JPS60209026A

JPS60209026A - 紡績機械

Info

Publication number: JPS60209026A
Application number: JP6029384A
Authority: JP
Inventors: Teiji Nakahara; 中原　悌二
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1984-03-27
Filing date: 1984-03-27
Publication date: 1985-10-21
Also published as: JPH0224929B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はステープルファイバ束から紡績糸を製造するた
めの紡績機械に関する。

従来のリング式紡績機は紡糸速度が１０ないし５０ｍ／
分と遅く、生産性が低いため１台の紡績機に２００ある
いはそれ以上の多数の錘を有し４ているのが普通である
。しかし近年は空気式紡績機のように２００ないし５０
０　ｍ１０といった高速紡糸の可能な紡績機が出現し、
これによれば１ｍでリング式の数錘分の生産を行うこと
ができる。

このような高速紡績機は生産性が高いため多品種小ロツ
ト生産を行うには一定時間当りのロフト切替回数を多く
要しミ管理上の負担はかえって増大する。

本発明は、このような問題を解決し、生産性が高くしか
も多品種小ロフト生産に適した紡績機械を提供すること
を目的とする。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図および第２図は本発明に係る紡績機械を示し、該
機械はフレーム（１）に沿って多数の紡績ユニット（ψ
を一列に並設してなる。フレーム（１）はコ字形の断面
をなし、該フレーム（１）内には各ユニット（Ｕ）に共
通の台車走行空間（２）が設けられ、また該空間（２）
に沿って上下２本のレール（３）（４）が架設されてい
る。（５）は玉揚装置（６）と糸継装置（７）を具えた
走行台車であり、上記レール（３）（４）に沿って台車
走行空間（２）内を往復走行する。

各紡績ユニット（Ｕ）はパックローラ（８）、ミドルロ
ーラ（９）およびフロントローラ（工０）からなるドラ
フト装置（１１）　、加熱装置（１２）　、デリベリロ
ーラ（１３）　、スラブキャッチャ　（１４）　、糸滞
留装置（１５）、および巻取装置（１６）をそれぞれ具
えている。ケンス（６）から引出されたステープルファ
イバ束（Ｓ）はドラフト族［（１１）によって一定太さ
までドラフトされた後、加熱装置（１２）によって加熱
されて紡績糸（Ｙ）とされる。

鎖糸（Ｙ）はスラブキャッチャ　（工４）によって糸欠
陥の有無を検査され、糸滞留装置（１５）を通過した後
、ボビン（Ｂ）上にパッケージ（Ｐ）として巻取られる
。巻取装置（１６）はフレーム（１）上に支持されて第
２図で左回り方向に回転するフリクションローラ（１７
）と、ボビン（Ｂ）を回転自在に挾持するクレードルア
ーム（１８）とからなり、該アーム（１８）は軸（１９
）によりフレーム（１）上に旋回可能に支持されて通常
はパフケ−Ｑ　（ｐ）をフリクションローラ（１７）に
圧接付勢しており、前記スラブキャッチャ　（１４）が
糸（Ｙ）の欠陥を検出したとき、またはパッケージ（Ｐ
）が満巻となったときのみ図示しない装置により第２図
左方に旋回してパッケージ（Ｐ）をフリクシづンローラ
（１７）から離反させる。（２０）はフレーム（１）上
に各ユニット（Ｕ）共通に設けられた排気パイプであり
、該パイプ（２０）の一端には図示しないブロアが連結
されている。上記パイプには一端がドラフト装置（ｉｉ
）および加熱装置（１２）の近傍に開口した吸気パイプ
（２１）（２２）が連通接続されており、上記ドラフト
装置（１１）等において発生する風綿を吸気パイプＣ２
１）（２２）から排気パイプ（２０）を経て排気する。

走行台車（５）上の玉揚装置（６）は満巻となったパッ
ケージ（Ｐ）をクレードルアーム（１８）から解放する
クレードルオープニングレバー（２３）　と、上記クレ
ートルア）−ム（１８）に新たに空のボビン（Ｂ）を供
給する空ボビン支持アーム（２４）　とを有している。

（２５）は本紡績機械の端部に設けられた空ボビン供給
装置である。紡績ユニット（［Ｊ）のうちの１つにおい
てパッケージ（Ｐ）が満巻になると図示しない装置が走
行台車（５）に対し玉揚指令の信号を発すると共に、満
巻のパッケージを挾持しているクレードルアーム（１８
）を前述の如く一定角度だけ旋回させ、該パッケージ（
Ｐ）をフリクションローラ（１７）から離反させる。走
行台車（５）は上記信号により当該満巻パッケージ（Ｐ
）を有する紡績ユニット（Ｕ）の前まで走行して停止し
、クレードルオープニングレバー（２３）　全旋回させ
てクレードルアーム（１８）を開き上記パッケージ（Ｐ
）を適当なプレートまたはロッド（２の上に落下させ、
次いで空ボビン支持アーム（２４）を旋回させて該アー
ム（２４）に支持されている空のボビン（Ｂ）を上記ク
レードルアーム（１８）に挾持させる。その後走行台車
（５）は糸継装＠（７）によって後述する糸継操作を行
い、その後第、１図左端の空ボビン供給装置　（２５）
まで走行して該装置（２５）から空ボビン（Ｂ）を受取
り、次の玉揚指令に備える。

糸継装置（７）はノック（２７）と、加熱装置（１２）
から紡出された上糸を上記ノック（２７）へ導くサクシ
ョンパイプ（２８）と、パッケージ（Ｐ）の下糸をノッ
ク（２７）へ導くサクションマウス（２９）とを具えて
いる。スラブキャッチャ　（１４）が糸（Ｙ）の欠陥部
分を検出したとき、または玉揚装置（６）による上述し
た玉揚操作が終了したとき、走行台車（５）は当該紡績
ユニット（υ）の前で停止してサクションパイプ（２８
）およびサクションマウス（２９）を第２図一点鎖線で
示す如く旋回させ、上記上糸および下糸をそれぞれノッ
ク（２７）へ導いて互いに糸継ぎさせ、その後クレード
ルアーム（１８）を元の位置に復帰させて糸（Ｙ）の５
巻取りを再開させる。なお、玉揚装置（６）によってク
レードルアーム（１８）に供給される空のボビン（Ｂ）
は上記した糸継ぎを行うため、該ボビン（Ｂ）の周囲に
予め少量の糸が巻回されているものとする。

第３図は紡績ユニット（Ｕ）においてドラフト装置（１
１）　、デリベリローラ（１３）およびフリクションロ
ーラ（１７）をそれぞれ駆動する駆動装置を示している
。上記したドラフト装置（１１）、両ローラ（１３）（
１７）およびこれらの駆動装置は各紡績ユニット（Ｕ）
について独立してそれぞれ別個に設けられ、従って各ロ
ーラの回転速度は各ユニット（Ｕ）ごとに異なったまた
は等しいものに設定され得る。第３図において、加熱装
置（１２）はドラフト装置（１１）から出たファイバ束
（Ｓ）に対し互いに逆の方向に旋回する圧縮空気を噴出
する２つのノズル（１２ａ）（１２ｂ）がら成り、糸滞
留装置（１５）は一端に糸（Ｙ）を受入れる開口部（３
ｏ）を有し他端に鎖糸（Ｙ）を引出す小孔（３１）を有
する中空の筒体である。デリベリローラ（１３）がら出
た糸（Ｙ）は常に一定量だけ糸滞留装置（１５）内にジ
グザグ状で存在し、糸（Ｙ）は開口部（３ｏ）から上記
装置（１５）内に供給される一方、フリクションローラ
（１７）によって小孔（３１）がら引出される。（３２
）は糸滞留装置（１５）とフリクションローラ（１７）
との間に場合により設置されるテンサである。デリベリ
ローラ（１７）“はインバータ　（３３）により駆動さ
れるモータ（３４）によって回転駆動され、該インバー
タ（３３）はマイクロコンピュータを含む主制御器（３
５）か所定電圧で駆動される。主制御器（３５）は更に
別の制御器（３７）に指令を送り、インバータ（３８）
を介してモータ　（３９）を駆動する。該モータ（３９
）の駆動力はギアボックス（４０）を介してバックロー
ラ（８）、ミドルローラ（９）、フロントローラ（１０
およびデリベリローラ（１３）に伝達され、各ローラ（
８）　（９）　（１０）（ｔａ）をそれぞれ互いに異な
る所定の速度で回転駆動する。ドラフト装置（１１）を
構成する各ローラ（８）　（９）　（ｔｏ）はフロント
ローラ（１の、ミドルローラ（９）およびパックローラ
（８）の順で周速が大となることによりスライバ（８）
を一定太さまでドラフトするが、各ローラ（８）（９）
　（１０）間の周速比即ちドラフト比はファイバ束（８
）または糸（Ｙ）の種類によって変化せられ、またドラ
フト比が一定であっても上記各ローラ（８）　（９）　
（１０）は共通の倍率で変化せられる。ギアボックス（
４０）はモータ（３９）からの駆動を伝達する多数の組
替え自在な加減速ギアを含み、制御器（３７）’からの
指示により該ギアを組替えることによって各ローラ（８
）（９）　（１ｏ）（１３）の回転速度を自在に設定す
る。（４１）は主制御器（３５）に接続されたキーボー
ド等を含む設定器であり、該設定器（４１）を介して主
制御器（３５）に所定の入力を行うことにより、各ロー
ラ（８）（９）　（１０）　（１３）（１７）の回転速
度を自在に設定しまた変更することができる。

紡績の途中において、ある１つの紡績ユニット（Ｕ）に
ついてだけファイバ束（Ｓ）の種類を変更したいとき、
あるいは製造すべき糸（Ｙ）の番手を変更したいとき、
作業者は当該ユニット（Ｕ）における設定器（４１）を
操作し、各ローラ（８）（９）　（１０）（１［有］（
１７）の速度を上記ファイバ束（８）または糸（Ｙ）に
り巻取られる糸（Ｙ）の速度または張力が不一致となっ
た場合に糸切れが生ずることを防止するためのものであ
る。パッケージ（Ｐ）がコーン形状であった場合、巻取
られる糸（Ｙ）の張力は該パッケージ（Ｐ）の径の大き
い部分と小さい部分とで互い・こ異なったものとなるが
、糸（Ｙ）は上記径の大きな部分に巻かれるとき糸滞留
装置（１５）から比較的多く引出され、径の小さな部分
に巻かれるときは比較的少量だけ引出される。従ってパ
ッケージ（Ｐ）に巻取られる糸（■の張力は常に一定と
なり、デリベリローラ（１３）とフリクションローラ（
１７）との間で糸（Ｙ）が張力増大による糸切れを生ず
ることがない。

第４図は紡績ユニット（Ｕ）およびその駆動装置につい
ての別の例を示し、この例ではドラフト装置（１１）か
ら出たファイバ束（８）を加熱する装置として、旋回空
気流を噴出する１つのノズル（１２ａ）と、該ノズル（
１２ａ）から出たファイバ束（８）を上記空気流と逆の
方向に仮撚するベルト式仮撚装置（４２）とを設けであ
る。該仮撚装置（４２）は２本の無端ベルト（４３）を
駆動プーリ（４４）と従動プーリ（４５）とにそれぞれ
巻掛けると共に互いにＸ字形に交差させ、交差面間にフ
ァイバ束（Ｓ）をニップしたもので、駆動プーリ（４４
）（４４）の回転により両ベルト（４３）（４３）が互
いに異なった方向に走行してファイバ束（８）に仮撚を
施す。該仮撚装置（４２）の駆動プーリ（４４）（４４
）は前記した主制御器（３５）から制御器（４６）およ
びインバータ（４７）を介して駆動されるモータ（４８
）によって回転駆動され、また回転速度を変更されるこ
とによってファイバ束（Ｓ）に対する撚りの付与数を変
更制御される。また前記条滞留装置（１５）とフリクシ
ョンローラ（１７）との間には、上記装置（１５）から
糸（Ｙ）を所定の速度で引出すフィードローラ（４９）
と、該ローラ（４９）から出た糸（Ｙ）の張力を検出す
る張力センサ（５０）とがそれぞれ配設される。フィー
ドローラ（４９）は主制御器（３５）から制御器（５１
）およびインバータ　（５２）を介して駆動されるモー
タ（５３）によって回転駆動され、またその速度を適宜
変更される。張力センサ（５０）により検出された糸（
Ｙ）の張力は変換器（５４）によって適当な電圧レベル
に変換されて主制御器（３５）に供給される。主制御器
（３５）は上記センサ（５０）により検出される糸（Ｙ
）の張力が常に一定となるようフィードローラ（４９）
の回転を制御する。

更に、ドラフト装置　（１１）に供給すべきファイバ束
（Ｓ）を貯溜したケンス（６）は回転可能に設けられた
回転円盤（５５）上の所定位置に複数個置かれ、該円盤
（４５）にはこれを所定角度だけ回転させるモータ（５
６）が設けられる。（５７）はファイバ束供給位置にあ
るケンス（ト）の重量を測定するセンサで、該センサ（
５７）およびモータ（５６）は主制御器（３５）と接続
された制御器（５８）に対しそれぞれ接続されている。

上記供給位置にあるケンス（イ）が空になると、上記セ
ンサ（５７）がこれを感知して制御器（５８）に信号を
送り、該制御器（５８）がモータ（５６）を駆動して回
転円盤（４５）を所定角度回転させ、ファイバ束（Ｓ）
を充分に収容した別のケンス（６））を上記供給位置に
位置させる。

第５図（イ）（ロ）はそれぞれ糸滞留装置（１５）の別
の例を示し、同図０）は糸（Ｙ）の進行路上に２本のビ
ン（６０）　（６０）を位置固定すると共旙こ、両ピン
（６０）（６０）の間にスプリング（６１）（６１）で
互いに離反する方向に付勢された２つのローラ（６２）
　（６２）を設け、上記ピン（６０）およびローラ（６
２）に糸（′ｌ）を係合させたものである。糸（Ｙ）の
巻取１力の変動に応じてスプリング（６１）が伸縮し、
巻取張力の変動が供給側の糸（Ｙ）に直接影響すること
力くない。同図（ロ）は中空の筒体（６３）内に糸（Ｙ
）の進行路に沿って多段の壁板（６４）を突出形成しｔ
コもので、糸（Ｙ）は各壁板（６４）上に少量づつ滞留
するため、糸（Ｙ）同士が絡み合うことを防止できる。

第３図および第４図に示した諸装置は各紡績ユニット（
Ｕ）ごとに独立して設け、各紡績ユニットについてその
ドラフト比や糸（Ｙ）の紡出速度または巻取速度等を別
々に設定できるものとするが、上記諸装置の中で各紡績
ユニットをこ共通して用いることが可能なものは該装置
を１台とし“でも差支えな（、例えば主制御器（３５）
と設定ｌ１ｏｌｊ１＼　ｔ、、ｈ　ｍｍ　−１＝　＋ｌ
　ｋ　（ｎ１１ｒ　ｎ通１７て用０、該設定器（４１）
から特定の紡績ユニツト（Ｕ）を適宜指定するようにし
て良い。また本発明は紡績機械においてドラフト装置を
各紡績ユニツトごとに個別に駆動し得るようにしたもの
であるから、上記紡績機械が紡績ユニットを１台のみ含
む場合も当然本発明中に含まれる。

以上説明したように本発明によれば、各紡績ユニットご
とにドラフト比またはドラフトされる糸の速度を変える
ことができるので、各紡績ユニットごとに異種の糸を製
造することができ、多品極小ロフト生産に適した生産シ
ステムを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は紡績機械の正面図、第２図は紡績機械の断面図
、第３図は紡績機械の駆動装置を示すブロック図、第４
図は上記駆動装置の別の例を示すブロック図、第５図（
イ）（ロ）はそれぞれ糸滞留装置の別の例を示す図であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

ステープルファイバ束をドラフトするドラフト装置と、
該ドラフト装置を出た上記ファイバ束を加熱する加熱装
置と、該加熱装置により得られた糸を巻取る巻取装置と
からなる紡績ユニットを複数台具えた紡績機械であって
、上記ドラフト装置を駆動する駆動装置を各ユニット毎
に独立して設けであることを特徴とする紡績機械。