JPS6021169A - 連続鋳造用ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は注湯が容易で介在物の少ない金属薄板鋳造の可
能な薄板連続鋳造用ノズルに関する。

１対の同期運動する部材により形成される鋳型によって
、溶湯から直接薄板（数ｍｏ＋）を連続鋳造する装置と
しては、鋳型としての１対のロールが鋳片の移動と同期
して回転する双ロール式連鋳機、鋳型としての１対のエ
ンドレスベルトか同様に同期走行する双ベルト式連鋳機
などがよく知られている。これらは、凝固初期の鋳造方
向がほぼ垂直である垂直式と鋳造方向がほぼ水平である
水平式に大別される。垂直式は連鋳機注湯部に大きな湯
溜を形成させやすいが、溶湯へシトが大きくなりかちで
あり、鋳造ノズル給湯口と鋳型の接触面から渇漏れが生
じやすい。また連鋳機の高さが高くなり建設費が増大す
るだけでなく、操業性も悪くなる。

一方、へイズし・ット式連鋳機（この装置に関しては、
Ｉｒｏｎ　ａｎｄ　５ｔｅｅｌ　Ｅｎｇｉｎｅｅｒ誌、
Ｊｕｎｅ、　１９［１Ｂに総説が掲載されている。）に
よって代表される水平式連鋳機は双ベルト式のものが多
いが、開放ノズル型と閉鎖ノズル型がある。この場合は
、上に述べたような問題は少ないが、閉鎖型ノズルの場
合は鋳造ノズル注湯口の断面積が小さく、溶湯の鋳造ノ
ズル内での温度低下、溶湯凝固によるノズル閉塞を起し
、注湯が極めて困難である。開放型ノズルの場合は、注
湯は比較的容易であるが、湯面が上面エンドレスベルト
に接するため、湯面に浮上した非金属介在物がベルト走
行中に鋳片上側表面にトラップされやすいという問題や
、湯面変動によって湯じわが生じやすいという問題があ
った。この開放型ノズルに関連するこの困難は鋳造方向
が水平±３０°の場合に著しい。

本発明は以上のような問題を解決し、薄板連鋳機におい
て、注湯を容易にし、非金属介在物や湯じわの少ない薄
板を製造可能にした鋳造ノズルを提供することを目的を
する。

本発明によれば、鋳造方向が水平±３０°以内である水
平型の同期式連鋳装置の連続鋳造用ノズルであって、そ
の鋳造ノズルの注湯口の断面積が鋳造される鋳片の断面
積の２倍以−ヒあり、その注湯口が、注湯口の上下に配
置される１対の、鋳片と同期して動く鋳型と接触または
近接して設置可能であり、その天井部分に給湯ノズルを
挿入しうる受湯口と不活性気体の供給管を備え、その側
壁が同期運動する鋳型と接触するように延びて固定サイ
ドダムに接続し、かつ、注湯口より高い位舒にｅＩ湯の
自由表面を形成し得る頭部空間を確保し得ることを特徴
とする連続鋳造用鋳造ノズルが提供される。

本発明の鋳造ノズルは、双エンドレスベルト式連鋳機に
も、双ロール式連鋳機にも適用できる。

以下本発明を図面を参照して、その好適実施態様につい
て具体的に説明する。

ｉ１図は本発明の鋳造ノズルを使用した連続鋳造装置の
概念を示す。本発明の鋳造ノズルは第２図に斜視図で示
されている。

本発明の鋳造ノズルｌは耐火物、好ましくＬ±、いわゆ
るニューセラミックス材料で造られ、大体においてＷＪ
面の開いた箱の形をしており、開いた前面が注湯口を形
成する。第１．２図に示す態様では底面１０１は天井面
１０２より前後方向に短く、ｄｉ＋面の上半だけが庇状
に傾斜した前壁面１０３となっている。

側壁１０４，１０４′の前縁は天井から直線を描いて斜
めに下り、底辺からほぼ鋳造される薄板の厚さに等しい
距離において、ある曲率を以って底辺に平行な直線に移
行し、直線部の開始する点７．７゜まで延長し図示され
ないサイドダムに接続する。

支持ロール２０１゛、テンションロール２０２’、　Ｗ
動ｔｆｆ−ル２０３”によって支持され駆動されるエン
ドレスベルト２°がノズルの底面と側壁の延長部に密着
して配置されて鋳型の底面を形成する。勿論エンドレス
ベルト２°の下面には図示ｙれない冷却箱が配置され、
それから高圧高流速の冷却水が噴出してベルトを冷却す
るとともに鋳造ノズルの側壁およびサイドダムに湯漏れ
の無いように押し伺ける。

上側にハ支持ロール２０１、テンションロール２０２、
駆動ロール２０３によって支持され駆動されるエンドレ
スベルト　２が前面壁１０３と側壁　１０４．１０４゛
の延長部に密着するように配置されて鋳型の上面を形成
する。勿論エンドレスベルトの内側は下側ベルトと同様
、図示されない冷却箱が設けられ、これより高圧高流速
の冷却水が噴出してベルトを鋳型側壁とサイドサムに押
し付は且つ冷却する。冷却箱の下面が前記側壁とサイド
ダムに沿った形をしていることは勿論である。

ノズルの注湯口の断面積（点５、６間の距離Ｘノズルの
内法１］）は鋳片の断面積（点７．７°間の距離×鋳片
の巾）の２倍以七である。　先に述べたように、ノズル
の注湯口の断面積が小さいとノズル閉塞が起きやすいが
、本発明者等の実験によると、鋳造される鋳片の断面積
のほぼ２倍以、Ｌあればノズル閉塞を防止し得ることが
判明した。

ノズルの天井面１０２にはタンディツシュの給湯ノズル
１２を受け入れるための受湯口１３とＡｔのような不活
性気体を導入するための気体供給管１４が設けられてい
る。

溶湯は給湯ノズル１２によりタンディツシュより供給さ
れて鋳造ノズル内に自由表面１７を有する湯溜１６を形
成する。自由表面１７は湯面検知機１８によって検知さ
れ常に湯面が注湯口上縁５よりも上になるように制御さ
れる。必要ならば、不活性気体で賦圧してもよい。

鋳造ノズルをこの様に形成することによって、溶湯は鋳
造される以前に暫時貯留されるので、その間に非金属介
在物その他の不純物１８は分離浮上して鋳型のＬ面に巻
き込まれることがない。

本発明の鋳造ノズルを双エンドレスベルト式連鋳機に適
用する場合、注湯口とベルトとの接触の幾何学的条件は
上に述べた態様にのみ限らない。

前面壁は円筒状に湾曲していてもよい。

本発明の鋳造ノズルは、双ロール弐連鋳機にも適用でき
る。その実施態様は第３図に示されている。

第３図に示す鋳造ノズルは大体において第２図に示すも
のと同様であるが、前面壁１０３が垂直部分１０３ａと
水平部１０３ｂからなっており、底面は該前面壁の水平
部分の前縁と同じ位置まで延びている。１対のロール２
８．２８′が鋳造ノズルの前面壁の水平部分と底面の前
縁の位置に位置して鋳型を構成する。鋳造ノズルの側壁
はロールの円周と同じ円弧を描いてロールの最接近点８
．８°まで延びている。勿論、ロールはドラムロールで
あって内部から冷却されている。この実施態様において
も、上に述べたと同様に効果が達成されることは自明で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鋳造ノズルを含む連鋳機の一実施態様
の概念を示す図である。 第２図は第１図に示す本発明の鋳造ノズルの斜視図であ
る。 第３図は本発明の別の実施態様の鋳造ノズルの斜視１Δ
である。 これらの図において、 ２．２’、、、エンドレスベルト ３．３’、、、ロール １６１．鋳造ノズル ｔＳ、、、溶湯 １２、、、給湯ノズル １４、、、不活性気体供給管 １８’、　、　、湯面検知装置 特許出願人　日新製鋼株式会社 代理人　弁理士　松井政広　（外１名）＃／図 ／Ｚ 坑３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、＠遣方向が水平±３０°以内である水平型の同期式
   連鋳装置の連続鋳造用ノズルであって、その鋳造ノズル
   の注湯口の断面積が鋳造される鋳片の断面積の２倍以上
   あり、その注湯口が、注湯口の一ヒトに配置される１対
   の、鋳片と同期して動く鋳型と接触または近接して設置
   可能であり、その天井部分に給湯ノズルを挿入しうる受
   湯口と不活性気体の供給管を備え、その側壁が同期運動
   する鋳型と接触するように延びて固定サイドタムに接続
   し、かつ、注湯口より高い位置に溶湯の自由表面を形成
   し得る頭部空間を確保し得ることを特徴とする連続鋳造
   用鋳造用ノズル。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の鋳造用ノズルであっ
   て、その注湯口が同期走行双するエンドレスベルトに接
   触するように構成されていることを特徴とするもの。 ３、特許請求の範囲第１項に記載の鋳造用ノズルであっ
   て、その注湯口が回転する双ロールに接触するように構
   成されていることを特徴とするもの。４．特許請求の範
   囲第１ないし３Ｊ！４のいずれかの項に記載の鋳造用ノ
   ズルであって、鋳造ノズル内の湯面を検知する装置を備
   えていることを特徴とするもの。