JPS60215743A - 耐摩耗鋼 - Google Patents

耐摩耗鋼

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JPS60215743A
JPS60215743A JP7248784A JP7248784A JPS60215743A JP S60215743 A JPS60215743 A JP S60215743A JP 7248784 A JP7248784 A JP 7248784A JP 7248784 A JP7248784 A JP 7248784A JP S60215743 A JPS60215743 A JP S60215743A
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JP
Japan
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steel
wear
wear resistance
resistant steel
resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP7248784A
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English (en)
Inventor
Fukukazu Nakazato
中里 福和
Kazuhiko Nishida
和彦 西田
Yoshiyuki Wakunami
涌波 喜幸
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は耐摩耗鋼、特に土木建設機械などに使用される
各種部品用鋼材に好適な高靭性耐摩粍鋼に関するもので
ある。
(背景技術) 従来、土木建設機械に使用される各種部品例えばトラッ
クシュー、トラックリンク、トラツクフッシュ、スプロ
ケット、トラックローラー。
カッティングエツジ、エンドピット、リッパ−シャンク
、リッパ−ポイント、チゼルなどには耐摩粍鋼が使用さ
れ、その−例としてはJ工S規格のG4106機械構造
用マンガン争(EIMn鋼)。
マンガンクロム鋼(SMn0鋼) Io 41’ 05
クロムモリブデン@ (80M鋼)富G4104クロム
鋼(SOr鋼)sG4103ニッケルクロムモリブデン
鋼(SN0M鋼)sG4102ニッケルクロム鋼(81
0鋼)などがあり、特に下記の如き組成を有するSOM
鋼440(Oα38〜0.43%。
sl 0.15〜α55%、 Mn O,60〜0.8
5%。
P 0.030%最高、Sα030%最高、 Oro、
90〜1.20%、 Mo α15〜1130%、残部
Fe)が多用されている。
一方、上記各種部品に要求される特性としては(1)機
械加工性が良好であるとと5(2)焼入れにより充分に
硬化する焼入性を有するとと富(3)耐摩耗性がすぐれ
ていること!(4)靭性に富み、耐折損性にすぐれてい
るととN(5)耐疲労性が良好であること富(6)摩耗
個所の榊械加工、ガス溶接などによる補修性が良好なこ
と蟇(7)経済性に富んでいること、などが挙げられ、
このように土木建設機械用各種部品に要求される特性は
極めは次の如き欠点がみられる。即ち (1)焼入性が不充分である。
水焼入れによっても中心まで完全に硬化するのけ約50
1m径までであり、それよシも大型の部品では完全に中
心部まで硬化させることができない。
(2)耐摩耗性が不充分である。
上記(1)に関連して現用鋼では特に大型部品で硬化深
さが不充分であり表面部の硬化層が−H摩耗すればその
内部は加速度的に摩耗しはじめ、部品としての寿命が短
かい。さらに土砂、コンクリート、岩盤などとの摩擦に
より温度が上昇する(400〜50 o℃)と、硬化層
と鎚も使用中に軟化してしまい耐摩粍性が劣化する。
(発明の概要) 本発明はこのような現用鋼の欠点を解消するために各種
合金元素量を調整することにより耐摩粍性を向上させる
ことを可能ならしめたものであり、鋼中のO、Eli、
Mn、(!r、 Mo及び必要に応じV、Nl)、 W
、Ti、Bなどの添加量を調整し、焼入性、耐熱性、耐
摩耗性を飛躍的に向上させ、各穆耐摩秤用部品に対して
汎用的に利用できる鋼をつくり出したものであり、重量
にて00.55〜0.45%、Si0.60〜1゜50
%、 Mn 1.80以下、 Or 2.50〜4.5
0%、MoO,20〜1.00%を含み、さらに必要に
応じVα01〜a 50 % 、 Nt) 0.01〜
α10%、!0.01〜0.50%の1種又は2種以上
及び(又は) Ttaolo 〜 0. 1 0 % 
、 B α 0 0 5〜 []、 ロ 0 3−0%
の両者を含み、残部はFe及び不可避的不純物より成る
ものである。
(詳細な説明) 本発明は前述の如く、土木建設機械の各種部品に使用す
べき耐摩耗性の優れた鋼種開発を主眼としたものであシ
、焼入焼戻後の常温硬さHV600max、500℃に
おける高温硬さHv350min 、を得ることを目標
としたものである。こ\において常温硬さをHv600
以下に制限したのは靭性の劣化を防止し耐折損性を確保
するためであり、又500℃における高温硬さをET3
50以上に制限した理由は使用中の部品の昇温を最高5
00℃と想定して、この温度範囲での軟化を防止し耐摩
粍性を付与するためである。
次に本発明における鋼の成分範囲限定の理由について説
明する。
0:[135〜[L45%。
Cは焼入れによってマルテンサイト組織とし所定の硬さ
を得るために必要な成分であり、l135%以上の添加
を必要とする。また他の合金元素(Or、 Mo、v、
 Nb、 Wなど)と鋼中に合金炭化物を形成して耐摩
耗性を向上させるためにもα35%以上を必要とする。
一方、その添加量が0.45%を越えると靭性が著しく
劣化するとともに焼入後の残留オーステナイト量が増加
し、耐摩粍性劣化の原因となるのでQ、45%を上限と
する。
Eli: n 60〜1.50%。
B1は通常鋼の脱酸を目的として0.25%程度添加さ
れるが、この程度の添加量では耐摩耗性の向上には伺ら
効果はない。従って[1L60%以上の添加によって耐
摩耗性を向上させる。しかし1.50%を越えて添加す
ると靭性を損なうので1.50%を上限とする。
Mn: 1.80%以下。
Mnは鋼の脱酸、脱硫を目的として通常0,60%程度
添加するが、本発明の場合対象とする部品のサイズに応
じて焼入性を調整する目的でその添加量を決めることが
できる。但し1.80%を越えて添加すると鍋中の偏析
が顕著になり、靭性が劣化するとともに水素欠陥も生じ
易くなるので、上限を1.80%とする。
Or:2.50〜4.50%。
Orは本発明における極めて重要な合金元素であり、そ
の添加量が耐摩粍性に大きな影響を与えるものである。
2.50%未満の添加では充分な焼入性が付与されず、
大型部品では中心部まで硬化しない。さらに焼入時の加
熱(通常850〜950℃)により、鋼中のOr炭化物
が完全に固溶してしまい、耐摩粍性の向上が得られない
一方、4.50%を越えると、耐摩耗性向上効果が飽和
するとともに靭性の劣化が顕著になるので4.50%を
上限とする。
Mo: a 20〜1.00%。
MOは靭性の劣化を伴わずして硬さを増加させるので、
耐摩粍性の向上には極めて有効な元素であり、その効果
を充分に発揮させるためには0.20%以上の添加が必
要である。一方、1゜00%を越えて添加させると耐摩
耗性向上効果が飽和するうえに経済性を抄なうので上限
を1.00%とする。
P、S。
p、sについては本発明では特に規定していない。p、
sは耐摩粍性には何ら影響を与えないので本発明の本質
には関係がないが、Po、030嘔以下2日α035%
以下とするのが一般的である。
V、Wb、W。
V、Nt)、Wは必要に応じて1種又は2種以上を添加
する。これらの元素は何れも鋼中で炭化物を形成し、耐
摩粍性の向上に効果がある。その効果を発揮せしめるた
めに#iv、Nb、w何れKついても0.01%以上添
加することが必要である。一方、上限についてはVの場
合Q、50%を越えると靭性が劣化するので上限を0.
50%とする。Wb、Wについても同様の理由により上
限を夫々0.10%、α50%とする。
Ti、B。
・ T1及びBの効果については、両者を併用すること
によって鋼の焼入性を高めることはよく知られている。
本発明においてもT1及びBを必要に応じて添加するこ
とによシ焼入性を向上させている。しかし、本発明にお
けるT1及びBの添加は単に焼入性の向上を図るに止ま
らず、耐摩粍性の向上をも狙ったものであり、その効果
を充分に得るためには0.010%以上のT1及びn、
ooos%以上のBを添加する必要がおる。
一方、Tiを0.1%を越えて添加すると靭性を劣化さ
せるため上限を0.10%とし又Bについてはα005
0%を越えて添加してもその効果が飽和するので0.0
 O50%を上限とする。
本発明においては以上述べたような成分範囲とするが、
これが熱処理について述べると、本発明の鋼において施
すべき熱処理は通常の焼入焼戻す伺ら変るものでなく、
850〜950℃に加熱後油焼入れし、200〜400
℃の任意の範囲内で焼戻しするものである。その際、焼
戻温度は熱処理後の硬さがHv600以下に調整できる
ように選択する。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 下表第1表に示す鋼を通常の方法によって溶製1−、.
100mφ九棒に圧丸棒る。その圧延材゛を1000 
mmlに切断し、900℃X2hr加熱−油焼入−30
0℃X2hr加熱−空冷の熱処理を施した、それらにつ
いて常温における断面硬さの測定、500℃における高
温硬さの測定及びシャルピー衝撃試験(5183号、2
fl++I−Uノツチ、、10011+1φ表面部削出
し)を行なった。
さらに回転臼型摩耗試験機を用いて摩耗試験を行ない、
一定時間内での摩耗量をEIOM 440と比較して耐
摩耗性指数をめ、その結果を併せて第1表に示した。
上記第1表より明らかなように本発明の要件を満たす成
分から成る鋼A −Kは何れも常温硬さが表面部でHv
560〜600となっており、中心部でもはソ同等の硬
さが得られている。又500℃における硬さもHv35
0以上あり、耐摩粍性指数は五8〜5,3と極めて高い
数値が得られている。さらにシャルピー吸収エネルギー
も現用鋼SOM 440と串色のない良好な値を示して
いる。一方、本発明の要件を満たさない鋼L−Xは耐摩
耗性が現用鋼と比較して改善の程度が少々いか或杜靭性
が現用鋼よりも大巾に劣化するかの倒れかとなっており
、所定の性能が得られていない。
以上の如く本発明は鋼の成分を調整することによって耐
摩粍性を飛躍的に向上させることを可能ならしめたもの
でアシ、各種用途に巾広く利用できるものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量にて(3Q、35〜α45%、E110.6
    0〜1.50%、Mn1.80%以下、(3r2.50
    〜4.50%、 Mo O,20〜1.00%を含み、
    残部Fe及び不可避的不純物より成ることを特徴とする
    耐摩粍鋼
  2. (2)重量にてCO,!i5〜Q、45%、Si0.6
    0〜1.50%、Mn1.80%以下、Or2.50〜
    4.50%、 Mo 0.20〜1.00%を含み、さ
    らKVα01〜0.50%、Nl) 0.01〜0.1
    0%、Wo、01〜0.50%の1種又は2種以上を含
    み、残部Fe及び不可避的不純物よシ成ることを特徴と
    する耐摩粍鋼
  3. (3) 重量にてCα35〜0.45%、Si0.60
    〜1.50%、Mn1.80%以下、Or2.50〜4
    .50%、Mo0.20〜1.00%を含み、さらにT
    1α010〜0.10%、Bα0005〜α0030%
    の両者を含み、残部Fe及び不可避的不純物より成るこ
    とを特徴とする耐摩粍鋼
  4. (4)重量にて00.35〜0.45%、Eli(16
    0〜1.50%、Mn1.80%以下、Or2.50〜
    4.50%、 MO0,20〜1.00%を含み、さら
    にVo、01〜0.50%、 Nl) 0.01〜01
    0%、Wα01〜α50%の1種又は2種以上及びT1
     α010〜α10%、Bα0005〜O,OO30%
    の両者を含み、残部Fe及び不可避的不純物より成るこ
    とを特徴とする耐摩耗鋼
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006133668A1 (de) * 2005-06-16 2006-12-21 Georgsmarienhütte Gmbh Stahl für die herstellung von verschleissteilen für die baumaschinenindustrie
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JP2016518521A (ja) * 2013-03-22 2016-06-23 キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated 向上された材料特性を有する空気硬化性ベイナイト系鋼

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