JPS598693B2 - 特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置 - Google Patents

特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置

Info

Publication number
JPS598693B2
JPS598693B2 JP50050213A JP5021375A JPS598693B2 JP S598693 B2 JPS598693 B2 JP S598693B2 JP 50050213 A JP50050213 A JP 50050213A JP 5021375 A JP5021375 A JP 5021375A JP S598693 B2 JPS598693 B2 JP S598693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
springs
torque
spring
washer
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50050213A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50148740A (ja
Inventor
マリ− アルフレド ド ジエネ ジラ−ル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo SE
Original Assignee
Francaise du Ferodo SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR7414147A external-priority patent/FR2268994A1/fr
Priority claimed from FR7428507A external-priority patent/FR2282577A2/fr
Application filed by Francaise du Ferodo SA filed Critical Francaise du Ferodo SA
Publication of JPS50148740A publication Critical patent/JPS50148740A/ja
Publication of JPS598693B2 publication Critical patent/JPS598693B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に自動車のクラッチに用いられる型式のト
ルクダンパー装置に関するものである。
公知の上記型式のトルクダンパー装置は、両回転方向に
対して所定の扇形の角度隙間の両限界内で互に回転可能
に取付けられた2つの同軸状部材と、この2つの同軸状
部材の間の周辺部に挿入された弾性装置とによって構成
されており、上記同軸状部材の一方は、外周部に、放射
状にのびたハブトルク円板を有するハブによって構成さ
れており、上記同軸状部材の他方は、前記ハブトルク円
板に平行でカリ放射状にのびた少なくとも一つの座金に
よって構成されており、この座金の周辺部には、各表面
上に摩擦ライニングを有するディスクが取付けられてお
り、前記弾性装置は、複数のバネよりなり、上記バネの
各々は、ほぼ弦方向に延び、かつ上記ハブトルク円板に
形成された窓部によって構成される取付位置内に一部分
が配置され、また上部窓部に対応する上記座金の窓部内
に二部分が配置されている。
この種の装置は、周知のように前記同軸状部材の一方に
回転トルクが加えられた際に他方の同軸状部材に回転ト
ルクを調節して伝達できるようにする、いいかえれば、
この装置が挿入されている伝動装置のすべてに亘って発
生する振動を抑制する役目をすることは、周知である。
別言すれば、或るクラッチ板の適用においては、トルク
ダンパー装置の2つの同軸状部材間に伝達されるトルク
を比較的に小さ《するのが有利であり、そのとき、上記
同軸状部材の相対的の扇形の角度隙間は小さい。
このことは、同軸状部材間の小さい相対的角度隙間のた
めに、小さいトルクが伝達されるために、弱い剛性のバ
ネすなわち弱いバネが用いられることを意味する。
実際、上記トルク値を小さ《するために弱い剛性の弾性
装置を用いたこの種装置では、変速機が死点にあるとき
の変速機からの振動による騒音発生を無くすことが可能
となる。
しかし、従来のこの種装置では、上記弾性装置を構成す
るバネは、トルク値がゼロのときには、ゆるんだ状態に
なっているため振動による騒音を発生する。
この欠点を無くすために、プレストレスの加えられたバ
ネを使用することが既に提案されている。
しかし、これらのバネのプレストレスは、一方の同軸状
部材の略弦方向の両支持表面にのみ作用しているために
、一方の同軸状部材から他方の同軸状部材に回転トルク
が伝達されたとき、バネは、その支持表面の一つを他方
の同軸状部材の一つの支持表面に変更し、これは、騒音
源となる。
本発明の=般的目的は上記の欠点を無くすことにある。
本発明は、 両回転方向に対して所定の扇形の角度隙間の両限界内で
互に回転可能に取付けられた2つの同軸状部材と、 上記2つの同軸状部材の間の周辺部に挿入された弾性装
置と、 上記2つの同軸状部材のうちの一方は、放射状にのびた
ハブトルク円板を外周部に有するハブによって構成され
ていることと、 上記2つの同軸状部材のうちの他方は、上記ハブトルク
円板に平行でかつ放射状にのびる少なくとも一つの座金
によって構成されていて、上記座金の周辺部には、各表
面上に摩擦ライニングを有するディスクが取付けられて
いることと、上記弾性装置は、複数のバネよりなること
と、上記バネの各々は、ほぼ弦方向に延び、かつ上記ハ
ブトルク円板に形成された窓部によって構成された取付
位置内に一部分が配置され、また上記窓部に対応する上
記座金の窓部内に一部分が配置されていることと、より
なる特に自動車のクラッチ用のトルクダンパー装置にお
いて、 上記複数のバネのうちの弱い2つのバネは、低いトルク
のときにのみ作動するものであり、上記複数バネのうち
の強いバネは、高いトルクのときに作動するものであり
、 少くとも上記の弱いバネは、周辺部に、互に対抗する位
置に取付けられており、 上記互に対抗する位置にある一方の弱いバネは、上記の
扇形の角度隙間の両限界内の中間平均停止位置から、上
記同軸状部材の一方が上記同軸状部材の他方に対して一
方向に回転した際に、圧縮されかつ上記互に対抗する位
置にある他方の弱いバネは、上記回転の際に伸長される
ようになっており、 上記の互に対抗する位置にあるバネの各々は、少なくと
も上記中間平均停止位置において上記両同軸状部材によ
ってプレストレンス状態にあって、かつ上記両同軸状部
材による回転トルクの伝達を断ったとき、これらの対抗
バネ自体によって上記中間平均停止位置に上記一方向に
回転した同軸状部材を弾性的に戻す復元装置を構成して
いることを特徴とするものである。
本発明によれば、2つの同軸状部材間に伝達されるトル
クにおける不連続がなく、かつ対抗するバネハ、プレス
トレスを受けているから、対抗しているバネの両端は、
一方の同軸状部材と他方の同軸状部材の双方に常に作用
し、そのために、一方の同軸状部材から他方の同軸状部
材に回転トルクが伝達されたとき騒音が発生しない。
一つの特殊な例では、2つの各々の取付け位置に各々対
抗バネを取付け、好ましくは、この取付位置を直径方向
反対側にすると同時にこの装置の2つの同軸状部材の中
間平均停止位置における上記バネの中央部を通る直径方
向平面に垂直な直径方向平面に対して互に対称にしてあ
る。
他の例では、上記対抗バネは、仕切壁のどちらかの側に
同一窓に置かれ、上記仕切壁は、上記窓内で放射方向に
のび、この装置の同軸状部材の一方に固着され、各バネ
は上記仕切壁に係合している。
好ましくは、この対抗バネの一対づつを、直径方向両側
に配置し、これらの取付位置をそれを構成する仕切壁の
中央部を通る直径方向平面に対して垂直な直径方向平面
に対して互に対称にしてある。
本発明によれば、製造法と貯蔵法が単純化でき、従って
経済的である。
本発明の特色および利点は、例示のために示す以下の説
明および添付の図によってより明瞭になるであろう。
本発明のトルクダンパー装置の典型的な構造は、スプラ
イン軸に対して回転しないように固定するための溝11
を内部に有するハブ10を備えており、このハブ10の
外周には、そこから放射状にのびたハブトルク円板12
とこのハブトルク円板12と平行に放射状にのびた座金
13とが設けられており、座金13の周縁部には、両面
に摩擦ライニング15を有するディスク14が取付けら
れている。
実際には図示したように、2枚の座金13が、ハブトル
ク円板12の両側に、平行に、かつそれと距離を隔てて
設けられており、これら2枚の座金13は、ハブトルク
円板12の周辺部K形成された円周方向の切欠遊び部1
9を通っているピン18によって、互に連絡固定されて
いる。
実際には更に、このピン18の端部は、リベット止めさ
れており、それによって上記ディスク14は、座金13
の一つに固着されている。
ハブ10およびハブトルク円板12と、座金13および
ディスク14とは、ハブトルク円板12の切欠き遊び部
19を通っている座金13に取付けられたピン18の切
欠き遊び部19に対する遊びによって互に同軸状に相対
回転する2つの同軸状部材を構成している。
従来、上記2つの同軸状部材の間には、それら] の外
周部に弾性装置が挿入されており、この弾性装置は、ほ
ぼ弦方向に配置されたバネによって構成されており、こ
れらのバネは、ハブトルク円板12に形成された窓部と
、これに対応する座金に形成された窓部と、によって構
成される取付け位置内に収容されている。
この従来形式のバネは、第3図に数字20で示されてお
り、これに対応する上記窓部はハブトルク12に形成さ
れた窓部が数字21、また、座金13に形成された窓部
が数字22でそれぞれ点線で示してある。
また、従来例では、窓部21の弦方向長さL1すなわち
この窓部の円周方向開口部に対応する窓部の長さは、そ
れに対応する他の窓部22の長さL2 より長くなって
いて、以下で定義される第3図に示す停止位置において
、バネ20とその窓部21の放射方向側面との間のバネ
200両側に遊びJが存在するようになっている。
第3図に示すように、各バネ20の取付け位置は、以下
で詳細に説明する直径方向千面P1に対して互に2つづ
つ対称になっている。
上記の装置は、周知のものであり、これ以上詳細な説明
は不要であろう。
また、この型式のトルクダンパー装置に使用されるこの
他の装置、特に軸方向の締付け装置によってこの装置の
2つの同軸状部材の間に挿入される摩擦板についても詳
細な説明は不要であろう。
本発明では、上記2つの部材の間の外周部に少なくとも
2つのバネが挿入されており、これらのバネは、互に対
抗する側の周辺部に圧縮された状態で取付けられている
2つのバネは、互に対抗する側に取付けられているため
、両者の組合せによって、一方のバネが圧縮されている
ときには、他方のバネが、伸長しているということは理
解できよう。
このような2つのバネを下記において対抗バネという。
第1〜3図に示す実施例では、これらの対抗バネが特定
の位置に配置されている。
この特定のバネを図面では符号24A,24B、で示し
てある。
図示した例では、2つのバネの位置が直径方向両端にな
っており、これらの位置は、上記の直径方向平面P1に
垂直な直径方向平面P2に対して互に対称になっている
互に対抗するこれらバネ24A,24Bの各々のために
、ハブトルク円板12に形成された窓部25Aは、上記
直径方向千面P1に対して第1周方向の弦方向距離L3
が他方の周方向の弦方向距離L4よりも長くのびており
、同時に座金13に形成された窓部26Aは、逆に前記
直径方向平面P1に対して上記第1周方向の弦方向距離
L,が他方の周方向の弦方向距離L6より短くなってい
る。
上記の第1周方向は、第3図に矢印Fで示してある。
すなわち、窓部25Aは、直径方向千面P1に対して距
離L3だけ弦方向にのびており、この距離L3は、上記
と同一の直径方向千面P1に対して反対側の周方向にの
びた窓部の長さL4よりも長くなっている。
同時に、窓部26Aは、直径方向千面P1に対して矢印
Fで示される周方向の距離L5が上記と同一の直径方向
千面P1に対して窓部26Aが反対周方向にのびた弦方
向距離L6よりも短くなっている。
既に述べたように、窓部25A,26Aと窓部25B,
26Bとは、直径方向平面P1に垂直な直径方向千面P
2に対して互に対称になっている。
第1〜3図に示す実施例では、窓部25A,25Bの全
弦方向距離(LS+L4)は、窓部26A,26Bの全
弦方向距離(L5+L6)と同一になっている。
更に、両方のバネ24A,24Bの直径と長さは同一で
ある。
2つのバネ24A,24Bの相対関係は、第4図からよ
く理解できよう。
この図のD軸は、この装置の2つの同軸状部材の円周方
向変位を示す軸であり、C軸は、この両部材の間で伝達
されるトルクを示す軸である。
C軸は、2方向性をもっており、一方は正のトルクを、
また他方は負のトルクを示している。
この装置を構成する2つの同軸状部材が中間平均停止位
置にあるときの変位Dは、ゼロである。
今、座金13がこの中間平均停止位置から第3図の矢印
Fで示される円周方向に回転されると、バネ24Bは圧
縮され、かつバネ24Aは伸長する。
伸長したバネ24Aの挙動を示す直線Aは、トルク軸C
の正座標上にある点PAから正の傾斜の直線でのびてい
る。
この点PAはこのバネの初期のプレストレス状態を示し
ている。
これと同時に、圧縮されたバネ24Bの挙動を示す直線
Bは、トルク軸Cの負座標上の点PBから正の傾斜の直
線でのびている。
この点PBは、このバネ24Bの初期のプレストレス状
態を示している。
今の場合、両方の傾斜の絶対値は、それらバネの剛性に
比例しており、かつ両者は等しいため、両方の直線A,
Bは、互に平行である。
2つのバネ24A,24Bは、対抗の状態にあるため、
その結果としてあらわれるトルクは、直線AとBとを加
えたものから得られる直線Eとなる。
この直線Eは、従って原点O(第4図参照)を通る。
いいかえれば、トルク曲線は、原点すなわち変位ゼロの
状態を通って連続している。
第4図では、図面を簡単にするために故意に縮尺を大き
くしてトルクCを示してある。
実際には第5図に示すように、本装置の機能を示す直線
Eの傾斜は、バネ24A,24Bの適当に選択された剛
性に比例して極めて小さいものである。
ハブトルク円板12に対する座金13の回転が続行する
と、バネ20とそれが収容されているハブトルク円板1
2の窓部21の放射状壁面との間の遊びJが吸収され、
従来例と同様に、各バネ20が作動を始める。
その結果、変位Dに対するトルクCを表す曲線は、急傾
斜の直線E′となる。
この直線E′は、第5図に概略的に点線で示すように前
記の直線Eに対して、或る傾斜角度をなしている。
ハブトルク円板12に対する座金13の回転は、ピン1
8がハブトルク円板の切欠遊び部19の側面に当接する
まで続行され、そこまで来ると、ハブトルク円板12は
、ピン18によって直接回転され、座金に加えられた回
転トルクが維持される。
このトルクが減少すると、先ずバネ20とバネ24Bと
によって、座金13は、直線E′の減少方向に沿って上
記の遊びJが得られるところまでハブトルク円板12に
対するその最初の位置まで戻される。
遊びJが再び生じると、バネ20は、もはや座金13に
作用しな《なるが、バネ24Bは、直線Eの減少方向に
沿って座金13に作用を加え続ける。
バネ24Bは、反対側のバネ24Aによってその平衡状
態に達するまで、その作用を続行している。
バネ24Aは、バネ24Bの伸長作用が続行されている
間、圧縮状態になっている。
互に対抗するバネ24A,24Bの座金13への作用が
平衡状態に達すると、これらのバネ24A,24Bによ
って座金がこの装置の2つの同軸状部材の間の周方向許
容変位の限界内の中間平均停止位置に位置決めされる。
実際には変位の通常の摩擦トルクのために、いわゆるヒ
ステリシス現象が発生し、上記の中間平均停止位置は、
或る停止範囲内に定まる。
かくして、上記の互に対抗する位置にあるバネの各々は
、上記中間平均停止位置において上記両同軸状部材によ
ってプレストレス状態にあって、かつ上記両同軸部材に
よる回転トルクの伝達を断ったとき、これらの対抗バネ
自体によって上記中間平均停止位置に上記一方向に回転
した同軸状部材を弾性的に戻す復元装置を構成している
ことになる。
この中間平均停止位置における上記直径方向千面P1は
、各バネ24A,24Bの中央部を通過しているという
ことは容易に理解できよう。
第3図の矢印Fと反対の周方向に回転するときの作用は
、上記と同様である。
座金13を180°だけ回転させると、座金13の窓部
26Aは、ハブトルク円板12の窓部25Bと一致し、
座金13の窓部26Bは、ハブトルク円板12の窓部2
5Aと一致するということも容易に理解できよう(第6
図参照)。
従来型のダンパー装置の実施例に対応する第6図の場合
には、2つのバネ34A,34Bは、もはや対抗の取付
け位置に収容されておらず、両方のバネは、バネ20と
同様に互に同一方向に作用を加えている。
なお、この場合、予備遊びは、取っていない。
この場合にはバネ34A,34Bの作用は互に減算され
るのではなく加算され、その結果第7図に示すように、
このバネ34A,34Bだけの干渉を考えたときの変位
に対するトルクを示す直線E1は、上記のバネ24A,
24Bだけの干渉を考えたときの変位に対するトルクを
示す直線Eよりも大きな傾斜をしている。
この結果から、本発明では、がたつきを少なくするため
にバネ全体の剛性を小さくすることができ、その上、そ
の状態は、従来のこの種装置によって得られるものと同
様な状態が得られる。
更に、この座金とそれに組合されるハブトルク円板は、
対称になっていることを考えれば、第1〜5図に示す本
発明のトルクダンパー装置も第6〜7図に示す従来型ト
ルクダンパー装置も座金を裏返すことすなわち180°
回転することによって作ることができる。
第8図に示す他の例では、同一の取付位置内の仕切壁3
5の両側に互に対抗する2つのバネ24A,24Bが収
容されており、仕切壁35は、上記取付位置内に放射方
向にのびており、かつこの装置の2つの同軸状部材の一
つに固着されている。
上記の各バネは、仕切壁土に圧力を力nえた状態になっ
ている。
図示した例では、仕切壁35は、座金13に固着されて
おり、かつ座金13の対応する窓部26の両側接線状端
縁に各々形成されたノソチ36内にその切口を介して係
合している。
各バネ24A,24Bの片側は、仕切壁35上に押圧さ
れておりかつ反対側は、ハブ円板12の対応窓部25の
放射方向端繰上に押圧されている。
この例の作用は、前記の例のものと同様である。
この互に対抗するバネ24A,24Bには、第8図下方
の破断図に示すような第2の互に対抗するバネ2 4’
A , 2 4’Bの組立体を組合せるのが好ましく、
このバネ2 4’A , 2 4’Bは、上記のバネに
対して直径方向反対側に取付けられている。
この変形例では、対抗バネの剛性および/または長さが
異っており、かつ実質的に長さが同一一の取付位置内に
取付けられている。
あるいはバネ自体は同一にし、取付け位置の弦方向長さ
を変えることもできる。
従って、いずれの場合にも原点0に対して作用が非対称
になっている。
いいかえれば、第1周方向と、これと反対の第2周方向
とではその作用が異っている。
これは、ある特定の用途の場合に利点となる。
この型式の一例が第10図に示してある。
この例では、バネ24Bの剛性はバネ24Aの剛性より
強くなっており、各バネが収容されている取付位置の弦
方向長さは、同じに維持されている。
この場合、窓部25Aの円周方向の一方の端と、窓部2
6Aの円周方向の一方の端との間の区域の弦方向長さは
、窓部25Bの円周方向の一方の端と窓部26Bの円周
方向の一方の端との間の区域の弦方向長さより大きい。
したがって、各バネ24A,24Bは対称的なものでな
い。
更に、直径平面P2に対して座金13は、対称になって
いるためハブ円板の片側の座金もその反対側の座金も区
別なく取付けることができるということも理解できよう
第11〜13図に示す他の例では、各対抗バネ24A,
24Bは、以下で説明する主バネ20の内部に少なくと
も部分的に軸方向にのびている。
この主バネ20の平均直径は、前記対抗バネ24A,2
4Bの平均直径よりも事実上大きくなっている。
対抗バネは、主バネの取付けに必要な場所を防害しない
位置に配置しなげればならないが、主バネの取付け位置
は、この装置内で利用できる全ての位置に定めることが
できる。
即ち、この装置の2つの同軸状部材間にトルクを伝達す
る主要な部材は、主バネであって、対抗バネは、単に小
さなトルクをそれらに伝達するのに過ぎず、この装置の
2つの同軸状部材間の最初の変位を調整するのに過ぎな
いということを思い出す必要がある。
図示した例では対抗バネ24A,24Bは、互に直径に
対して反対側に取付けられている。
更に、図示した例では各対抗バネ24A,24Bの片側
は、主バネ20が収容される同軸状部材の窓部21の円
周方向端部50を押圧しており、一方反対側は、カツプ
52の底部を押圧している。
このカツプ52自体は、主バネ20の対抗端部53を押
圧している。
そのために、カツプ52の7ランジ54は、主バネ20
の端部53と主バネ20の取付部分を構成する他方の窓
部22の円周方向端部55との間に挿入されている。
各対抗バネ24A,24Bが押圧されている窓部21の
円周方向端部50には、図示したようなノツチ60を形
成して、このノッチ内に上記バネ24A,24Bを収容
して、このバネの端部の位置を保持するようにするのが
好ましい。
以上のことから十分理解できるように、バネ24A,2
4Bを効果的に対抗状態にするために、上記の装置は、
直径方向平面P2に対して上記バネは、互に対称になっ
ており、実際には、この直径方向乎面P2は、対抗バネ
24A,24Bが挿入されている主バネ20の中央部を
通る直径方向千面P1に垂直になっている。
第13図に示す、この装置の2つの同軸状部材が中間平
均停止位置にある場合には、これらの部材間の周方向変
位はゼロである。
今、座金13が上記の中間平均停止位置から第13図の
矢印Fで示される周方向に回転されると、既に述べたよ
うにバネ24Bは圧縮され、バネ24Aを伸長する。
座金13がハブトルク円板12に対して十分回転すると
、従来例と同様にバネ20とそれが収容されているハブ
トルク円板12の窓部21の周方向端縁との間の遊びJ
が吸収され、バネ20は、止めどン18がハブ円板12
の切欠き遊び部19の周方向端縁に当接するまで回動さ
れ、当接し終ると、その後は座金13によってハブトル
ク円板12は直接回転され、座金に加えられた回転トル
クが維持される。
この回転トルクが減少すると、直線E′の減少方向に沿
って、遊びJが再び得られるまで先ずバネ20によって
、同時にバネ24Bによって座金13は、ハブトルク円
板12に対するその最初の位置へと確実に戻される。
上記の遊びJが再び得られると、バネ20は、もはや座
金を押圧しなくなるが、バネ24Bは、直線Eの減少方
向に沿って座金に対する作用を続行している。
バネ24Bの作用は、反対側のバネ24Aによってそれ
が平衡に達するまで加えられている。
バネ24Aは、バネ24Bの伸長作用が行なわれている
間は圧縮されている。
対抗パネ24A,24Bによる座金13への作用が平衡
に達すると、座金13は、これらのバネによってこの装
置の2つの同軸状部材の間の周方向変位限界内の中間平
均停止位置に位置決めされる。
実際には、変位による通常摩擦トルクを考慮すると、い
わゆる干渉ヒステリヒス現象が発生し、前記の中間平均
停止位置は停止範囲内に定められる。
この中間平均停止位置において上記の直径方向乎面P1
は、バネ20 ,200中央部分を通るということは容
易に理解できよう。
第13図に示される矢印Fと反対周方向に回転した場合
の作動は、上記の場合と同様なものである。
いずれの場合にも、上記作動中は、各カツプ52のフラ
ンジ54は、カップが収容されている主バネ20の対応
端縁53上に押圧された状態を維持している。
図示していない他の実施例では、対抗バネ24A,24
Bを保持しておくためのノツチ60の代りに、これらの
バネを適当に保持、案内するための適当な突出つめを用
いて、バネをこのつめの上に配置することもできる。
更に、主バネ20に予めプレストレスを与えてお《こと
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のトルクダンパー装置の部分正面図、
第2図は、第1図の■−■線による上記装置の軸方向断
面図。 第3図は、この装置に用いられる弾性装置の取付状態を
示す概略的正面図。 第4図は、上記弾性装置を構成する対抗バネの作用を示
す本発明によるグラフ。 第5図は、本発明の装置の作用を示すグラフ。 第6図は、座金13を180°だけ矢印Fの方向に回転
させた場合の窓部26A,26B ,25B ,25A
の関係を示す正面図。 第1図は、第6図において、バネ34A,34Bが設置
されている場合のバネの作用を示すグラフ。 第8図は、他の例を示す第3図と同様な部分図。 第9図は、第8図のIX−IX線による部分断面図。 第10図は、他の例を示す第1図と同様な部分図。 第11図、第12図、第13図は、更に他の例を示す各
々第1,2,3図と同様な図。 (参照番号)、10・・・・・・ノ・ブ、12・・・・
・・ノ・プトルク円板、13・・・・・・座金、14・
・・・・・ディスク、15・・・・・・摩擦ライニング
、18・・・・・・ピン、19・・・・・・切欠き遊び
部、20・・・・・・バネ、21,22・・・・・・窓
部、24A,24B・・・・・・対抗バネ、25 ,
26・・・・・・窓部、34A,34B・・・・・・バ
ネ、35・・・・・・仕切壁、36・・・・・ツッチ、
52・・・・・・カップ、54・・・・・・フランジ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両回転方向に対して所定の扇形の角度隙間の両限界
    内で互に回転可能に取付けられた2つの同軸状部材と、 上記2つの同軸状部材の間の周辺部に挿入された弾性装
    置と、 上記2つの同軸状部材のうちの一方は、放射状にのびた
    ハブトルク円板を外周部に有するハブによって構成され
    ていることと、 上記2つの同軸状部材のうちの他方は、上記ノ・ブトル
    ク円板に平行でかつ放射状にのびる少なくとも一つの座
    金によって構成されていて、上記座金の周辺部には、各
    表面上に摩擦ライニングを有するディスクが取付けられ
    ていることと、上記弾性装置は、複数のバネよりなるこ
    とと、上記バネの各々は、ほぼ弦方向に延び、かつ上記
    ・・ブトルク円板に形成された窓部によって構成された
    取付位置内に一部分が配置され、また上記窓部に対応す
    る上記座金の窓部内に一部分が配置されていることと、
    よりなる特に自動車のクラッチ用のトルクダンパー装置
    において、 上記複数のバネのうちの弱い2つのバネは、低いトルク
    のときにのみ作動するものであり、上記複数バネのうち
    の強いバネは、高いトルクのときに作動するものであり
    、 少《とも上記の弱いバネは、周辺部に、互に対抗する位
    置に取付けられており、 上記互に対抗する位置にある一方の弱いバネは、上記の
    扇形の角度隙間の両限界内の中間平均停止位置から、上
    記同軸状部材の一方が上記同軸状部材の他方に対して一
    方向に回転した際に、圧縮されかつ上記互に対抗する位
    置にある他方の弱いバネは、上記回転の際に伸長される
    ようになっており、 上記の互に対抗する位置にあるバネの各々は、少な《と
    も上記中間平均停止位置において上記両同軸状部材によ
    ってプレストレス状態にあって、かつ上記両同軸状部材
    による回転トルクの伝達を断ったとき、これらの対抗バ
    ネ自体によって上記中間平均停止位置に上記一方向に回
    転した同軸状部材を弾性的に戻す復元装置を構成してい
    ることを特徴とする特に自動車のクラッチ用のトルクダ
    ンパー装置。
JP50050213A 1974-04-24 1975-04-24 特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置 Expired JPS598693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7414147 1974-04-24
FR7414147A FR2268994A1 (en) 1974-04-24 1974-04-24 Torsional vibration damper for motor vehicle clutches - has number of pre-loaded springs in pockets in concentric discs
FR7428507A FR2282577A2 (fr) 1974-08-20 1974-08-20 Dispositif amortisseur de torsion, notamment pour embrayage de vehicule automobile
FR7428507 1974-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50148740A JPS50148740A (ja) 1975-11-28
JPS598693B2 true JPS598693B2 (ja) 1984-02-27

Family

ID=26218297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50050213A Expired JPS598693B2 (ja) 1974-04-24 1975-04-24 特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS598693B2 (ja)
AR (1) AR209100A1 (ja)
DE (2) DE2518258A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989009888A1 (en) * 1988-04-05 1989-10-19 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Clutch disc assembly

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2411999A2 (fr) * 1977-02-25 1979-07-13 Ferodo Sa Friction d'embrayage a moyeu amortisseur pour vehicule automobile
DE2727725C2 (de) * 1977-06-21 1985-06-05 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Kupplungsscheibe mit Torsionsdämpfeinrichtung
JPS54155052U (ja) * 1978-04-19 1979-10-27
US4485909A (en) * 1982-06-14 1984-12-04 Borg-Warner Corporation Multiple stage vibration damper
JPS59160926U (ja) * 1983-04-12 1984-10-27 株式会社 大金製作所 ダンパ−デイスク
JPS6141019A (ja) * 1984-07-31 1986-02-27 Daikin Mfg Co Ltd ダンパ−デイスク
GB9610253D0 (en) * 1996-05-16 1996-07-24 Holset Engineering Co An isolating device
DE10002830B4 (de) * 1999-02-01 2009-12-03 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Kupplungsscheibe
DE102019124686A1 (de) * 2019-09-13 2021-03-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehbauteilanordnung und Drehschwingungsdämpfer
DE102019124687A1 (de) * 2019-09-13 2021-03-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehschwingungsdämpfer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989009888A1 (en) * 1988-04-05 1989-10-19 Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho Clutch disc assembly

Also Published As

Publication number Publication date
DE7513221U (de) 1975-08-14
DE2518258A1 (de) 1975-11-06
AR209100A1 (es) 1977-03-31
JPS50148740A (ja) 1975-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3800931A (en) Clutch disc
JPS62372B2 (ja)
US3514974A (en) Noise prevention device in torsional vibration
JPS598693B2 (ja) 特に自動車のクラツチ用のト−シヨンダンパ−装置
US6029793A (en) Damper disk assembly
JPS62184261A (ja) トランスミツシヨン用ダンパタイプフライホイ−ル
US6488139B1 (en) Damper mechanism
US4144959A (en) Clutch disk assembly
JPH0461210B2 (ja)
JPS5817228A (ja) クラツチデイスク
JPS6250688B2 (ja)
JPS63289328A (ja) 車両のパワートレーン内に設けた構成部材
JPS58124829A (ja) 摩擦クラツチ用被動プレ−ト
JPS5841382Y2 (ja) クラツチデイスク
JPS5841383Y2 (ja) クラツチデイスク
JPH0253647B2 (ja)
JPS58196324A (ja) クラツチデイスク
JPS5824020Y2 (ja) クラツチデイスク
JPH042811B2 (ja)
JPH0542264Y2 (ja)
JPH0137223Y2 (ja)
JPS5841384Y2 (ja) クラツチデイスク
JPH0368245B2 (ja)
JPH0545846Y2 (ja)
JPH03272325A (ja) クラッチディスク