JPS5982868A - 熱滅菌された中空糸型物質移動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高温高圧蒸気雰囲気中にて熱滅菌された中空糸
型物質移動装置に関するものである。

ここに言う血液透析装置とＱよ、半透膜を血液と透析液
との間に介在せしめて、キの浸透圧の差を利用して血液
中の老廃物を透析液に移行させたり、限外濾過によって
血液中の水分を除去するためのものであり、一般に人工
腎臓と呼ばれている。現在、血液透析装置Ｃよ、その数
構的特徴によって一般にコイル型、平板型、中空糸型の
王者に分類することができる。これらのものは、無菌の
状態で提供されねばならないことが不可欠なことであり
、現在その滅菌法として、エチレンオギサイドガス、ガ
ンマ線、ホルマリン滅菌が掲けられ、大きく分けて乾燥
状態と湿潤状態がある。

中空糸型血液透析装置は、酢酸セルロース等の内径約２
００〜３００μ程度の中空糸をｉ　ｏ、ｏ　ｏ　ｏ本前
後束状にして、中空糸内部に血液を、中空糸外部に透析
液を流して血液透析を行なうものであるから、その中空
糸の使用のため、滅菌にあなってはコイル型、平板型に
比べて種々の問題点を生ずるものである。すなわち、病
院における使用時に乾燥状態（エチレンオキサイドガス
。

ガンマ線）で滅菌されたものは、中空糸内部が非常Ｑて
細い毛細管になっているため、液体の通りが悪くまた空
気抜きの面倒もある。このようなことから出来れば湿っ
た状態で提供されれば、使用時ｖ′ｃ赴ける液体の流入
あるいは空気抜きといった面倒がないし、寸な中空糸の
破損をも防ぐことができる。そこでホルマリンを装置内
に充填して滅菌されたものもあるが、これは使用１１ｊ
における洗滌といった別の問題を生ずる。大ｈ４の水で
１時間程度洗滌してもホルマリンは児全に洗い流すこと
はできず、残溜するものである。このように中空糸型血
液透析装置の滅菌方法についてＬ／よそれぞれ一長一短
があり、末だ確立された方法がないのが現状である。

本発明は上記事情に鑑み、本発明の目的に、使用時ｖｃ
　、ｉ？ける液体の流入あるいは空気抜きといった面倒
をなくし、また洗滌といった手間もフエ＜、使用できる
よう熱滅菌された中空糸型血液透析装置を提供すること
にある。

すなわち、本発明は、血液室と透析液あるいは酸素室の
二つの室をもち、該血液室に通ずる血液のための導入通
路および排出通路と、該透析液あるいは酸素室に通ずる
透析液あるいは酸素のための流入通路および流出通路と
から成る中空糸型物質移動装置において、該装置の該血
液室および透析液あるいは酸素室は人体に無害な蒸発性
充填物質で実質的に充填され、該導入通路、該排出通路
、該流入通路および該流出通路は密封部材で密封され、
該装置全体は高温高圧蒸気処理されていることを特徴と
する熱滅菌された中空糸型物質移動装置である。

以下、本発明を図面に沿って説明する。図面中、同一符
号は同一のものを示す。第１図に一般的な中空糸型血液
透析装置ｌが示されている。

血液は導入通路２より導入され中空糸３の内部を通って
損出通路４より排出される。これに刈Ｌ、透析液に流入
通路５より流入し、中空糸３の外部を通って流出通路６
から流出され、中空糸３を介して透析が行なわれる。装
置ｌは血液の通る１１１１液室７と透析液が通る透析液
室（人工肺の場合であれば酸素室になる。）８の二つの
室Ｑこ漏れのないように分かれている。

本発明は先ず、血液室７に人体に無害な蒸発性充填物質
、例えば生理食塩水、水等を減圧充填法を用いて血液室
７の内部を減圧して、はぼ１００％の搦で充填する。減
圧充填法を使用すれＣよ中空糸内部の如く非常に細い箇
所でも無理なく液体を充」］宣することができる。次に
透析液室８にも１０［液室７と同様、蒸発性充填物質で
もって、はＶＪ、　ｌ　（１０％になる１で充填する。

この１易合ｔｉｃ　Ｉｔよ特に減圧充填法を使用しなく
ともよい。

充填完ｒ後、尋人通路２．排出通路４．流入通路５そし
て流出通路６を密封部月２３＋　４ａ＋　５ａ＋６３（
例えばゴム栓）を被せて装置１内の蒸発性充填物質が漏
れないようにした後、装置１全体を過−トクレープ内の
高温８６圧蒸気中に設置して滅ｄｔＡを行なう。Ｊ［＋
１常、オートクレーブ内は１００　’〜］　３０　’Ｃ
程度の温度でかつ蒸気圧１〜３に９／ｃｎＩの条件を有
し、この範囲内で自由に温度および圧力を調節できる。

装ｇ、１は、１１７°Ｃ，１゜５Ｋｇ　／　ｃｒｌの条
件のオートクレーブ内に約３０分間放置すれは確実に滅
菌される。この場合に外筒９、固定キャップ１０．キャ
ップ１１はオートクレーブ内の温度に耐える程度のもの
であればよく、ポリカーボネート、ポリプロピレン等の
合成樹脂で作られるのが好捷しい。才だ、中空糸３自体
も熱により変化を受けないものを選択する必要があり、
再生セルロース等が好ましい。

要するに装置１を形成している利料がオートクレーブ内
の温度に耐えるものであればよく、特に限定されない。

このように中空糸型物質移動装置を滅菌すれば、装置内
を確実に滅菌でき透析開始時における洗滌、空気抜きの
手間がなく、また装置内に液体があらかじめ詰まった状
態であるから、直ちに血液を中空糸内に導入できる等の
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ｅよ一般の中空糸型血液透析装置の一部破断側曲
図１． １・・中空糸型血液透析装置、２・・・７ｎ人通路、４
・・・ｔＩｌｉ出ｊＱ路、５・・・流入通路、６・・・
流出通路、７・・・血液室、８・・透析液室、 ２ａ＋　４ａ＋　５ａ＋　ＣＩａ・・・密封部拐。 出）Ｊｉ人　　テルモ株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　血液室と透析液あるいは酸素室の二つの室をもち、
   該血液室に通ずる血液のための導入通路および排出通路
   と、該透析液あるいは酸素室に通ずる透析液あるいＱｉ
   酸素のための流入通路および流出通路とから成る中空糸
   型物ｑ′（移動装置ＱＣｉ？いて、該装置の該血液室お
   よ０・祷析液あるいは酸素室は人体に無害な蒸発性充Ｊ
   ｊＡ物質を実質的に充填され、該導入通路。 該排出通路、該流入通路および該流出通路は蜜月ｆｆ１
   −相で密封され、該装置全体＆、１高温高圧蒸気処ＢＨ
   されていることを特徴とする熱滅菌された中空糸型物ｆ
   ｌｆ移動交置装