JPS598307B2 - ネツコウカセイヒフクソセイブツ - Google Patents

ネツコウカセイヒフクソセイブツ

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JPS598307B2
JPS598307B2 JP50056835A JP5683575A JPS598307B2 JP S598307 B2 JPS598307 B2 JP S598307B2 JP 50056835 A JP50056835 A JP 50056835A JP 5683575 A JP5683575 A JP 5683575A JP S598307 B2 JPS598307 B2 JP S598307B2
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JP
Japan
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methacrylate
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JP50056835A
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誠吾 岩瀬
俊一 児玉
忠 渡辺
哲夫 福井
幸夫 鈴木
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水溶性熱硬化型アクリル樹脂を乳化剤として
架橋性不飽和単量体を含むビニル単量体を乳化重合させ
て得られる重合体水性分散液と要すればアミノ樹脂とか
らなる機械的性質、耐水性、耐薬品性などの著しく改良
された焼付塗膜を与え、しかも揮発性物質中の有機溶剤
量が少ないため大気汚染、水質汚染防止に効果的な熱硬
化型水性被覆組成物に関するものである。
従来、大気汚染防止などの公害対策として熱硬化型の水
性塗料が広く使用されているが、この水性塗料を大別す
ると樹脂成分が水中に分散している水分散型と、水中に
溶解している水溶液型の2種類になるが現段階ではいず
れも満足すべきものがなく、いくつかの欠点をもつてい
る。
たとえば、本発明が目的とする水分散型水性塗料におい
ては生成塗膜の光沢が劣ること、乳化剤として用いられ
る界面活性剤が塗膜中に残存するため耐水性、耐候性が
満足でないこと、水溶性アミノ樹脂等の架橋剤を併用し
ても水性分散液中の分散粒子との融合、均一な混合が不
十分なために硬化性が足りず、一般に耐水性および耐爵
剤性に劣ること等があげられる。本発明は、士述の問題
点を解消するため従来の界面活性剤を用いた乳化重合体
の水性塗料における上記の欠点を改良すべく種々研究し
た結果、到達したものである。
即ち、本発明は、囚アクリル酸ヒドロキシアルキルおよ
び/またはメタクリル酸ヒドロキシアルキル5〜60重
量%、アクリル酸および/またはメタクリル酸5〜20
重量?、次の一般式(式中Rは水素原子またはメチル基
を、R篭水素原子または、CnH2O+1でnは1〜4
の数字を示す。
)で表わされる化合物(1)5〜20重量70、および
アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエ
ステル、スチレンおよびスチレン誘導体から選ばれた少
くとも1種の共重合可能なモノエチレン系不飽和単量体
30〜85重量?を共重合せしめ中和して得られる水洛
性共重合体を乳化剤として、該化合物(1)5〜50重
量%、およびビニル単量体50〜95重量?からなる単
量体混合物を乳化重合せしめた重合体水性分散液と、(
B)アミノ樹脂とよりなり、8の含有量が固形分として
(8)および(3)の和に対して40重量%以下であり
、それに含有される揮発性物質中の有機溶剤の含有量が
3〜30重量?であることを特徴とする熱硬化性被覆組
成物を提供する。本発明において用いる乳化剤の第1成
分であるアクリル酸ヒドロキシアルキルまたはメタクリ
ル酸ヒドロキシアルキルとしては、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシプロピルなどが使用でき、その量は5〜60重
量?好ましくは10〜40重量?用いるのが適当であり
、5重量?より少ない場合は架橋性の低下により、また
60重量?より多い場合は親水性基の増大によりいずれ
も塗膜の耐水性が劣る。
さらに第2成分(アクリル酸および/またはメタクリル
酸)は5〜20重量70の範囲内で用い、第2成分の量
およびその中和量により重合体水性分散液の粒子径を任
意に調節することが可能である。第2成分が5重量?よ
り少ない場合には、安定な重合体水性分散液が得られず
、また20重量%より多い場合は、得られた重合体水性
分散液は粘稠となり、やはり安定性に劣る。また、乳化
剤の第3成分である化合物()としては、たとえばN−
メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリル
アミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N−ブト
キシメチルメタクリルアミドなどの自己架橋性官能基を
有する単量体をあげることができ、その量は5〜20重
量?である。5重量%より少ないと十分な耐水性、耐薬
品性が得られず、また20重量?より多い場合には、該
乳化剤の製造時にゲル化する可能性があるため好ましく
ない。
さらに、該乳化剤の第4成分、すなわち上述の各成分と
共重合せしめて水?性共重合体(乳化剤)を形成し得る
モノエチレン系不飽和単量体としては、アクリル酸アル
キルエステル(たとえば、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル
、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シクロヘキシルな
ど)、メタクリル酸アルキルエステル(たとえば、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシルなど)スチレン
、置換スチレン類などをあげることができる。
本発明で使用する乳化剤は、上記割合からなる第1〜4
成分を有機溶媒中で適当な重合開始剤を用いて公知の方
法で共重合せしめ、中和せしめることによつて得られる
ここで用いる有機溶媒としては、メチル、エチル、イソ
プロピル、ブチルアルコールなどのアルコール系溶剤、
メチルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メ
チルカルビトール、カルビトール、ブチルカルビトール
などのエーテルアルコール系浩剤、メチルセロソルブア
セテート、セロソルブアセテートなどのエステル系浩剤
、アセトンなどのケトン系溶剤など水と自由に混和し得
る醇剤が用いられる。また、重合開始剤としては、アゾ
ビスイソブチロニトリルなどのアゾ系化合物、過酸化ベ
ンゾイルなどの過酸化物、過安息香酸t−ブチルなどの
過酸エステル、過硫酸アンモニウムなどと鉄塩とからな
るレドツクス系を用いることができる。さらに、かかる
共重合体に若干の不飽和基を導入することが可能であり
、これらの不飽和基は乳化重合において共重合反応に参
加し得るためより安定性の良好な重合体水性分散液を得
ることができる。
不飽和基導入の方法としては、たとえば該共重合体中の
カルボキシル基の一部に反応する量のメタクリル酸グリ
シジルを塩基性触媒の存在下に反応させることにより、
メタクリル基を共重合体側鎖に導入できる。このように
して得られた共重合体溶液から、適当量の有機溶剤を常
圧下または減圧下で留去した後、該共重合体を塩基性物
質の添加により少なくともカルボキシル基の50%以上
中和し、水で所望の濃度に希釈することによつて、本発
明で用いる重合体水性分散液の乳化剤が得られる。
この場合、中和量は70%以上が好ましく、用いる塩基
性物質としては、アンモニア、メチルアミン、ジメチル
アミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルア
ミン、トリエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどがある
。本発明で用いる重合体水性分散液は、かかる水爵性共
重合体を乳化剤として、前記化合物(1)とビニル単量
体とからなる単量体混合物を乳化重合せしめることによ
つて得られる。
単量体混合物中における化合物(1)の量は5〜50重
量?、好ましくは5〜30重量%が適当である。該化合
物(1)が5重量%より少ない場合には、機械的性質、
耐水性、耐薬品性の著しく改良された焼付塗膜を得ると
いう本発明の目的を達成できないし、また50重量?よ
り多いと塗膜の機械的性質および耐水性が低下する。さ
らに、ビニル単量体としては、前記乳化剤の第4成分で
あるモノエチレン系不飽和単量体の他に、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸ヒドロキシアルキル、メタク
IJ/レ酸ヒドロキシアルキルなどもあげることができ
る。
本発明の重合体水性分散液は、前記乳化剤と該単量体混
合物とを固形分換算重量比で前者;後者5:95〜40
:60の割合で使用して、通常の乳化重合法に従つて行
なう。
なお、必要に応じて乳化重合に通常用いられる界面活性
剤を性能を低下させない範囲で該乳化剤と併用すること
もできる。かくして得られた重合体水性分散液は、機械
的安定性、熱安定性にすぐれており、貯蔵安定性が良好
である。
該重合体水性分散液単独で用いても、本発明の目的とす
る機械的性質、耐水性、耐薬品性の著しく改良された焼
付塗膜を得ることができるが、さらに、必要に応じつア
ミノ樹脂を加えることで上述の塗膜性能を飛躍的に向上
できる。
アミノ樹脂としては種々の構造のものが用いられるが、
たとえば、ジ一、トリ一、テトラ一、ベンダー、あるい
はヘキサメチロールメラミンおよびその誘導体、尿素−
ホルムアルデヒド縮合物、尿素−メラミン共縮合樹脂、
ベンゾグアナミンなどをあげることができるが、特にメ
ラミン樹脂が好ましい。該重合体水性分散液囚とアミノ
樹脂03)との配合比率は、(B)の含有量が、固形分
として、(4)および8の和に対して40重量?以下で
あるごとき範囲にあり、好ましくは5〜30重量%の範
囲にある。この範囲外の配合では耐水性、耐洛剤性など
の塗膜性能に欠陥を生じ本発明の目的を達成しない。本
発明による重合体水性分散液は、顔料に対し親和力があ
るので、顔料分散剤としての他の公知の水溶性樹脂を特
に必要としないが、本発明の重合体水性分散液100重
量部(固形分)に対して50重量部以内の割合で添加し
てもさしつかえない。
さらに本発明の組成物の特徴の一つは、揮発性物質中の
有機溶剤の割合が3〜30重量?であることにある。有
機溶剤の量がこの範囲にあることにより、大気汚染防止
上問題ない。ここで揮発性物質とは沸点が常圧で300
℃以下の物質をさし、具体的には水、および有機浩剤が
これにあたる。本発明の組成物は必要に応じて、各種の
無機顔料および有機顔料、各種の充てん剤、添加剤など
を配合することができる。
本発明の組成物を塗装する方法としては、ハケ塗り、浸
漬塗り、スプレー塗装、ローラー塗装、または電着塗装
など、周知の各種塗装方法が用いられる。
本発明の組成物は塗装後加熱して硬化せしめる。
加熱硬化の条件は該組成物中の架橋性官能基の含有量、
膜厚、溶剤の種類などにより異なるが、通常80〜25
0℃、好ましくは100〜180℃の温度範囲の適当な
温度で10〜60分加熱処理することにより、耐水性、
耐溶剤性のすぐれた塗膜を形成させ得る。なお、予め該
組成物中にNH4Cl,NH4NO3,(NH4)2H
P04,(COOH)2、P−トルエンスルホン酸など
の通常の架橋触媒を該組成物の固形分に対して0.5〜
1.0重量%添加配合することもでき、加熱硬化条件を
低下させるのに有効である。
本発明の特徴とするところは、重合体水性分散液におい
て、その分散粒子のみならず、乳化剤自身にも自己架橋
性単量体〔化合物(1)〕を使用しているため、該水性
分散液単独、または該重合体水性分散液にアミノ樹脂を
配合し、架橋触媒の存在下または不存在下で被膜を形成
せしめ加熱処理すれば乳化剤同志、重合体(分散粒子)
同志、乳化剤と重合体間、さらには分散粒子と外部架橋
剤(アミノ樹脂)間で緻密な三次元網目構造を形成する
ため塗膜物性を著しく向上させ、十分な硬度をもちかつ
強靭な、そして耐水性、耐薬品性、耐醇剤性にすぐれた
光沢のよい塗膜を得られるのである。
また、本発明の組成物における揮発性物質中の有機溶剤
量が3〜30重量%であることにより、現行の有機浩剤
を多量に使用しなければならない水溶液型塗料に比べ揮
発性物質中の有機后剤量を少なくでき、大気汚染防止に
著しく効果的である。さらに従来の乳化重合法による水
分散型塗料および水溶液型塗料との比較で本発明により
得られる効果を説明すると次のようになる。まず、従来
の乳化重合法により得られた水分散型塗料では界面活性
剤が塗膜中に残存するため、塗膜の耐水性、耐候性が満
足でなく、また光沢も劣つている。
しかし、本発明による組成物の製造においては通常の界
面活性剤を使用する必要がなく、しかも得られる重合体
水性分散液の粒子径が極めて小さいため、上述の欠点は
ない。また、従来の水洛液型塗料では基体樹脂の水溶化
のために多量のカルボキシル基を必要とし、これらは塗
膜中に残存して耐アルカリ性、耐水性耐候性の不良とい
う欠点につながる。
これに対して本発明の重合体水性分散液は全体に対する
カルボキシル基の量が少なくてすみ、上述のような欠点
はほとんどない。さらに、現行の水后液型塗料では限界
のある塗装時の不揮発分を上げることが可能となり、塗
装作業性も良好となる。以下実施例で本発明を説明する
実施例および比較例中?は重量%を表わす。製造例 1 ヒドロキシエチルメタクリレート 5重量部アクリル
酸 20重量部N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド 20重量部スチレン
30重量部メタクリル酸エチル
25重量部アゾビスイソブチロニトリル 1重
量部を、120℃に加熱した100重量部のセロソルブ
中に滴下し、7時間かけて重合を行なつた後、溶剤70
重量部を留去させ、トリエチルアミンで当量中和し、水
を加えて15%の水醇液した。
この水溶液100重量部に、メタクリル酸メチル
24重量部アクリル酸エチル
15重量部N−ブドキシメチルアクリルアミド 15重
量部N−メチロールメタクリルアミド 3重量部ヒド
ロキシエチルメタクリレート 3重量部を加えて1時
間撹拌した後、過硫酸アンモニウム1重量部を水10重
量部に溶かして加え75℃で4時間加熱したところ固形
分44%で粘度250センチポイズの重合体水性分散液
が得られた。
この分散液は40℃で1力月間放置しても粘度の変化が
なく、凝集物もなく安定であつた。この重合体水性分散
液100重量部にブチルセロソルブ4重量部を加え水で
希釈してフオードカツプ#4で30秒にしたところ固形
分3970、揮発性物質中の有機酔剤量13%の塗料が
得られた。これを鉄板に塗装し160℃で20分間焼付
けた。実施例 1 製造例1で得られた重合体水性分散液179重量部にメ
チル化メチロールメラミンの1種であるHM−100(
80%ブチルセロソルブ醇液)〔住友化学工業(株)製
商品名〕37重量部、ブチルセロソブル10重量部を加
えて塗料を作製し、水で希釈してフオードカツプ#4で
30秒にしたところ固形分34%、揮発性物質中の有機
溶剤量11%であつた。
これを鉄板にスプレー塗装し140℃で30分間焼付け
た。実施例 2 製造例1で得られた重合体水性分散液205重量部にブ
トキシメチル化メラミンの1種であるユーバン20SE
(50%n−ブタノール/キシロール混合溶液)〔三井
東圧化学(株)製商品名〕10重量部、ブチルセロソブ
ル10一重量部を加えて塗料を作製し、水で希釈してフ
オードカツプ#4で30秒にしたところ固形分35%、
揮発性物質中の有機洛剤量12%であつた。
これを鉄板にスプレー塗装し140℃で30分間焼付け
た。実施例 3 ヒドロキシエチルメタクリレート 10重量部アクリル
酸 5重量部メタクリル酸
3重量部スチレン
40重量部メタクリル酸エチル
42重量部アゾビスイソブチロニトリル 2重量
部を、120℃に加熱した100重量部のセロソルブ中
に滴下し、7時間かけて重合を行なつた後、溶剤80重
量部を留去し、トリエチルアミンで中和して水を加え2
5%の水爵液を作る。
この水酪液80重量部を用いてチタン白JR−600E
〔帝国化工(株)製商品名〕100重量部をボールミル
にて分散し、製造例1で用いた重合体水性分散液114
重量部、HM−100を37重量部、ブチルセロソルブ
10重量部加えて塗料を作製し、水で希釈してフオード
カツプ#4で30秒にしたところ固形分50%、揮発性
物質中の有機?剤量13%であつた。これを鉄板にスプ
レー塗装したところ塗装作業性にすぐれており、140
℃で30分間焼付けた。実施例 4 実施例3で用いた25%の水?液80重量部にりアルミ
顔料5重量部を分散し、製造例1で用いた重合体水性分
散液114重量部、HM−100を37重量部、ブチル
セロソルブ10重量部を加えて塗料を作製し、水で希釈
してフオートカツプ#4で30秒にしたところ固形分3
5%、揮発性物質中の有機醇剤量13%であつた。
これを鉄板にスプレー塗装したところ塗装作業性がすぐ
れており、140℃で30分間焼付けたところメタリツ
ク感にすぐれた塗膜が得られた。実施例 5 ヒドロキシエチルアクリレート 30重量部メタクリル
酸 10重量部N−メチロールアクリ
ルアミド 5重量部メタクリル酸メチル
25重量部アクリル酸ブチル 30重量部
アゾビスイソブチロニトリル 1重量部を、加熱還
流させた100重量部のイソプロピルアルコール中に滴
下し、7時間かけて重合を行なつた後、洛剤70重量部
を留去させアンモニア水で中和し、水を加えて20%の
水溶液にした。
この水溶液100重量部に、スチレン
12重量部メタクリル酸イソブチル
10重量部N−メチロールアクリルアミド 5重量
部ヒドロキシエチルメタクリレート 3重量部を加え
て1時間撹拌した後、過硫酸カリウム1重量部を水10
重量部に浩かして加え75℃で4時間加熱したところ固
形分36%で粘度260センチポイズの重合体水性分散
液が得られた。
この分散液は40℃で1力月間放置しても粘度の変化が
なく、凝集物もなく安定であつた。この重合体水性分散
液194重量部にHM−100を37重量部、ブチルセ
ロソルブ10重量部加えて塗料を作製し、水で希釈して
フオードカツプ#4で30秒にしたところ固形分32%
、揮発性物質中の有機爵剤量11%であつた。これを鉄
板に塗装し、140℃で30分間焼付けた。実施例 6 ヒドロキシエチルメタクリレート 60重量部アクリル
酸 5重量部メタクリル酸メチ
ル 30重量部N−メチロールアークリル
アミド 5重量部アゾビスイソブチロニトリル
1重量部を、120℃に加熱した100重量部のセ
ロソルブ中に滴下して7時間かけて重合を行なつた後、
グリシジルメタクリレート 2重量部ハイドロキノ
ン 0.05重量部ジメチルアミノエタノー
ル 0.5重量部を加えてさらに6時間加熱を続けた
この溶液から浩剤70重量部を留去させトリエチルアミ
ンで中和した後、水で希釈し8%の水溶液とした。この
水洛液100重量部に、スチレン
40重量部アクリル酸エチル 28重量
部N−メチロールアクリルアミド 5重量部n−ドデ
シルメルカプタン 0.1重量部を加えて1時間撹
拌した後、過硫酸アンモニウム1重量部を水10重量部
に溶かして加え75℃で4時間加熱したところ固形分4
4%で粘度95センチポイズの重合体水性分散液が得ら
れた。
この分散液は40℃で1力月間放置しても粘度の変化が
なく、凝集物もなく安定であつた。この重合体水性分散
液159重量部にHM−100を37重量部、ブチルセ
ロソルブ10重量部加えて塗料を作製し、水で希釈して
フオードカツプ#4で30秒にしたところ固形分35%
、揮発性物質中の有機醇剤量10%であつた。これを鉄
板に塗装し、140℃で30分間焼付けた。比較例 1 製造例1で用いた化合物のうち、N−ブトキシメチルア
クリルアミドをアクリル酸ブチルに、N−メチロールメ
タクリルアミドをメタタリル酸2−ヒドロキシエチルに
代えた以外はすべて製造例1と同様にして重合体水性分
散液を作成した。
この重合体水性分散液を用いて実施例2と同様にして塗
料を作成した。該塗料(フオードカツプ#4で30秒)
は固形分34%、揮発性物質中の有機溶剤量11%であ
つた。これを鉄板にスプレー塗装し、140℃で30分
間焼付けた。比較例 2 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(界面活性剤)2重
量部および過硫酸アンモニウム0.7重量部を含む水浩
液92重量部に、製造例1の重合体水性分散液の乳化剤
および分散粒子の全体を構成するモノマー成分、すなわ
ち、ヒドロキシエチルメタクリレート3.75重量部、
アクリル酸3重量部、N−ブトキシメチルアクリルアミ
ド18重量部、スチレン4.5重量部、メタクリル酸エ
チル3.75重量部、メタクリル酸メチル24重量部、
アクリル酸エチル15重量部、N−メチロールメタクリ
ルアミド3重量部を滴下し、80℃で乳化重合を行なつ
たところ、固形分45%の水性分散液が得られた。
この水性分散液156重量部に、トリエチルアミンを加
えて当量中和し、セロソルブを20重量部およびHM−
100を37重量部加えて作成した塗料を水で希釈して
フオードカツプ#4で30秒にしたところ、固形分44
%、揮発性物質中の有機浩剤24%であつん。これを鉄
板にスプレー塗装し、140℃で30分間焼付けた。比
較例 3 製造例1の重合体水性分散液の乳化剤および分散粒子の
全体を構成するモノマー成分、すなわち、ヒドロキシエ
チルメタクリレート3.75重量部、アクリル酸3重量
部、N−ブトキシメチルアクリルアミド18重量部、ス
チレン4.5重量部、メタクリル酸エチル3.75重量
部、メタクリル酸メチル24重量部、アクリル酸エチル
15重量部、Nーメチロールメタクリルアミド3重量部
およびアゾビスイソブチロニトリル0.75重量部から
なる混合物を、120℃に加熱した75重量部のセロソ
ルブに滴下し、7時間かけて重合を行なつた後、セロソ
ルブ35重量部を留去させ、トリエチルアミンで当量中
和し、水を加えて20%水溶液とした。
次に該水溶液350重量部にHM−100を37重量部
加え、水で希釈してフオードカツプ#4で30秒にした
ところ、固形分20%で、揮発性物質中の有機溶剤12
%であつた。これを鉄板にスプレー塗装し、140℃で
30分間焼付けた。比較例 4ヒドロキシエチルメタク
リレート22重量部、アクリル酸20重量部、N−ブト
キシメチルアクリルアミド3重量部、スチレン30重量
部、メタクリル酸エチル25重量部およびアゾビスイソ
ブチロニトリル1重量部を、120℃に加熱した100
重量部のセロソルブ中に滴下し、7時間かけて重合を行
なつた後、セロソルブ70重量部を留去させ、トリエチ
ルアミンで当量中和し、水を加えて15%の水溶液とし
た。
この水酪液を用いた以外は、すべて実施例2と同様にし
て、フオードカツプ#4で30秒の塗料を製造した。該
塗料の固形分は34%で、揮発性物質中の有機洛剤量1
1%であつた。この塗料をスプレーで鉄板に塗装し、1
40℃で30分間焼付けた。比較例 5 ヒドロキシエチルメタクリレート3重量部、アクリル酸
20重量部、N−ブトキシメチルアクリルアーミド22
重量部、スチレン30重量部、メタクリル酸エチル25
重量部およびアゾビスイソブチロニトリル1重量部を、
120℃に加熱した100重量部のセロソルブ中に滴下
し、7時間かけて重合を行なつた後、セロソルブ70重
量部を留去させ、トリエチルアミンで当量中和し、水を
加えて15%の水醇液とした。
この水溶液を用いた以外は、すべて実施例2と同様にし
て、フオードカツプ#4で30秒の塗料を製造した。該
塗料の固形分は34%で、揮発性物質中の有機溶剤量は
11%であつた。この塗料をスプレーで鉄板に塗装し、
140℃で30分間焼付けた。性能試験結果 上記実施例および比較例で得たフオードカツプ#4で3
0秒に希釈した組成物の性状および焼付塗膜の性能試験
結果を次表に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)アクリル酸ヒドロキシアルキルおよび/また
    はメタクリル酸ヒドロキシアルキル5〜60重量%、ア
    クリル酸および/またはメタクリル酸5〜20重量%、
    次の一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはメチル基を、R′は水素原子
    、またはC_nH_2_n_+_1でnは1〜4の数字
    を示す。 )で表わされる化合物( I )5〜20重量%、および
    アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエ
    ステルおよびスチレンから選ばれた少くとも1種の共重
    合可能なモノエチレン系不飽和単量体30〜85重量%
    を共重合せしめ中和して得られる水溶性共重合体を乳化
    剤として、該化合物( I )5〜50重量%、およびビ
    ニル単量体50〜95重量%からなる単量体混合物を乳
    化重合せしめた重合体水性分散液と、(B)アミノ樹脂
    とよりなり、(B)の含有量が固形分として(A)およ
    び(B)の和に対して40重量%以下であり、それに含
    有される揮発性物質中の有機溶剤の含有量が3〜30重
    量%であることを特徴とする熱硬化性被覆組成物。
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