JPS6017899A - 診断用ｘ線テレビジヨン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、透視診断及び撮影診断が可能な診断用Ｘ線テ
レビジョン装置に係り、特に透視診断を速やかに行なえ
るようにした診断用Ｘ線テレビジョン装置に関する。

〔発明の技術的背景〕

っており、通常、大焦点と小焦点のいずれかを選択でき
る２重焦点形のＸ線管が甲いられる。

そしてこのような装置では、撮影診断でに被検体として
の生体のＸ線像を、生体の動きによる？ケをできるだけ
抑えてフィルムに撮影するために、大きなＸ線曝射量を
短時間に曝射させる短時間撮影が行なわれるので鮮鋭度
は落ちるがＸ線管は管電流、管電圧を大きくとれる大焦
点が用いられる。

また、透視診断では管電流、管電圧が大焦点のものより
も抑えられて小さいＸ線強度しか得られないが鮮鋭度の
高い小焦点が用いられている。ところで、Ｘ線撮影は、
透視診断中に所望の像が映出されたときに行なうので、
診断効率を高めるためには、上記透視診断において、透
視スイッチを操作してから速やかに画像がモニタ上に表
示されることが望ましい。

しかし乍ら、Ｘ線管の陰極加熱用のフィラメントの有す
る熱慣性により、フィラメントの温度上昇には、かなり
の時間を必要とし、透視スイッチを操作してから所定時
間後にＸ線が曝射されるので、診断時に速やかに画像が
得られない不具合があった。

そこで、上記不具合を解消したものとして第１図に示す
ように構成された診断用Ｘ線テレビジョン装■゛がある
。即ち、第１図の診し１用Ｘ線テレビジヨン装置は図示
上ない主電諒がオンされた状態では透視予備加熱回路１
及び撮影予備加熱回路２の夫々の接点３，４は制御回路
５により閉路状態に設定しである。この時、Ｘ線管６の
小焦点用の透視用フィラメント７及び大焦点用の撮影用
フィラメント８には、加熱用変圧器９０巻始め端Ｓと中
間タラ７″Ｔとの間に誘起された２次出力が上記透視予
備加熱回路１及び撮影予備加熱回路２の予じめ各予熱レ
ベルに対応］７た抵抗値を有する抵抗１０．１１を介し
、更にフィラメント用変圧器１２の透視用変圧部１２Ａ
及び撮影用変圧部１２Ｂを介して印加される。従って、
この時点で透視用フィラメント７及び撮影用フィラメン
ト８は予熱される。そして図示１〜ない透視スイッチを
第２図に示す時刻ｔｌ＋でオンすると、制御回路５によ
り本加熱回路１３がオンし、加熱用変圧器９０巻始め端
Ｓと巻終り端Ｅとの間に誘起された二次出力が本加熱回
路１３を介し透視用本加熱出力に変換されて、フィラメ
ント用変圧器１２の透視用変圧部１２ｋを介してＸ線管
６の透視用フィラメント７に印加される。これにより、
透視予備加熱回路１により予熱されて透視予熱レベルＡ
１にある透視用フィラメント７は徐々に温度上昇し、時
刻ｔ□で透視可能レベルＡ２に達する。

この時点では既にＸ線管６の陽極１４と陰極１５との間
には整流器１６を介して高圧変圧器１７から供給された
高圧電圧が印加されているので、透視可能レベルＡ、の
近傍に達する時刻ｔ１３で陰極１５から熱電子が陽極１
４に向けて放出され、陽極１４上の熱電子衝突点（焦点
）より透視条件のＸ線が曝射されることになり、透視画
像信号は時刻ｔ’ｓにて取り出され、ＴＶモニター上に
画像が表示されることになる。なお、透視診断時には、
制御回路５の制御により、本加熱回路１３を起動させる
と透視予備加熱回路Ｉの接点３は開路され、壕だ撮影診
断時に本加熱回路１３を起動させると、撮影予備加熱回
路２の接点４は開路されるようにして、同時に複数回路
が作動状態にならないようにしである。

」二重のように、第１図に示した装置では、主電源がオ
ンした状態では、透視用フィラメント７は透視予備加熱
回路１により透視用予熱レベルＡ１が与えられる。そし
て時刻ｔ１１　で透視スイッチをオンし、本加熱回路１
３を起動して透視用フィラメント７を加熱するので、こ
の場合、フィラメントの有する熱慣性のために、透視用
フィラメント７の温度上昇は緩慢であることから、透視
レベルＡ、に達する１でには時間１１１−ｔｌｌを要し
、透視画像信号を得るまでには時間ｔ１３　ｔｌｌ　を
要してしまう。更に撮影スイッチを時刻１１１でオンし
ても、透視条件から撮影条件への切換に時間を要するた
め、時刻１１１になって撮影可能となる。但し、時刻ｔ
ｔｓで撮影終了となり、時刻ｔｔｓから時刻ｔ□までの
間は撮影から透視への切換時間となる。

このように、透視スイッチをオンしてから透視診断が行
なえる状態になるまでに時間ｔ１３−　ｔｌｌを要し、
この時間は診断時においては、被検者に対して不要な待
機時間を力えるものであり、精神的不安を力えることに
なり、また診断能率を向上させるためにもその短縮が望
まれている。

そこで、これを解消する手法として、透視予備加熱回路
１による透視予熱レベルＡ、を、透視可能レベルＡ、に
近いレベル（第２図に示すような透視予熱レベルＡ３　
；Ａ２）Ａ、）Ａ、）に設定することが考えられる。こ
の手法によれば、透視用フィラメント７の加熱立上り時
間は短縮されるので、上記不具合は解消される。しかし
乍ら、撮影診断時に本加熱回路１３により本加熱された
撮影用フィラメント８に対し、透視予熱レベルＡ、より
も高レベルにて予熱されている透視用フィラメント７に
より熱影響を与えてしまう。これにより、撮影用フィラ
メント８は二重焦点となってしまい、撮影診断時に要求
されるＸ線の曝射が適切に行なわれず、撮影診断が正常
に行なわれない不具合を生じさせる結果となる。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目的
とするところは、透視診断及び撮影診断を行なう診断用
Ｘ線テレビジョン装黄において、透視スイッチをオンｌ
〜てから速やかに透視診断が行なえ引続き撮影診断も正
常に行なうことが可能な診断用Ｘ線テレビジョン装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明による診断用Ｘ線テレビジョン装置は、透視診断
用焦点及び撮影診断用焦点を有する焦点形のＸ線管を用
いた診断用Ｘ線テレビジョン装置において、上記Ｘ線管
の透視診断用焦点の陰極加熱に用いる透視用フィラメン
トを予熱するものであって高予熱レベル及び低予熱レベ
ルが設定された透視予備加熱回路と、上記Ｘ線管の撮影
診断用焦点の陰極加熱に用いる撮影用フィラメントを予
熱する撮影予備加熱回路と、上記透視用フィラメント及
び撮影用フィラメントを透視診断及び撮影診断が可能に
本加熱するものであって透視用本加熱レベル及び撮影用
本加熱レベルが設定された本加熱回路と、透視診断の待
機時、上記透視予備加熱回路を高予熱レベルにて起動し
且つ上記撮影用予備加熱回路を起動し、透視診断時には
上記透視用フィラメントを本加熱するべく上記本加熱回
路を透視用本加熱レベルにて起動し、撮影診断時は上記
透視予備加熱回路を低予熱レベルにて起動し且つ上記撮
影用フィラメントを本加熱するべく上記本加熱回路を撮
影用本加熱レベルにて起動する制御回路とからなるＸ線
管フィラメント加熱回路とを備禾、透視診断を行なう前
にはＸ線管の透視用フィラメントを高レベルで予熱し、
透視診断が終了したならば透視用フィラメントを低レベ
ルで予熱するようにして、撮影診断が正常に行なわれ且
つ透視診断時の待ち時間を大幅に短縮するようにしたも
のである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を第３図を参照して説明する。第
３図においては第１図と同一部分には同一符号を利して
その説明は省略し、ここでは異なる部分のみを説明する
。

第３図において、１８は高予熱レベルＣＩ及び低予熱レ
ベルＣ１が設定された透視予備加熱回路である。この透
視予備加熱回路１８は、接点１９が閉路し且つ接点２０
が閉路し月つ接点２１が開路することにより抵抗２２が
低抵抗値に設定されるように構成してあり、これによっ
て高予熱レベルＣ３に設定される。また、接点１９が閉
路し且つ接点２０が開略し且つ接点２１が閉路すること
により抵抗２２が高抵抗値に設定されるようになってお
り、これによって低予熱レベルＣ２に設定されるように
なっている。

ここで、制御回路２３は、主電源がオンされると透視予
備加熱回路１８を高予熱レベルＣＩにて起動されるよう
に制御し且つ撮影予備加熱回路２を起動制御し、透視ス
イッチ及び撮影スイッチがオンされると上記透視予備加
熱回路１８及び撮影予備加熱回路２の起動を中止させる
ように制御し且つ本加熱回路１３の起動制御を行なう。

寸だ透視診断から撮影診断へ移行する際には、制御回路
２３により、透視スイッチがオンされると本加熱回路１
３の起動を中止するように制御し、透視予備加熱回路１
８を低予熱レベルＣＩにて起動するように制御する。こ
こで透視予備加熱回路１８の高予熱レベルＣ０は、後述
する透視診断が可能となる透視可能レベルＣ１に近い予
熱レベルであり、低予熱レベルＣ７は、撮影用フィラメ
ント８が二重焦点等にならないように設定された予熱レ
ベルである。

次に上記レベルＣＩ　＋　ｃ、ｌ　ｃ、の具体的な値の
設定について述べる。

高予熱レベルＣ１；透視電流が０．２　ｍＡ（フィラメ
ントの寿命が０．０１　ｍＡ以下とほぼ同一条件）にな
るように透視予備加熱回路１８を設定する。

この場合透視診断時に透視電流を０．０１ｍＡに設定す
る時は本加熱回路１３で設定される。なお、電流０．０
１　ｍＡの条件は診断上線量不足である。

低予熱レベルＣ２；透視電流が０．０１ｍＡ以下（すな
わち撮影診断時に透視用焦点からのＸ線線量は０）に々
るように透視予備加熱回路１８を設定する。

透視可能レベルＣ８；透視診断時に透視電流が０〜４　
ｍＡの設定が出来る様に本加熱回路１３で設定される。

なお、日本工業規格（ＪＩＳ）における管電圧、管電流
の調整範囲を表１に示す。

次に」二重の如く構成された本実施例の動作及び作用に
ついて第３図及び第４図を参照して説明する。第４図は
、本実施例の動作シーケンスを示すタイムチャートであ
る。第３図及び第４図においで、図示しない主電源が投
入された状態では、制御回路２３により、透視予備加熱
回路１８の接点１９．２０は閉路し、接点２１は開路さ
れ、また撮影予備加熱回路２の接点４は閉路されている
。従ってＸ線管６の透視用フィラメント７は、加熱用変
圧器９、透視予備加熱回路１８及びフィラメント用変圧
器１２の透視用変圧部１２ｋにより、第４図に示す、高
予熱レベルＣＩにて高予熱される。また撮影用フィラメ
ント８は、加熱用変圧器９、撮影予備加熱回路２及びフ
ィラメント用変圧器１２の撮影用変圧部１２Ｂにより与
えられる予熱レベルで予熱さ才ｌる。時刻ｔ３１で図示
しない透視スイッチをオンにて起動する。この時、制御
回路２３の制御により、透視予備加熱回路１８の接点１
９け開路し、予熱が中止される。この時寸で、透祝用フ
ィラメント７け、透視予備加熱回路１８により透視可能
レベルＣ３に近い高予熱レベルＣＩにて予熱されていた
ので、本加熱回路１３による透視用本加熱出力により、
時刻ｔｘｔにて透視可能）／ペルＣ３に達する１、従っ
て透視スイッチをオンしてから透視診断が可能となるま
でに要する時間はｔｓｔ　ｔ３１であり、透視画像信号
が得られるまでに要する時間即ち、待ち時間はｔｓｓｔ
ｓ＋（時刻ｔ３３は時刻ｔ８’ｌとほぼ同時刻である）
となり、この待ち時間は第１図に示した従来例よりも大
幅に短縮されたものとなる。

そし、て、透視診断が終了して、時刻ｔ３４にて透視ス
イッチがオフとなると、制御回路２３により、透視予備
加熱回路１８の接点１９．２１は閉路し、接点２０け開
路して、透視予備加熱回路Ｉ８は低予熱レベルＣ７に設
定される。まだ、上記時刻ｔｓ４とほぼ同時刻の時刻ｔ
３．で撮影スイッチをオンし、本加熱回路１３を撮影用
本加熱レベルにて起動し、撮影用フィラメント８を本加
熱する。この時撮影予備加熱回路２の接点４は開路し、
予熱は中１トされる。この時、透視用フィラメント７は
可能しくルＣ３から下がり、時刻ｔ３１１で低予熱レベ
ルＣ２にて設定された低レベルの予熱状態となる。時刻
ｔｓｙでは、撮影用フィラメント８は撮影診断が可能と
なる。この時、透視用フィラメント７は、撮影用フィラ
メント８に影響を与えない程度に設定された低予熱レベ
ルＣ７で予熱されているので、撮影用フィラメント８に
対し影響を与えることがなく、従って撮影用フィラメン
ト８は一重焦点になることはない。次に時刻ｔｓａで撮
影診断が終了すると、撮影予備加熱回路２の接点４は閉
路ｌ〜で、撮影用フィラメント８を予熱すると共に透視
予備加熱回路１８の接点Ｉ９，２θを閉路し、接点２ノ
を開路することにより、透視用フィラメント７を高予熱
レベルＣＩにて予熱する。

上述したように本実施例では、透視スイッチをオンして
から透視画像信号が得られる１でに要する時間、即ち待
ち時間が大幅に短縮され、診断時においては、被検者に
対１〜で不要な待機時間を与えることがなく、精神的不
安を与えることはない。また透視診断が終了したら、透
視用フィラメント７を低予熱レベルＣ７に設定するので
、撮影診断時において、撮影用フィラメント８に対して
二重焦点を生じさせることもない。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨を変更しない範囲で種々変形して実施でき
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明では、透視診断及び撮影診断が
可能な診断用Ｘ線テレビジョン装置にお°いて、透視診
断を行なう前にはＸ線管の透視用フィラメントを高レベ
ルで予熱し、透視診断が終了したならば透視用フィラメ
ントを低レベルで予熱するように構成したので、撮影診
断が正常に行なわれ肚つ透視診断時の待ち時間を大幅に
短縮することが可能な診断用Ｘ線テレビジョン装置が提
供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の診断用Ｘ線テレビジョン装置を示す構成
図、第２図は第１図の装置の動作シーケンスを示すタイ
ミングチャート、第３図は本発明による診断用Ｘ線テレ
ビジョン装置の一実施例を示す構成図、第４図は同実施
例の動作シーケンスを示すタイミングチャートである。 ２・・・撮影予備加熱回路、６・・Ｘ線管、７・・・透
視用フィラメント、８・・・撮影用フィラメント、９・
・加熱用変圧器、１２・・・フィラメント用変圧器、１
３・・・本加熱回路、１４・・・陽極、１５・・・陰極
、１７・・・高圧トランス、１６・・・整流器、１８・
・・透視予備加熱回路、２３・・・制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透視診断用焦点及び撮影診断用焦点を有する多重焦点形
   のＸ線管を用いた診断用Ｘ線テレビジョン装置において
   、上記Ｘ線管の透視診断用焦点の陰極加熱に用いる透視
   用フィラメントを予熱するものであって高予熱レベル及
   び低予熱レベルが設定された透視予備加熱回路と、上記
   Ｘ線管の撮影診断用焦点の陰極加熱に用いる撮影用フィ
   ラメントを予熱する撮影予備加熱回路と、上記透視用フ
   ィラメント及び撮影用フィラメントを透視診断及び撮影
   診断が可能に本加熱するものであって透視用本加熱レベ
   ル及び撮影用本加熱レベルが設定された本加熱回路と、
   透視診断の待機時、上記透視予備加熱回路を高予熱レベ
   ルにて起動し且つ上記撮影用予備加熱回路を起動し、透
   視診断時には上記透視用フィラメントを本加熱するべく
   上記本加熱回路を透視用本加熱レベルにて起動し、撮影
   診断時は上記透視予備加熱回路を低予熱レベルにて起動
   し且つ上記撮影用フィラメントを本加熱するべく上記本
   加熱回路を撮影用本加熱レベルにて起動する制御回路と
   からなるＸ線管フィラメント加熱回路を具備したことを
   特徴とする診断用Ｘ線テレビクヨン装置。