JP2595163Y2 - サイレンサー - Google Patents

サイレンサー

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JP2595163Y2
JP2595163Y2 JP1993040303U JP4030393U JP2595163Y2 JP 2595163 Y2 JP2595163 Y2 JP 2595163Y2 JP 1993040303 U JP1993040303 U JP 1993040303U JP 4030393 U JP4030393 U JP 4030393U JP 2595163 Y2 JP2595163 Y2 JP 2595163Y2
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end plate
silencer
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exhaust
plate
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宰 保苅
好貴 井柳
和彦 木下
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両の内燃機関の排
気系に消音を目的として装着されるサイレンサーの構造
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の内燃機関の排気系に消音を
目的として装着されるサイレンサーは、内燃機関の排気
系の発生する排気音及び放射音のうち主として排気音を
減衰させるためのものであり、近年騒音の低減と共に静
粛性の向上が求められていることからサイレンサーの大
型化が要求されているが、車両重量の低減等の関係から
大型化と同時に各部品の重量の低減も余儀なくされるた
めに、サイレンサーを構成するアウターシェル及びエン
ドプレートの剛性が低下しているので、サイレンサー自
体の発生する放射音が増大してしまう傾向にある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のにおいて、サイレンサーの大型化と同時に車両重量の
低減化を達成しようとするためサイレンサーを構成する
アウターシェル及びエンドプレートの剛性が低下し、サ
イレンサー自体の発生する放射音が増大した場合には、
放射音の発生に著しい影響を与えるエンドプレートに対
して、剛性を向上させる、例えばエンドプレートの外表
面にビード部を設ける等の対策が採られる他、エンドプ
レートの内側面に、エンドプレートの半径方向に補強板
或は補強リブを配設してなるもの(実開昭59−817
28号)が提案されているが、確かにエンドプレートに
対してその表面にビード部、又は実開昭59−8172
8号のようにエンドプレートの内側面に補強板或は補強
リブを配設することにより、エンドプレート自体の剛性
は向上するものてあるが、エンドプレートの発生する放
射音は、排気音との共振によって生じるものが大半であ
り、この排気音によるエンドプレートに対する入力周波
数は8kHzまで種々の周波数があり、この様々な周波
数を含有する共振周波数を全て8kHz以上にシフトさ
せることは困難であるので、サイレンサーのエンドプレ
ートの剛性の向上が、サイレンサーのエンドプレートの
放射音の低減につながるものではない。
【0004】そこで、この考案は上記従来のものの有す
る欠点を改善するものであり、排気音の低減を目的とし
て大型化するサイレンサーにおいて、排気音と共に騒音
の主原因となるサイレンサーのエンドプレートが発生す
る放射音を低減化させようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、断面を楕円
形状としてなる円筒体のアウターシェルと、このアウタ
ーシェルの開口する両端を閉寒してなるエンドプレート
から構成されるサイレンサーにおいて、上記アウターシ
ェルの開口を閉塞してなるエンドプレートを外方に向け
て膨出するドーム形状とすると共に、当該エンドプレー
トの内側の端縁間に楕円形状の短軸方向にわたって引張
するように補強板を接合固定してなるものである。
【0006】
【作用】上記構成を具えるので、アウターシェルの開口
を閉塞してなるエンドプレートを外方に向けて膨出する
ドーム形状とすると共に、当該エンドプレートの内側の
端縁間に楕円形状の短軸方向にわたって引張するように
補強板を接合固定することで、内燃機関の排気系から生
じる排気音によって共振するエンドプレートは、外方に
向けて膨出する形状となっていることから、従来のよう
に排気音によるエンドプレートの面振動による共振か
ら、アウターシェルとエンドプレートとの接合部におけ
る共振のみとすることができ、更に外方に向けて膨出す
る形状としたエンドプレートの内側の端縁間に楕円形状
の短軸方向にわたって引張するように補強板を接合して
いるので、アウターシェルとエンドプレートとの接合部
における共振を抑制することができることからサイレン
サー、特にサイレンサーを構成するエンドプレート自体
の発生する放射音を低減化することができる。
【0007】
【実施例】この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この考案の実施例を具えるサイレンサー
であり、このサイレンサー(1)は、断面を楕円形状と
してなる円筒体のアウターシェル(2)と、このアウタ
ーシェル(2)の開口する両端を閉塞してなるエンドプ
レート(3)から構成され、触媒を通過した内燃機関の
排気をエンドプレート(3)を貫通する吸入管(7)よ
りサイレンサー(1)の内部に導入し、その内部におい
て、排気を急激に膨張させることにより圧力を下げ、或
はサイレンサー(1)の内部に共鳴器を設けると共に共
鳴器の有する共鳴周波数により排気音中の同じ周波数の
音波を減衰させ、又はサイレンサー(1)内部において
異なる長さのバイパス管路を設けることで排気音中の音
波の波長をシフトさせて互いの音波の干渉によって、サ
イレンサー(1)内部に吸入管(7)を通じて導入され
た排気ガスの消音をし、排気管(8)から外部に放出し
てなるものである。
【0008】そして、上記サイレンサー(1)を構成す
る断面楕円形状としてなるアウターシェル(2)の開口
を閉塞してなるエンドプレート(3)を外方に向けて膨
出形状とすると共に、当該エンドプレート(3)の内側
の端縁(4)間に楕円形状の短軸方向にわたって、例え
ば、図2においては楕円形状となるエンドプレート
(3)の短軸方向に、引張するように補強板(5)を接
合し固定してなるものである。
【0009】この考案は以上の構成を具えるので、アウ
ターシェル(2)の開口を閉塞してなるエンドプレート
(3)を外方に向けて膨出形状とすると共に、当該エン
ドプレート(3)の内側の端縁(4)間に楕円形状の短
軸方向にわたって引張するように補強板(5)を接合
し、固定することによって、内燃機関の排気系から生じ
る排気音によって共振するエンドプレート(3)は、外
方に向けて膨出する形状となっていることから、従来の
ように排気音によるエンドプレート(3)の共振を、エ
ンドプレート(3)の面振動による共振から、アウター
シェル(2)とエンドプレート(3)との接合部(6)
における共振のみとすることがてき、更に外方に向けて
膨出する形状としたエンドプレート(3)の内側の端縁
(4)間に楕円形状の短軸方向にわたって引張するよう
に補強板(5)を接合しているので、アウターシェル
(2)とエンドプレート(3)との接合部(6)におけ
る共振を、振幅方向にわたって引張するように接合し、
固定されている補強板(5)によって抑制することがで
きるのて、サイレンサー(1)、特にサイレンサー
(1)を構成するエンドプレート(3)自体の発生する
放射音を低減化することができ、更には、サイレンサー
(1)の大型化に伴う排気音の低減と相俟って、内燃機
関の排気系の騒音を確実に低減させて、車室内等におけ
る静粛性を高めることができる。
【0010】なお、アウターシェル(2)の開口を閉塞
してなるエンドプレート(3)を外方に向けて膨出形状
とすると共に、当該エンドプレート(3)の内側の端縁
(4)間に振幅方向にわたって引張するように接合し、
固定する補強板(5)は、エンドプレート(3)に対し
て空間を有するものであっても、またエンドプレート
(3)の表面に対して密着して接合固定しても、同様に
排気音に対する共振によってエンドプレート(3)が発
生する放射音を十分に低減化することができるものであ
る。
【0011】そこで、単にエンドプレート(3)をドー
ム形状とした場合及びエンドプレート(3)をドーム形
状とすると共に、エンドプレート(3)の端縁(4)間
において振幅方向に引張するように補強板(5)を接合
してなるこの考案の実施例であるサイレンサー(1)に
ついてその騒音を計測したところ、サイレンサー(1)
を構成するエンドプルート(3)を単にドーム形状とし
た場合が110.5dBであるのに対し、この考案の実
施例においては73.5dBと低下し、その効果が著し
く認められた。
【0012】
【考案の効果】以上のとおり、サイレンサーを構成し、
断面を楕円形状とするアウターシェルの開口を閉塞する
エンドプレートを外方に向かって膨出するドーム形状と
すると共に、そのエンドプレートの内側の端縁間におい
て、楕円形状の短軸方向に引張するように補強板を接合
し固定することにより、排気音との共振により生じる放
射音を低減化することができるのて、サイレンサーの大
型化に伴って要求される軽量化によるサイレンサー自体
の剛性の低下によって発生する排気音の増加に対しても
十分に排気音を低減化し、車室内等における静粛性を向
上させることができる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例であるサイレンサーの正面図
である。
【図2】この考案の実施例におけるサイレンサーを構成
するエンドプレートの正面図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】図2におけるB−B断面図である。
【図5】この考案のその他の実施例におけるエンドプレ
ートの断面図である。
【符号の説明】
1 サイレンサー 2 アウターシェル 3 エンドプレート 4 (エンドプレートの)端縁 5 補強板 6 接合部 7 吸気管 8 排気管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面を楕円形状としてなる円筒体のアウ
    ターシェルと、このアウターシェルの開口する両端を閉
    塞してなるエンドフルートから構成されるサイレンサー
    において、上記アウターシェルの開口を閉塞してなるエ
    ンドプレートを外方に向けて膨出するドーム形状とする
    と共に、当該エンドプレートの内側の端縁間に楕円形状
    の短軸方向にわたって引張するように補強板を接合固定
    してなるサイレンサー。
JP1993040303U 1993-06-29 1993-06-29 サイレンサー Expired - Fee Related JP2595163Y2 (ja)

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JPH078518U JPH078518U (ja) 1995-02-07
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JPH078518U (ja) 1995-02-07

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