JPS60148974A - 自動車用ドアロツク制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のドアロックを電気的に制御操作する
ことができる自動車用ドアロック制御装置に関する。

（従来技術） 従来の自動車用ドアロック制御装置は、第１図に示す如
く、ドア（Ａ）の車外側に設けられる開扉用アウトサイ
ドハンドル（Ｂ）、施解錠用キーシリンダ（Ｃ）、同じ
く車内側に設けられる開扉用インサイドハンドル（Ｄ）
、施解錠用ロックノブ（Ｅ）、並びに、ドア（Ａ）の遊
端側端面に設けられるドアロック本体（Ｆ）等の各制御
８！措要素を、ロッド（Ｇ）等の連結部材をもって、所
要に連結してなる。

また、前記制御機構要素（Ａ）〜（Ｆ）が組み込まれた
ドア（Ａ）を他の場所、例えば運転席より、ドアロック
本体（Ｆ）の施解錠を制御するには、電気的に作動する
アクチュエータ（ＩＩ）を、ドアロック本体（Ｆ）の施
解錠レバーに連結し、電気的に遠隔操作している。

（従来技術の欠点） このような従来のドアロック制御装置において。

ドア（Ａ）における各制御機構要素は、操作に便利な取
付位置を予め定めて、その間をロッド（Ｇ）等の連結部
材で連結するため、ロッド（Ｇ）の長さ寸法、折曲形状
等に高度の精度が要求されるとともに、各ロッド（Ｇ）
の少なくとも、一端には、作用長の微調整手段が必要と
なる。

さらに、上述のようなロッド連結部が多数あって、ドア
（Ａ）への組付性が悪くなり、結果的には、組付性等を
考慮した上で、各制御機構要素のレイアウトを行なうこ
とになり、操作に便利な適正位置が望めなくなる欠点が
ある。

また、各連結ロッド（Ｇ）は、それぞれが連動して複数
のものが同時に作動するため、ドア（Ａ）内で騒音を発
生し、かつ、遠隔操作においては、アクチュエータ（Ｈ
）の急激な作動によって、特に大きな騒音を発生する欠
点がある。

このアクチュエータ（Ｈ）も、施錠位置、解錠位置の両
方に駆動力を発生させ、しかも、両方の作動停止位置で
、無電力で安定に静止することが要求されるため、モー
タ、クラッチ等を用いた構造の複雑で高価なものが要求
されるという欠点がある。

以上のことは、ドア（Ａ）１枚についてであり、多数の
ドアを備える自動車においては、部品点数を増大して１
組み立て工数の増大、製造時間の増大等を誘引し、結果
的には価格増大に至る。

（発明の目的） 本発明は、ドアロックの操作を電気的スイッチによって
全て行い、かつ、その制御を電気的に行なうことにより
、操作性の向上、デザイン自由度の向上、美的外観の向
上、構成の簡素化、組付性の向上等を可能とし、もって
、上述の欠点を解消した自動車用ドアロック制御装置を
提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明は上述の事柄に鑑みなされたもので、その要旨と
するところは、次の如くである。

自動車の車体側またはドア側のいずれか一方に設けられ
且つ他方に設けられるストライカと係脱可能なドアロッ
クと、該ドアロックのロック解除機構に連結するロック
解除用アクチュエータと、適時にドアを開扉するとき操
作するロック解除用操作スイッチと、ドアを施錠又は解
錠するとき操作する施錠、解錠用スイッチと、該施錠、
解錠スイッチの操作に応じて、施錠状態又は解錠状態の
いずれかの状態を記憶する施解錠記憶手段と、該記憶手
段の記憶状態に応じて、前記ロック解除操作スイッチの
操作を有効又は無効のいずれかに選択する選択制御手段
と、該選択制御手段によってロック解除操作スイッチの
操作を有効とするとき、当該選択手段の出力に応じて前
記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と
を備えてなるものである。

（実施例） 第２図乃至第６図は本発明の具体的一実施例を示すもの
である。

第２図並びに第３図は、本発明に係る制御要素のレイア
ウト状況を示すもので、（１）は、車外のドアー開扉操
作部で、ドア引手の裏面にはドアロックの第１のロック
解除用操作スイッチ（Ｓ−ＤＩ）が設けられている。

（２）は、車内のドア開扉操作部で、その裏面には、第
２のロック解除用操作スイッチ（Ｓ−０２）が設けられ
ている。

（３）は、ドアの車内側に設けられた車内からの施解錠
操作部で、施錠用操作スイッチ（Ｓ−Ｌｌ）並びに解施
用操作スイッチ（Ｓ−Ｌ２）が並べて設けられている。

（４）は、前部ドアの車外側に設けられた車外からの施
解錠操作部で、キースイッチに具備された接点を施錠、
解錠用接点（Ｓ−Ｋｌ）（Ｓ−に２）として用いている
。

（５）は、ロック解除用のソレノイドのアクチュエ〒り
（６）を備え、自動車の車体の適所に設けられたストラ
イカ（７）と係脱可能なドアロック本体である。

ドアロック本体（５）は、第４図に示す如く、ストライ
カ（７）と噛合するラッチ（８）と、該ラッチ（８）と
係合するポール（９）を備えている。

ポール（９）は、枢軸（１０）を介してオープンレバー
（１１）と一体に回転し、オープンレバー（１１）は、
捩りばね（１２）をもって、図面上反時計周りに示され
る、ポール（９）の係合方向に、常時付勢されている。

オープンレバー（１１）は、ドアロック本体（５）の下
部適所に固設したアクチュエータ（６）のプランジャー
（１３）に連結されている。

アクチュエータ（６）の作動時はプランジャー（１３）
を吸引させて、オープンレバー（１１）と一体に回転す
るポール（９）を、ラッチ解除方向に回転する。

ポール（９）がラッチ解除方向に、回転すると、ポール
（９）とラッチ（８）との係合が解除され、もって、ア
クチュエータ（６）の作動は、ドアロック本体（５）と
ストライカ（７）とのロックを解除し、ドアを開扉する
ことができる。

本発明の実施例におけるドアロック本体（５）には、非
常用の手動ロック解除手段（１４）を設けて安全性を保
つようにしである。

例えば、ドアロック本体（５）には、車内側のインナー
パネル（１５）と対向する側枠板（１６）に、上下に平
行して水平をなす突片（１７）　（１７）を設けて、そ
の突片（１７）　（１７）に、水平に回転する手動操作
ハンドル（１８）の上下枢支片（１９）　（１９）を軸
（２０）をもって枢着しである。

ハンドル（１８）の手掛片（２１）は、インナーパネル
（１５）に設けた四部（２２）に埋込まれるようにし、
かつ、上方の枢支片（１９）には捩りばね（２３）を掛
けて、第５図時計周りに付勢しである。

下方の枢支片（１９）からは、レバー片（２４）が延出
され、そのレバー片（２４）の先端は、オープンレバー
（１１）の適所に、連結ロッド（２５）を介して連結し
である。

このハンドル（１８）を第５図矢印方向へ回転させると
、連結ロッド（２５）が引かれてオープンレバー（１１
）をラッチ解除方向へ回転し、ドアロック本体（５）の
ロックを解除する。

ハンドル（１８）は非常時のみ使用するもので、通常使
用しない。そのため、安全のためにカバー（２６）を設
けておくとよい。

なお、オープンレバー（１１）における、アクチュエー
タ（６）のプランジャー（１３）と手動操作ハンドル（
１８）に連結する連結ロッド（２５）の内連結部は、各
作動時の相互干渉を防ぐため、弧状の長孔（ｌｌａ：（
ｌｌｂ）となしである。

この実施例にあっては、ドアロック本体（５）をドア側
、ストライカ（７）を車体側にそれぞれ設けているが、
ドアロック本体（５）を車体側、ストライカ（７）をド
ア側に設けても良い。この場合は、ハンドル（１８）は
車体側に設けられる。

第６図は、電気的制御の一例む示すものである。

施錠用操作スイッチ（Ｓ−Ｌｌ）は、セット・リセット
型のフリップ・フロップ回路（３０）をリセット状態に
制御し、解錠用操作スイッチ（Ｓ−Ｌ２）は同スリップ
・フロップ回路（３０）をセット状態に制御する。

フリップ・フロップ回路（３０）は、施錠、解錠用操作
スイッチ（Ｓ−ＬＬ）　（Ｓ−Ｌ２）のいずれか一方に
よる、施錠又は解錠を指定する最後の操作を記憶する記
憶手段である。

このフリップ・フロップ回路（３０）の記憶内容は、車
外のロック解除操作スイッチ（Ｓ−ＤＩ）並びに車内の
ロック解除操作スイッチ（Ｓ−０２）の操作を有効又は
無効のいずれかに選択する選択制御手段（３１）を制御
する。

選択制御手段（３１）は、例えば、アナログ・ゲート回
路、論理ゲート回路、リレー接点、等をもって構成され
、また、第７図に示すようにセット・リセット型のフリ
ップ・フロップ回路であってもよい。　いずれも、フリ
ップ・フロップ回路（３０）の記憶内容に応じた出力（
０）によって、ロック解除操作スイッチ（Ｓ−ＤＩ）　
（Ｓ−０２）の操作信号を、通過又は有効としたり、阻
止又は無視したりする、選択的制御を行なうものである
。

選択制御手段（３１）は、フリップ・フロップ回路（３
０）がセット状態にある解錠時において、前記スイッチ
（Ｓ−Ｄｉ）　（Ｓ−Ｄ２）の操作信号を通過又は有効
とし、その出力をもって、後段のセット・リセット型フ
リップ・フロップ回路（３２）をセット状態にする。

このセット状態のフリップ・フロップ回路（３２）の出
力（０）は、アクチュエータ駆動回路（３３）を介し、
アクチュエータ（６）を作動して、ドアロック本体（５
）のロックを解除して、ドアを開くことができる。

ロックが解除され、ストライカ（７）がラッチ（８）か
ら離脱してドアが開扉されると、その間扉状態を適宜検
出するドア開検出スイッチ（Ｓｗ）が閉じて、フリップ
・フロップ回路（３２）をリセットする。

しかし、駆動回路（３３）がアクチュエータ（６）を作
動するように動作しているのにもかかわらず、何らかの
理由、例えばドアが異物を噛んで開かない等によって、
ドア開検出スイッチ（Ｓν）を、閉じないどきは、アク
チュエータ（６）を損傷することがあるので、アクチュ
エータ（６）には、その作動時間に一定限度を設けであ
る。

この時限動作は、フリップ・フロップ回路（３２）の出
力を、遅延回路（３４）を介してリセット入力へ帰還す
るようにした、モノステプルマルチバイブレータ回路構
成によって得ている。

また、フリップ・フロップ回路（３０）がリセット状態
にある施錠時においては、前記スイッチ（Ｓ−ＤＩ）　
（Ｓ−０２）の操作信号は選択制御手段（３１）により
阻止又は無視されてアクチュエータ（６）を作動させる
ことができず、ドアを開けることが出来ない。

フリップ・フロップ回路（３５）は、必要に応じて付加
的に増設される他の制御要素、例えばチャイルドプルー
フ施錠、解錠用操作スイッチ（Ｓ−ＣＩ）（Ｓ−Ｃ２）
の施錠、解錠記憶手段である。

このフリップ・フロップ回路（３５）の記憶内容は、他
の前記同様の選択制御手段（３６）によって、車内側の
ロック解除操作スイッチ（Ｓ−０２）についてのみ、そ
の操作の有効又は無効を選択的に制御する。

なお、ワイヤードオアをもって図示されるオアゲート（
３７）　（３ｇ）は、実用回路構成では、半導体ＩＣに
よるオアゲート回路が望ましく、かつ選択制御手段（３
１）　（３６）も半導体ＩＣによるアンドゲート回路と
することが好ましい。

上述制御回路の電源は自動車のバッテリから直接供給さ
れ、運転席のスタート用メインスイッチによって電源が
遮断されないようになっている。

しかし、以下に説明する施錠、解錠表示用の電源はメイ
ンスイッチを介して供給する方が、無駄な電力の消費を
防止できる。

フリップ・フロップ回路（３０）　（３５）の記憶状態
は、その出力（０）又は（０）のいずれにより、発光ダ
イオード等表示手段を点灯させて表示することができる
。

この施解錠表示用発光ダイオード等の表示個所は、運転
席のパネル面でも、スイッチ内でも、その両方であって
もよい。

また、発光ダイオード等は、メインスイッチの投入後、
及び施錠又は解錠状態に移った後等、ドアの施解錠状態
に注意を向けるように、所要の一定時間は点滅表示する
と、安全性を高める効果がある。

（発明の効果） 以上の如く、ドアロック本体（５）を除く他の制御機構
要素を電気スイッチに置代えることにより、機械的連結
ロッドが不要となり、ドアロック制御装置の構成が簡素
化されるとともに、作動時の機械的騒音の発生、並びに
走行中の振動による騒音発生の可能性等が全く除去され
、しかも、ドアへの組付性、美的デザイン、レイアウト
等の自由性が高まり、従来の機械的ドアロック制御装置
では得られない多大の効果を得ることができる。

さらに、ドアの開扉操作、施解錠操作の操作性を向上し
、しかも、遠隔操作を容易とし、それにより運転席から
の各ドアへの遠隔施解錠操作並びに緊急時の各ドア一括
開扉操作等を容易に行え、安全性の向上を計ることがで
きる。

（変形例） 第７図は、第６図のアンドゲート等による選択制御手段
（３１）を省略し、フリップ・フロップ回路（３２）を
選択制御手段（３１ａ）として利用する一例を示す。

施解錠の記憶手段であるフリップ・フロップ回路（３０
）の出力は、フリップ・フロップ回路（３２）のリセッ
ト入力へ、他の入力とオアゲート（３ｇ’　）の構成を
もって入力する。

このようにしたとき、フリップ・フロップ回路（３０）
の記憶内容が、施錠状態であるとき、フリップ・フロッ
プ回路（３２）は、フリップ・フロップ回路（３０）の
出力により、常にリセット状態に保持される。

そのため、適時に操作されるロック解除操作スイッチ（
，５−ＤＩ）　（Ｓ−０２）の操作信号がフリップ・フ
ロップ回路（３２）のセット入力へ入力しても、その入
力は、無視されて、セット状態に移ることはない。

また、フリップ・フロップ回路（３０）が解錠状態を記
憶しているときは、そのフリップ・フロップ回路（３０
）の出力は、オアゲート（３ｇ’　）によって、無視さ
れ、これにより、フリップ・フロップ回路（３２）は、
第６図の場合と全く同様に作動する。上記第６図、第７
図の実施例は、後部ドアのものであるが、前部ドアにお
いては、施解錠操作部（４）におけるキースイッチの施
錠用接点（Ｓ−Ｋｌ）、解錠用接点（Ｓ−に２）を、そ
れと対応する施錠用操作スイッチ（Ｓ−ＬＬ）、解錠用
操作スイッチ（Ｓ−Ｌ２）に置き代

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のドアロック制御機構を示すドアの斜視図
、 第２図は、本発明に係る制御要素の自動車におけるレイ
アウト状況を示す自動車の斜視図、第３図は、第２図の
後部ドア１枚の制御要素のレイアウト状況を示す斜視図
、 第４図は、第３図Ｘ−Ｘ線矢視のドアロック本体正面図
、 第５図は、第４図Ｙ−Ｙ線横断面図、 第６図は、本発明に係る電気制御回路の一実施例を示す
ブロック図、 第７図は、第６図の電気制御回路の１部を変更した他の
実施例を示すブロック図である。 （１）　（２）ドア開扉操作部　（：３）ｍ施解錠操作
部（５）ドアロック本体　（６）アクチュエータ（７）
ストライカ　（１１）オープンレバー（１６）手動ロッ
ク解除手段 （３０）　（３２）　（３５）フリップ・フロップ回路
（３１）　（３１ａ）　（３６）選択制御手段（３３）
アクチュエータ駆動回路 （３４）遅延回路 （３７）　（３８）ワイヤードオアゲート（Ｓ−ｏｌ）
　（Ｓ−Ｄ２）ロック解除操作スイッチ（Ｓ−ＬＬ）　
（Ｓ−Ｃ１）施錠用操作スイッチ（Ｓ−Ｌ２）　（Ｓ−
Ｃ２）解錠用操作スイッチ（Ｓ−に１）施錠用接点　（
Ｓ−に２）解錠用接点（Ｓｗ）ドア開検知スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の車体側またはドア側のいずれか一方に設けられ
   且つ他方に設けられるストライカと係脱可能なドアロッ
   クと、該ドアロックのロック解除機構に連結するロック
   解除用アクチュエータと、平時ドアを開扉するとき操作
   するロック解除用操作スイッチと、ドアを施錠又は解錠
   するとき操作する施錠、解錠用スイッチと、該施錠、解
   錠用スイッチの操作に応じて施錠状態又は解錠状態のい
   ずれかを記憶する施解錠記憶手段と、該記憶手段の記憶
   状態に応じて、前記ロック解除用操作スイッチの操作を
   有効又は無効のいずれかに選択する選択制御手段と、該
   制御手段によってロック解除操作スイッチの操作を有効
   とするとき前記制御手段の出力に応じて前記アクチュエ
   ータを駆動するアクチュエータ駆動手段とを備えてなる
   自動車用ドアロック制御装置。