JPS6016556A - 米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法 - Google Patents

米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法

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JPS6016556A
JPS6016556A JP58124284A JP12428483A JPS6016556A JP S6016556 A JPS6016556 A JP S6016556A JP 58124284 A JP58124284 A JP 58124284A JP 12428483 A JP12428483 A JP 12428483A JP S6016556 A JPS6016556 A JP S6016556A
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JP
Japan
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rice
water
minutes
surface layer
processed
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JP58124284A
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Hiyozo Konno
今野 兵蔵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は米粒の表層部のみを糊化して、内層部まで糊化
を及ぼさない加工米の製造法に関するものである。
従来、加工米として著名なアルファ米には多くの長所が
あるが、欠点としては炊飯した場合の食味が劣る点があ
げられている。従って、アルファ米の長所を保持しなが
ら、食味を米自体の自然の風味に等しく出来るような加
工米の出現が望まれていた。
本発明は此の期待を充たしたものである。即ちアルファ
米の食味の欠点が、米粒の内層部まで糊化していること
に基づくものであることを見いだし、米粒の内層部を糊
化せず、表層部のみを糊化する方法を検討した結果、本
発明に到達したものである。
本発明の構成上の特徴は米を水に5分〜15分浸漬し、
次いで少なくとも6分蒸煮したもの、または米を熱湯中
で5分〜8分浸漬したものを乾燥することにより米粒の
内層部を糊化することなく、表層部のみを糊化すること
にある。
以下本発明の詳細な説明する。
一般に、米は米自体のもつ水分14%〜16%では、如
何に蒸煮加熱しても糊化することはなく、かへって砕は
細末となるが、米粒を水に’&?Mすると、米粒の水分
は増加し、それを加熱すると米粒の表層部から糊化が行
われ、経時的に内部まで糊化すること、および米を熱湯
中に浸漬するときも上記と同様な糊化が行われことの知
見を得た。
米を水に浸漬するとき水の温度により水分の吸収率には
多少の差はあるが、浸漬した当初は早い速度で吸収して
約2時間経過後には20%〜22%でとまり変化は見ら
れない。即ち、浸漬時間を調整することで米粒の表層部
のみの吸水が可能となり、したがって、加熱により米粒
表層部のみの糊化も可能となる。
浸漬時間と水分吸収率の関係を見ると、5分間−−−−
一・・約5%、 10分間−・−約9%、15分間−・
・・・・−約11%、 30分間−・−約15%、の水
分をそれぞれ吸収することが判った。
なお、吸収率5%以下の米粒では、蒸煮により糊化した
後乾燥した米粒は、炊飯時の加熱時間を長くしても得ら
れる米飯は全く砕けて食味は甚だしく劣る。
次に、米の水中における浸漬時間と浸漬後の蒸煮時間を
変えて米粒の表層部を糊化した加工米を炊飯して得られ
る米飯の食味を調べた結果を表1に示す。
表1 表1に示した結果から判断すると、食味の良好な米飯を
得るには浸漬時間は5分以上を必要とし、蒸煮時間も6
分間以上が好ましいことが判る。
従って、米粒の表層部のみの糊化した乾燥米を製造する
には、 水の浸漬時間を5分以上となし、且つ浸漬後の蒸煮時間
を少なくとも6分にすることが必要であるが、水の浸漬
時間およびその後の蒸煮時間を長くすると米粒の内部ま
で糊化するので浸漬時間は5分〜15分、蒸煮時間は6
分〜15分の範囲内にするのが適当である。
また、上述のようにして浸漬し“ζ蒸煮した米粒は膨潤
して吸水性に冨むので、これに炊飯用澱粉分解酵素、調
味料、栄養素、香料等を溶解した溶液を浸透付着させた
後乾燥することもできる。乾燥は水分5〜15%になる
ように行うとよいが、保存上からは水分を10%以下に
することが好ましい。
また、米を熱湯に浸漬して米粒の表層部のみを糊化する
には、通常90℃以上の熱湯に5分〜8分浸漬すること
が必要である。この浸漬時間の規定は下記表2に示す試
験結果に基づく。
表2 表2から明らかな如く、熱湯の浸漬により米粒の表層部
を糊化するには5分の浸漬が必要であり、一方、8分を
こすと米粒の内部まで糊化が進むので本発明の目的に適
さなくなる。このようにして熱湯に浸漬して米粒の表層
部のみを糊化させたものを、必要に応じ、酵素、調味料
、栄養素などの溶液を浸透させた後、乾燥して水分5〜
15%の加工米を得る。
上述のようにして得られる本発明に係る加工米は、従来
のアルファ米に比し、水分が少ないので乾燥時間も1/
4の時間で完了し得、且つ保存性が高い。また、この加
工米の炊飯にさいしては、加熱時間が短縮されるのみな
らず、洗米および水への浸漬等の作業が省かれ、また、
前述のごとく酵素、調味料、栄養素等の添加により食味
の改善も容易にできる利点がある。例えば病人食に供す
るには截粉分解酵素を添加して消化性を高め、妊婦食の
場合にはカルシウムを添加して強化し、業務用の場合(
ずし米等)には調味料を添加すること可能となる。した
がって、本発明に係る加工米は、従来のアルファ米に比
しその用途は極めて大きいものである。
以下に実施例を示す。
実施例1 精米30kgを水洗して水に6分間浸漬した後、水切り
して100℃の温度下で8分間煮沸した。得られた蒸煮
米の米粒表層部は糊化されていたが内層部は生米の状態
であった。ついで上記蒸煮米を80°C以上の熱風で約
45分間乾燥して水分10%の加工米を得た。加工米の
歩留りは86%である。
上述のようにして得られた加工米を水に浸漬することな
く、そのまま15分間炊飯すると通を賓の米飯と同様の
食感および呈味を有する米飯を得た。
なお、米粒表層部のみが糊化された上記蒸煮米は約10
%の水分を吸収し得るので、該蒸煮米1kgにカルシウ
ム分を含有する水溶液を加えて、該水溶液の約100c
cを吸収させることにより、カルシウムを添加した加工
米を容易に調製することができ、更に上記水溶液に代え
て調味液(例えば食塩水又は食酢)を添加することによ
り味付した加工米を調製することができる。
実施例2 精米30kgを95〜100℃の熱湯で洗米して該熱湯
中に6分間浸漬した後、取り出して水切りした。
得られた浸漬米の米粒表層部は糊化されていたが内層部
は生米の状態であった。ついで、この浸漬米を80°C
以上の熱風で約45分間乾燥して水分10%の加工米を
得た。加工米の歩留りは86%である。
得られた加工米をそのまま炊飯すると食感および呈味の
良好な米飯となった。
また、この加工米は実施例1に記載と同様の手段でカル
シウムを添加したり、味(」けすることができる。
出願人 今野兵蔵 代理人 宮 1)広 豊

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 米を水に5分〜15分浸漬し、次いで少なくとも6分蒸
    煮したもの、または米を熱湯中で5分〜8分浸漬したも
    のを乾燥することを特徴とする米粒の表層部のみを糊化
    した加工米の製造法。
JP58124284A 1983-07-08 1983-07-08 米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法 Pending JPS6016556A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58124284A JPS6016556A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法

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JPS6016556A true JPS6016556A (ja) 1985-01-28

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ID=14881525

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JP58124284A Pending JPS6016556A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 米粒の表層部のみを糊化した加工米の製造法

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Cited By (5)

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