JPS60142372A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、電子写真複写機における転写紙画像の加熱定
着装置の技術に関する。

従来技術 従来、この種型式の加熱定着装置において、装置本体と
定着器との間に通風路を形成し、この通風路に外気を導
入して自然対流させることにより装置外に排出するよう
にして画像形成装置内に放出される熱量を外部に伝え、
内部部材に対する熱害を防止する技術が知られていた。

ところが、この型式の定着装置においては、画像が定着
された転写紙の通る搬送路を形成するガイド部材に結露
が生じて、転写紙が濡れ、複写品質が損われることがあ
る。これはガイド部側を構成する板材の上部と下部の温
度差が大きくなるためである。

目　的 本発明は、上述の現象に鑑み開発したものであって、熱
ローラにより、トナー画像を定着した転写紙の通る搬送
路が、前記加熱によって転写紙から蒸発した水蒸気によ
り結露するととを防ぎ、搬送路を通過する転写紙が濡れ
ることの無いようにした定着装置を提供しようとするも
のである。

構　成 本発明装置は、前述、特許請求の欄に記載したとおりの
ものを特徴とし、今、その実施例を添付図面に清って説
明すると以下のとおシである。

実施例　１ 第１図は、電子写真複写機に設けられた本発明定着装置
の一実施例の横断面図であって、図中、ユは定着装置、
２は、転写紙ガイド板、３は、周面がテフロン加工され
、内部にハロゲンランプ等の熱源５が設けられている加
熱ローラ、４は、加熱ローラ３に平行して軸支された加
圧口〜うで、その周面はシリコンゴム等で構成され、両
ローラ３．４の周面は互に圧接していて、それぞれ矢印
方向に回転しその間に転写紙を通すように設けられる８
すなわち、加熱ローラ３および加圧ローラ４によシ定着
ローラが構成されている。さらに、加圧ローラ４の表面
には、クリーニングローラ６とトナーかき落し部材７が
接触している。なお、加熱ローラ３の周面には、フェル
トなどからなるクリーニングパット１３が所定の圧力で
接しており、このクリーニングパッド」３の払拭作用に
ょシ、加熱ローラ３上の令１着トナーや塵埃等の清掃、
除去が行われる。

また、２０は加熱ローラ３表面の温度制御用ザーミスタ
である。

８および９は画像定着後転写紙を排出するだめの上、下
カイト板、１０および１１は排紙ローラ、１２は排紙ト
レー、１３は、排紙ローラ１０．１１の直後に設けられ
た静電気除去プラン、２６および２７は、それぞれのロ
ーラ３．４周面に貼付いてしまった転写紙をローラから
剥離するだめの爪部材である。、１４は、加熱ローラ３
から放射される熱を効率よく遮蔽するだめの断熱材１５
を支持する支持部材で、ローラ３の上側周辺を覆うよう
に配置され、定着装置↓の最上部を構成するカバー１６
との間に、上部通風路１８−１を形成する。

また、前記ガイド板９とダクト１９とによって下部通風
路１８−２を形成する。ダクト】９の末端には装置外に
向って排気するようなファン１７−１が設備されている
。

図において、転写を終えて表面にトナー画像を載せた転
写紙Ｓは、ガブド板２によって左側から導ひかれ定着ロ
ーラにくわえ込まれ、両ローラ３．４の加圧および加熱
作用を受けて画像を定着せしめられ、この定着後にガイ
ド板８．９に導かれて排紙ローラ対１０、ｉｆに挟まれ
、その排出作用によって、複写紙となって排紙トレー１
２に排出される。

この際、転写紙の下側に面するガイド板９が設置された
附近は定着装置内上部に較べると温度が低くなっている
ので、そこに定着後の紙の裏面（下面）側から発生した
水蒸気が接触すると結露する。特に、連続通紙時には、
紙の下側に発生した水蒸気の上昇、拡散が紙白体によっ
て妨げられるだめ、結露現象が顕著に発生し、紙の下面
の濡れが大きな問題となった。

そこで本発明では、上部通風路１８−１と下部通風路１
８−２との端部を相互に連通して一連の通風路を形成す
ると共に、排気ファン１７−１の作用により、上部通風
路１８−１内の高温空気を下部通風路１８−２に導き、
その温風を利用しガイド板９の温度を上げることによっ
て、上述の結露の発生を防止し、転写紙Ｓが濡れないよ
うにして、良質の複写が得られるように配慮されている
。

第２図は、通風路１−８に涜って切断した概略細断。

面図を示すもので、加熱ローラ３から発生する熱は、幾
分かは断熱材１５支持部利１４を通して上部通風路１８
−１に伝わり、附近の空気を加熱する。また、前記通風
路には定着後の転写紙から蒸発する水蒸気・熱が、紙の
搬送路上にあるカイト板８を通して対流によシ流入して
くる。そこで定着装置↓に隣接する他の装置に熱害を及
ぼさぬよう、これらを機外に排熱することを要するが、
本装置では排気ファン１７−１を用いて通風路１−８に
外気を吸込ませることによム冷却効果を高め、加熱され
た空気を排気の途中でガイド板９下面に接触させること
によシ板９の温度を高めて結露防止の目的を達成させる
ようにしたものである。

すなわち、加熱ロー２３により暖められた上部通風路】
８−１の空気を、ファン１７−１によって下部通風路１
８−２に導くことにょし、排出ガイド板９を暖めて結露
を防止し、排出される紙が濡れることを防ぐ。

実施例　２ 第３図は、本発明装置の他の実施例の横断面図で、その
大部分の構造は、実施例１において説明したものと同一
である。すなわち、第１図示と同一符号が施された部材
は、それぞれ実施例１について述べたとおりのものであ
るから説明を省略する。

ただし、排気ファン１７−２は、断熱材１５を支持する
支持部材１４と最上部カバー１６との間に形成される上
部通風路１８−１の中央部に設けられておシ、壕だ、ガ
イド下板９には、ダクト１９が付設されてはいない上に
、その裏面適所に面ヒータ等の発熱源２１が設置されて
いる点で、実施例１とは構成上相違がある。

第４図は、そのガイド板９および面ヒータ２１との概略
斜視図であって、発熱源は電気回路に接続され、所要量
の発熱によりガイド板９を結露が生じない程度に加熱す
る。第３図で、転写紙Ｓは、左側からガイド板２に清っ
て導かれ、定着ローラを通過し、ここでトナー画像が定
着された後、ガイド板８．９０間に導かれるが、装置内
部は上部はど高温となり、下部になるほど低温なのでガ
イド板附近の温度も低く、このため転写紙Ｓがら蒸発し
た水蒸気が主にガイド下板９面に結露して転写紙Ｓを鍋
らし、複写の品質を著しく低下させていた。

そこで、本実、症例では、カイト板９の下部に面ヒータ
等の熱源２１を設置することにより、定着装置内の結露
部分の温度を上げて結露を防止し、良質の複写を得られ
るようにしたものである。

なお、排気ファン１７−２は、通気路１８−＋ＶＣ空気
の流通を生じさせ、断熱材１５、支持部材１４を通して
放出される熱を装置外に排出するようにして、同附近を
冷却し、隣接する他の装置に熱害を及ぼさぬようにして
いる。

効　果 以上のとおりであるから、本発明装置は、定着手段を通
過した転写紙が排紙ローラ捷で案内される間のガイド板
を暖めて、この部分に結露が生じないようにし、排出さ
れる紙が濡れるのを防止し、良質な複写画像を得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、電子写真複写機に設けられた本発明定着装置
の一実施例の横断面図、第２図は、通風路に沿って切断
した概略側断面図、第３図は、本発明装置の他の実施例
の横断面図、第４図は、そのガイド下板および面ヒータ
の概略斜視図である３゜１　定着装置、２．８および９
・・・ガイド板、３・加熱ローラ、４・加圧ローラ、１
０および１１・・・排出ローラ、】４・・・断熱材支持
部材、１５・・・断熱材、１６・・上部カバー、１７−
１．１７−２　・・排気ファン、世、１８−１および１
８−２　・通風路、２１・・・熱源、Ｓ・・転写紙 代理人　弁理士　今　誠 第１図 ６ 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　表面にトナー画像を載せた転写紙を加熱することに
   より、前記画像を定着させるようにした装置において、
   前記定着手段を通過した転写紙の排出カイト部側の表面
   を、少くとも前記転写紙から蒸発した水蒸気によって結
   蕗が生じない程度に加熱する手段を備えたことを特徴と
   する定着装置。 ２、定着手段の一部を構成する加熱ローラ附近の空気を
   排気するダクトの中途の壁面の一部を、転写紙案内部拐
   と兼用または同部材に接触させたことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の定着装置。 ３、定着手段と排紙ローラとの間に設けられた転写紙ガ
   イド部材に隣接して発熱体を設けたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の定着装置。