JPS5982134A - プレス方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、金属製品を加工するプレス方法に係り、さら
に詳細には、製品を所定の温度に保ったままプレスする
ことができるプレス方法に関する。

従来技術 金属板その他の被加工物をプレスして加工する際には、
被加工物の材質及び加工度合によって。

あらかじめ被加工物を熱処理することが多い。被加工物
がアルミニウムの場合は、その材料特性。

加工度に応じて、それぞれに適した熱処理が行なわれて
いる。例えば、熱処理型合金で加工度の低い作業の場合
には、Ｔｓ処理後いき々リプレス加工に入る。加工度の
高い場合には、事前に焼なましを行ない、プレス後Ｔ６
処理を行なうのが一般的である。

非熱処理型合金では、加工度の低い場合には熱処理を必
要としないが、加工度が高くなると事前の焼なましを必
要としている。

一方、この他にそのような合金特性とはけなれて、加工
中、材料自身に温度を与えることでも加工性は増大する
。この場合、温度を上昇させれば加工度は増大してゆく
が、熱処理型合金では、温度の上げ過ぎが常温での強度
劣下を引き起すため。

その温度管理は細心の注意が必要となっている。

このような熱間プレス法でも、熱処理（Ｔａ処理）の必
要性は前述の内容と変らない。

しだがってこの工程は、被加工物を１例えば焼入処理し
た後に、望ましい材料特性が得られる温度に別途昇温し
てプレス加工する方法が採用されている。しかしながら
、このような方法では、加熱炉で昇温した後、直ちにプ
レス加工するようにしても、潤滑のため油が塗布された
ダイヤパンチに熱を取られ５才だ外気にも放熱するので
、冷却されるのを免れることはできない。しかも、その
際被加工物の形状によっては、各部の冷却速度に差を生
じ、均一な温度にならず、とりわけ、加工を加え／とい
所が望ましい温度にならずにプレスに支障をきだすこと
がある。その上エネルギーの無１駄が大きいという欠点
をも有している。

昇温後加工時までの冷却に対処するだめ、あらかじめ低
下度合を予測し、被加工物の昇温を高目にしておくこと
も可能であるが、熱処理型合金では許容温度限界がある
ため許容温度を目いっばいに利用出来ない問題がある。

かつエネルギーの無駄もより大きくなる。

発明の目的 本発明は、上記欠点を防止したプレス方法を提供するこ
とを目的とするものである。

他の目的は、プレス加工時に被加工物全体を所望の温度
に均一にすることのできるプレス方法を提供することで
ある。

発明の構成 本発明は、被加工物を所定の温度に保った液体に浸漬し
たまま、当該液体中でプレス成形することを特徴とする
ものである。

前記液体は、エンジンオイル、オリーブ油、熱媒体油等
適宜のものを使用することができる。

被加工物は、下型に載せられているので、当然下型は前
記液体中にあるが、上型は必ずしも液体中にある必要は
々い。しかし、静止状態において。

」二型が液体外にあるときには、ヒーターを取り例けた
り、液体を循環させたりして加温することが望ましい講
た。液体を蓄える油槽を大きクシ、上型も液体中にある
ようにしてもよいのはいうまでもない。

被加工物が冷えている場合、液体中で所定温度に上昇す
るまで若干時間がかかり、その開時たなければならない
ので、被加工物をあらかじめ予熱しておくことが望まし
い。予熱には別途予熱槽を設けてもよいが、油槽自体を
大きなものとし、プレスする前の被加工物を当該液体で
予熱するようにしてもよい。

実施例 図示の実施例は１本発明方法を実施する装置の一例であ
り、ターボインペラーを加工するだめのものである。

ダイベース１は、プレステーブル２の上に断熱シート３
を介して載せられている。このダイベース１は、肉厚の
鉄板でほぼ正方形に形成されておもなるものである。本
実施例では、ダイベース１と側板４とを別体としである
が、これらを一体として油槽としてもよい。ダイベース
］には、その−側面から表面へ通じる孔７が設けられて
おり。

かつ−側板４ａの上端部にも孔８が設けられている。こ
の孔７，８間に油槽６内の油５を循環させるだめの油循
環装置９が取り付けられている。この油循環装置は、タ
ンク１０．ポンプ１１．加熱器１２及びこれらと前記孔
７，８とを連結するノくイブ１．３　、　］　４とから
なっている。タンク１０内には、ポンプ１１への出口部
にフィルター１５力；取り付けられている。これらの連
結は、タンク１０内の油５を、フィルター１５を介して
ポンプ１１へ送９．ポンプ１１から加熱器１２を通して
油槽６の下側の孔７へ送り、油槽６内の油５を上端の孔
８からパイプ１４を通してタンク１０へ戻すようになっ
ているこの循環装置９による循環中、前小 記のように加熱器１２を置き、冷却された油を加熱する
ことにより油を一定の温度に保つようになっている。ま
たフィルター１５によってプレス加工中に生じる屑を除
去している。

ダイベース１上には従来同様中央部には下型が取り付け
られ、その上に被加工物１６が置かれ。

これに対向するように放射状に複数の横型１７゜１７が
摺動自在に、かつバネ１８によって戻り摺性を与えられ
て配置されている。−力士下動するスライド１９に設け
られた上型ホルダー２０にｄ、。

上型２１，２１と、前記横型１７．１７を中心方向に摺
動させるだめのカム２２．２２とが取りイ」けられてい
る。これらの型、カムの構成は、被加工物１６の種類に
よって変わることはいうまでもない。

ダイベース１が油槽６の底部となり、油循環装置によっ
て油槽６内の油５が循環するようになっていること以外
、従来のプレス装置と格別具なる所はない。

従って、その操作も油中においてプレス加工が行われる
という以外従来のものと格別の差違はない。

発明の効果 油を用いると、２００°Ｃの昇温か可能であり。

かつ油は空気より粘性が高いので、被加工物、金型等に
対する対流による温度バラ付きが小さく。

雰囲気が完全につつみ込まれるため、被加工物。

金型への熱伝導が均一化される。従って、被加工物がた
とえ複雑外形状であり、薄肉、厚肉が混在するようなも
のであっても、全体として均一に所望の温度に保ったま
ま加工することができる。被加工物が所定の温度で加工
することができるので。

延性が均一に高まったときにプレス加工ができるように
なり２曲げ加工の自由度が増し、亀裂の発生を防止する
ことができ、不良率の低−ドを計ることができると同時
に、更に大きい曲げ加工も可能とな９．かつ成形精度の
向上をも計ることができる。

さらに、被加工物を所望の温度に保つことにより、被加
工物の耐力を低下させ、延性を増すことができるので、
内部応力を低下させることができ。

プレスの出力低下を計ることができる。すなわち。

金型の強度が高くなるという効果をも有する。

さらに、油中におけるプレス加工は、金型と被加工物と
の間に常に油が存在することになり、この油が潤滑油と
して働き、金型の確動性及び面Ｊ久性、被加工物のプレ
ス面の向上に役立つのみならず潤滑作業が不要と々る効
果をも有する。、さらに、被加工物が鋳物の場合、材料
によっては焼鈍の必要性があるが、この必要性が省略で
き。

材料選択の自由度が増す。

さらに、横型の熱分布を均一とすることができるので２
部品間の熱歪みが少なく、シかも油の介在で高温であり
ながら、より高い確動性を得るこことができる。

まだ５本実施例に示しだように循環装置を設けて油を循
環させ、その間にフィルターを設けておくと、下型が常
に清浄化され、プレスまわりへのプレス屑の飛散が防止
できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法を実施するプレス装置の断面図である。 ■　ダイベース　　４：側板　　５：油６　油槽　　１
４：被加工物　　１７：横型特許　出　願　人　日本軽
金属株式会社代理人弁理士紺野正幸

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被加工物を所定温度に保たれた液体中に浸漬し。 被加工物が所定温度に達した後当該液体中で前記被加工
   物をプレス成形するとよを特徴とするプレス方法。