JPS60139287A - 自動洗濯機の脱水制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する自動洗濯機の脱水工
程における脱水制御装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の自動洗濯機ではすすぎ工程における節水化を図る
ために、洗濯を終えて排水終了後に脱水工程を行って、
以降のすすぎ工程におけるすすぎ効果を高めているが、
この脱水工程の初期段階には排出された洗剤液による発
泡を抑えるため洗濯兼脱水槽を駆動するモータを数秒運
転−数秒停止の繰り返しを行なう間欠脱水工程を設けて
いる。

しかしながら、従来は上記繰り返しの回数を洗濯物の量
、洗剤の種類と量などとは無関係に一定回数の間欠脱水
を行っていた。従って、必要以上に間欠脱水を行うこと
となって、時間と電力を浪費するという欠点を有してい
た。

発明の目的 本発明は上記した従来の問題点に鑑みなされたものであ
り、発光素子と受光素子とを対峙して設けた検出部によ
って洗濯液の発泡の度合を検出し、洗濯工程直後におい
て間欠脱水工程の最適な間欠脱水回数を決定し脱水工程
へ移行するものである。

発明の構成 本発明の自動洗濯機の脱水制御装置は、発光素子と受光
素子とを対峙して設けた検出部によって洗濯終了直後の
洗濯液の透過度と排水液の透過度を検出するとともに、
記憶部、比較部および間欠脱水回数決定部によって間欠
脱水工程回数を決定するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。

第１図は洗濯機の概略構成を示し、１は洗濯機の本体、
２は外槽で、本体１内において本体上部の四隅よりロッ
ド３を介して懸垂支持されている。

４は外槽２内に回転自在に配し、壁面に多数の穴４ａ　
を有する内槽で、内底部中央に回転自在に回転翼６を配
している。

６は前記外槽２底部に設は内部にブレーキ、クラッチ機
構を有してなる機構部、７はモータで、このモータ７の
回転力は、洗濯、すすぎ時には機構部６を介して回転翼
６へ、脱水時には同じく機構部６を介して内槽４へそれ
ぞれ伝達される。

８は排水コックバルブ本体８ａ、流入管８ｂおよび流出
管８Ｃにより構成されている。そして、流入管８ｂは外
槽２の底面に設けた排水口２ａに接続してあり、また、
流出管８Ｃは機外に連絡した排水ホース９に接続しであ
る。

１ｏは検出部で、第２図に示すように、排水コック８の
流入管８ｂに装備してあり、詳しくは、発光ダイオード
等によりなる発光素子１１と、これに対峙して設けたフ
ォトトランジスタ等よりなる受光素子１２とからなり、
取付は体１０ａ　にて取付けており、受光素子１２には
発光素子１１より発せられた光が透光性材料よりなる流
入管ｓｂ。

流入管８ｂ内の液を通って到達する。即ち、発光素子１
１が赤外線領域の光を発するものであり、排水コック８
の流入管８ｂがポリプロピレン製であれば発光素子１１
の光は流入管８ｂを透過できる。これによって検出部１
ｏは洗濯液等に直接触れることなく透過度を検出できる
。

第３図は洗濯液の透過度変化を検出する発光素子１１及
び受光素子１２を有する検出部１ｏの電気的回路の概略
を示し、発光素子１１には一定電圧が加えられ、これに
より一定の強さの光を発している。この光を受光する受
光素子１２の出力端子には発光素子１１からの光の量に
応じて電圧Ｅｏｕｔが生じる。そして発光素子１１から
の光の到達量が少ない場合は出力端子に生じる電圧Ｅ。

Ｕ。

は減少し、逆に到達する光の量が多いと出力電圧Ｅｏｕ
　ｔは増加する。

次に上記した間欠脱水制御を第４図に示しだ制御回路ブ
ロック図を用いて説明する。１ｏは発光素子１１と受光
素子１２とを対峙して設けた検出部で、洗濯液の透過度
を電圧に変換して検出する。

詳しくは、まず、洗濯終了直後の洗濯液の透過度を検出
部１０で検出し、その値Ｅ０を記憶部１３の記憶１１４
に記憶する。次に排水中の気泡を含んだ洗濯液の透過度
の最小値を検出部１０で検出し、その値Ｅ１　を記憶部
１１１５で記憶する。そして、その差ＩＥ０−Ｅ１１の
演算と、ＩＥｏ−Ｅｌｌと設定値ＥＡ、ＥＢとの比較を
次の比較部１６で行う。そして、次の間欠脱水回数決定
部１７にて以降の間欠脱水回数を決定し、その信号を順
序制御部１８に送る。順序制御部１８にマイクロコンピ
ュータを使用した場合は、給水、洗濯、すすぎ。

排水２間欠脱水、脱水の各行程のプログラムを記憶して
おり、間欠脱水決定部１７からの信号によって所定の回
数だけ間欠脱水を繰り返す。次に順序制御部１８から、
リレー、双方向性三端子制御整流素子等の負荷制御部１
９に信号を送り、実際の負荷９例えばモータ、給水弁、
排水マグネット等を動作させる。

上記構成において次に動作を第６図に示したフローチャ
ートに基づいて説明する。

運転を開始すると給水が開始され、所定の水位まで水が
入いるとモータ７が回転して回転翼６が回転し洗濯が開
始される。洗濯が終了すると検知部１ｏにより透過度を
検出し、その値Ｅ。を記憶部１３の記憶［１４に記憶す
る。次に排水が開始され、この排水中の気泡を含んだ洗
濯液の透過度の最小値を検出部１ｏで検出し、その値Ｅ
１　を記憶ＩＩ　１５で記憶する。

そして、その差Ｉ　Ｅｏ−Ｅｌｌ　の演算を行なうが、
その差が大きい程この時の洗濯液の発泡度が大きいこと
がわかる。したがって設定値Ｅｘ　、　ＥＢ　と比較し
て、ＩＥｏ−１１！、１１の値に応じて間欠脱水の回数
を設定し、設定された回数だけ行なった後、脱水工程を
実施する。

この時の検出部１０の透過度変化を、受光素子１２の出
力電圧に変換して表わしたものを第６図に示す。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば洗剤液
の種類、濃度、汚れの状態に対応した、洗剤液の洗濯後
の発泡状態に応じて、間欠脱水工程における間欠脱水回
数の設定を行なうことができるため、以降の脱水工程で
の泡立ちを最小限にまた、間欠脱水回数を発泡状態に応
じて最適な回数に設定できるため、余分な時間と電力の
浪費を抑えるとともに、運転時に気になる間欠的騒音を
極力抑える効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における自動洗濯機の概略構成
を示す縦断面図、第２図はその検出部の６図は給水、洗
濯、排水１間欠脱水および脱水の各工程と検出部におけ
る受光素子の出力電圧との関係を示す特性図である。 １０・・・・・・検出部、１１・・・・・・発光素子、
１２・・・・・・受光素子、１３・・・・・・記憶部、
１６・・・・・・比較部、１７・・・・・・間欠脱水回
数決定部、１８・・・・・・順序制御部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４因 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯、すすぎ、脱水等の一連の工程を順次行わせる順序
   制御部と、洗濯槽内の洗濯液に対する光の透過度の変化
   を検出すべく発光素子と受光素子記憶値の差と設定値と
   を比較する比較部と、この比較部からの信号によって洗
   濯後の間欠脱水工程の間欠脱水回数を決定する間欠脱水
   回数決定部とを備え、上記検出部および記憶部によって
   、洗濯終了直後における洗濯液の透過度と排水初期にお
   ける排水液の透過度をそれぞれ検出、記憶し、雨検出値
   の差と設定値とを上記比較部によって比較し、この比較
   部からの信号に基づき、排水工程後の間欠脱水工程の間
   欠脱水回数を上記間欠脱水回数決定部にて決定するよう
   に構成した自動洗濯機の脱水制御装置。