JPS6011044B2 - エチレンを重合する方法 - Google Patents

エチレンを重合する方法

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JPS6011044B2
JPS6011044B2 JP10355679A JP10355679A JPS6011044B2 JP S6011044 B2 JPS6011044 B2 JP S6011044B2 JP 10355679 A JP10355679 A JP 10355679A JP 10355679 A JP10355679 A JP 10355679A JP S6011044 B2 JPS6011044 B2 JP S6011044B2
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polymerizing ethylene
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iii
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久也 桜井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な触媒を用いてエチレンを重合3する方
法に関する。
さらに詳述すれば、チタンおよびバナジウムを含む新規
な触媒を用い、エチレンを溶液重合にて重合せしめ、分
子量分布が狭く、成形加工性の優れたポリエチレンの製
造方法に関する。
4ポリエチレンの好適な製造方法として、溶液
重合はすでに公知である。この溶液重合の利点として下
記のものが挙げられる。m エチレン重合は発熱法吏応
であり、顔鷲熱がプロセス上の大きな問題である。
溶液重合は反応温度が高いので、内温とジャケットの温
度差が大きく取れるため、除熱効率が良好である。温度
コントロール上は高温であるほど好ましい。■ エチレ
ンの重合度、つまりポリエチレンの分子量を反応温度を
変えることにより、比較的正確にコントロールできる上
に、分子量コントロールが少量の水素を用いることによ
り達成されることである。糊 ポリエチレンの分子量と
反応溶液の粘度に相関があるので、反応器内の溶液粘度
測定により、ポリエチレンの分子量を推定し、迅速な対
応を取れることである。
‘4)ポリエチレンは、一般にべレット状のものが使用
され、懸濁重合、気相重合によるポリエチレンは粉体状
であり、押出機でべレットに成形するためエネルギーが
余分に必要である。
溶液重合では、重合熱を利用し、溶媒を蒸発留去すると
共に、溶融状態のポリエチレンを押出機に導入できるの
で、エネルギーの有効利用ができる。この利点を生かす
には、重合温度がより高い方が望ましい。一方、溶液重
合の問題点は、溶液濃度を上げたり、ポリエチレンの分
子量を高くすると溶液粘度が上がり、生産効率が低下す
ることである。
これを解決するには、重合温度を上げ、溶液粘度を下げ
る必要が生じる。しかしながら、重合温度を上げると触
媒効率が低下し、触媒残澄が多量にポリエチレン中に残
留する。このため、ポリエチレンが着色し、また成形後
の製品の劣化をまね〈ことになる。また、触媒残溝の除
去は困難なことである。そこで、ポリエチレン中の触媒
残澄が少なく、除去工程が不要となるような高温で触媒
効率の高い触媒が必要である。懸濁重合法においては、
触媒効率の高い多くのチーグラー型触媒が知られている
しかし、これらの触媒は、一般的に重合温度を上げると
触媒効率が低下し、特に150℃以上での低下が著しく
、溶液重合で触媒残澄除去工程の省略には性能が不十分
である。最近、有機アルミニウムと有機マグネシウムお
よびチタン化合物とバナジウム化合物を用いたQ−オレ
フィンの溶液重合触媒が開示された(椿開昭53−13
4総9)。
この触媒は、従来の触媒に比較し、触媒効率は高いが、
触媒残糟除去工程の省略には不十分である。しかも、こ
の触媒は、各触媒成分を混合した後は、触媒の老化によ
り、触媒効率が低下し、生成するポリエチレンの分子量
分布も変化するため、保存ができない。その上、重合系
導入前に、十分な混合を行なわないと性能が低下するた
め、安定した重合反応を続けにくい欠点を有する。本発
明者らは、溶液重合触媒の検討を行なった結果、特殊な
有機マグネシウム化合物と特定のハロゲン化金属の反応
物にチタン化合物とバナジウム化合物を接触させて成る
触媒成分に、有機アルミニウム化合物を組合せることに
より、極せて触媒効率が高く、150℃以上、特に18
び0以上の温度でも触媒効率の低下が少なく、しかも安
定で長期保存のできる触媒を見出し、本発明をなすに至
った。
すなわち本発明は、(i】一般式MQ MgBRもR費X≠X零(式中、Mは周期律表第1族〜
第m族の金属原子、8は1以上の数、Q,p,q,r,
sは0または0以上の数で、p+q+r+s=mQ+2
8,OS(r+s)/(Q+8)≦1の関係を有し、m
はMの原子価、R1,R2は同一でも異なってもよい炭
素原子数1〜20の炭化水素基、X1,X2は同一また
は異なる基で水素原子、OR3,06,R4R5R6,
NR7R8,SR9なる基を表わし、R3,R7,R8
,R9は炭素原子数1〜20の炭化水素基、R4,R5
,R6は水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素
基を表わす)で示される炭化水素溶媒に可溶の有機マグ
ネシウム化合物および【il)ホウ素、ケイ素、ゲルマ
ニウム、スズ、鉛、リン、ヒ素、アンチモン、ビスマス
、水銀のハロゲン化物より選ばれた1種もしくは2種以
上の混合物の反応物に、(iii)チタン化合物および
バナジウム化合物号の机地皿/1〜1′100である混
合物もしくは反応物を接触させて成る反応生成物〔A〕
,もしくは該反応生成物〔A〕および有機アルミニウム
化合物〔B〕を用い、120〜350℃の範囲で1段ま
たは多段の重合条件でエチレンを重合する方法である。
以下本発明の特徴について説明する。
本発明の第1の特徴は、触媒効率が高いことである。
後述の実施例からも明らかなように、触媒効率500k
9のポリマーノタ(Ti+V)以上を達成でき、触媒除
去工程の省略が可能である。一方。比較例1に示したハ
ロゲン化金属を用いない系は触媒効率斑k9ポリマー/
夕(Ti+V)と低く、本発明の優位性は明らかである
。本発明の第2の特徴は、高温においても安定なことで
ある。後述の実施例からも明らかなように、180℃以
上で触媒効率500k9ポリマー/夕(Ti十V)を達
成しうろことである。本発明の第3の特徴は、触媒の長
期保存ができることである。
比較例1,2のごとく、ハロゲン化金属を用いない系は
、1ケ月後の触媒効率は1/100に低下し、ほとんど
使用に耐えないものである。ところが、驚くべきことに
、本発明の触媒は、実施例17に示したごと〈、1ケ月
後も触媒効率の低下は見られない。以上述べたごと〈、
本発明の触媒は、触媒効率が高く、高温安定型であり、
さらに長期保存に耐0える優れたものである。
本発明の触媒に用いられる一般式 MQMg8RもR費X手X蔓(式中、M,R1,R2,
X1,X2,Q,8,p,q,r,sは前述の意味であ
る)の有機マグネシウム化合物(i)について説づ瀕す
る。
(ii)は有機マグネシウム化合物の形として示されて
いるが、R2Mgおよびこれらと他の金属化合物との鰭
体のすべてを包含するものである。上記式中、Mは周期
律表第1族〜第m族に属する金属原子が使用でき、たと
えば、リチウム、ナト0リウム、カリウム、ベリリウム
、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、ホウ
素、アルミニウム等が挙げられるが、特にリチウム、ベ
リリウム、ホウ素、アルミニウム、亜鉛が炭化水素溶媒
可溶性有機マグネシウム錆体を作り易く好まし夕い。さ
らに好ましくはアルミニウムが用いられる。金属原子肌
こ対するマグネシウムの比量は、Q=0であるジアルキ
ルマグネシウム誘導体を含め任意に設定可能であるが、
好ましくは0<ひ会≦5o,特にo‐5≦会≦・oの炭
化水素溶媒可溶性の有機マグネシウム鍵体が好ましい。
RIないしR9で表わされる炭化水素基は、炭素原子数
1〜2川固のアルキル基、シクロアルキル基またはアリ
ル基であり、たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、アミル、ヘキシル、デシル、シクロヘキシル、フ
ェニル、ベンジル基等が挙げられ、特にR1,R2はア
ルキル基が好ましく、また、R4,R5,R6は水素原
子であることを妨げない。一方、Q=0の場合、炭化水
素溶媒可溶性有機マグネシウム化合物を得るには、R1
,R2の炭化水素基が限定される。たとえば第1は、R
Iおよび/またはR2が炭素原子数3以上の2級または
3級のアルキル基の場合であり、第2は、RIが炭素原
子数2〜6のアルキル基、RIが炭素原子数4以上のア
ルキル基であり、しかもRIとR2の炭素原子数の差が
2以上の場合である。具体的に示すと、(sec−C4
は)2Mg,(sec−C4日9)Mg(n−C4は)
,(iso−C3日7)Mg(n−C4比),(C2愚
)Mg(n−C4日9)等が用いられる。記号Q,8,
p,q,r,sの関係式P+q+r+s=mQ+28は
、金属原子の原子価と置換基との化学量論性を示し、好
ましい範囲である0≦(r+s)/(Q十8)≦1.0
は金属原子の和に対し、XIとX2の和が0以上1以下
であることを示す。
触媒成分〔A〕の安定性を増すためには、置換基にXI
またはX2を含有すること、つまり(r+s)>0が推
奨される。これらの有機マグネシウム化合物は一般式R
IMgQ、 RきMg(RIは前述の意味であり、Qは
ハロゲン原子である)で示される化合物と、一般式MR
2m,MRもX1bX2c,MQaX1bX2c(M,
R2,X1,X2,Q,mは前述の意味であり、a,b
,cはa+b+c=mである)で示される有機金属とを
、ヘキサン、ヘブタン、オクタン、シクロヘキサン、ベ
ンゼン、トルェン等の不活性炭化水素中、0〜150q
oの間で反応させ、必要な場合には続いて、さらにこれ
にアルコール、シクロキサン、アミン、イミン、チオー
ルまたはジチオ化合物を反応させることにより合成でき
る。
さらに有機マグネシウム化合物は、MgX室,RIMg
XIとM旧2′m,MR急‐,日,またはRIMgX1
,RきMgとR2mMX奪‐n,またはRIMgX1,
R葦MgとX吉MX登‐d(式中、M,R1,R2,X
1,X2,mは前述の意味であり、X1,X2がハロゲ
ンである場合を含み、dは0〜mの数である)との反応
により合成できる。一般には有機マグネシウム化合物は
不活性炭化水素溶媒に不溶性であり、Q>0であるとこ
ろの有機マグネシウム化合物は可溶である。
本発明においては、可溶性の有機マグネシウム化合物を
用いることが必要である。また、ある種の有機マグネシ
ウム化合物、たとえば(sec−C4日9)2Mg,(
C2鴇)Mg(n−C4日9)等はq=0であるが、炭
化水素溶媒に可溶性であり、このような化合物も勿論本
発明に用いて好ましい結果を与えるものである。次にホ
ウ素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、リソ、ヒ素、
アンチモン、ビスマスまたは水銀のハロゲン化物(ii
)について説明する。
ハロゲン化物とは、上記原子に少なくとも1個のハロゲ
ン原子が直接結合した化合物を意味し、好ましくはホウ
素、ケイ素またはゲルマニウムの塩化物が用いられる。
これらの化合物を具体的に表わすと、8CI3 ,C2
日5BC12,(C2戊 )28CI ,SIC14
,SIC13凡,SIC13・C比,SIC12・日・
CH3,SIC1(Cは)3・SIC12・(C2日5
)2,QC14,Ge(CH3)2CI2,SnC14
,PCl3,SKI5,(C2日5)2SOCI等が単
独もしくは混合物の形で用いられる。反応を均一に進ま
せるため、炭化水素溶媒に可溶性であることが望ましい
。特に好ましくは、少なくとも一個の塩素原子および水
素原子を含有するケイ素化合物が用いられる。チタン化
合物およびバナジウム化合物(iii)について説明す
る。
チタン化合物としては、TIC14,TIC13(OC
2日5),TIC13(0i−C3日7),TIC13
(om−C4は),TIC12(0i‐C3日7)2,
TIC12(0n−C4比)2,TIC1(0i−C3
日7)3,TIC1(0n−C4比)3,Ti(0i−
C3日7)4,Tj(0n−C4日9)4,TiBr4
,Ti14等のハロゲン化物、アルコキシハロゲン化物
およびアルコキシドが用いられる。バナジウム化合物と
してはVC14,VOC13,VOC12(0n‐C4
は),VOC1(0n−C4日9)2,V0(0n−C
4比)3,VC13(0−C2&)等のハ。ゲン化物、
オキシハロゲン化物、アルコキシハロゲン化物、アルコ
キシオキシハロゲン化物およびアルコキシドが用いられ
る。好ましくは、少なくとも1個のハロゲン原子含有の
チタン化合物とバナジウム化合物であり、特に好ましく
は、TIC14とVC14またはVOC13が用いられ
る。高温重合で高い触媒効率を保つには、チタン化合物
とバナジウム化合物を総せて使用するこ沙必要であり、
等モル比は100/1〜1/100好まし〈は1/20
〜20′1,さらに好ましくは1′5〜10/1の範囲
で実施される。
(i),(ii),(iiDの反応は、不活性反応溶媒
、たとえば、ヘキサン、ヘブタン、オクタンのごとき脂
肪族炭化水素、ベンゼン、トルェンのごとき芳香族 ょ
炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンのご
とき脂環式炭化水素、あるいはこれらの混合物中で行な
うことができる。触媒性能上、好ましくは脂肪族炭化水
素溶媒が推奨される。(i),皿,(iii)の反応順
序は、種々の方法が考えられるZが、高活性の触媒性能
を発揮するためには、前もって(i)と(iii)が接
触するのを避ける必要がある。さらに詳述すれば、(i
)と(ii)の反応により固体成分を生成せしめ、この
固体表面に効果的に(iii)を接触させることにより
、本発明の驚くべき効果が達成さZれる。(i)と(i
i)の反応は、2種成分を反応帯に同時に導入しつつ反
応させる同時添加方法、もしくは1種成分を事前に反応
帯に仕込んだ後に残りの1種成分を導入しつつ反応させ
る、いわゆる正(逆)添2加方法のいずれの方法も可能
である。
反応温度は特に制限はないが、反応進行上好ましくは0
〜150午0、特に好ましくは20〜10ぴ0で実施さ
れる。2種成分の反応比率にも特に制限はないが、好ま
しくは(i)の成分lmolに対し、(ii)の成分を
0.01〜210伍hol,特に好ましくは0.1〜2
瓜holの範囲が推奨される。
【i)と(ii)の反応により固体成分が生成するが、
これは炉趣等による単機、またはデカンテーションによ
る洗浄の後、oii)との反応に供することもできるが
、反応操作を簡略化するため、(i)と3(ii)の反
応終了後、この反応液に(iii)を導入して、さらに
反応を進めることが好ましい。OlDの使用量は、モル
比3≦Mg/(Ti+V)≦500,好ましくは10S
Mg/(Ti+V)≦100の範囲で用い、反応溶液中
のTi+Vの濃度は、34mol/そ以下で行なうこと
が望ましい。反応温度は特に制限はないが、反応進行上
好ましくは−30〜15000の範囲で実施される。本
発明の触媒成分Aは、そのままでもエチレン重合用触媒
として有用であるが、有機アルミニウム化合物を組合す
ことにより、さらに優れた触媒となる。
有機アルミニウム化合物としては、AI (C2日5)3,山(C3日7)3,AI(C4日9)
3,AI(C幻,.)3,AI(C6日,3)3,山(
C8日,7)3,AI(C,oHa)3等のトリアルキ
ルアルミニウム、AI(C2日5)2,CI,虹(C2
日5)CI2,AI(i‐C4は)2CI,AI(Cぷ
5)2Br等のハロゲン化アルミニウム、N(C2日5
)2(OC2日5),AI(i−C4日9)2(OC4
日9)等のアルコキシアルミニウム、AI(C2日5)
2・(OSiH・C瓜・C2日5),N(i−C4番)
・(OSi(CH3)2・1一C4日9)2等のシロキ
シアルキルアルミニゥム、およびこれらの混合物が用い
られる。
触媒成分〔A〕および〔B〕は、重合条件下に重合系内
に添加してもよいし、あらかじめ重合に先立って粗合せ
てもよい。
また、組合される両成分の比率は、〔A〕成分中のTi
およびVと、〔A〕成分中のMおよび〔B〕成分中のA
Iのモル比で規定され、好ましくは(M十山)/(Ti
+V)が3/1〜l000/1であり、さらに好ましく
は5/1〜500/1の範囲である。本発明の触媒は、
エチレンの重合に好適であるが、プロピレン、プテンー
1・イソブテン、ヘキセンー1,4ーメチルベンテンー
1,オクテン−1,デセン−1等の炭素原子数3以上の
Q−オレフインがエチレンに対し5仇hol%以下の共
存下で、エチレンとの共重合を行なうことも可能であり
、ホモ重合および共重合により、密度0.975〜0.
910の範囲のポリエチレンの製造が可能である。
重合は120〜350午○,好ましくは150〜320
午○の温度範囲で、溶液重合法で実施される。
重合溶媒は、ヘキサン、ヘブタン、オクタンのごとき脂
肪族炭化水素、ベンゼン、トルェン、キシレンのごとき
芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ンのごとき脂環式炭化水素が用いられる。触媒を重合触
媒とともに反応器に導入し、不活性雰囲気下に、エチレ
ンを好ましくは0.1〜4■Mpa,さらに好ましくは
1〜28Mpaの分圧となるように導入し、エチレンと
触媒の接触が良好となるよう、蝿梓機で混合を行なう等
の手段を講じて重合を行なうことが可能である。重合は
1反応帯を用いる1段重合で行なってもよいし、または
複数個の反応帯を用いる、いわゆる多段重合を行なうこ
とも可能である。
本触媒は1段重合で分子量分布の狭いポリエチレンを与
えるが、多段重合により分子量分布の広いポリェチレン
を製造することも可能である。また、分子量のコントロ
ールをするために、反応器の温度を変えるか、または水
素、連鎖移動を起し易い有機化合物を添加することも可
能である。さらにまた、チタン酸ェステルを添加して密
度調節を行なう等の方法を組合せて重合を実施すること
も可能である。本発明の実施例を以下に示すが、本発明
は、この実施例によって何ら制限されるものではない。
なお、これらの実施例中、MIはメルトインデックスを
表わし、ASTMD−1238により、温度190℃,
荷重2.16【9の条件下で測定したものである。FR
は温度190℃,荷重21.6kgで測定した値をMI
で除した商を意味し、分子量分布の尺度の一つであり、
値が低いほど分子量分布が狭いことを示している。触媒
効率は、Ti+VI夕当りのポリマー生成量k9で表わ
される。実施例 1 1 炭化水素溶媒可溶性有機マグネシウム化合物(i)
の合成窒素置換済みの200の上フラスコにマグネシウ
ム粉末5夕を加えた。
n−ブチルクロリド20.8の‘とへブタン60私の混
合液のうち、20の‘をフラスコに導入した。フラスコ
を加熱し、還流下蝿拝を行ない、反応がスタートした後
、還流下2時間で残りのn−ブチルク。リドを滴下し、
終了後さらに1時間蝿拝した。これにNC12(on−
C4比)12mmolを含むへブタン20叫を加え、7
000,2時間反応を行なうことにより、有機マグネシ
ウム化合物溶液を得た。分析の結果、この錯体の組成は
、AIM封−5 (n−C4日9),6一9 ・(0h
−C4は)o−9 であり、有機金属濃度は0.86m
ol/そであった。なお、AIC12(0n−C4日9
)は、アルミニウム粉末、AIC13,n−C4日90
日をへブタン中、モル比1:2:3で反応を行ない合成
した。
ロ 触媒成分〔A〕の合成 滴下ロートと水冷還流冷却器とを取付けた容量250の
‘のフラスコの内部の酸素と水分を窒素置換によって除
去し、窒素雰囲気下、トリクロルシラン0.1mol/
/そのへブタン溶液20の‘およびへブタン30の‘を
仕込み70qoに昇温した。
次に、上記成分(i)02.33の‘とへブタン20泌
を滴下ロートに秤取した。70qoで櫨梓下に1時間か
けて滴下し、さらにこの温度で1時間反応させた。反応
液は白色の懸濁液となった。この白色懸濁液に、四塩化
チタン34の9と三塩化バナジル31雌を含有するへブ
タン27.7地を導入し、70つ○で1時間反応を行な
った。m エチレンの重合0で合成した触媒成分〔A〕
0.5私とトリオクチルアルミニウム0.125mmo
lとを脱水脱気した灯油0.6そとともに、内部を真空
脱気した1そオートクレープに入れた。次に水素1仇h
molを仕込んだ後「 オートクレープを180q0に
保ち、エチレンを2.のMpaの圧力で加圧し、エチレ
ンを補給することにより全圧力を一定に保ちつつ30分
間重合を行なった。この結果、75夕のポリマーを得た
。触媒効率は850k9/夕(Ti+V),MIは7.
2,FR32,密度は0.970であった。実施例2〜
12 実施例1の方法に従い、表1に示した(i),仙,Gi
i)成分および条件で触媒成分〔A〕の合成を行なつた
この触媒成分〔A〕を用い、実施例1の方法にしたがい
、表川こ示した条件で重合を行ない、該表の結果を得た
表 1 日 船 実施例 13〜16 実施例1の条件にしたがい、AIM蚤(n−C4比),
2・(0n−C6日,3)3を2.皿mol,SiHC
13を.仇hmol お よ び TIC140.03
hmol とVOC1 ,*0.03hmolを反応し
、触媒成分〔A〕を合成した。
この懸濁液1の【およびAI(C2日5)3を用い、表
皿こ示した温度、エチレン圧力下、実施例1の方法で重
合を行ない、該表の結果を得た。表 m 実施例 17 実施例13で合成した触媒成分を1ケ月間、窒素雰囲気
下に放置した。
その後、実施例14と同条件で重合を行ない、M13.
5,FR27のポリマーを得た。触媒効率は580k9
/夕(Tj+V)であった。
比較例 1窒素置換した200の【フラスコに、NMg
(C2&)3・(n−C4日9)22hmolを含むへ
ブタン80の‘を仕込んだ。
これにTIC140.8hmolとVOC130.6h
mぬ1を含むへブタン27地を添加した。これを1の‘
用いる以外は実施例1と同様に重合を行ない、肌3.6
FR滋のポリマーを得た。触媒効率は34k9/夕(T
i+V)であった。比較例 2 比較例1で合成した触媒を1日、窒素雰囲気下xに放置
した後、同様な方法で重合を行なった。
この結果、触媒効率は0.3k9/夕(Ti十V)であ
った。実施例18〜22 AIM&(n−C6日,3)7(0n−C4は)42.
仇hmol,SiHC131仇hmol お よ び
TIC140.08hmol とVOC130.18h
molを用い、実施例1の方法にしたがい触媒成分〔A
〕を合成した。
触媒成分〔A〕1泌とAI(n−C,oH2,)30.
1mmolとを脱水、脱気したへブタン0.6そと)も
に内部を真空脱気した1クオートクレーブに入れた。次
に水素耳hmolおよび表Nに示したQ−オレフィンを
導入し、160℃に昇温し、エチレンを3.mMpaの
圧力で加圧した。エチレンを補給することにより全圧力
を保ちつ)、30分間重合を行ない、表Wの結果を得た
。表 W実施例 23 実施例1の条件にしたがい、NMg(n−C4比)5.
5〔OSiH・(CH3)2〕o.52.仇hmol,
HSi・Cは・CI23hmol お よ びTIC1
40.04mmolとVOC130.02hmolを反
応させ、触媒成分〔A〕を合成した。
この懸濁液1の‘を用い、実施例1の条件で重合を行な
い、肌3.6,FR製のポリマーを得た。触媒効率は5
20k9/夕(Ti+V)であった。実施例 24実施
例1で合成した触媒成分〔A〕0.5の‘とトリオクチ
ルアルミニウム0,125hmolを用い、エチレン圧
力2Mpa,水素2hmol,温度150午○の条件で
エチレン1.8holの重合を行なった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (i) 一般式MαMgβR^1_pR^2_qX
    ^1_rX^2_s(式中Mは周期律表第I族〜第III族
    の金属原子、βは1以上の数、α,p,q,r,sは0
    または0以上の数で、p+q+r+s=mα+2β,0
    ≦(r+s)/(α+β)≦1の関係を有し、mはMの
    原子価、R^1,R^2は同一でも異なってもよい炭素
    原子数1〜20の炭化水素基、X^1,X^2は同一ま
    たは異なる基で水素原子、OR^3,OSiR^4R^
    5R^6,NR^7R^8,SR^9なる基を表わし、
    R^3,R^7,R^8,R^9は炭素原子数1〜20
    の炭化水素基、 R^4,R^5,R^6は水素原子ま
    たは炭素原子数1〜20の炭化水素基を表わす)で示さ
    れる炭化水素溶媒に可溶の有機マグネシウム化合物およ
    び(ii) ホウ素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、鉛、
    リン、ヒ素、アンチモン、ビスマス、水銀のハロゲン化
    物より選ばれた1種もしくは2種以上の混合物の反応物
    に、(iii) チタン化合物およびバナジウム化合物で
    Ti/Vのモル比が100/1〜1/100である混合
    物もしくは反応物を接触させて成る反応生成物〔A〕,
    もしくは該反応生成物〔A〕および有機アルミニウム化
    合物〔B〕を用い、120〜350℃の範囲で1段また
    は多段の重合条件でエチレンを重合する方法。 2 (i)の有機マグネシウム化合物において、Mがリ
    チウム、ベリリウム、ホウ素、アルミニウムもしくは亜
    鉛原子である特許請求の範囲第1項記載のエチレンを重
    合する方法。 3 (i)の有機マグネシウム化合物において、βαが
    0.5〜10である特許請求の範囲第1項または第2項
    記載のエチレンを重合する方法。 4 (i)の有機マグネシウム化合物において、α=0
    である特許請求の範囲第1項記載のエチレンを重合する
    方法。 5 (i)の有機マグネシウム化合物において、0<(
    r+s)/(α+β)≦1である特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載のエチレンを重合する方
    法。 6 (ii)が炭化水素溶液に可溶のホウ素、ケイ素また
    はゲルマニウムの塩化物である特許請求の範囲第1項な
    いし第5項のいずれかに記載のエチレンを重合する方法
    。 7 (ii)が少なくとも1個の塩素原子および水素原子
    を含有するケイ素化合物である特許請求の範囲第6項記
    載のエチレンを重合する方法。 8 (iii)がハロゲン原子を含有するチタン化合物お
    よびバナジウム化合物である特許請求の範囲第1項ない
    し第7項のいずれかに記載のエチレンを重合する方法。 9 (iii)がTiCl_4とVOCl_3またはVC
    l_4である特許請求の範囲第8項記載のエチレンを重
    合する方法。 10 (iii)において(Ti)/Vモル比が20/1
    〜1/20である特許請求の範囲第1項ないし第9項の
    いずれかに記載のエチレンを重合する方法。 11 (i)と(ii)の反応を0〜150℃の温度で成
    分(i)1molに対し成分(i)を0.01〜100m
    olの範囲で行なう特許請求の範囲第1項ないし第10
    項のいずれかに記載のエチレンを重合する方法。 12 (i)と(ii)の反応物と(iii)を接触させるに
    おいて、温度が−30〜150℃,Mg/(Ti+V)
    モル比が3〜500の範囲で行なう特許請求の範囲第1
    項ないし第11項のいずれかに記載のエチレンを重合す
    る方法。 13 (i)と(ii)の反応物と(iii)を接触させるに
    おいて、Ti+V濃度を4mol/l以下の条件で行な
    う特許請求の範囲第1項ないし第12項のいずれかに記
    載のエチレンを重合する方法。 14 エチレンの重合を150〜320℃,エチレン分
    圧1.0〜25メガパスカル(Mpa)で行なう特許請
    求の範囲第1項ないし第13項のいずれかに記載のエチ
    レンを重合する方法。 15 〔A〕および〔B〕を用い、かつ(M+Al)/
    (Ti+V)モル比が3/1〜1000/1である特許
    請求の範囲第1項ないし第14項のいずれかに記載のエ
    チレンを重合する方法。 16 〔A〕および〔B〕を用い、エチレンに対し炭素
    原子数3以上のα−オレフイン100mol%以下の存
    在下でエチレンの重合を行なう特許請求の範囲第1項な
    いし第15項のいずれかに記載のエチレンを重合する方
    法。
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