JPS60207659A - 歯肉結合組織と線維性付着を成立させうる人工歯根 - Google Patents

歯肉結合組織と線維性付着を成立させうる人工歯根

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JPS60207659A
JPS60207659A JP59063777A JP6377784A JPS60207659A JP S60207659 A JPS60207659 A JP S60207659A JP 59063777 A JP59063777 A JP 59063777A JP 6377784 A JP6377784 A JP 6377784A JP S60207659 A JPS60207659 A JP S60207659A
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保坂 尚紀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工歯根に関し、一層詳細には、顎骨に植立し
た際に、歯肉結合組織と良好な線維性の結合が得られる
ことによって、歯肉上皮の深部増生、ひいては、細菌感
染等外来浸潤による歯肉深部への組織破壊を阻止し、歯
槽U+ta等の歯周病対策に良好な結果が得られる人工
歯根に関する。
人工歯根は、近年、アパタイト、アルミナ、ジルコニア
、カーボン、バイオグラス等の優れたインブランi・材
料が開発されると共に、あるものは実用化され、あるも
のは実用化に向けて研究がなされている。特に、アパタ
イトは、生体のゼ組織や、歯牙組織と同様な結晶構造を
有しており、生体親和性に優れ、生体組織への反応態度
も、生体活性をもつ材料として注目を集めている。そし
て、アパタイトによる人工歯根は、周囲骨組織と良好な
骨性癒着を起こすと共に、歯肉上皮とのhalfdes
mosomesによる上皮付着が得られることが既に報
告されている。しかしながら、上記の最良の結果が得ら
れる該アパタイトにしても、歯肉上皮と、骨組織との間
に存在する歯肉結合組織との良好な結合状態は得られて
いないのが現状である。元来、細菌感染等の種々の外来
性浸潤に対する生体の防御機構には、歯肉上皮と歯牙エ
ナメル質との上皮性(=j着、ならびに、歯肉結合組織
と歯牙セメント質との線維性付着があり、特に、後述の
線維性付着は、不可欠なものとされている。
従って、従来の人工歯根は、線維性何着機構を有さない
という欠点があるため、歯槽1Ill漏等の歯同病対策
には、難点があった。
ずなわら、上皮付着は、half desmosome
sによる弱し11着であって、通常の健康な生体の歯牙
においても、歯肉上皮に僅かな炎症が生じたり、外来性
刺激が加わると、歯肉」1皮は容易に歯牙表面から離れ
てしまう。
このように、何着上皮は、通′lW何らかの原因で歯牙
表面にイで1いたり離れたりしている。この点は、人工
歯根の場合も同様である。したがって、従来のように人
工歯根と、歯肉結合組織との線卸:性の付着が得られな
い状態にあっては、上皮が剥がれた際浸入した細菌等が
歯肉深部まで入りこめ、山槽膿凋等の歯周病を引き起ご
ず原因となっていた。
このように、歯周病対策には、生体歯牙、人工歯根も共
に、前述歯肉結合組織との強固な線維性のイ」着の存在
が、重要な因子となるものであるが、従来の人工歯根で
は、歯肉結合組織と強固な、線紐性伺着を生しるものが
存在しなかった。
本発明は上記難点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、人工歯根と歯肉結合組織との間に強
固な線維性付着を成立させ、細菌等の浸入を阻止し、歯
周病の発生を有効に抑止できる人]二歯根を提供するに
あり、その特徴は、人工歯根を顎骨に植立した際、歯肉
結合組織に対応する人工歯根表面に、線維性付着を成立
させることに必要な、新生骨添加を誘導する微少な凹凸
が形成されているところにある。
以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施例を詳細に
説明する。
第1図は本発明に係る人工歯根の説明図である。
人工歯根10の材料はアパタイト(Ca、、(POJg
 (0■)2)が好適に用いうる。他の材料としては、
アルミナ。
ジルコニア、カーボン、バイオグラス等が有効であるが
、本発明においては材料的には特に限定されない。
本発明において特徴的なことは、図面に示されるように
、人工歯根IOを顎骨に植立した際に、歯肉上皮12、
歯肉結合組織14、骨組1111i16のうち歯肉結合
組111i14に対応する部位付近Pに、100μm〜
300μmの凹凸が形成されている点にある。
この凹凸は、第2図に示すように、人工歯根10の上記
部位1)の範囲にきわめて浅い凹面18を形成し、さら
にこの凹面18の表面上に粒径100.um〜30(l
IImのアパタイト粒子を付着させ、これを凹面18表
面」二に焼結させて形成することができる。
あるいはまた、成形型の対応する部位内面に所定の凹凸
を形成しておき、型取りと同時に部位Pに所定の凹凸が
形成されるようにし、そのまま本体共々焼成するように
してもよい。
あるいは部位Pに螺旋状、リング状あるいは格子状の凹
溝(図示−Lず)を形成するようにしてもよい。
なお最適には部位Pの表面に直径100μm〜300μ
m程度の多数の穴(多孔)が形成されるようにするとよ
い。
この穴の形成には、前記したようにアパタイト粒子が凹
面18表面に多層にイ」着されるように塗布し°ζ焼結
することによって、粒子と粒子の間隙を穴として利用す
るとよい。
本発明においては、要は前記の部位Pに、100μm〜
300μmの凹凸が形成されていればよいものである。
この凹凸が形成されていることによって、人工歯根10
を第3図のごとく顎刊に植立すると、骨組織16および
歯肉上皮12は従来と同様に創外癒着および上皮付着す
る他、部位Pにはその凹凸部に下層の骨組織16が順次
下方から進入添加し、結局部位P上に骨組織が這い上が
って、部位Pと結合組織」4間に新生骨組織層20が形
成される。
この創組織屓20と人工歯根10表面との間には上述の
強固な骨性癒着が生じ、また骨組織層20と歯肉結合組
織14との間には生体におけると同様な強固な線維性の
結合が行われ、線維性付着が成立する。
このように部位Pの凹凸の存在によって、部位Pと歯肉
結合組織14との間に新生骨組織層20が形成される結
果、新生骨組織層20内に歯肉結合組織14中の線維S
が封入されることによって部位Pと11+肉結合組熾1
4間が強固に連結される状態となるのである。
第4図は重代の状態を示す説明図である。
(イ)は歯肉を切開した状態、(ロ)は積立用穴を穿孔
した状態、(ハ)は人・工歯根10を積立した直後の状
態、(ニ)は部位Pと歯肉結合組織14間に骨組織Iv
120が形成された状態である。
部位Pの凹凸は凸の部分が、第2図に示すように、人工
歯根IOの上部、下部の表面と同し高さか、あるいは第
5図に示すようにこれよりも若干低い程度が凹凸面への
骨の新生添加に適している。
凹凸の大きさは、100μm以下であると骨組織16の
凹凸部内への進入が容易に行われず、創組織層20の這
い上がり、つまり凹凸面への刊の新生添加が見られない
ので100μm以上である必要がある。また300μm
以上であると、細菌感染等の原因となるので300μm
以下が好適である。
なお部位Pに凹凸が存在することによって歯肉上皮12
のいわゆる深部増生が阻止されるという好結果が得られ
る。
なおまた本発明においては、第6図のように歯肉結合組
織14下方の骨組織16に対応する人工歯根IO下部表
面上にも前記と同様な凹凸を設シJて人工歯根下部の骨
性癒着を促進するようにしてもよい。しかしこの人工歯
根下部の骨組織16に対応する部位は凹凸を付さなくて
も本来必要な程度の骨性癒着がずでに得られており、し
かも上記のような骨組織の這い上がりは必要としないか
ら、上記の凹凸は必ずしも必要としないのである。
しかし第5図に示すように骨内まで凹凸部を若干延長す
ることは、上方への新生骨添加を促進するものである。
しかしながら、歯肉上皮12に対応する人工歯根10の
上部には前記の凹凸は設けてはならない。
half desmosomesによる上皮付着は弱い
結合であって、凹凸が存在するとかえって上皮付着が妨
げられるからである。これは前述の骨組v&20より下
方への歯肉上皮の深部増生が阻止できるゆえんでもある
以上のように本発明においては、人工歯根の歯肉結合組
織に対応する部位付近に凹凸を設けることによって、該
部位に下層の旧組織の凹凸面への新生添加を生しさせる
ことができ、この這い上がった骨組織層を介して歯肉結
合組織が人工歯根と強固に結合することとなるので、人
工歯根は結果として生体歯牙同様の強固な線維性付着を
有することになり外来性刺激等によって歯肉上皮が人工
歯根表面から離れ−でも、炎症性細菌等の歯肉深部への
浸入を阻止でき、歯周病の発生を有効に抑止できる等の
著効を奏する。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は人工歯根と歯肉断面を示す説明図、第2図は人
工歯根の断面図、第3図は骨組織の這い上がりを示す説
明図、第4図は重代の状態を示す説明図、第5図は凹凸
の凸部表面を人工歯根の他の部位の表面より低くした説
明図である。第6図は凹凸部を歯根下部まで延長した例
を示す説明図である。 10・・・人工歯根、12・・・歯肉上皮。 14・・・結合組織、 16・・・骨組織。 18・・・凹面、20・・・新生骨組織層。 特許出願人 保坂尚紀 第1図 第2図 第41刺 (イ)(「)) 2 (ハ) (S)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アパタイト等のインブラント材料から成る人工歯根
    において、顎骨に植立した際に歯肉の結合組織に対応す
    る部位付近表面に、新生骨の添加を誘導して、線維性付
    着を成立させるべく、100μm〜300μmの凹凸を
    形成して成る歯肉結合組織と線維性付着を成立させうる
    人工歯根。
JP59063777A 1984-03-31 1984-03-31 歯肉結合組織と線維性付着を成立させうる人工歯根 Granted JPS60207659A (ja)

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JP59063777A JPS60207659A (ja) 1984-03-31 1984-03-31 歯肉結合組織と線維性付着を成立させうる人工歯根

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JPH0359695B2 JPH0359695B2 (ja) 1991-09-11

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JP (1) JPS60207659A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60220056A (ja) * 1984-04-18 1985-11-02 三菱マテリアル株式会社 人工歯
WO2013054935A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 学校法人松本歯科大学 インプラント構造体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60220056A (ja) * 1984-04-18 1985-11-02 三菱マテリアル株式会社 人工歯
WO2013054935A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 学校法人松本歯科大学 インプラント構造体
US9814545B2 (en) 2011-10-13 2017-11-14 Matsumoto Dental University Implant structure

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JPH0359695B2 (ja) 1991-09-11

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