JPS599046Y2 - 消音器 - Google Patents

消音器

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Publication number
JPS599046Y2
JPS599046Y2 JP8555879U JP8555879U JPS599046Y2 JP S599046 Y2 JPS599046 Y2 JP S599046Y2 JP 8555879 U JP8555879 U JP 8555879U JP 8555879 U JP8555879 U JP 8555879U JP S599046 Y2 JPS599046 Y2 JP S599046Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
insertion tube
silencer
wall surface
center
Prior art date
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Expired
Application number
JP8555879U
Other languages
English (en)
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JPS564614U (ja
Inventor
吉克 中村
伊三巳 近藤
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
小島プレス工業株式会社
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Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社, 小島プレス工業株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP8555879U priority Critical patent/JPS599046Y2/ja
Publication of JPS564614U publication Critical patent/JPS564614U/ja
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Publication of JPS599046Y2 publication Critical patent/JPS599046Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消音器に係り、特にエンジンの二次空気供給シ
ステムに於ける吸気音等の消音を行なう消音器に係る。
エンジンの二次空気供給システムに於ける吸気音その他
の種々の騒音を消音する消音器としては、共鳴型消音器
と膨張型(拡張型)消音器とが良く知られており、これ
ら消音器のケーシングは従来一般に円形断面、楕円形断
面或いは四角形断面の筒状体とその両端を閉じる平板と
によって構戊されている。
かかる平板部を含むケーシングを有する消音器に於ては
、平板部が膜振動を起こし易く、所謂二次騒音を発生す
るという問題がある。
かかる二次騒音の発生はケーシングの肉厚を厚くしたり
或いはリブを設けることによりケーシングの剛性を高く
することによってある程度は抑制されるが、その場合に
はケーシングの重量が増大するという弊害がある。
本考案は、従来の消音器に於ける上述の如き問題に対処
し、ケーシングの厚みを増大することなく、またそれに
補強用のリブを設けることなく、ケーシングの一部に膜
振動が生ずることによる二次騒音の発生を防止すること
のできる改良された消音器を提供することを目的として
いる。
かかる目的は、本考案によれば、全体が実質的に球面と
して構成されたケーシングと、前記球面により郭定され
た空間の中心部に開口する挿入管とを有する消音器によ
って達威される。
上述の如くケーシングが全体として実質的に球面として
構威される場合には、ケーシングの何れの部分もその壁
面に垂直な方向の局部的な変形が生ずることに対し一様
に高い抵抗を示し、従ってまた全体として実質的に球面
をなすケーシングの壁面全体としても該壁面に垂直な方
向の変形に対し高い抵抗を呈し、ケーシングの壁面の何
れの部分にも壁面の膜振動は生じ難く、壁面の膜振動に
よる二次振動の発生の可能性は大きく抑制される。
更にこれに加えて、挿入管の開口端が球面状のケーシン
グによって郭定された空間の中心部に位置していること
により、挿入管の開口端とケーシングの各部の壁面との
間の距離が全て実質的に同一となり、これによって挿入
管の開口端を経て流体振動がケーシング壁面の各部に及
ぼす振動強制力の位相はケーシング壁面の全体に瓦って
すべて同一となり、互いに隣接する壁面部間にそれらを
壁面に垂直な方向に相対的に変位させようとする力が全
く作用しないので、壁面の一部にその周りの壁面部に対
し相対的な変位を生ずる膜振動が発生する可能性は完全
に消去される。
かくして、本考案によれば、ケーシングの一部に膜振動
が生ずることによる二次騒音の発生を確実に回避し、よ
り高い消音効果を有する消音器を得ることができる。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
第1図は本考案による共鳴型消音器の一つの実施例を示
しており、このうち第1図は第2図の線I−Iに沿う半
断面図、第2図は第1図の線IIIIに沿う半断面図で
ある。
第1図及び第2図に於いて、1は消音器のケーシングを
示しており、このケーシング1はその一部に断面半円形
の溝部2を有する球殻をなしている。
前記溝部2には気体通路の一部をなす導管3が配設され
、この導管3には挿入管4の一端が接続されている。
挿入管4の他端は前記ケーシング1内の中心近傍にてケ
ーシング1内に開いている。
ケーシング1はその壁の実質的に全てが曲面によって構
或され、実質的に平面と見なされる面を含んでいないの
で、その全ての部分に於いて剛性が高く、膜振動を生じ
ない。
また挿入管4が前記ケーシング1内の中心近傍にてケー
シング1内に開いているので、消音効果が向上する。
ケーシング1は図に於いては一体品になっているが、こ
れは合或樹脂の或形品、或は金属材のプレス或形品の組
立体であって良い。
第3図は本考案による膨張型消音器の一つの実施例を示
す部分断面図である。
第3図に於いて、10は消音器のケーシングを示してお
り、このケーシング10は球殻をなしている。
ケーシング10には流入管11と流出管12が設けられ
ており、このうち流出管12は図示されている如く、前
記ケーシング1内の中心に向けて延び、その端部は前記
ケーシング10内の中心近傍にてケーシング10内に開
いている。
かかる実施例に於いても、ケーシング10はその壁の実
質的に全てが曲面によって構或され、実質的に平面と見
なされる面を含んでいないので、その全ての部分に於い
て剛性が高く、膜振動を生じない。
また流出管12がケーシング10内に挿入され、ケーシ
ング10内の中心近傍にて開いているので、消音効果が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による共鳴型消音器の一つの実施例を示
す半断面図(第2図の線I−Iに沿う半断面図)、第2
図は第1図の線II − IIに沿う半断面図、第3図
は本考案による膨張型消音器の一つの実施例を示す部分
断面図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・溝部、3・
・・・・・導管、4・・・・・・挿入管、10・・・・
・・ケーシング、11・・・・・・流入管、12・・・
・・・流出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体が実質的に球面として構威されたケーシングと、前
    記球面により郭定された空間の中心部に開口する挿入管
    とを有することを特徴とする消音器。
JP8555879U 1979-06-21 1979-06-21 消音器 Expired JPS599046Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8555879U JPS599046Y2 (ja) 1979-06-21 1979-06-21 消音器

Applications Claiming Priority (1)

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JP8555879U JPS599046Y2 (ja) 1979-06-21 1979-06-21 消音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS564614U JPS564614U (ja) 1981-01-16
JPS599046Y2 true JPS599046Y2 (ja) 1984-03-22

Family

ID=29318757

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JP8555879U Expired JPS599046Y2 (ja) 1979-06-21 1979-06-21 消音器

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6382961A (ja) * 1986-09-17 1988-04-13 品川商工株式会社 結束具
JP6030963B2 (ja) * 2013-01-16 2016-11-24 富士重工業株式会社 レゾネータ構造
JP6147219B2 (ja) * 2014-03-28 2017-06-14 サクラ工業株式会社 内燃機用マフラー並びにこれを具えた自動二輪車

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Publication number Publication date
JPS564614U (ja) 1981-01-16

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