JPS6014981B2 - 据置き暖房装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、室内の任意の場所に置き、その室の暖房に使
用する据置き暖房装置に関するものであり、特に、暖房
すべき室内の床に近い壁面に沿って取付け、幅木則ちベ
ースボードをなすよう配設したベースボードヒータ（幅
木放熱器）型の暖房装置に関するものである。

この型式の暖房装置は箱型のハウジングを有し、このハ
ウジング内に１個またはそれ以上の加熱素子を取付け、
加熱素子により発生した熱を、ハウジングから露射およ
び空気対流によって室内に放熱するものである。（従来
の技術）現在使用されているすべての据置き暖房装置は
、例えば室内の適当な位置に配置した暖房を使用する原
始的な方法と同じ発想に基づいている。最近開発された
すべての暖房装置、特に放熱器でも、室内に供給する熱
は部屋の１個の壁面、または一般的にこの一壁面の一部
から放熱し、室内の他の部分はこの熱源から循環する空
気により熱を受けるだけであり、従って部屋の各部にお
いて著しい温度差を生ずる。放熱器を幅木（ベースボー
ド）として構成することも知られているが、この型式の
放熱器も部屋の壁のうちの１個の壁に沿って配設するだ
けであり、その１個の壁の長さの一部にわたってのみ放
熱器として作用するのが一般的であり実際上他の普通の
放熱器の機能と変りがない。

（発明が解決しようとする問題点）室内暖房に関する人
間の生理学上及び心理学上の研究の結果、、熱が全周か
ら供給された時、及び足部と頭部とがほぼ同じ温度であ
る時に最も快適であり、人間が室内を動く時は室内全部
がほぼ同じ温度である時に最も快適であることがわかっ
ている。

人間の体表面全体で受ける温度が２１℃のとき、人間は
極めで快適に感ずる。

既知の室内暖房装置は頭部と足部との間に約４℃の温度
差を生じ、人間は床が冷たいと感ずる。更に、この温度
差のため空気の移動を生じ、足部に寒風を感ずる。既知
の装置においては、これらの不具合を回避するため温度
を上昇させるが、このことによっては天井の温度が高く
なるだけであって快適ではなく、不経済である。従って
、本発明の目的は新らしい暖房装置を提供し、室内の人
間に上述したような快適な「温度環境」を与え、製造お
よび取付が簡単で、経済的な据置き暖房装置を得るにあ
る。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明は、暖房すべき室内の
壁面に沿って床上に取付けて幅木放熱器をなし、１個ま
たはそれ以上の電気抵抗ケーブルによる加熱素子を収容
した箱形のハウジングを有し、このハウジングから館射
および空気の対流によって室内に熱を供給する据置き暖
房装置において、暖房装置を、前記電気抵抗ケーブルを
収容した複数個の主ユニットおよびこれら主ユニットを
相互連結する継手ユニットによる組立て構造にし、各主
ユニットのハウジング内にはハウジングの長手方向に前
記電気抵抗ケーブルをジグザグ状に配談し、また各主ユ
ニットおよび継手ユニットのハウジング内には前記電気
抵抗ケーブルのための通電配線を設け、更に各ハウジン
グの一方の端部には前記通電配線の一端に接続したプラ
グを突設した凸部を設けハウジングの他方の端部には前
記プラグに対応する位置で前記通電配線の池端に接続し
たスリーブを設けた凹部を設け、この凸部と凹部との鉄
合によって主ユニットを順次直接にまたは継手ユニット
を介して、順次のユニット間の機械的連結および電気抵
抗ケーブルの電源に対する電気的並列接続を生じて室内
の全周にわたり配設して暖房装置全体を構成することを
特徴とする。

本発明の好適な実施例においては前記各主ユニットのハ
ウジングを壁面に近い内側部分と壁面から遠い外側部分
とにより構成し、内側部分および外側部分は、それぞれ
長方形の平板部とこの平板部から突出する頂部フランジ
部および底部フランジ部を有するものとし、外側部分内
に内側部分をスナップ競合させて箱形のハウジングをな
すものとし、前記内側部分の平板部の壁面側の側面に壁
面との取付距離を定める位置決めピンと壁面に設けた支
持部材に掛合可能な取付部材とを設け、更にこの平板部
の反対側の側面には電気抵抗ケーブルを支持するための
複数個のケーブル支持部材をジグザグ状に配設し、また
外側部分の平板部の上方部および下方部にはそれぞれ水
平に配列した空気通孔の列を設ける。

（作 用） 本発明によれば、構成および組立てが簡単な主ユニット
と継手ユニットとを組合せることによって、いかなる部
屋であっても部屋のすべての壁面の下端部全体にわたり
簡単に暖房装置を据置くことができ、各主ユニットのハ
ウジング内に配置した加熱素子により発生した熱をハウ
ジングから鏡射および空気対流によって室内に放熱する
。

（発明の効果）本発明によれば、室内の床の近傍におい
てすべての側面から中心部に向って熱が頚射され、また
各主ユニットには加熱素子がジグザグ状に配設されてい
るためハウジングから均一に放熱され、従って、床面全
体にわたりあたかも「放熱カーペット」を敷いたような
状態になるとともに、部屋のすべての壁面に沿って天井
に向う低速の、例えば１０肌／秒の速さでの極く少量の
空気の対流が生ずるだけである。

また、本発明によれば、室内のすべての点において、即
ち水平方向にも垂直方向にも、ほぼ均一な温度に維持す
ることができ、最適な温度環境および経済性が得られる
。

更に、本発明によれば、部屋の各部における温度差がな
く、従ってこの温度差をなくそうとして発熱量を増加さ
せる必要はなく、適度な温度に保たれる。

温度差をなくそうとして発熱量を増加させると部屋が乾
燥して加湿器を必要とするようになるが、室内の相対湿
度は温度の関数であり、本発明によれば適度な温度で湿
度が適度に保たれ、加湿器を用意する必要はない。本発
明据置き暖房装置は複数の主ユニットと継手ユニットを
連結した型式であるため、標準ユニットとして製造して
種々の室に適合させることができ、製造、取付共に安価
になる。

本発明据置き暖房装置を設けた室内の種の高さにおける
温度は例えば２１℃にすることができ、挟適であるばか
りでなく健康的でもある。

この条件は従来既知の暖房装置ではめったに得ることが
できないが、種の高さにおける温かさの感覚が人間の感
ずる全体的な温かさの感覚を決定する絶対的な要因であ
る。更に、本発明によれば、頭の高さにおける温度も快
適と感ずる２１℃にすることができる。これに比べて従
来の暖房装置では、足元が適度な温度の場合、頭の高さ
の温度は相当高くなるのが一般的である。（実施例） 次に図面につき、本発明の実施例を説明する。

第１図には、第６図に全体を示した綱板製の箱形のハウ
ジングにより構成し、電気抵抗ケーブルの形式の加熱素
子を収容した組立て式据置き暖房装置の主ユニットの一
部切除した部分斜視図を示す。第３図にはこのユニット
１を室内の壁の下端部に取付けた状態の縦断面図を示す
。本発明据置き暖房装置は、第２図に示すように、複数
個の主ユニット１と、継手ユニットとしての山形ユニッ
ト３１とを組み合せて構成し、室内の壁全体の下端部全
周にわたり配設する。主ユニット１の壁側則ち内側部分
２は、平板部３と、頂部曲げフランジ部４と底部曲げフ
ランジ部５とを有する。

第３，６図に示す通り、内側部分２の平板部３の裏面に
溶接した取付部材９に溝孔８と、この溝孔８に交差する
導入用の溝孔１０とを設け、壁６に固着した支持部材と
してのねじ７の頭部を溝孔１０から８に収容させ、主ユ
ニット１を壁６に取付ける。平板部３の裏面に４個の位
暦ぎめピン１１を取付け、主ユニットの裏面と壁面との
間を所定距離に保つ。取付状態において、ねじ７の頭部
が取付部材９内に引込まれるような応力を生ずるように
溝孔８，１０を形成すれば、主ユニット１′は壁６に対
して確実に支持される。主ュニツトーの平板部３の上部
及び下部に所要の間隔で溝孔を形成し、各溝孔内に第１
，４および５図に示すケーブル支持部材１２を取付ける
。

ケーブル支持部村はほぼＺ字状の部品であり、このケー
ブル支持部材の外方部分１３は溝孔から平板部３の壁側
の側面に導出させ、この側面に衝合固着させ、中央部分
は溝孔内に位置する。ケーブル支持部材の前方部分１４
は平板部３の前方に位置し、この前方部分１４に設けた
溝１５内に電気抵抗ケーブル１６を支持する。電気抵抗
ケーブル１６はケーブル支持部材１２により内側部分２
の長手方向にジグザグ状に張り渡す。主ユニット１の外
側部分１７は平板部１８と頂部フランジ部１９と底部フ
ランジ部２０とから成る。

頂部フランジ部１９は内側部分２の頂部曲げフランジ部
４を覆って後方に延長し、この延長部２２を曲げ、曲げ
部が壁６に接触し、曲げ端部が平板部３に接触するよう
にする。これによって壁６と主ュニットーとの間は閉鎖
され、この間の空間に物体が落下することを防止する。
底部フランジ部２０は内側部分２の底部曲げフランジ部
５の下面を覆い、曲げ部２１によって掛合保持される。
内側部分２と外側部分１７との連結は止めねじを使用せ
ず、外側部分１７の弾性による内側部分２に対するはめ
こみによって箱型ハウジングを形成することができる。
主ュニットーの床との間を閉鎖するために、所要の細長
部材２３を下部フランジ部２０の下に配設することがで
きる。外側部分１７の平板部１８の上方部と下方部に所
要の空気通孔２４の列を設ける。第７図は主ユニット内
の電気配線図を示す。

加熱素子１６は電気抵抗ケーブルとし、両端を接続導体
２５に接続する。加熱素子１６は主ユニットの長手方向
に主ユニットの全長にわたりジグザグ状に張り渡す。加
熱素子１６は例えばらせん状の抵抗線の周囲にガラス等
の絶縁物質を被覆し、可榛・性を有するが非伸縮性のケ
ーブルとする。主ュニットー内における通電配線として
電源ケーブル２８，３０を夫々左端のプラグ２７、右端
のスリーブ２９に接続する。左側の接続導体２５は左側
は電源ケーブル２８のプラグ２７に接続し、右側の接続
導体２５はケーブル３０のスリーブ２９に接続する。主
ユニット１を互に連結した時に一方の主ユニットのプラ
グ２７は他方の主ユニットのスリーブ２９内に鉄合して
電源の接続が行われ、所要数のユニット間の電気的俵競
を可能とする。家庭用電源コンセントに近い主ユニット
のプラグ２７をコンセントに差込めば、各主ユニット１
の加熱素子１６は並列接続となって電流を受けて発熱す
る。それ故、各ユニットは夫々独立した放熱器としての
機能を有する。複数の主ユニットを連結した場合には電
源ケーブル２８，３川ま次の主ユニットに対する電流供
給ケーブルの役割を行う。

加熱素子１６は並列接続となるため、所要数の主ユニッ
トを接続することができ、すべての主ユニットは夫々別
個の放熱器としての機能を保つ。据置き暖房装置の主ユ
ニット１を室内の壁の下端部に取付ける場合に、隅角部
則ちコーナー部等のために特別な継手ユニットを設ける
。

第８図はコーナー部用の継手ユニットとして山形ユニッ
ト３１を示す。この山形ユニット３１は箱型のケーシン
グ内にプラグ２７とスリーブ２９とを設け、これらプラ
グとスリーブとを電源ケーブル３２に接続する。従って
山形ユニット３１は放熱器の機能はなく、主ュニットー
間の電源ケーブルの接続用としてのみ機能する。３個の
主ユニットを互に直角に接続する場合には第９図に示す
ように継手ユニットとしてＴ形ユニット３３を使用する
。

Ｔ形ユニット３３の箱型ケーシングの端部は夫々ユニッ
トに連結可能とし、所要のプラグとスリーブとを端面に
設ける。プラグとスリーブとは電源ケーブルによって接
続し、各主ユニット１の電源ケーブルに電気的に接続す
る。このようなＴ形ユニットは部屋に間仕切りを設けた
場合に有効に利用できる。間仕切りを取除いた時はＴ形
ユニットを取外し、直線形の継手ユニットに交換する。
第６図に示す通り、各主ユニットの一方の端部に凸部３
４を設け、他端に凹部３５を設けて主ユニット相互を組
合せ可能とし、組合せた後には主ユニット間の連結部は
段差のない平滑な表面となるようにする。同様にして継
手ユニット３１，３３にも所要の凸部と凹部とを設け、
据置き暖房装置全体としての外観を良くし、弛みを生じ
ないようにする。第２図は継手ユニット３１を使用して
複数の主ユニットを連結し、戸口を除く室内の壁面全部
に連続した幅木放熱器を構成した状態を示す。

電源ケーブル３６は室内の家庭用電源のコンセントに接
続する。各主ユニット内のジグザグ状の加熱素子１６は
すべて並列に接続され、またユニット全長にわたりジグ
ザグ状に張り渡され、従って主ユニット全体にわたり主
ユニット毎に放熱特性の異なる加熱素子を設け、部屋の
壁に応じて異なる放熱量が得られるようにすることもで
きる。従って戸外に近い壁に配設する主ユニットを戸外
から遠い壁に配設するユニットよりも放熱容量が大きい
ものにすることができる。第３図に示す通り、主ユニッ
トは矢印Ｒに示すようにほぼ水平方向の競射と矢印Ｋに
示すように、空気の対流とによって放熱する。この装置
は放熱量の約２５〜３５％のみが対流による放熱である
構成になっている。第１０および１１図に示す継手ユニ
ット３７の上部にスリーブ３８を設け、他の電気機器、
例えば電燈、ラジオ等のためのケーブル４０のプラグ部
材３９のプラグを差込み可能とする。

第１１図に示す通り、継手ユニット３７は両側端にプラ
グとスリーブを有し、両側で主ユニット４１に電気的に
接続することができる。継手ユニット３７には更にスイ
ッチ４２を設け、スイッチ４２によって、他の電気機器
との電気的接続のオン・オフを行うようにする。第１１
図に示す主ユニット４１は家庭用三相電源用の通電配線
を設けた実施例であり、一端に３個のプラグＲ，０およ
びＳを有し、他端に３個のスリーブＲ，０およびＳを有
する。

ＲおよびＳは家庭用三相電源の有位相線に接続する位相
導体とし、０はゼロ位相線に接続する中立導体とする。
加熱素子１６は位相導体Ｒと中立導体○との間に接続す
る。継手ユニット３７には通電配線として３本の平行な
導線を設け、各導線の両端に夫々対応するプラグＲ，０
，ＳとスリーブＲ，０，Ｓを接続する。

位相導体Ｓは導線４３によってスイッチ４２に接続する
。

スイッチの接点は一方のスリーブ３８に接続し、他方の
スリーブ端子は導体４４によって中立導体０に接続する
。第１１図に示す配線によって、例えば自動サーモスタ
ット制御により加熱素子の作用を調製しても、スリーブ
３８からケーブル４０を経て、電燈またはラジオ等への
給電導線に悪影響を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による据置き暖房装置の主ユニットの一
部切除した部分斜視図、第２図は第１図の装置を部屋に
配設した状態を示す線図、第３図は第１図のｍ−ｍ線に
沿う縦断面図、第４図は第１図の主ユニットのケーブル
支持部材の部分を示す拡大斜視図、第５図は第４図と同
じ部分の縦断面図、第６図は第１図の主ユニットを部屋
の壁に設置する前の状態を示す部分斜視図、第７図は第
６図の主ユニット内の配線図、第８および９図は第６図
の主ユニットを連結する継手ユニットを示す部分斜視図
、第１０図は別の実施例の継手ユニットを有する据置き
暖房装置の部分斜視図、第１１図は第１０図の主ユニッ
トおよび継手ユニットの配線図である。 １，４１・・・・・・主ユニット、２・・・・・・ハウ
ジングの内側部分、４，５，１９，２０・・・・・・フ
ランジ部、６・・・・・・壁、９・・・・・・取付部材
、１１・・・・・・ピン、１２・・・・・・ケーブル支
持部材、１６・・・・・・電気抵抗ケーブル、１７・・
・・・・ハウジングの外側部分、２４・・・・・・空気
通孔、２７・・・・・・プラグ、２９・・・・・・スリ
ーブ、３１，３３，３７・・・・・・継手ユニット。 Ｆ′９．２Ｆ′９．４ Ｆ′９．７ Ｆ？ｏ．３ Ｆ′ｏ．Ｓ Ｆ′○．６ Ｆ′。 ・フＦ′９．８ 丹９・９ ＦＩｇ．〃 Ｆｊ９．’０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 暖房すべき室内の壁面に沿って床上に取付けて幅木
   放熱器をなし、１個またはそれ以上の電気抵抗ケーブル
   による加熱素子を収容した箱形のハウジングを有し、こ
   のハウジングから輻射および空気の対流によって室内に
   熱を供給する据置き暖房装置において、暖房装置を、前
   記電気抵抗ケーブルを収容した複数個の主ユニツトおよ
   びこれら主ユニツトを相互連結する継手ユニツトによる
   組立て構造にし、各主ユニツトのハウジング内にはハウ
   ジングの長手方向に前記電気抵抗ケーブルをジグザグ状
   に配設し、また各主ユニツトおよび継手ユニツトのハウ
   ジング内には前記電気抵抗ケーブルのための通電配線を
   設け、更に各ハウジングの一方の端部には前記通電配線
   の一端に接続したプラグを突設した凸部を設け、ハウジ
   ングの他方の端部には前記プラグに対応する位置で前記
   通電配線の他端に接続したスリーブを設けた凹部を設け
   、この凸部と凹部との嵌合によって主ユニツトを順次直
   接にまたは継手ユニツトを介して、順次のユニツト間の
   機械的連結および電気抵抗ケーブルの電源に対する電気
   的並列接続を生じて室内の全周にわたり配設して暖房装
   置全体を構成することを特徴とする据置き暖房装置。 ２ 前記各主ユニツトのハウジングを壁面に近い内側部
   分と壁面から遠い外側部分とにより構成し、内側部分お
   よび外側部分は、それぞれ長方形の平板部とこの平板部
   から突出する頂部フランジ部および底部フランジ部を有
   するものとし、外側部分内に内側部分をスナツプ嵌合さ
   せて箱形のハウジングをなすものとし、前記内側部分の
   平板部の壁面側の側面に壁面との取付距離を定める位置
   決めピンと壁面に設けた支持部材に掛合可能な取付部材
   とを設け、更にこの平板部の反対側の側面には電気抵抗
   ケーブルを支持するための複数個のケーブル支持部材を
   ジグザグ状に配設し、また外側部分の平板部の上方部お
   よび下方部にはそれぞれ水平に配列した空気通孔の列を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の据
   置き暖房装置。 ３ 前記主ユニツトおよび継手ユニツトに設ける通電配
   線を、家庭用三相電源用の配線として２本の位相導線と
   １本の中立導線とにより構成し、各導線の一端にはプラ
   グを接続し、他端にはスリーブを接続し、主ユニツトに
   おける前記電気抵抗ケーブルの一端を一方の位相導線の
   プラグに接続し、他端を中立導線のスリーブに接続し、
   継手ユニツトのうちの１個は、更に他方の位相導電に接
   続したスリーブと中立導線にスイツチを介して接続した
   スリーブとよりなる他のスリーブ対を有するものとして
   構成し、前記他のスリーブ対に対して他の単相電気機器
   用の入力導体を接続可能にしたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の据置き暖房装置。