JPS6017811Y2 - コネクタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、相対向する一対の係止片とストッパーとを設
けたコネクター取付用の台座上に取付けるコネクターで
あって、コネクターの前後方向における逆組付防止をな
し得るようにしたコネクターに関するものである。

一般に、台座上に取付けるコネクターにおいては、その
前後方向において逆組付けすると、相手方のコネクター
を接続することが出来ない場合がある。

その一例として、第１図に示すように、前面レンズ４を
固着したランプボデー１と２との間に台座５が設けられ
、この台座５上に従来のコネクターａが組付けられる場
合について説明する。

なお、このコネクターａは、前記ランプボデー１．２よ
り突出した各々のソケット１１．２１にコード３により
電気的に接続されている。

そして、電源に接続された相手方のコネクターｂが定ま
った方向である矢印Ｐ方向よりコネクターａに差し込ま
れる。

更に詳細には、第２図イに示すように、コネクターａは
ハウジングｄと取付基板ｅとより戊り、該基板ｅの左右
に延設したフランジｆｉｔ ｆ２を形威している。

かかるコネクターａを取付ける台座５は、第２図口に示
すように、側壁５１．５２，５３．５４と上面５７とよ
り略四角柱状の形状をな腰側壁５１，５３上にストッパ
ー５９ａ、５９ｂを有する相対向した一対の１字状係止
片５６．５５を形威し、上面５７に取付基板ｅの端縁が
当接するストッパー５８ａ、５８ｂを並設している。

従って、コネクターａを台座５に組付けるには、フラン
ジｆ１．ｆ２を台座の上面５７と係止片５５．５６との
間に差し込んでスライドさせ、取付基板ｅの前後両端縁
を前記ストッパー５８ａ、５８ｂおよび５９ａ、５９ｂ
に当接させて行なわれる。

しかしながら、従来のコネクターａは、その両フランジ
ｆ１．ｆ２の形状が前後方向において同一であるため、
第３図イ９口に示すように、台座５への取付方向が前後
何れの方向からでも組付いてしまう。

即ち、第３図のイと口では、台座５に対するコネクター
ａの組付方向が逆向きである。

このため、第１図の川こおいて、仮にコネクターａを第
３図口のように逆向きに組付けた場合には、相手方コネ
クターｂを矢印Ｐ工方向よりコネクターａに差し込まな
ければならない。

しかし、左右のランプボデー１，２の間隙が狭いため、
相手方コネクターｂの差し込みが出来ない。

このように従来のコネクターａは、台座５への組付方向
が前後例れの方向からでも組付いてしまうため、誤組付
が生じ易いという欠点を有する。

本考案は、上記の欠点を解消すべくなされたもので、上
記の如く形成された台座へのコネクター組付が一定方向
でなければ組付けることができないようにし、これによ
り誤組付を確実に防止出来るコネクターを提供するもの
である。

次に、本考案の実施の一例を第４図乃至第６図について
説明する。

本考案のコネクターは、台座への取付用フランジとハウ
ジングとの間に壁部を形成して、逆組付防止をしたもの
である。

第４図に本考案の一実施例であるコネクター６を図示し
ている。

即ち、一端部開口６２を形成したハウジング６１と、該
ハウジング６１に一体に形成された基板６３と、該基板
６３の両がわに延設したフランジ６４ａ、６４ｂとより
なるコネクターにおいて、前記フランジ６４ａ、６４ｂ
と前記ハウジングの開口６２の下端とを連接する壁部６
５ ａ、 ６５ ｂを形成する。

なお、前記ハウジング６１内には、開口６２がわに適宜
数の端子７を挿着すると共に、これらの端子７に接続し
たコード３を有する。

かかるコネクター６を前記台座５に組付けるには、従来
と同様に、フランジ６４ａ、６４ｂを台座の上面と係止
片５６．５５との間に差し込むことにより行なわれる。

この場合に、壁部６５ａ。６５ｂがわから係止片５６，
５５に差し込むことは出来ない。

即ち、壁部６５ ａ、 ６５ ｂが係止片５６．５５
の前端縁に当接して、フランジ６４ａ、６４ｂを係止片
５６，５５と上面５７との間隙内に差し込むことができ
ないからである。

従って、台座５へのコネクター６の組付けは、一方向の
みに特定され、これにより誤組付を確実に防止すること
ができる。

なお、本実施例での壁部６５ａ、６５ｂは、フランジ６
４ａ、６４ｂの一端に設けて壁部の位置の判別を見易く
しているが、壁部の位置は必らずしも実施例の位置に限
定されるものではない。

要は、フランジ上の壁部の位置は、コネクターが台座に
取付けられた状態において、係止片内に差し込まれるフ
ランジの長さ範囲より前方に位置すれば良い。

上述の如く、本考案のコネクターは、台座上に相対向す
る一対の１字状係止片とストッパーを設け、その台座の
上面と１字状係止片との間にフランジを挿入すべくなし
たコネクターにおいて、該コネクターのハウジングとフ
ランジとの間に逆組付防止用の壁部を形成したので、き
わめて簡単な構造により台座へのコネクター組付方向が
特定され、これにより前後逆方向の誤組付を確実に防止
することが出来、組付作業性が向上する効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は従来例を示し、第１図イは自動車用
灯具の側面図、同図口はイのＡ方向矢視図、第２図イは
コネクター全体斜視図、同図用よ台座の斜視図、第３図
イは組付状態の斜視図、同図口は逆方向組付状態の斜視
図である。 第４図乃至第６図は本考案を示し、第４図イはコネクタ
ー全体の斜視図、同図口はイのＢ方向矢視図、同図ハは
イのＤ方向矢視図、第５図は組付状態の斜視図、第６図
は第５図のＩ−Ｉ線一部所面図である。 ３・・・・・・コード、５・・・・・・台座、５５，５
６・・・・・・係止片、５８ａ、５８ｂ・・・・・・ス
トッパー、６・・・・・・コネクター、６１・・・・・
・コネクタハウジング、６３・・・・・・コネクタ基板
、６４ａ、６４ｂ・・・・・・フランジ、６５ａ、６５
ｂ・・・・・・壁部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台座上に相対するＬ字状の一対の係止片とストッパーと
   を設け、その台座の上面と前記一対の係止片との間にコ
   ネクタハウジングの下方の基板の両がわに延設したフラ
   ンジを挿入して組付けるようにしたコネクターにおいて
   、前記コネクタハウジングとフランジとの間に逆組付防
   止用の壁部を形威したことを特徴とするコネクター。