JPS60150463A

JPS60150463A - 内燃機関

Info

Publication number: JPS60150463A
Application number: JP580384A
Authority: JP
Inventors: Hidetaka Nohira; 野平　英隆; Teruo Kumai; 熊井　照男; Hideo Nakamura; 秀雄中村
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1984-01-18
Filing date: 1984-01-18
Publication date: 1985-08-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、軽量化、振動および騒音低減のためにエンジ
ンブロックを極力鋼板化するようにした内燃機関の構造
に関する。

従来技術従来の内燃機関においては、通常、シリンダブロックは
鋳鉄製であり、ウォータジャケットの外殻部やスカート
部は鋳鉄の潮流れの関係上４〜５ＩｌｌＩｌの肉厚で構
成されているため、シリンダブロック自体の重量が人で
あり機関の軽量化にとって障害となっていた。

また、従来のシリンダブロックには、いわゆる燃焼室の
一部と、爆発力をささえるクランクジャーナル部とが構
成されているが、これらは加振源であるため、シリンダ
ブロックやクランクジャーナル部の振動が、一体に構成
されているつ４−タジャケッｉ〜外股部やスカート部に
伝達され、これらの部分が振動、騒音の共鳴膜となって
いた。

これらの問題のうち、機関の軽量化に対しては、従来か
らシリンダブロックのウォータジャケラ１−外殻部やス
カート部を鋼板で構成したものが種々提案されているが
（たとえば実開昭５７−３１５４９号、実開昭５８−１
５４８４２号）、振動、騒音に対しては未だ不十分であ
った。

また、従来のオイルパンは、エンジンアセンブリ組付時
、シリンダブロックスカート下面に多数のボルトで結合
されるため、ボルトの締付工数が大であった。

このような問題に対しても、従来から、スカート部とオ
イルパン部を鋼板で一体に構成したもの（たとえば特開
昭５７−２８８４４号）や、シリンダブロックからオイ
ルパンまでを縦２分割の鋳造品で構成したちのくたとえ
ば特開昭５７−１８３５４１号）が提案されているが、
これらの提案では、とくにつＡ−タジャケット外殻部の
軽量化が不十分であるという問題があった。

さらに、従来のウォータジャケット外殻部を鋼板で構成
したものにあっては、その鋼板に直接補機類を取付ける
と補機の振動が鋼板に伝わり、騒音増加につながるとい
う問題もあった。

発明の目的本発明は、上記のような重量面、撮動面８、組付は工数
面、騒音面における問題の全てに対処するために、総合
的にみて最も有利なエンジンブロック構造を提供するこ
とを目的とする。

発明の構成、作用この目的を達成するために、本発明の内燃機関において
は、シリンダ部とクランクジャーナル部とを構成するブ
ロック体と、このブロック体の外周側に弾性体を介して
結合されブロック体との間につＡ−タジャケットを構成
する深絞り加工した外殻体と、ブロック体の下部に弾性
体を介して結合されクランクケース部とオイルパン部と
を一体に構成した縦２分割のオイルパン体と、が備えら
れている。

このような構造の内燃機関においては、外殻体およびオ
イルパン体を鋼板で構成でき、ブロック体を鋳物で構成
して必要な剛性を確保しつつエンジンブロック全体が軽
量化される。

また、外殻体およびオイルパン体は弾性体を介して加振
源であるブロック体に浮動支持結合されるので、弾性体
で振動が吸収されて振動の伝幡が連断され、外殻体およ
びオイルパン体の振動、それらからの騒音が低減される
。

また、外殻体をブロック体とは別体の鋼板にしたので、
ブロック体鋳造時のウォータジャケット形成のための中
子が不要となり、製作が容易化されるとともに、外殻体
は弾性体を介してボルトレスの接着固定が可能であるた
め、組イ１工数が低減される。

また、オイルパン体を縦２分割構造とすることにより、
たとえばオイルパン体取付部を断面コ字状としてブロッ
ク体凸部をはさみ込むようにして固定結合することが可
能となり、弾性体を介して接着剤で結合することで、前
記振動連断構造が達成されるとともにボルトレスにより
組付工数が低減される。

さらに、オイルパン体の縦２分割構造により、オイルパ
ン部を容易に断面円弧状にすることができ、しかも合せ
部に必要な剛性を有する耳部を形成することができるの
で、オイルパン部の薄肉化による軽量化を達成しながら
も、剛性を高めて振動、騒音の低減がはかられる。

実施例以下に本発明の内燃機関の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。

第１図および第２図は、本発明の一実施例に係る内燃機
関を示しており、図中、１はシリンダヘッド、２はピス
トン、３はコネクティングロッド、４はクランクシャフ
トを示している。

シリンダヘッド１の下部には、シリンダ部５とクランク
ジャーナル部６とを構成する鋳造体から成るブロック体
７が取付（プられている。

ブロック体７の外周側には、第３図に示すような鋼板を
深絞り加工した外殻体８が設けられている。外殻体８は
、その下部で弾性体９を介してブロック体７に接着剤に
て結合されている。

また、外殻体８は、シリンダヘッド１とも弾性体９′を
介して結合されている。外殻体８の内面とブロック体７
の外周面との間には間隔がもたせられており、この間に
形成される空間１０は、ウォータジャケットとして構成
されている。

ブロック体７の下部には、弾性体１１を介してオイルパ
ン体１２が接着剤にて固定結合されている。オイルパン
体１２は、通常のエンジンにおけるクランクケース部１
３（又はシリンダブロックのスカート部）とオイルパン
部１４とを一体に形成したものとして構成されている。

また、オイルパン体１２は、縦２分割構造、すなわちク
ランクシャフト４の軸線と平行方向に延びる分割線で分
割される構造に形成されており、その合わせ部１５はオ
イルパン部１４の最下部に設定されている。合わせ部１
５には、クランクシャフト軸方向に延びる耳部１６が形
成されており、両耳部１６間に弾性体１７が介装されて
左右のオイルパン体１２が接着結合されている。また、
オイルパン体１２の合わせ部に凹部を設は低温アルミは
んだ材を介在させ、加熱し溶解させて結合しても良い。

オイルパン体１２の取付部１８は、ブロック体７側に向
かって凹となる断面が口字状の形状に形成されている。

この口字状の取付部１８が、弾性体１１を介して、ブロ
ック体７の凸部１９に差し込まれ、接着剤にて結合され
ている。

また、オイルパン体１２の断面形状は、クランクケース
部１３とともにオイルパン部１４も曲率をもった円弧状
の断面に形成されている。

第４図は、外殻体８の外側に取付けられる補綴類の取付
部構造を示している。

補機２０は、ブラケット２１によって取（−１けられ、
ブラケッ１−２１は、外殻体８とは別の鋼板２２を介し
てブロック体７に設けられた座２３に、ポル１へ２４に
よって共線めされている。

鋼板２２は、ブロック体７とは、鋼板２２の外縁を囲む
弾性部材２５を介して接続されている。

このように構成された内燃機関の作用について以下に述
べる。

まず、外殻体８が、ブロック体７とは別部材から成る鋼
板で構成され、しかも深絞り加工により一体成形されて
薄肉でも十分な剛性が確保されなから構成されるので、
ブロック体７部を鋳物で構成して高剛性の必要な部位に
ついては必要な剛性を確保しながら、外側の鋼板化によ
って、従来の一体鋳造の場合に比べ軽量構造でもってつ
Ａ−タジャケット１０が構成される。

また、クランクケース部１３およびオイルパン部１４が
、鋼板でオイルパン体１２として一体化されているので
、この部分についても必要な剛性が確保されながら、従
来の鋳物シリンダブロックスカート部の場合に比へ軽量
化される。

そして、外殻体８およびオイルパン体１２は、弾性体９
．１１を介してブロック体７に接＠結合されるので、ブ
ロック体７に対して弾性体９．１１により浮動支持され
る。そのため、加振源であるブロック体７から伝帳され
てくる振動は、弾性体９．１１によって吸収され、外殻
体８およびオイルパン体１２の振動および振動に起因す
る騒音が抑制される。

また、外殻体８がブロック体７とは別部材であるので、
ウォータジャケット１０形成のための鋳造用中子は不要
であり、それだけ製作が容易になる。また、従来の外殻
鋼板を有する工・ンジンブロックに比べ、本実施例では
弾性体９を介してブロック体７に接合されるため、接着
剤による結合が可能となり、ボルトレス化が可能となっ
て、組付工数が低減される。

また、オイルパン体１２は、縦２分割構造であるので、
ブロック体７との結合、脱落防止が、簡単な構造で容易
に行なわれる。すなわち、オイルパン体１２の取付部１
８を断面口字状とすることにより、ブロック体７の凸部
１９に横から左右別々に容易に差し込まれ、弾性体１１
を介しての接着結合により、オイルパン体１２はポル１
ヘレスで容易にかつ確実に結合される。

また、オイルパン体の２分割構造により、従来のオイル
パンでは成形が困難であった断面円弧状の成形が容易に
可能化され、円弧状にすることによってオイルパン部１
４の剛性が直線折れ曲がり状の場合に比べ高められる。

剛性が高められると、振動が抑制され、それに伴なって
騒音の発生も抑制される。

また、左右オイルパン体１２の合わせ部１５に耳部１６
が形成されているので、この部分の縦方向の剛性が高め
られ、クランクシャフト曲げ振動によるベアリングバル
クヘッドの変形にともなって発生するオイルパンのクラ
ンクシャフト軸方向の微小変形に伴なうオイルパン部１
４の振動が抑制される。

さらに、補標２０は、弾性部材２５を介して外殻体８に
接続された鋼板２２を介して取付けられるので、振動の
伝帽が弾性部材２５によって吸収され、補機２０に起因
する振動、騒音が抑制される。

発明の詳細な説明したように、本発明の内燃別間によるときは、外
殻体とオイルパン体を鋼板構造とすることができるので
、シリンダ部等の内部の必要な剛性を確保しながらエン
ジンブロック仝体を軽量化することができるとともに、
外殻体およびオイルパン体を弾性体を介してブロック体
に結合したので、これらの部分の振動および騒音を低減
することができるという効果が１ｑられる。

また、外殻体を別体構造とすることにより、ブロック体
鋳造時の中子を不要化でき、生産性を向上することがで
きる。

また、オイルパン体を縦２分割構造としたので、オイル
パン体の成形の容易化とともにブロック体どの結合構造
を容易に接着剤によるポル１−レス構造とツることがで
き、組付工数を低減して生産性を向上づることかできる
。

またオイルパン体を断面円弧状にし、左右オイルパン体
の合わせ部に耳部を設ければ、オイルパン部の剛性を高
めて振動、騒音の低減をはかることができる。

さらに、外殻体への補殿類の取付けにあっては、弾性部
材によって接続された鋼板を介するようにすれば、補鍬
類に起因する振動、騒音を低減することができるという
効果：ｂ得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る内燃機関の縦断面図、第２図は第１図の装置を第１図とは直角の方向からみた
部分の縦断面図、第３図は外殻体部分斜視図、舘４図は補四取イ４部の断面図、である。１・・・・・・シリンダヘッド４・・・・・・クランクシャツ１− ５・・・・・・シリンダ部６・・・・・・クランクジャーナル部７・・・・・・ブロック体８・・・・・・外殻体９．９’、１０．１１．１７・・・・・・弾性体１２・
・・・・・オイルパン体１３・・・・・・クランクケース部１４・・・・・・オイルパン部１５・・・・・・合わせ部１６・・・・・・耳部１８・・・・・・取付部１９・・・・・・凸部２０・・・・・・補機２２・・・・・・鋼板２３・・・・・・座２５・・・・・・弾性部材第１図第２図１６　１２

Claims

【特許請求の範囲】（１）　シリンダ部とクランクジャーナル部とを構成す
るブロック体と、該ブロック体の外周側に弾性体を介し
て結合され該ブロック体との間にウォータジャケットを
構成する深絞り加工した外殻体と、前記ブロック体の下
部に弾性体を介して結合されクランクケース部とオイル
パン部とを一体に構成した縦２分割のオイルパン体と、
を備えたことを特徴とする内燃側Ｌ（２）　前記ブロッ
ク体と前記外殻体およびオイルパン体との結合を、接着
剤にて行なった特許請求の範囲第１項記載の内燃側Ｌ（３）　前記外殻体の外部側に取付けられる補機の取付
は構造を、外殻体とは別の鋼板を介して補機をブロック
体に共線めし、該鋼板を弾性部材を介して外殻体に接続
する構造とした特許請求の範囲第１項記載の内燃側Ｌ（４）　前記オイルパン体のブロック体への取付部を断
面口字状に形成し、該口字状取付部を弾性体を介してブ
ロック体の凸部に差し込むことにより、オイルパン体を
７０９９体に結合した特許請求の範囲第１項記載の内燃
機関。（５）　前記オイルパン体の断面形状を円弧状にした特
許請求の範囲第１項記載の内燃機関。（６）　前記２分割のオイルパン体の合わせ部に、クラ
ンクシャフト軸方向に延びる耳部を形成した特許請求の
範囲第１項記載の内燃側Ｌ