である。
かかる走査型電子顕微鏡の、対物レンズについてみると
、その構造上注目すべき点は対物レンズヨークの下面部
分が逆円錐台構造をしている点である。かかる構造は、
上にも述べたように、査定型顕微鏡にXMマイクロアナ
ライザーの機能とも持たせるに当り、X線の取出し角度
・ と得るために採用されるに至ったものである。
かかる状況下において、ここ数年来、半導体の分野で1
0〜20.5センチメートル(4〜8インチ)の径を持
つICやマスク或はコンパクト・ディスクを、駒込フィ
ンの運転冷中で電子顕微鏡を使って観察し、いわゆるサ
ンプリングテストする要求が起っている。この場合、サ
ンプリングテストに用いるIC等は、商品となるべき品
物である冷め、通常の試料観察における如き、金等のチ
ャージ防止のための導電コーティングを行うことが出来
ないという制約がある。このためIC等は0.5〜IK
Vといった低加速電圧で観察しなければならない。さら
に、かかるICのような大型の試料を60度近く傾斜さ
せて観察するため、従来の走査型電子顕微鏡の対物レン
ズではワーキング−ディスタンスf!:4011m+程
長くして観察しているのが現状である。このように、半
導体等の分野ではワーキング・ディスタンスが長く、し
かも加速電圧が低いという、分解能という点から見れば
二重の悪条件の下で使用しなければならないという状況
にある。
このように、走査型電子顕微鏡にめられる機能は漸次増
大するにも拘らず、一台の走査型電子顕微鏡でカバーし
得る有用fl(i囲には限りがあるため、最近では、多
種類にわたる機能のうちで、何か一つの機能と強調した
走査型電子顕微鏡が開発されるようになって来た。この
ような走査型電子顕微鏡の例を第2図に示す。これは、
第1Kに示された走査型電子顕微鏡と同様の基本構成を
有する老香型電子ga微鏡において、極めて小さなワー
キング・ディスタンス(大体1〜2朋)によって高分解
能像が得られるように改良したものである。このような
小さいワーキング・ディスタンスでもって従来通りの二
次電子検出と行なおうとすると、二次電子が検出できな
いため、この走査型電子顕微鏡では、対物レンズ9の磁
場を挾んで上下に少なくとも一対の二次電子検出器13
 、16を配置し、これらの二次電子検出器13 、1
6によって夫々二次電子S1+8tk検出し、これによ
って得られた信号を、第1の増幅器17 、18、加N
器19、第2の増幅器四によって個別に或は同時に処理
し、ブラウン臂21の如き表示部でvi察できる様にし
ている。かかる装置IJによ−って05〜l K’i’
の低加速電圧の下で分解能を2倍近く向上させることが
可能である。
しかし、小さなワーキング・ディスタンスで対物レンズ
9を使用することは、レンズの励磁力と増加させるため
にレンズコイルのスペースが大きくなり、対物レンズ9
の下極の形状はこれまでの対物レンズ以上に7ラツトに
なり、試料傾斜角度に制限が加わって、試料を傾斜させ
た時、より一層ワーキング・ディスタンス全下げざる(
距離が大きくなる)ft得なくなり、分解能の劣化はよ
り著しくなる。
他方、X線マイクロアナライザとしての見地に立つと、
X線を高い取出し角度で検出するためには対物レンズの
形状をより円錐台構造にしなければならない上、X線検
出器の構造も試料室のスペースに対比させると大型であ
り、」−肥大型試料について説明したのと同様試料傾斜
を行わせるにはワーキング・ディスタンスを大きくしな
ければならず、結局、現状の段階ではワーキング・ディ
スタンスは30〜40朋で使用されている。このため、
大幅な分解能の劣化を招く。
X線マイクロアナライザのように、より小さいビーム径
で大電流を得る場合、し・ンズ収差としては球面収差係
数(08)が大きく寄与し、このC8を小さくするため
にはレンズのギャップSまたは、穴径りを大きくした方
が有利である。このため、第3図に示されるように上側
磁極26と下側磁極nとを有し、励磁コイル28によっ
て励磁される対物レンズ3の上側磁極九の一部にギャッ
プ29を形成し、実効的なギャップを大きくした対物レ
ンズも開発されている。しかしながら、低加速電圧で高
分解能を得る場合、球面収差係数よりもむしろ色収差係
数(Oo)が大きく影響する。この色収差係数を小さく
するためには、S゛ とDとを小さくした方が良く、こ
の対物レンズbも、一方では良いが、他の要求に関して
は逆に悪い影響を与えてしまうことになる。
更にまた、走査型電子顕微鏡の他の例として、第4図に
示すようなものがある。これらの対物レンズ30.31
は、いずれも対物レンズ磁極(同図に示した例では上側
磁極)を電子線軸に対して可動とし、対物レンズ30 
、31の磁極間ギャップを変換可能にしt例を示す。即
ち第4図(a)においては、対物レンズ30の上側磁極
32を構成するヨーク部35に形成された腔の中に、磁
極筒片34を摺動可能に挿入し、この磁極筒片馴の外壁
にラック36ト形成すると共に当該ラック36にビニオ
ン37を噛合せしめ、ラック・アンド・ピニオン機構に
よって磁極筒片馴を上下動させるものである。一方第4
図(b)に示す対物レンズ31では、上側磁極41を構
成するヨーク部先端に、キャップ状の磁極片38を摺動
可能に冠着し、この磁極片間の外側面にラック39を形
成すると共にこれにピニオン41を噛合させ、実質的に
上側磁極と下側磁極42に対して移動可能にしている。
いずれも、対物レンズ30 、31の磁極間ギャップを
可変にしたものであり、ワーキング・ディスタンスの大
きい条件ではC8を小さくするためにギャップと大きく
し、低加速電圧で山が影響を与える領域では磁極間ギャ
ップを小さくして使用する。
しかし、かかる対物レンズ30 、31では、試料を4
5〜60度傾斜させた時cmが比較的大きく(後出の、
第8図に示す低加速電圧専用の対物レンズに比較して約
加倍)なり解像度が著しく低下してしまう。
低加速電圧で、大型のウエノ1−を60度近い高角度傾
斜で観察するには、CCを小さくするため、出来るだけ
ワーキング・ディスタンスを小さくする必要がある。こ
のように、CCが最小になる対物レンズとしては第5図
に示すようなものがある。これは、試料室2が大型にな
った点を除けば、第1図に示された走査型電子顕微鏡と
ほぼ同様の基本構成を有する走査型電子顕微鏡において
、対物レンズ45を上側磁極46と、当該上側磁極46
に巻装された励磁コイル4Tとによって構成したもので
ある。即ち、対物レンズ45の下側磁極は、理論的には
上側磁極46の下方無限遠にあるのと等価であり、試料
室2内の対物レンズ45下方は大きな空間となっている
。そして、対物レンズ45の下方には試料ホルダ羽及び
これに支持されたICウェハ等の大型の試料49が楽に
、しかも大角度に傾斜可変に配置される。
しかし、このような対物レンズ45では、レンズコイル
の巻装スペースが極めて小さくなってしまい、更に、当
該対物レンズ45のようなレンズ形状では、磁気抵抗が
大きく、通常の走査型電子顕微鏡の対物レンズに比較し
て4倍程度の励磁が必要となる。このため、高加速電圧
による作業、例えば試料の高分解能観察とか、X線マイ
クロアナライザとしての作業等が出来なくなる。
この様に、現状では、成る特定の対物レンズを組込んだ
走査型電子顕微鏡で今ての要求を満すことは技術的に不
可能と言える状況にある。
(4)発明の目的 本発明は、このような現状を打破するためになされたも
ので、その目的は、走査型電子顕微鏡とはじめとする電
子線装置に組込まれる対物レンズ等の電子レンズをアッ
センブリ化すると共に、このアセンブリ化した各種電子
レンズを上記電子線装置の所定の位ftff1へ着脱自
在にすることにより、一台の電子線装置が有する機能を
増大させることである。
(5) 発明の構成 本発明は、上記目的を達成するため、電子レンズを上側
磁極及び(又は)下側磁W1を形成するヨーク部と、こ
のヨーク部に巻装された励磁コイルとで一つのアセンブ
リ体として組立て、ヨークには取付部を設けて、電子線
装置の所定の位置即ち被取付部に下側から当接させ滑脱
出来るようにしたことを要旨とするものである。
このように構成された電子レンズは、主として対物レン
ズに用いられ、この対物レンズの仕様を何種類かに分類
して用意しておけば、高分解能観察、或は高解像度によ
る大型試料の観察といった各種目的に応じた試料観察を
一台のm子線装りで実現することが出来る。なお電子レ
ンズアセンブリは、上極、下極用ヨーク部と励磁コイル
とが一体に絹付けられていなければならないものではな
く、その一部、例えば上極用ヨーク部か電子線装置の被
取付部に一体固定され、これに対して残りの部材が着脱
自在になっていてもよい。
(6)実施例の説明 第6図は、本発明の第1の実施例に係る電子レンズアセ
ンブリ即ち対物レンズ及びこれの、電子線装置の一つで
ある走査型電子顕微鏡の鏡筒への取付状態を示す部分断
面図である。この実施例において、対物レンズ50は、
従来における電子顕微鏡に用いられる対物レンズと異な
り、被取付部となる鏡筒の下端部に下側から当接し、且
つこの部分に着脱可能となっている。この対物レンズ5
0は、下端から上端へかけて次第に拡開する略逆円錐台
構造に成形され磁性材料から作られた下極ヨーク51七
、下極ヨーク51の内側に配置され且つ当該下極ヨーク
51との間に一定のスペースを形成し、下極ヨーク51
と共に一対の磁極を持ったヨーク部を構成する上極ヨー
ク52と、上記下極ヨーク51と上極ヨーク52との間
のスペースに巻装された励磁コイル53とから成ってい
る。下極ヨーク51は、最下端部分に下側磁極50bを
有する一方、最上端部分にけ下極ヨーク510本体部分
から半径方向外方へ張り出しり取付フランジ51aを有
して基り、この取付フランジStaにはネジ通孔が形成
されている。また下極ヨーク51の内側中間部分には、
当該下極ヨーク510本体部分から半径方向内方へわず
かに張9出した受部51bが形成されている。
上極ヨーク52は、一端に半径方向外方に延びる7ラン
グ部52aを有する略管状の部材から成り、7ラング部
52aの周縁部分には下極ヨーク51の受部51bに整
合する肩部52bが形成され、この肩部52bにはネジ
通孔が形成されている。
一方、鏡筒1と試料室2との結合部分には支持ブロック
54が配置され、この支持ブロック54によって鏡筒1
が試料室2上に支持されると共に対物レンズ50も支持
する被取伺部を構成している。即ち、対物レンズ印は、
励磁コイル53が巻装された内壁部材52ト、当該上極
ヨーク52の肩部52bを下極ヨーク51の受部51b
に整合させネジ56止めすることによってアセンブリ体
となり、この対物レンズ50の取付フランジ51a T
h支持ブロック54の下面に当接させてネジ55止めし
、鏡筒1への取付けが行なわれる。
対物レンズ50を取外すには、ネジ55をゆるめれば、
対物レンズ50を下方へ外し、更には試料室2全通して
顕ll&鏡外部へ取出すこともできる。
なお、電子顕微鏡の他の部分は、上記従来の電子顕微鏡
とほぼ同様である。即ち鏡筒1内には、電子銃と、第1
段、第2段の集束レンズ5゜6と、第1段、第2段の偏
向コイル7.8がそれぞれ配置さね、試料室2内には試
料15を載置する試料ホルダ11が設置されている。
上記第1の実施例に示された対物レンズ50け汎用型の
対物レンズであるが、上述のように対物レンズが一つの
アセンブリ体として組立てられているため、各種の目的
、用途に応じた互換可能な対物レンズを用意しておけば
一台の電子顕微鏡に何種類もの機能を与えることが出来
る。
第7図及び第8図は、このような軸能が異なり、互いに
互換可能な対物レンズの例を示したものである。第7F
ては本発明の第2の実施例に係る対物レンズを示すもの
で、この対物レンズ60はX線分析を行うのに都合の良
い様に成形されており、ヨーク61は、上側磁極60a
側がすりばち状に窪んで形成される一方、下側磁極60
1)側は略フラットな形状に形成されている。そしてヨ
ーク61内のスペース部分には励磁コイル62が装−填
されている。また対物レンズ60は取付アーム65に固
定連結され、その両端部に設けられた支持フランジ65
aをネジ66によって支持ブロック・54に固着するこ
とによって顕微鏡への取付けが行なわれる。更に対物レ
ンズ60の」二方隙接部分には、試料観察機能と有する
光学顕微鏡63が設けられる一方、この対物レンズ60
の上側の′at子線軸0からやや偏った部分にはX線検
出素子64が配置される。
第8図は本発明の第3の実施例に係る対物レンズを示す
もので、この対物レンズγOt/′i、第5図に示され
た対物レンズと同様、低加速電圧で高分解能観察が出来
る対物レンズであり、単一磁極71によって構成されて
いる。そして、この対物レンズ70は上記対物レンズ5
0 、60と互換出来るよう、磁極71は、その7ラン
グ部71aにおいて、取付部材72に結合され、この取
付部材72は取付フランジ72aにおいてビスT3によ
り鏡筒1に着脱自在となって−る。そして、対物レンズ
70下方にはICウェハの如き大型試料49と、これを
支持する試料ホルダ48が大角度傾斜可能に配置される
。この様な対物レンズ70では、ワーキング・ディスタ
ンスが1〜2111m1で加速電圧をi KVとした時
、50Aの分解能が得られ、その時の対物レンズ70の
励磁力は1400AT程度で済む。
しかしながら、この対物レンズ70において加速電圧t
lOKVに向上させただけでも4500A’l’の励磁
力が必要になり、通常の走査型電子顕微鏡のレンズ形状
では使うことが出来なくなる。
第9図は、上記第1の実施例におけると同様の構造を持
つ対物レンズ50の取付位置よりも更に上方に、二次電
子検出器13とは別K(或はこれとは代替的に)第2の
二次電子検出器75を設けたものである。これにより、
ワーキング・ディスタンスを極めて小さな値に設定して
試料15の観察を行った際における対物レンズ50内に
トラップされた二次電子(第2図中符号S、で示したも
のに相当する)を上記第2の二次電子検出器75によっ
て検出し、走査型電子顕微鏡の検出効率と上げることが
出来る。
また、上に述べた対物レンズ50 、60 、70は、
いずれも、一つのアセンブリ体として、磁極を構成する
ためのヨーク、及び励磁フィルを基本構成要素としてい
るが、その他にも対物レンズアセンブリ体内に非点補正
コイル、或は走査コイル等の部材を付加的に加え、対物
レンズの機能を増大させることが出来る。更に又、一般
に対物レンズを励磁したときは、励磁コイルから多量の
熱が発生するが、この対物レンズを冷却するために、励
磁コイルの周囲を冷却ヨークによって取囲んだ構造にす
ることもできる。
なお、上に挙げた実施例では、いずれも対物レンズアセ
ンブリは上側及び下側磁極を形成するヨーク部と励磁コ
イルとが一体に組付けられているが、必ずしもこのよう
な構造に限られるものではない。例えば上記第1の実施
例における如くヨーク部を上極ヨーク52と下極ヨーク
51とに分離した対物レンズ50において、上極ヨーク
52け鏡筒1側の被取付部に固定取付(或は一体成形)
され、これに対して残りの部材である励磁コイル53と
下極ヨーク51とと被取付部に下側から当接させて着脱
させるようにしても、取付け、取外しが自由に出来る対
物レンズアセンブリは実現できるのである。
(力 発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、電子線装置に用い
られる対物レンズ等の電子レンズを、磁極と形成するヨ
ーク部と、このヨーク部に巻装された励磁コイルとで一
つのアセンブリ体として組立て、ヨークには取付部を設
けて電子線装置の所定の位置へ着脱し得るようにしたた
め、電子線装置の各種の目的に応じた電子レンズをそれ
ぞれ用意し、この[1的のそれぞれに合った電子レンズ
を上記電子線装置aにおいて取換え使用することが出来
る様になった。このため、一台の電子線装置によって、
当該電子線装置に課される殆どの要望を満足させること
が出来る様になり、機能の豊富さから見た場合、安価な
電子線装置とすることができる。また、上記従来例の説
明からも理解されるように、重子線装置に対する新しい
要求は、殆どが電子レンズ、中でも対物レンズの構造改
善によって対処し得るものである。したがって、将来に
わたって電子線装置に対し新しい要求が起った場合でも
、この要求に合った対物レンズを供給することにより、
ニーズを満して行くことができる。
これらの点を考え合わせると、本発明は剰費者にとって
も使用者にとっても図り知れない便宜をもたらすもので
あると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の′重子線装置の一例を示す断面図、第2
図は二つの二次電子検出器を有する電子線装置の従来例
を示す断面図、第3図は従来の電子線装置の対物レンズ
の一例を示す断面図、第4図は従来の電子線装置の対物
レンズの他の例と示す断面図で(a)は対物レンズの内
腔に磁極筒を摺動可能に挿入させた例、(b)は対物レ
ンズの上側IFFJ極部に磁極片を摺動可能に取付けた
例、第5図は対物レンズを上側磁極のみで構成した電子
顕微鏡の例を示す断面図、第6図は本発明の一実施例と
示す断面図、第7図は上記実施例における対物レンズと
互換可能な本発明の第2の実施例に係る対物レンズの構
造を示す断面図、第8図は本発明の第3の実施例に係る
対物レンズの構造を示す断面図、第9図は複数の二次電
子検出器を有する電子1g微鏡への本発明の適用例を示
す断面図である。 1・・・鏡筒 2・・・試料室 3・・・電子銃 5,6・・・集束レンズ7.8・・・
偏向コイル 9,50,60.70・・・対物レンズ1
0 、48・・・試料ステージ 15・・・試料51・
・・外壁部材 52・・・内壁部材53・・・励磁コイ
ル 54・・・支持プロ゛ツク55 、56・・・ネジ
 O・・・電子線軸特許出願人 株式会社国際精工 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁極を形成するヨーク部と、このヨーク部に巻装さ
    れた励磁コイルとを組付け、上記ヨーク部には取付部を
    設け、電子線装置の被取付部に対して下側から取付けら
    れるようにしたことを特徴とする電子レンズアセンブリ
    。 2)ヨーク部は、下極ヨークと、この下極ヨークの内側
    に取付けられ且つ下極ヨークとの間に所定の空間を形成
    すると共に下極ヨークと共に一対の磁極を形成する上極
    ヨークとで構成され、上記空間内において、上極ヨーク
    の筒状部分に励磁コイルと巻装することにより当該励磁
    フィルが組付けられていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の電子レンズアセンブリ。 3)鏡筒: この鏡筒の中に配置された電子銃と、集束レンズと、試
    料−ヒで電子線を二次元的に走査させる偏向コイルと、
    対物レンズ; 上記鏡筒の下方に接続して設けられ、試料載置用の試料
    台を内蔵した試料室;および試料から発生される放射線
    を検出する放射線検出器;を有する電子線装置において
    、上記対物レンズは、アセンブリ体として、上記電子線
    装置の被取付部に対して下側から当接し、着脱自在に取
    付けられていることを特徴とする電子線装置。 4)対物レンズは、磁極を形成するヨーク部と、このヨ
    ーク部に巻装された励磁コイルとと組付けると共にヨー
    ク部には取付は部が設けられたアセンブリ体tら成り、
    上記取付部において鏡筒に取付は及び取外しされること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電子線袋M。 5)対物レンズの取付は取外しは、試料室を通して行う
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の電子線装置。 6)対物レンズアセンブリのヨーク部は、上側磁極を形
    成する上極ヨークと、下側磁極を形成する、上極ヨーク
    とけ別体の下極ヨークとから成り、上極ヨークは電子線
    装置の被取付部に一体固定される一方、下極ヨークは上
    記被取付部に対して下側から当接し着脱自在に取付けら
    れることを特徴とする特許請求の範囲第4項又は第5項
    記載の電子線装置。 7)対物レンズには非点捕正コイル又は走査コイルが組
    込まれていることを特徴とする特許請求の範囲第3項乃
    至第5項のいずれかに記載の電子線装置。
JP8362884A 1984-04-27 1984-04-27 電子レンズアセンブリ及びこれを組込んだ電子線装置 Pending JPS60230343A (ja)

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