JPS6021411B2 - 誤操作防止装置を有するテ−プレコ−ダ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カセットテープレコーダにおいて、謀操作防
止菱贋を有するテープレコーダに関する。

従来から、カセットハーフには、その後部側面に誤消去
防止用の爪が設けられているが、この爪を折ってテープ
レコーダに装着して使用する場合、務消去防止装置のた
めに録音操作を行なっても録音状態にならず再生状態と
なるようになっている。

このことは時として使用者があたかもテープレコーダが
録音状態であるような錯覚を起し録音すべき音が録音さ
れているものと思って録音を逃すような失敗の原因にな
るという欠点がある。本発明は、カセットハーフの謀消
去防止用の爪が折られているカセットをテープレコーダ
に装着して録音操作を行っても、謀消去防止用の爪の存
否を検出する機構に連動してテープが走行しないように
した手段を設けることによって、前記爪の折られたカセ
ットを使用して誤って録音操作をしても録音をしていな
いことを明瞭に使用者に認識させ従来の欠点を除去する
ことを目的とする。以下、本発明の詳細を実施例につき
図面によって説明する。第１図は本発明の一実施例のブ
ロック回路図を示し、再生スイッチａ、早送りスイッチ
ｂ、巻戻しスイッチｃ、ストップスイッチｄ、録音スイ
ッチｅはそれぞれ制御回路ｇの再生（ＰＬＡＹ）、早送
り（ＦＦ）、巻戻し（ＲＥＷ）、停止（ＳＴＯＰ）、録
音（ＲＥＣ）、のそれぞれ対応した入力端子に接線され
ている。

カセットハーフの譲消去防止用の爪が折れているかどう
かを検出する機構に連動してＯＮ・ＯＦＦするスイッチ
ｆの出力端は、補助制御回路ｈと制御回路ｇに接続され
ている。補助制御回路ｈの出力はゲート回路ｉに加えら
れて、これをコントロ−ルするようになっている。制御
回路ｇの再生出力と再生駆動回路（図示せず）の間に前
記ゲート回路ｉが挿入されており、補助制御回路ｈの出
力により制御されるようになっている。制御回路ｇの各
出力は再生スイッチａ、早巻きスイッチｂ、巻戻しスイ
ッチｃ、ストップスイッチｄ、録音スイッチｅのうち、
所要のモードのスイッチをＯＮすることにより、対応す
る出力を出すようになっている。スイッチｆはカセット
ハーフの誤消去防止用爪が折り取られた状態、もしくは
カセットハーフが装着されていない状態の時ＯＦＦする
（図面に示された状態）ようになっている。以上述べた
回路の動作を説明すると、謀消去防止用爪が折られたカ
セットハーフをテープレコーダに挿入して録音操作を行
った場合、スイッチｆは前記爪がないためＯＦＦとなり
、補助制御回路ｈの出力によりゲートｉが遮断状態とな
り、テープレコーダは再生状態とならず、また制御回路
ｇの録音入力ＲＥＣにスイッチｆからの入力がないため
録音の状態にもならない。

以上を更に第２図に示された要部具体的回路例によって
説明すると、再生スイッチａ、録音スイッチｅ、誤消去
防止用爪を検出する機構と連動するスイッチｆは第１図
の同符号のものと同一物を示す。

前記各スイッチａ，ｅ，ｆ、の入力側は正電位（高レベ
ルＨ）が接続されている。再生スイッチａの出力側はア
ンドゲートｊの一方の入力１とアンドゲートｋの一つの
入力２に接続されている。録音スイッチｅの出力はアン
ドゲートｋの入力１とナンドゲートｍの一方の入力２に
接続されている。スイッチｆの出力はアンドゲートｋの
入力３とインバータ１を介してナンドゲートｍの入力１
に接続されている。ナンドゲートｍの出力はアンドゲー
トｉの他の入力２に接続されている。以上の回路の動作
を説明すると、前記爪の折られたカセットハーフを使用
した場合、再生スイッチａのみをＯＮすると録音スイッ
チｅはＯＦＦ、スイッチｆもＯＦＦ、従ってナンドゲー
トｍの入力１はィンバータ１によって高レベル日、入力
２は低レベルＬとなりナンドゲートｍの出力は高レベル
日となる。したがってアンドゲートｊの入力１，２が共
に高レベル日となり、その出力は高レベル日となり、テ
ープレコーダは再生状態となる。次にプレイスイッチａ
と録音スイッチｅが押されて○Ｎした場合（すなわち録
音操作にした場合）、謀消去防止用爪が折られていない
カセットハーフ（録音してもよいテープ）を使っている
場合は、スイッチｆはＯＮ、従ってナンドゲートｍの入
力１は低レベルＬ、入力２は高レベル日となるからその
出力は高レベル日となり、従って、アンドゲートｉの入
力１，２は共に高レベル日、となる。

またアンド回路ｋの入力１、入力２、入力３はいずれも
高レベル日であるからその出力は高レベル日となり録音
状態となる。次に謀消去防止用爪が折られたカセットハ
ーフを使用の場合、スイッチｆはＯＦＦとなり、インバ
ータ１の出力は高レベル日、録音スイッチｅがＯＮであ
るため、ナンドゲートｍの出力は低レベルＬとなり、ア
ンドゲートｉの出力は低レベルＬのままであり、アンド
ゲートｋの入力１，２は高レベル日、入力３は低レベル
Ｌとなり、アンドゲートｋの出力は低レベルＬとなり、
テープレコ−ダは再生状態にも録音状態にもならず、テ
ープリールを回転させないので、録音を行っている錯覚
を防止することができる。

しかも上記のように他の必要な操作に対しては従来と同
様に行うことができる。以上から本発明によれば、謀消
去防止用爪の折られているカセットハーフが装着されて
いるテープレコーダを録音操作しても、テープ走行が行
なわれないので、録音が行なわれているという錯覚を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を説明するもので、第１
図は電気的方法による基本回路のブロック図、第２図は
第１図における要部具体例の電気回略図である。 ａ・・・・・・再生スイッチ、ｅ……録音スイッチ、ｆ
・・・・・・謀消去防止用爪の存否を検出する手段に連
動するスイッチ、ｇ・・・・・・制御回路、ｈ・・・・
・・補助制御回路、ｉ・・・・・・ゲート回路。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 再生スイツチの操作による再生操作により再生操作
   信号を出力して再生状態を形成し、再生スイツチ及び録
   音スイツチの同時操作による録音操作により再生操作信
   号及び録音操作信号を出力して録音状態を形成する制御
   回路と、カセツトハーフの誤消去防止用爪の存否を検出
   する検出手段とを備え、前記制御回路は前記検出手段が
   誤消去防止用爪のないことを検出しているときの前記録
   音操作時に前記録音操作信号の出力を阻止して録音状態
   の形成を防止するようになしたテープレコーダにおいて
   、再生操作信号を出力する前記制御回路の出力端にゲー
   トを接続し、該ゲートを前記検出手段による誤消去防止
   用爪の不検出と前記録音スイツチの操作との論理条件に
   よつて開閉し、前記カセツトハーフの誤消去防止用爪の
   ないときの前記録音操作に応じて前記ゲートを閉じて前
   記制御回路からの再生操作信号の出力を阻止するように
   したことを特徴とする誤操作防止装置を有するテープレ
   コーダ。