JPS60155519A - 吸着法を使用して一酸化炭素を含む混合ガスより一酸化炭素を精製する方法 - Google Patents

吸着法を使用して一酸化炭素を含む混合ガスより一酸化炭素を精製する方法

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JPS60155519A
JPS60155519A JP59012584A JP1258484A JPS60155519A JP S60155519 A JPS60155519 A JP S60155519A JP 59012584 A JP59012584 A JP 59012584A JP 1258484 A JP1258484 A JP 1258484A JP S60155519 A JPS60155519 A JP S60155519A
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JP
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gas
adsorption
adsorption tower
column
pressure
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JP59012584A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Sakuratani
桜谷 敏和
Tetsuya Fujii
徹也 藤井
Shigeo Matsui
松井 滋夫
Shigeki Hayashi
茂樹 林
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OSAKA OXGEN IND Ltd
JFE Steel Corp
Osaka Oxygen Industries Ltd
Original Assignee
OSAKA OXGEN IND Ltd
Osaka Oxygen Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧力変動式吸着分離方法CPSA法)によって
、転炉又は高炉等の排ガス、少なくとも一酸化炭素、窒
素を含む原料ガスから高純度の一酸化炭素を得る方法に
関する。
製鉄所において精錬容器から発生する排ガスは比較的多
量のCo ガスを含有している。その組成は転炉排ガス
、高炉排ガスについては下記に示す範囲内忙ある。
COCO2N2N2 転炉排ガス 60〜87% 6〜20% 6〜20% 
1〜10%高炉排ガス 20〜60%20〜60%40
〜60% 1〜10%もし、これらの排ガスから高純度
のGOガスを安価に回収できれば、合成化学原料、精錬
容器内溶融金属中への吹込みガスとして用途が拓けるつ
合成化学原料としてこのCOガスを考える際には、合成
反応が高温、高圧条件下で行なわれるのが通例であるこ
とから、反応容器を損傷させる酸化性ガスの除去が必須
であり、GO2a度を出来る限り低下させる必要がある
。また反応効率を上げるためには、通常反応に関与しな
いN2 も出来るだけ除去するのが望ましい。一方、溶
融金属の精錬の効率化を目的とする精練容器内へのガス
吹込み操作は広く行なわれているが、溶融金属中の不純
ガス成分(N2.N2など)の濃度上昇を嫌つ観点から
高価なAr ガスが使用されるのか通例である。
製鉄所内で大量に発生する転炉ガス、高炉ガスから高純
度Co ガスを安価に回収できれば、これをAr に代
替することがはy可能である。この際、高純度COガス
のN2 濃度は溶鉄の窒素濃度上昇を防ぐ観点から低〜
Tのが望ましく、またCO2濃度も精錬容器内張り耐火
物として汎用されている炭素系耐火物の酸化損傷を防ぐ
観点から低いのが望ましい。
従来、上記排ガスを原料に高純度COガスを回収するプ
ロセスとしては深冷分離法、あるいは調液法、Ca5o
rb法といった溶液吸収法が考えられている。しかしな
がら前者においては、低温と高圧を、後者においては高
温と高圧を必要とし、両者共に設備が複雑かつ高価にな
る欠点がある。また深冷分離法においてはN2 とGo
の沸点が接近しているため、N2 とCOの分離を完全
に行なうことも困難である。
以上の現状に鑑みて、本発明者らはより簡便なプロセス
で安価に高純度Goガスを回収する技術として吸着法に
よる開発を試みた。
前記排ガスの吸着法(PSA法)による吸着分離は、公
知であり、吸着剤に吸着しに(いガス成分(以後、難吸
着成分と云う)の回収を目的として特公昭38−239
28.43−15045 などが出願されている。又、
吸着剤に吸着しやすいガス成分(以後易吸着成分と云う
)を吸着剤に吸着させ、脱着して分離回収することによ
り易吸着成分を高純度で分離する方法も古くから実施さ
れている。
例えばエチレンを易吸着成分とした具体例および窒素分
離への応用について等があろう 従来から行なわれているガス混合物中の易吸着成分を吸
着剤に吸着させ回収する方法は通常法の操作を含んだも
のである。吸着加圧工程−還流工程−脱着工程を順次繰
返すことによって吸着剤に易吸着成分に磨んだガスヲ取
出すことが出来る。
しかし今回の排ガスの様に共吸着しやすいガス成分の一
絃化炭素と窒素な含む混合ガスよりVXを除去し、高濃
度の一酸化炭素として回収精製するのは従来の方法では
困難である。
本出願人は、先に少な(ともN2及びCO又はN2、C
O2及びCOから成る混合ガスからPSA法によりN2
 を除去づ−る方法について出願を行なった(特願昭5
7−159211 号参照)。この先願昭57−159
211号で該混合ガスより一酸化炭素を濃縮した場合、
窒素の除去が不充分で一酸化炭素の濃度を充分に高める
ことが出来なかった。そこで種々検討した結果、従来他
の吸着塔に回収していた減圧工程時の難吸着成分が比較
的多いガスを廃棄することにより高濃度の−は化炭素の
精製・分離濃縮を行うことが簡単に経済的に行えること
が判明した。
本発明は少くな(とも−酸化炭素ガス及び望累ガスを含
む原料ガスから圧力変動式吸着分離法により窒素を除去
し高純度−酸化炭素ガスを回収する方法において、原料
ガス中の一酸化炭素に対して選択性7al−有する吸着
剤を収納した2つ以上の吸着塔を用い、その方法は (1)原料ガスにより吸着塔を加圧し、(11) さら
に原料ガスを吸着塔に流して、吸着塔出口における易吸
着成分の一度が吸着塔入口における易吸着成分の一度に
達するまで、或いは達した後適当なガス量または時間の
間原料ガスを流しつづけるかもしくは両者の濃度が等し
くなる点の少し前まで原料ガスを流して吸着剤に易吸着
成分を吸着させる吸着(I+工程。
(iii) 吸着(11工程終了後その吸着塔の圧力を
減少させる減圧工程 (1v)減圧した吸着塔に製品ガスを導入して難吸着成
分をパージする。a−ジ工程、 (V) パージ工程を終った吸着塔を大気圧以下に排気
して吸着剤に吸着されている易吸着成分を脱着させ製品
ガスを回収する回収工程、及び(vl)製品ガス回収が
終った吸着塔と他の減圧工程の終った吸着塔とを連結し
て後者の吸着塔からのパージガスを前者の吸着塔に導入
する吸着Cl11工程 から成り、定期的に吸着塔間の流れを変えて、上記操作
馨繰返すことを特徴どした方法に関する。
本発明の工程(1)は、吸着塔に原料ガスを導入づ−る
吸着塔の〃0圧工程である。本発明では回収すべきガス
は易吸着成分であるので、高い吸着圧は必要ではな(,
6kg/ crA −G程度の吸着圧で十分であり、そ
れより低い吸着圧であっても良い。
本発明の工程(11)は、吸着(1)工程である。吸着
塔出口における易吸着成分(Goなど)の濃度が吸着塔
入口における易吸着成分の濃度と等しくなった点という
ことは、吸着剤の破過の終了を意味する。回収すべき成
分が易吸着成分であり、所定の吸着剤量のもとで十分に
多(の製品ガスを回収するためには破過終了或は破過終
了後においてもなおかつ吸着剤に残存する吸着ザイトに
易吸着成分を吸着させることが必要であり、破過終了後
も一定の原料ガス量を流すか又は一定時間原料ガスを流
すことを要する。あるいは破過終了に達ブる少し前まで
吸着を行なうにとどめても、製品ガス純度の点からはか
まわない場合もある。
工程(11すは吸着工程が終った吸着塔内の圧力な減少
させ吸着剤と吸着剤の空隙にある難吸着成分を該吸着塔
外に廃棄するために行なう。この場合吸着圧(ケージ圧
)の1〜互程度の圧力に低下させ4 るまでガスを廃棄するのが好ましい。
工程(IVIば、減圧した吸着塔に製品ガスを導入して
吸着塔内に残っている難吸着成分(N2)をパージする
。この場合の製品ガスの導入圧は、吸着圧より低(、大
気圧より高い方が望ましく、この場合ボ゛ンプ等を使用
する必要がなく、製品ガスタンクと吸着塔を連結するこ
とによってパージを実施できる。
工程(v)は、・ξ−ジ工程が終った吸着塔を真空ポン
プ、フロワー、エゼクタ−等の減圧排気装置を用いて3
00 Torr以下、好ましく300〜30’rorr
まで減圧し吸着剤に吸着されていた成分(Co ガス等
)を脱着させ、製品ガスとして回収する。
工程(vl)は、製品ガス回収が終った吸着塔と減圧工
程が終った吸着塔とを連結し、後者の吸着塔のパージ工
程で排出されるガスを前者の吸着塔に導入し、易吸着成
分を吸着剤に吸着させる。
本発明で使用できる吸着剤として、活性炭、天然或は改
質又は合成ゼオライト系のものが挙げられる。
以下本発明の代表的な具体例である転炉排ガス中のN2
1 N2を除去し、COを分離回収する方法に基づいて
本発明の詳細な説明するが、本発明の方法はこれらの具
体例に限定されるものではない。
第1図は吸着サイクルにより連続的に転炉排ガスから難
吸着成分であるN2.N2を除去し、易吸着成分のCO
を分離濃縮するフローシートであろう吸着塔A、Bは易
吸着成分を選択的に吸着する吸着剤が収納されている。
吸着塔A、Bを真空ポンプ等で減圧排気を300 To
rr以下好ましくはろOO〜3 Q Torrの範囲進
行い、今吸着塔Aに原料ガスを減圧状態より昇圧工程に
バルブ1を開くことによって行う。このときパルプ2.
 3. 4゜5、 6. ’7. 8.” 9. 10
はすべて閉である。
吸着塔Bはこのステップではまだ減圧状態ケ保持してい
る。吸着塔Aは昇圧後、吸着圧力0.01に9 / c
a Gから6. Q kg/ art G 、好ましく
は0.2に!9/crlGから2.0 kg/ cnt
 Gの吸着圧力を保つ様にバルブ6は開かれ、酸吸着ガ
スはガスホルダー16に回収される一定時間或は一定原
料ガス量の吸1(11工程終了後、原料供給バルブ1を
閉じ、吸着塔への塔内圧力を大気圧造減圧させる。吸着
塔Aの圧力が大気圧になった所でバルブ6を閉じ次いで
吸着塔Bへの連結パイプにあるバルブ5を開き、さらに
バルブ7を開き、製品ガスを大気圧力或は大気圧力より
や〜高めの圧力(製品ガスタンク圧力)で吸着塔AK尋
尋人吸着期間の空隙中の難吸着成分のパージを行なう工
程に入る。パージ工程で吸着塔Aから排出されるガスは
バルブ5を介して吸着塔Bに回収する。パージ量はあら
かじめ計算された製品ガス量或は一定時間性なわれた後
バルブ5.7は閉じられる。次いでバルブ9を開き吸着
剤に吸着している易吸着成分を脱着させるため減圧排気
機器12で30’ OTorr好ましくは60Torr
まで減圧排気を行って製品ガスであるC0な回収するも
のである。
上記操作をそれぞれの吸着塔において順次、繰返すこと
により連続的に吸着剤に対する易吸着成分であるCOガ
スを分離することができる。
実施例1 本発明法にもとづいて、−服化炭素混合ガス(GO=9
1.2% N2= 8.8%)の精製を試みた。
精製工程としては既述の如く「吸着−減圧(並流)−・
ξ−ジ(並流)−真空排気(向流)−加圧(並流)」の
精製サイクルにもとづいて実施した。
活性化したゼオライト(0,5kg、1/8Rレツト)
ヲ充填したステンレススチール製の吸着塔を真空排気し
て6 Q Torrの真空に保った後上記の混合ガス(
Co = 91.2% N2= 8.8%)を線速2c
mZ玄で塔の下部より導入して、混合ガスの精製を実施
した(精製所要時間約6分) この場合、供給ガス量13.15NAに対して精製−酸
化炭素ガス量は4.67N7であり、Co回収率は39
%−酸化炭素純度は99%以上であった。
本実施例の詳細は次の通りである。第1図のフローにお
いて、吸着塔A、Bにそれぞれ350℃で活性化した改
質モルデナイト系ゼオライトを0、5 kg収納し、真
空ポンプ12で6(]T’orr迄真空排気を行う。−
酸化炭素混合ガス(Go =91.2% N2=8.8
%)バルブ(1)を開にして、吸着塔(Alに導入して
、塔内圧力を1.0kl?/dGに設定した。更に吸着
工程として吸着塔出口バルブ6を開き、吸着塔出口ガス
のCO線純度入口ガスのC0純度とはy同じになる時間
より2NA?余分に混合ガスを流したつこの際吸着塔圧
力が1.0kg/cr4になるように原料ガス供給と制
御した。次いで、吸着塔入口バルブ1を閉じ吸着塔Aの
空隙(吸着剤間)にたまっている空隙ガスを塔外に廃棄
し、廃棄ガスタンク16に回収する。A塔内圧が大気圧
近< (0,02kg10+!G )になれはバルブ6
は閉じ製品ガスタンク圓とA塔の間に設けているバルブ
(7)及び吸着塔出口バルブ(5)を開にして製品ガス
タンクより製品ガス(−酸化炭素)を製品ガスタンク圧
力でもって吸着塔(んに尋人し吸着剤間の空隙に大気圧
力でなお吸着剤に吸着しないで残っているガスを吸着塔
CB+に追い出すパージ工程に入る。
このパージ工程が終了するとバルブ(5)と(7)を閉
じると同時に吸着塔入口側(下部)と真空ポンプ(12
+を接続している配管に設けられているバルブ(9)を
開にし、吸着剤に吸着されている易吸着成分であるCO
ガスを吸着塔(八を大気圧から6QTorr迄排気しつ
つ脱着させ製品タンク圓に回収した。
実施例2 以下本発明をさらに具体的に説明するために予めCO2
を除去した転炉排ガス(C02=88%、C03=0.
2%、N2−76%、N2=4.2%)よりN2.N2
を除去し、Go を分1tl#:#縮を行ツタ実施例を
示す。
第1図に示したフローにおいて吸着塔A%Bにそれぞれ
650℃で活性化した合成ゼオライト(MS−5A)を
0.5 k&収納し、真空ポンプα2で60Torr迄
真空排気を行う9 次いでバルブ(11を開にしてすでに除湿脱Co2シた
転炉排ガスを吸着塔Aに導入して、塔内圧力を1.5k
g/cF!(rに設定した。更に吸着工程として吸着塔
出口バルブ6を開き、吸着塔出口ガス純度が入口ガス純
度とはy同じになる迄の時間原料ガスを流し続ける。こ
の除吸着塔圧力が1.5 kg/ cr/lGt維持す
るよ5に原料ガス供給を制御した。吸着塔出口のガスの
CO線純度入口のガスのCO線純度なると入口バルブ1
を閉じ吸着塔(Alの空隙(吸着剤間)にたまっている
空隙ガスを塔外に廃棄する。A塔内圧が大気圧(Okg
/CdCx )になればパルプ6は閉じ製品ガスクンク
11とA塔間に設けであるパルプ7及び吸着塔出口バル
ブ5を開にして製品ガスタンク11より製品ガス(CO
)を製品ガスタンク圧力でもって吸着塔(Alに導入し
吸着剤間の空隙に大気圧力で吸着剤に吸着しないで残っ
ているガスを吸着塔(Blに追い出すパージ工程に入る
。この・ξ−ジ工程が終了するとパルプ5と7を閉じる
と同時に吸着塔入口側(下部)と真壁ホンゾ12を接続
しているパルプ9を開にし、吸着剤に吸着されている易
吸着成分であるGo及びCo2ガスを吸着塔Aを大気圧
から60TOrrまで排気しつつ脱着させ製品ガスタン
ク11に回収した。
このとき製品ガスタンク11に回収されたガス量は5.
55Nlでガス濃度はGOが991%あった。
このときの転炉排ガス供給量は15.5Nl、パージガ
ス量は0.69Nlで製品として使用しうるCOの回収
率は41%であった。
本発明の実施態様を示すと次の通りである。
本発明は少なくとも一酸化炭素ガス及び窒素ガスを含む
混合ガスから圧力変動式吸着分離法により純度の良い一
酸化炭素ガスを精製分離する方法において、原料ガス中
の一酸化炭素に対して選択性を有する吸着剤を収納した
2つ以上の吸着塔を用い、原料ガスにより吸着塔を加圧
し、次いで原料ガスを吸着塔に流して吸着剤に易吸着成
分を吸着させ、次いで該吸着塔の塔内圧力を減少させて
、この間に放出されるガスを他の吸着塔に導入すること
なしに、次いで該吸着塔に製品ガスを導入して吸着塔内
の吸着剤量空隙の難吸着成分をパージすると共にここで
吸着塔から放出されるパージガスを製品ガス回収を終っ
た他の吸着塔に導入して易吸着成分と吸着剤に吸着させ
、次いでパージを終った吸着塔を大気圧以下に排気する
間に該吸着塔内から排出される易吸着成分に富むガスを
製品ガスとして回収する操作を定期的に吸着塔間のガス
の流れを変えて繰り返すことを特徴とした高純度−酸化
炭素ガスの精製分離方法に関する。
本発明の第1工程は、吸着塔に原料ガスを導入する吸着
塔の加圧工程である。本発明では回収すべきガスは易吸
着成分であるので、高い吸着圧は必要でなく、6kg/
cIIL2G程度の吸着圧で十分であり、それより低い
吸着圧であっても良い。
本発明の第2工程は吸着(I)工程である。本工程は吸
着塔出口におけるガス中の易吸着成分(COなど)の濃
度が吸着塔入口のガス中のそれに等しくなる、吸着剤の
破過点の前後まで継続するのが望ましい。回収すべき成
分が易吸着成分であり、所定の吸着剤量のもとて十分に
多くの製品ガスを回収するためには破過終了或いは破過
終了後においてもなおかつ吸着剤に残存する吸着サイト
に易吸着成分を吸着させることが必要であり、破過終了
後も一定の原料ガス量を流すか、又は一定時間の間原料
ガスを流すことを要する。或いは破過点に達する少し前
まで吸着を行なうにとどめても製品純度の点からは問題
の少ない場合もある。
本発明の第3の工程は、吸着(I)工程が終った吸着塔
内の圧力を減少させ吸着剤と吸着剤の空隙にある難吸着
成分に富むガスを該吸着塔外に廃棄するために行なう。
この場合、(少なくとも)ゲージ圧でいう吸着圧力の十
〜十の圧力に低下する間に放出されるガスは他の吸着塔
に導入することなく廃棄する。
本発明の第4の工程は、減圧した吸着塔に製品ガスを導
入して吸着塔内に残っている難吸着成分(N2など)に
富むガスをパージする。この場合°の製品ガスの導入圧
は吸着圧より低く、大気圧より高い方が望ましく、この
場合ポンプ等を使用する必要がなく、製品ガスタンクと
吸着塔を連結するごとによってパージを実施できる。
本発明の第5の工程は、パージ工程を終った吸着塔を真
空ポンプ、プロワ−、エゼクタ−等の減圧排気装置を用
いて500 Tovr以下、好ましくは600〜30 
Tovrまで減圧し、吸着剤に吸着されていた易吸着成
分を脱着させ製品ガスとして回収する。
第4の工程に附随する工程は、製品ガス回収が終った吸
着塔と減圧工程が終った吸着塔とを連結し、後者の吸着
塔のパージ工程で排出されるガスを前者の吸着塔に導入
し、易吸着成分を吸着剤に吸着させるものである。
本発明で使用できる吸着剤として、活性炭、天然或いは
改質又は合成ゼオライト系のものが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明を実施する好ましい装置のフローシートであ
る。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 同 大阪酸素工業株式会社 −1 (外4名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少くなくとも一酸化炭素ガス及び窒素ガスを含む、原料
    ガスから圧力変動式吸着分離方法により窒素ガスを除去
    する方法において、原料ガス中の一酸化炭素に対して選
    択性を有する吸着剤を収納した2つ以上の吸着塔を用い
    、その方法は(1) 原料ガスにより吸着塔を加圧し、
    (11) さらに原料ガスを吸着塔に流して、吸着塔出
    口における易吸着成分の濃度が吸着塔入口における易吸
    着成分の濃度に達するまで或いは達した後適当なガス量
    または時間の間原料ガスを流しつづけるかもしくは両者
    の磯度が等しくなる点の少し前まで原料ガスを流して吸
    着剤に易吸着成分を吸着させる吸着(1)工程、 (iiil 吸着(11工程終了後その吸着塔の圧力を
    減少させる減圧工程、 (1v)減圧した吸着塔に製品ガスを導入して難吸着成
    分をノξ−ジするパージ工程、 M パージ工程を終った吸着塔を大気圧以下に排気して
    吸着剤に吸着されている易吸着成分を脱着させ製品ガス
    を回収する回収′工程、及び(vl) 製品ガス回収が
    終った吸着塔と他の減圧工程の終った吸着塔とを連絡し
    て後者の吸着塔からのパージガスを前者の吸着塔に導入
    する吸着(■)工程。 から成り、定期的に吸着塔間の流れを変えて、上記操作
    を繰返すことを特徴とした方法。
JP59012584A 1984-01-26 1984-01-26 吸着法を使用して一酸化炭素を含む混合ガスより一酸化炭素を精製する方法 Pending JPS60155519A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0768119A (ja) * 1993-09-03 1995-03-14 Iwatani Gas Kk 一酸化炭素ガスの分離回収方法
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