JPS6015696A - 電子楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、複数系列の楽音形成部を有する電子楽器に
関し、特に各楽音形成部に対する音色設定の改良に関す
る。

〔従来技術〕

複数系列の楽音形成部を備えた電子楽器としては、例え
ば特開昭５７−１０２６８７号公報に開示されているよ
うに、第１および第２の楽音形成部を設け、現在押され
ている鍵のうち例えば最高音に相当する鍵の鍵情報（す
なわち、ソロ音の鍵情報）を第２の楽音形成部へ供給し
、また現在押されている全ての鍵に対応する鍵情報（す
なわち、オーケストラ音の鍵情報）を第１の楽音形成部
へ供給することにょシ、ソロ音とオーケストラ音をそれ
ぞれ任意の音色で発生するようにしたものがある。

ところが、この種の従来の電子楽器においては、各楽音
形成部で形成される楽音の音色を互いに独立した専用の
音色設定器によってそれぞれ設定するように構成されて
いるため、操作パネル面が複雑になシ、操作性が悪いと
いう欠点があった。

〔発明の目的および構成〕

この発明は上述した欠点に鑑みなされたもので、その目
的は簡単な構成で、第１および第２の楽音形成部で形成
する楽音の音色を設定できるようにした電子楽器を提供
することにある。

このためにこの発明は、第１および第２の楽音形成部に
対して共通に１つの音色設定器を設けるとともに、この
音色設定器から出力される音色データを任意に取込んで
記憶保持する記憶手段を設け、そして第１の楽音形成部
で形成される楽音の音色を上記音色設定器から出力され
る音色データによって制御し、一方第２の楽音形成部で
形成される楽音の音色を上記記憶手段に記憶された音色
データによって制御するように構成したものである。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図であって
、鍵盤回路１．キーアサイナ２．最高音鍵検出回路３．
音色設定器４．音色パラメータメモリ５．第１楽音形成
回路６．第２楽音形成回路７、加算器８およびサワンド
システム９を有シている。鍵盤回路１には図示しない演
奏用鍵盤における６鍵にそれぞれ対応するキースイッチ
が設けられておシ、鍵の抑圧によってこの押圧鍵に対応
するキースイッチが動作（オンまたはオフ）すると、こ
の動作したキースイッチはキーアサイナ２によって検出
される。すると、キーアサイナ２においてはこの動作キ
ースイッチに対応した鍵情報ＫＤ　、すなわち押圧鍵に
対応した鍵情報ＫＤが生成される。そして、この鍵情報
ＫＤはオーケストラ音用の第１楽音形成回路６における
ｎ個の発音チャンネルｃｈｌ〜ａｈｎのいずれかに割当
てられる。

すなわち、第１楽音形成回路６には同時に抑圧中の複数
の押圧鍵に関する楽音を形成するｎ個の発音チャンネル
ｃＪ〜ａｈｎが設けられているため、キーアサイナ２は
新たな押圧鍵を検出するとこの押圧鍵に対応する楽音を
形成させるために該押圧鍵に対応する鍵情報ＫＤを未だ
発音割当てのなされていないいずれか１つの発音チャン
ネルに割当てる。そして、この割当てた発音チャンネル
に対応した時分割のチャンネル時間に同期して当該鍵情
報ＫＤを出力する。また同時に、当該鍵情報りに対応す
る楽音の発音制御用のキーオン信号ＫＯＮを出力する。

この場合、キーオン信号ＫＯＮは発音割当てされた鍵が
押圧されているか否かを表わし、鍵の抑圧中においては
″１°°信号を継続する。

演奏用鍵盤において１ないし複数の鍵が押圧されると、
以上のようにして各押圧鍵に対応する鍵情報ＫＤおよび
キーオン信号ＫＯＮがキーアサイナ２から時分割的に出
力されるが、この鍵情報ＫＤおよびキーオン信号ＫＧＪ
はオーケストラ音用の第１楽音形成回路６に供給される
と共に、最高音高検出回路３に供給される。

最高音高検出回路３は、各発音チャンネルｅＪ〜ｃｈ、
、に割当てられた鍵情報ＫＤのうち最高音に相当する鍵
情報■０を検出するもので、検出された最高音の鍵情報
ＭＫＤはソロ音用の第２楽音形成回路７に供給される。

すると、第２楽音形成回路１においてはこの最高音の鍵
情報ＭＫＤに基づき該情報■■に対応した音高の楽音信
号が形成される。一方、・第１楽音形成回路６の各発音
チャンネルｃｈ１〜ｃｈｎにおいてはそれぞれに割当て
られた鍵情＠ＫＤに基づく楽音信号が形成される。そし
て、このようにして第１楽音形成回路６の各発音チャン
ネルにおいて形成された楽音信号は、加算器８を介して
サヮンドシステム９に供給されてオーケストラ音として
発音される。また、第２楽音形成回路１において形成さ
れた楽音信号は、加算器８を介してサクンドシステム９
に供給されてソロ音として発音される。

ところで、第１および第２楽音形成回路６，７でそれぞ
れ形成されるオーケストラ音およびソロ音の音色は、１
−）の音色設定器４を時分割的に共用することによって
設定される。すなわち、ソロ音およびオーケストラ音の
音色を設定する音色設定器４．設定された音色の楽音を
形成するための音色パラメータデータを第１．第２楽音
形成回路６．７に供給する音色パラメータメモリ５は第
２図に示すように構成され、ソロ音およびオーケストラ
音の音色を同一の選択スイッチにより指定できるように
々っている。

第２図において、音色設定器４はギター、サックスなど
の音色を選択する選択スイッチｓｗｌ〜Ｓ嶌と、これら
のスイッチ５ｗ１−　ＳＷｉが同時に複数個弁されても
最も優先順位の高いスイッチを選択してこの選択したス
イッチに対応した音色データを出力するプライオリティ
エンコーダ４０と、このプライオリティエンコーダ４０
から出力される音色データをソロ音モードスイッチ４１
がオン操作された時にのみ取込んで記憶するレジスタ４
２とを有しておシ、ソロ音およびオーケストラ音の音色
を設定するに際しては、スイッチＳＷ、−８Ｗｉを用い
て最初にソロ音の音色を指定し、かつソロ音モードスイ
ッチ４１をオンすることによってレジスタ４２に対しソ
ロ音に関する音色データを記憶させる操作が行なわれる
。この後、スイッチＳＷｌ〜ＳＷｉを用いてオーケスト
ラ音の音色を指定する操作が行なわれる。この場合、プ
ライオリティエンコーダ４０の出力段にはレジスタが内
蔵されている。このため、オーケストラ音の選択音色を
表わす音色データはこの内蔵レジスタに継続して配憶保
持される。

このように音色設定器４から出力されるソロ音およびオ
ーケストラ音の選択音色を表わす音色データは、音色パ
ラメータメモリ５に供給される。

音色パラメータメモリ５には、オーケストラ音用音色パ
ラメータメモリ５ｏとソロ音用音色パラメータメモリ５
１とが設けられており、前記レジスタ４２からソロ音の
音色データがソロ音用音色パラメータメモリ５１に供給
されると、このメモリ５１からソロ音の選択音色に対応
した音色パラメータデータが読出されて第２楽音形成回
路７に供給される。これによって、第２楽音形成回路７
がらはレジスタ４２に記憶されている音色データに対応
した音色のソロ音の楽音信号が発生されるようになる。

一方、プライオリティエンコーダ４Ｄの内蔵レジスタか
らオーケストラ音の音色データがオーケストラ音用音色
パラメータメモリ５ｏに供給されると、このメモリ５ｏ
がらオーケストラ音の選択音色に対応した音色パラメー
タデータが読出されて第１楽音形成回路６に供給される
。これによって、第１楽音形成回路６がらはプライオリ
ティエンコーダ４０の内蔵レジスタに記憶されている音
色データに対応した音色のオーケストラ音の楽音信号が
発生されるようになる。

なお、第１楽音形成回路６における楽音形成動作はＡ（
Ｈ２）のノーマルクロックＮαまたはＢ（Ｈ２）（但し
、Ａ＞Ｂ）のロークロックＬＣＫに基づいて行なわれ、
また第２楽音形成回路１における楽音形成動作はＣ（Ｈ
２）（但し、Ｃ＞Ａ）のハイクロックＨｃＫｔたはＡ（
Ｈｚ）のノーマルクロックＮＣＫに基づいて行なわれ、
ノーマルクロックＮＣＫを用いてオーケストラ音を公称
ピッチで形成する場合にはソロ音はハイクロックＨＣＫ
を用いて形成され、これによシソロ音は公称ピッチより
若干高いピッチで発音される。逆に、ソロ音をノーマル
クロックＮＣＫを用いて公称ピッチで形成する場合には
、オーケストラ音はロークロックＬＣＫを用いて形成さ
れ、オーケストラ音は公称ピッチよシやや低いピッチで
発音される。このようにすることにより、ソロ音をオー
ケストラ音よシひきたたせて発音させることができる。

なお、上記実施例では、ソロ音およびオーケストラ音に
対応して２系列の楽音形成部を備えた電子楽器にこの発
明を適用した場合につき説明したが、この発明はこれに
限定されるものではなく、例えばメロディ演奏用鍵盤と
伴奏演奏用鍵盤のように異なる鍵盤（または鍵域）に対
応して複数系列の楽音形成部を備えた電子楽器であって
もよく、要はそれぞれ独立して楽音形成を行なう複数系
列（２系列に限らず３系列、４系列・・・であってもよ
い）の楽音形成部を備えている電子楽器であればよい。

なお、楽音形成部が３系列以上のときには、第２図のレ
ジスタ４２およびスイッチ４１を系列数に応じて複数個
設ければよい。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、複数の楽音形成
部で形成する楽音の音色を簡単な構成でそれぞれ独立し
て任意に設定することができ、操作パネルの簡略化を促
進し、これに伴って操作性も向上させることができると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
は第１図における音色設定器および音色パラメータメモ
リの詳細構成の一例を示す図である。 １・・・・鍵盤回路、４・・・　音色設定器、５・・・
・音色パラメータメモリ、６・・・・第１楽音形成回路
、７・・・・第２楽音形成回路、４１・・・・モードス
イッチ、４２・・・・レジスタ、ｓｗ１〜ＳＷｉ・・・
・音色選択スイッチ。 特許出願人　日本楽器製造株式会社 代理人　山川政樹（＃ビ為１名）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１の演奏用音高入力手段からの音高情報に対応
   した音高の楽音を形成する第１の楽音形成手段と、 第２の演奏用音高入力手段からの音高情報に対応した音
   高の楽音を形成する第２の楽音形成手段と、音色データ
   を設定する音色設定手段と、前記音色設定手段から出力
   される音色データを選択的に記憶する記憶手段とを備え
   、 前記第１の楽音形成手段で形成される楽音の音色を前記
   音色設定手段から出力される音色データに基づき設定す
   るとともに、前記第２の楽音形成手段で形成される楽音
   の音色を前記記憶手段に記憶された音色データに基づき
   設定す−るように構成したことを特徴とする電子楽器。
2. （２）前記第１および第２の演奏用音高入力手段は１個
   の鍵盤から成シ、複数押鍵時における特定の鍵に対応す
   る楽音を前記第２の楽音形成手段から形成出力し、残余
   の鍵に対応する楽音を前記第１の楽音形成手段から形成
   出力するように構成したことを特徴とする特Ｆｆ請求の
   範囲第１項記載の電子楽器。