JPS5995471A - 波形表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、被硯測波形の入力信号をＡ−Ｄ変換器でデジ
タル信号に変換し、その出力をメモリに記憶した後、こ
の記憶したデータを読出してアナログ波形として陰極線
管上に表示するデジタルストレージスコープなどの波形
表示装置において、管面出力波形の任意時間軸点に対応
する時間差、電圧差などの情報を表示するようにした波
形表示装置に関するものである。

従来、陰極線管上の管面出力波形の時間差、電圧差を求
めるには、測定器から読み取った値により算出する方法
がとられている。しかし、この方法は、読み取り誤差が
生じて測定値が不正確である。また、アナログ比較器を
用いても、直接、数値表示するには、サンプルホールド
回路やアナログ比較器の出力を処理する演算装置が必要
になり、装置も大きくなり、コストもかがるなどの欠点
があった。

本発明は以上の点に鑑み、かかる従来の欠点を解消する
ためになされたもので、その目的は、管面出力波形の任
意時間軸点の時間差、電圧差などの情報を容易に、しか
も正確に表示することができる波形表示装置を提供する
ことにある。

このような目的を達成するために、本発明は、波形表示
装置において、出力波形のデータを記憶したメモリのア
ドレスなカウントするアドレスカウンタのカウント出力
をそれぞれ第１および第２のデジタル比較器に入力し、
これら第１および第２のデジタル比較器にその設定値を
プログラマブルに設定可能な第１および第２の設定器を
別個に設け、前記第１のデジタル比較器の一致出力によ
り前記メモリのアドレスに対応するデータを一時記憶す
るとともに、前記第２のデジタル比較器の一致出力によ
り前記メモリのアドレスに対応するデータを一時記憶し
、この一時記憶した各データ出力と前記第゛１および第
２の設定器の各数値出力とを演算することにより、その
演算結果に基いて管面出力波形の任意時間軸点に対応す
る時間差。

電圧差などの情報を表示するようにしたものである。

以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

図は本発明に係る波形表示装置の一実施例を示す基本的
なブロック図である。図において、１は入力されるアナ
ログ信号Ａをデジタル信号に変換するＡ−Ｄ変換器、２
はＡ−Ｄ変換器１で変換されるデジタル信号をデータと
して記憶する第１のメモリ、３は第１のメモリ２で記憶
したデータをもとのアナログ信号に変換するＤ−Ａ変換
器であシ、そのアナログ出力を偏向信号Ｙとして陰極線
管６の垂直偏向部に送出する。４は後述するアドレスカ
ウンタ８からのカウント出力を受けて時間軸信号Ｘを発
生する掃引回路であり、この時間軸信号Ｘを陰極線管６
の水平偏向部に送出する。５は後述するオアゲート１７
のオア出力を受けて陰極線管６の輝度を制御する輝度変
調回路である。

まだ、ＴはＡ−Ｄ変換器１のデータを記憶する前記メモ
リ２と同様の第２のメモリ、８は第２のメモリ７のアド
レスをカウントしそのカウント出力をシフトパルスとし
て該メモリ７に送出するアドレスカウンタ、９，１０は
前記アドレスカウンタ８のカウント出力を一方の入力端
子にそれぞれ入力とする第１および第２のデジタル比較
器、１１は第１のデジタル比較器９の他方の入力端子に
その設定値として符号化された数値信号を送出する第１
の設定器、１２は第２のデジタル比較器１０の他方の入
力端子にその設定値として符号化された数値信号を送出
する第２の設定器で１、これら第１および第２設定器１
１．１２は第２のメモリ７のアドレスに相当する数値信
号をプログラマブルに設定可能なものからなる。１３は
第１のデジタル比較器９の一致出力により第２のメモリ
７のアドレスに対応するデータを一時記憶する第１のラ
ンチ回路、１４は第２のデジタル比較器１０の一致出力
によシ第２のメモリ７のアドレスに対応するデータを一
時記憶する第２のランチ回路、１５は第１および第２の
ランチ回路１３．１４の各データ出力を入力とするとと
もに、第１および第２の設定器１１．１２の数値出力を
入力とする演算器である。この演算器１５は、演算素子
およびデコーダなどから構成され、前記各設定器１１．
１２およびランチ回路１３．１４からの各々の出力に基
いて周知の演算法によシ処理を行うことにより、管面出
力波形の２点間の時間差、電圧差などの情報を算出して
、その演算結果を表示すべき数値信号として口字状のセ
グメント素子などからなる表示器１６に送出するものと
なっている。１７は第１のデジタル比較器９の一致出力
と第２のデジタル比較器１０の一致出力を入力とするオ
アゲートでｔ＞Ｄ、とのオア出力を輝度信号として輝度
変調回路５に送出している。

次に、上記実施例構成の動作について説明する。

ここで、被観測波形のアナログ４ｇ＠ＡがＡ−Ｄ変換器
１に入力されると、この入力信号はＡ−Ｄ変換器１によ
ってデジタル信号に変換され、その出力がデータとして
第１および第２のメモリ２，７にそれぞれ記憶される。

しかる後、波形表示に際し第１のメモリ２に記憶された
データが読出されると、このデータはＤ−Ａ変換器３に
入力されてもとのアナログ信号に変換され、そのアナロ
グ出力が偏向信号Ｙとして陰極線管６の垂直偏向部に順
次送出される。これと同時にアドレスカウンタ８は前記
第１のメモリ２の読出し動作と同期して第２のメモリ８
のアドレスをカウントしておシ、そのカウント出力は掃
引回路４．第２のメモリ１に送出でれるとともに、第１
および第２のデジタル比較器９．１０にも送出される。

すると、第２のメモリ７は記憶したデータをアドレスカ
ウンタ８からのカウント出力により順次読出し、そのデ
ータ出力をそれぞれ第１および第２のラッチ回路１３．
１４に送出する。また、前記掃引回路４はアドレスカウ
ンタ８からのカウント出力を受けて時間軸信号Ｘを発生
し、この信号Ｘを陰極線管６の水平偏向部に送出する。

これによって、陰極線管６は、その管面に前記掃引回路
４からの時間軸信号Ｘによ＃）Ｄ−Ａ変換器３のアナロ
グ出力に対応した出力波形を表示する。

この出力波形表示中において、第１および第２の設定器
１１．１２を個々に操作してそれら設定器１１および１
２に出力波形上の測定すべき２点間に対応した数値を設
定する。すると、第１のデジタル比較器９は、第１の設
定器１１の数値出力とアドレスカウンタ８からのカウン
ト出力つます第２のメモリ７のアドレスが一致したとき
一致出力を発生する。この一致出力によって第１のラン
チ回路１３は第２のメモリＴから送出されてくるアドレ
スに対応するデータを一時記憶するとともに、その出力
を演算器１５に送出する。また、第２のデジタル比較器
１０も上述と同様に、第２の設定器１２の数値出力と第
２のメモリ７のアドレスが一致したとき一致出力を発生
し、この一致出力によって第２のランチ回路１４は第２
のメモリ７のアドレスに対応するデータを一時記憶する
とともに、その出力を演算器１５に送出する。

したがって、演算器１５には前記第１および第２の設定
器１１．１２から第２のメモリ、７のアドレスに相当す
る数値出力が入力されるとともに、前記第１および第２
のランチ回路１３．１４から第２のメモリＴのアドレス
に対応したデータ出力が入力されるため、演算器１５は
これら各々の出力に基いて出力波形の２点間の時間差、
電圧差などを演算し、その演算結果を表示器１６にて表
示することができる。例えば、出力波形の２点間の時間
差を表示する場合、演算器１５は第１の設定器１１の数
値出力と第２の設定器の数値出力とから時間差を演算す
ることによシ、その時間差出力を表示器１６によって表
示できる。また、出力波形の２点間の電圧差を表示する
場合には、演算器１５は第１のランチ回路１３のデータ
出力と第２のランチ回路１４のデータ出力とから電圧差
を演算することにより、その電圧差出力を表示器１６に
て表示できる。このとき、前記各デジタル比較器９およ
び１０からの一致出力はオアゲート１７を通して輝度信
号Ｂとして輝度変調回路５に送出されるため、この輝度
変調回路５はその輝度信号を受けて陰極線管６の出力波
形上の２点間にカーソルを表示することになる。

このように、上記実施例によると、陰極線管６の管面出
力波形上の２つの時間軸点間にカーソルを表示しながら
、その時間軸点に対応する時間差。

電圧差などの情報を表示することができる。また、出力
波形を記憶したメモリのデータおよび各設定器の数値出
力をデジタルのまま演算処理しているので、従来のよう
に、測定器による読み取り誤差もなく、出力波形上の時
間差および電圧差などの情報を正確に表示することがで
きる。さらに、各処理系はすべてデジタル化し得るため
、従来のアナログ比較器を用いるものに比べて構成が非
常に簡素化され、装置の小型化、低コスト化がはかれる
利点を有する。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
演算器１５の演算処理は出力波形上の２点間の関係に限
らず、第１および第２の設定器１１゜１２に対応する一
点の値を表示してもよい。また、演算器１５の演算結果
は別の表示器１６を用いることガく、陰極線管６面上に
表示することも周知の文字表示手段を用いて行うことが
できる。

以上説明したように本発明によれば、デジタルストレー
ジスコープなどの波形記憶装置において管面出力波形上
の任意時間軸点の情報を取シ出すことができるとともに
、その時間軸点に対応する時間差および電圧差などの情
報を容易にかつ正確に表示することができる。しかも、
装置の小型化。

低コスト化がはかれるなどの優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る波形表示装置の一実施例を示す基本的
なブロック図である。 １・・・・ＡＤ変換器、２・・・・第１のメモリ、３・
・・・ＤＡ変換器、４・・・・掃引回路、５・・・・輝
度変調回路、６・・・・陰極線管、７・・・・第２のメ
モリ、８・・・・アドレスカウンタ、９・・・・第１の
デジタル比較器、１０・・・・第２のデジタル比較器、
１１・・・・第１の設定器、１２・・・・第２の設定器
、１３・・・・第１のラッチ回路、１４・・・・第２の
ランチ回路、１５・・・・演算器、１６・・・・表示器
、１Ｔ・・・・オアゲート。 特許出願人　日立電子株式会社 代理人　山川政樹（を勃≧１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力信号をＡ−Ｄ変換器でデジタル信号に変換し、その
   出力をメモリに記憶した後、この記憶したデータを読出
   してＤ−Ａ変換しアナログ波形として陰極線管上に表示
   する波形表示装置において、前記メモリのアドレスをカ
   ウントするアドレスカウンタのカウント出力をそれぞれ
   入力とする第１および第２のデジタル比較器と、該第１
   のデジタル比較器の設定値をプログラマブルに設定可能
   な第１の設定器と、前記第２のデジタル比較器の設定値
   をプログラマブルに設定可能な第２の設定器と、前記第
   １のデジタル比較器の一致出方にょシ前記メモリのアド
   レスに対応するデータを一時記憶する第１のランチ回路
   と、前記第２のデジタル比較器の一致出力により前記メ
   モリのアドレスに対応するデータを一時記憶する第２の
   ラッチ回路と、前記第１および第２のランチ回路に一時
   記憶したデータ出力と前記第１および第２の設定器に設
   定した数値出力とを入力としこれら各出力に基いて演算
   する演算手段と、この演算手段から得られる演算結果を
   表示する表示手段とを備え、管面出力波形の任意時間軸
   点に対応する時間差、電圧差などの情報を表示するよう
   にしたことを特徴とする波形表示装置。