JPS59736B2 - 歯車変速機の同期噛み合い装置 - Google Patents

歯車変速機の同期噛み合い装置

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JPS59736B2
JPS59736B2 JP51002203A JP220376A JPS59736B2 JP S59736 B2 JPS59736 B2 JP S59736B2 JP 51002203 A JP51002203 A JP 51002203A JP 220376 A JP220376 A JP 220376A JP S59736 B2 JPS59736 B2 JP S59736B2
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JP
Japan
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sleeve
meshing
rotating member
gear
thrust member
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JP51002203A
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賢二 武内
博己 長谷川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5285665A publication Critical patent/JPS5285665A/ja
Publication of JPS59736B2 publication Critical patent/JPS59736B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
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    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0618Details of blocking mechanism comprising a helical spring loaded element, e.g. ball

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯車変速機の同期噛み合い装置に関するもので
ある。
従来、歯車変速機に用いられているワーナ一式同期噛み
合い装置やビン式同期噛み合い装置は、シフト時スリー
ブによりナイザーリングを歯車と摩擦接触して同期した
後スリーブの内スプラインを歯車の外スプラインにかみ
合わせるようになっているが、このかみ合い時両者の相
対位置を規制するものがないため全く抵抗なくかみ合う
確率は極めて低く、殆んどの場合かみ合い直前に両者の
チャンファが接してかみ合いを案内している。
而して、シフトレバ−には同期の際ロックボール装置に
よる抵抗力と同期作用に要する非常に大きな力が作用し
、同期完了時一旦それらの力が殆んどなくなった後引き
続いてスプラインかみ合いの際の力が作用して所謂2段
入り現象を生じ、これがシフトフィーリングを低下する
原因になっていた。
また従来装置は、同期完了後はナイザーリングを歯車に
摩擦接触する力が作用しないため、スリーブの内スプラ
インが歯車の外スプラインにかみ合う迄の間にこの両者
に回転差が生じてスプラインかみ合い時にギヤ鳴りを生
じる虞れがあった。
本発明は以上の様な点に鑑みなされたものであり、歯車
変速機の変速時のギヤ鳴りの発生を抑えるとともに、シ
フトフィーリングを向上し得る歯車変速機の同期噛み合
い装置を提供するものである。
以下、本発明を図に基づき実施例について説明する。
第1図において、第1回転部材となる出力軸1は、第2
回転部材となる歯車2又は3を、当該軸と相対回転し得
るように支承する。
この歯車2゜3は図示しないカウンタ軸上の歯車とかみ
合い、図示しない入力軸と常時連動する。
この歯車2゜3はワーナ一式同期噛み合い装置4により
出力軸1に選択的に連結される。
ワーナ一式同期噛み合い装置4は、出力軸1にスプライ
ン連結され−・プ5、該−・ブ5にスプライン連結され
たスリーブ6、該スリーブ6の内スプライン6aとかみ
合い得るように歯車2に形成された外スプライン2as
スリーブ6の内スプライン6aとかみ合い得るように歯
車3に形成された外スプライン3as歯車2に形成され
たテーパ付摩擦面2b、歯車3に形成されたテーパ付摩
擦面3b、スリーブ6の内スプライン6aとかみ合い得
る外スプライン7a及び歯車2の摩擦面2bに対応する
摩擦面7bを有したカイザーリング11スリーブ6の内
スプライン6aとかみ合い得る外スプライン8a及び歯
車3の摩擦面3bに対応する摩擦面8bを有したカイザ
ーリング8、−・プ5の切り欠き部5a内に収容され且
つカイザーリング7,8の溝7c、8cに端部を係合し
たスラスト部材9、該スラスト部材90段付臭部9aと
スリーブ6の溝6bを係合させる一対の環状スプリング
10.11とから構成されている。
而して、スリーブ6は、第1回転部材となる出力軸1に
スプライン嵌合(固定)されたー・プ5にスプライン連
結されていることから、第1回転部材に軸方向にのみ摺
動変位可能に嵌合されていることになり、噛合部材を呈
し内スプライン6aの軸方向端部が第1噛合歯を呈して
いる。
歯車2又は3に形成された外スプライン2a又は3aは
、内スプライン6aに噛合するものであり第2回転部材
の第2噛合歯を呈している。
カイザーリングI又は8は、それに形成された溝7c又
は8Cに−・プ5の切り欠き部5a内に収容されたスラ
スト部材9の端部が係合しており、又、第2回転部材と
なる歯車2又は3の摩擦面2a又は3aに係合する摩擦
面7a又は8aを具備しており、第1回転部材に対し軸
方向に変位可能で且つ回転方向に所定の相対回動変位を
許容して係止されており第2回転部材に圧接され摩擦係
合するものとなり、同期作動部材を呈している。
スラスト部材9は、−・プ5の切り欠き部5a内に収容
されており第1回転部材に対して軸方向にのみ摺動変位
可能に連繋されており、又、環状スプリング10.11
により半径方向外側に附勢され琲附突部9aがスリーブ
6の溝6bに係合されており噛合部材に対して構台関係
をもって繋合されることとなり、押圧子を呈している。
スリーブ6は、図示しないシフトレバ−によりフォーク
軸12と該フォーク軸に固定され且つスリーブ6の外周
の溝に係合するフォーク13を介して摺動せしめられる
フォーク軸12はケース14により支承されており、こ
の両者間にはフォーク軸12を図示の中立位置、スリー
ブ6の内スプライン6aが歯車2の外スプライン2aと
かみ合うシフト位置、スリーブ6の内スプライン6aが
歯車3の外スプライン3aとかみ合うシフト位置のそれ
ぞれにおいて位置決めするロックボール装置15が設け
られている。
このロックボール装置15は、フォーク軸12に形成さ
れた3個の溝12a、12b、12cと、ケース14の
穴内に挿入されたボール16及びスプリング17とから
構成され、フォーク軸12が中立位置に位置せしめられ
た場合にはボール16がスプリング17により溝12b
に係合されてフォーク軸の中立位置を保持する。
シフトレバ−の操作によりスリーブ6が図示の中立位置
から例えば左方へ摺動せしめられる場合、スリーブ6が
少し移動したところで第2図の如くスリーブ6の溝6b
の右側面がスラスト部材90段付臭部9aの右側第1斜
面9bに当接し、スラスト部材9とスリーブ6との相対
変位を制止するよう抵抗力を附与する第1僕合を呈する
ことになる。
而して、これによりその後のスリーブ移動にスラスト部
材9が連動し、スリーブ6の内スプライン6aの左端が
カイザーリングIの外スプライン7aの右端に到達する
以前において、スラスト部材9の端部がカイザーリング
7に当接してカイザーリング、7の摩擦面7bと歯車2
の摩擦面2bとが摩擦接触し、スラスト部材9の端部と
溝7cとの係合によりスリーブ6とカイザーリングIと
の回転方向の位置決めがなされ、第3図の如く内スプラ
イン6aの左端のチャンファと外スプライン1aの右端
のチャンファとが対向した状態となる。
スリーブ6が中立位置からここまで移動される間、シフ
トレバ−には、ロックボール装置15のボール16が溝
12bの右側面との係合によりスプリング17に抗して
溝12b内から押し出されることになって抵抗力が作用
する。
スリーブ6が引き続き移動されると、第4図示の如くス
リーブ6の内スプラインの左端のチャンファがナイザー
リング7の外スプライン1aの右端のチャンファに当接
する。
スリーブ6がここまで移動スる間、シフトレバ−には、
ロックボール装置15のボール6が溝12b内から押し
出されることと、スリーブ6の溝6bの右側面とスラス
ト部材9の右側第1斜而9bとの係合によりスラスト部
材90段付臭部9aの1段目部分がスプリング10.1
1に抗して溝6b内から押し出されることによって抵抗
力が作用する。
スリーブ6が引き続き移動されようとすると、ナイザー
リング1がスリーブ6により押されてナイザーリング7
と歯車2との間の摩擦接触が強化すると同時に、その反
作用としてスリーブ6の移動が抑止され、同期作用が生
じる。
この同期作用中、シフトレバ−には同期作用に必要な非
常に大きな抵抗力が作用する。
同期が完了すると、内スプライン6aの左端のチャンフ
ァと外スプライン7aの右端のチャンファとの保合によ
りスリーブ6とナイザーリングIとが相対的に少し回動
し、第5図示の如く内スプライン6aが外スプライン7
aとかみ合う。
この時点では、ロックボール装置15のボール16の溝
12b内からの押し出しが完了し、また第6図示ノ如く
スリーブ6の溝6bの右側面がスラスト部材9の突部9
aの右側第2斜面9Cに当接し、スラスト部材9とスリ
ーブ6との相対変位を制止するよう別の抵抗力を附与す
る第2喫合を呈することになる。
而して、スリーブ6が引き続き移動されると、スリーブ
6の溝6bの右側面とスラスト部材9の突部9aの右側
第2斜而9cとの係合によりスラスト部材9の突部9a
の2段目部分がスプリング10.11に抗して溝6b内
から押し出され、これによってシフトレバ−に抵抗力が
作用する。
このようなスラスト部材9の突部9aの2段目部分の溝
6b内からの押し出しは、内スプライン6aの左端のチ
ャンファが歯車2の外スプライン2aの右端のチャンフ
ァに当接する直前まで行なわれてシフトレバ−に抵抗力
が作用する。
而して、内スプライン6aが外スプライン2aとかみ合
う際に内スプライン6aの左端のチャンファが外スプラ
イン2aの右端のチャンファに当接することよりシフト
レバ−に抵抗力が作用するが、この直前までシフトレバ
−に抵抗力が作用することにより、2段入り現象は消滅
する。
また、スラスト部材9の突部9aの2段目部分が溝6b
内から押し出される際には、スラスト部材9によりナイ
ザーリングIが押されてナイザーリングIと歯車2とが
摩擦接触し、これにより歯車2とスリーブ6との間に回
転差を生じるのが抑止され、従って内スプライン6aが
外スプライン2aとかみ合う際にギヤ鳴りを生じること
はない。
スリーブ6が中立位置から右方へ摺動する場合の作動は
、以上の説明から容易に理解されると思うので省略する
尚、図面ではスラスト部材9の突部9aを段付きとした
が、この替りに溝6bを段付きとしてもよい。
第7,8図に示す同期噛み合い装置において、101は
出力軸、102及び103は入力軸に連動する歯車であ
る。
歯車2の外スプライン2a及び摩擦面2bは歯車2と別
体に作られて歯車2に固定される。
同様に歯車3の外スプライン3a及び摩擦面3bも歯車
3と別体に作られて歯車3に固定される。
105は−・プ、106はスリーブ、107及び108
はナイザーリングである。
スリーブ106はその内スプライン106aをバブ10
5の外スプラインとかみ合い、ナイザーリング107,
108は外スプライン107a。
108aと摩擦面i orb 、i oabを有する。
スラスト部材109はバブ105により支持されて軸方
向へのみ摺動し得る部分Aと該部分に半径方向へのみ摺
動し得るように組み付けられた部分Bとから成る。
この部分Bの上端は半円筒面の突部109aK形成され
、との突部109aとスリーブ106の溝106bはコ
イルスプリング110により係合され、スラスト部材1
09がスリーブ106に対して構台関係をもって繋合さ
れることとなり、前述したと同様にスラスト部材109
が押圧子を呈している。
スリーブ106の溝106bは段付きに形成され、第1
斜面106c、106cと第2斜面106d。
106dを有する。
この第2斜而106d、106dは、スリーブ106が
図示の中立位置から左右へ摺動された際、同期完了時点
から内スプライン106aと外スプライン102a 、
103aがかみ合う直前の間においてスラスト部材10
9の突部109aと係合し、これにより2段入り現象が
消滅すると同時にギヤ鳴りも生じない。
而して、スラスト部材109の突部109aとスリーブ
部材106の第1斜面106cとの係合が、スラスト部
材109とスリーブ106との相対変位を制止するよう
抵抗力を附与する第1喫合を呈することになり、又、ス
ラスト部材109の突部109aとスリーブ部材106
の第2斜面106dとの係合が、スラスト部材109と
スリーブ106との相対変位を制止するよう別の抵抗力
を附与する第2喫合を呈することになる。
第9,10図に示す同期噛み合い装置において、201
は出力軸、202及び203は入力軸に連動する歯車で
ある。
歯車202.203は外スプライン202a、203a
と摩擦面202.203bを有す。
205は−・プ、206はスリーブで内スプライン20
6aを有する。
ナイザーリング207゜208は外スプライン207a
、208aと摩擦面207b 、208bを有す。
スラスト部材209はその下端を−・ブ205の半径方
向穴205内に挿入されている。
スラスト部材209の下端の外周は球面に形成され、ス
ラスト部材209付半径方向へ移動可能であると共に下
端を中心にして揺動可能である。
スラスト部材209は上端に球状の突部209aを有し
、この突部209aはコイルスプリング210によりス
リーブ206の溝206bvc係合され、スラスト部材
209がスリー7’206に対して構台関係をもって繋
合されることとなり、前述したと同様にスラスト部材2
09が押圧子を呈している。
スリーブ206の溝206bは段付きに形成されて、第
1斜面206c、206cと第2斜面206d 、20
6dを有する。
こめ第2斜面206d、206dはスリーブ206が図
示中立位置から左右へ摺動された際、同期完了時点から
内スプライン206aと外スプライン202a。
203aがかみ合う直前の間においてスラスト部材20
9の突部209aと係合する。
これにより2段入り現象が消滅すると同時にギヤ鳴りも
生じない。
而して、スラスト部材209の突部209aとスリーブ
部材206の第1斜面206cとの係合が、スラスト部
材209とスリーブ206との相対変位を制止するよう
抵抗力を附与する第1喫合を呈することになり、又、ス
ラスト部材209の突部209aとスリーブ部材206
の第2斜面206dとの係合が、スラスト部材209と
スリーブ206との相対変位を制止するよう別の抵抗力
を附与する第2僕合を呈することになる。
第10図に示すピン式同期噛み合い装置において、30
1は出力軸、302及び303は入力軸に連動する歯車
である。
歯車302,303は外スプライン302a 、303
aと摩擦面302b。
303bを有する。
スリーブ306はその内スプライン306aを出力軸3
01の外スプライン301aとかみ合っており、歯車3
02,303の外スプライン302a 、303aはス
リーブ306の内スプライン306aとかみ合うことが
できる。
ナイザーリング307は摩擦面302bに対応する摩擦
面307bを有し、ナイザーリング308は摩擦面30
3bに対応する摩擦面308bを有する。
この両ナイザーリング307,308はスリーブ306
の軸方向孔306bを貫通するピン318に連結されて
いる。
スリーブ306の軸方向孔306bの両端にはテーパ一
部306c。
306cが形成されており、ピン318の中央部には小
径部が設けられてスリーブ306のテーパ一部に対応す
るテーパ一部318a、318aが形成されている。
スリーブ306の他の軸方向孔306dにはピン状のス
ラスト部材309がスリーブと相対摺動可能に嵌合して
いる。
このスラスト部材309の中央部には段付溝309aが
設けられている。
第12図示の如くスリーブ306に軸方向孔306dと
交叉するように設けられた穴306e内にはボール31
9とコイルスプリング320とが挿入されており、スリ
ーブ306が図示の中立位置に位置する場合には第13
図の如くボール309がコイルスプリング320により
スラスト部材309の第1斜而309b 、309bに
係合され、スラスト部材309がスリーブ306に対し
て構台関係をもって繋合されることとなり、前述したと
同様にスラスト部材309が押圧子を呈している。
スリーブ306が図示の中立位置から例えば右方へ摺動
される場合、ボール319とスラスト部材309の右側
第1斜面309bとが係合し、スラスト部材309とス
リーブ306との相対変位を制止するよう抵抗力を附与
する第1喫合を呈することになる。
而して、この結果スラスト部材309がスリーブ306
に連動してナイザーリング308を押すためナイザーリ
ング308に摩擦接触する。
これにより、ナイザーリング、308とスリーブ306
とがビン318の孔306bとの間隙の分だけ相対的に
回動し、スリーブ306の右側テーパ一部306cとビ
ン318の右側テーパ一部318aとが当接し、ナイザ
ーリング308がスリーブ306によりビン318を介
して押されてナイザーリング308と歯車303との摩
擦係合が強化すると同時にスリーブ306の移動が抑止
され、同期作用を生じる。
同期が完了すると、テーパ一部306cと318aの係
合によりスリーブ306とナイザーリング308とが相
対的に少し回動し、テーパ一部306cと318aの係
合が解除する。
スリーブ306が引き続き移動されることにより、ボー
ル319がスプリング320に抗してスラスト部材30
9の右側第1斜而309aを乗上げているため、この時
点では、第14図の如くボール319はスラスト部材3
09の右側第2斜而309cに当接し、スラスト部材3
09とスリーブ306との相対変位を制止するよう別の
抵抗力を附与する第2楔合を呈することになる。
これにより、スリーブ306が更に移動すればボール3
19とスラスト部材309の右側第2斜而309cとの
係合によりボール319がスプリング320に抗して溝
309a内から押し出され、スリーブ306に抵抗が作
用する。
ボール319とスラスト部材309の右側斜面309c
との係合は、スリーブ306の内スプライン306aの
右端のチャンファが歯車303の外スプライン303a
の左端のチャンファに当接する直前まで行なわれてスリ
ーブ306に抵抗を作用する。
而して、2段入り現象は消滅し、同時にギヤ鳴りも生じ
ない。
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、第1回転部
材(例えば出力軸1)と、この第1回転部材に軸方向に
のみ摺動変位可能に嵌合されており第1噛合歯(例えば
内スプライン6a)を備えた噛合部材(例えばスリーブ
6)と、第1回転部材に対して相対回転可能に配設され
ており第2噛合歯(例えば外スプライン2a)を備えた
第2回転部材(例えば歯車2)と、第1回転部材に対し
軸方向に変位可能で且つ回転方向に所定の相対回動変位
を許容して係止されており第2回転部材に圧接され摩擦
係合する同期作動部材(例えばナイザーリング7)と、
第1回転部材に対して軸方向にのみ摺動変位可能に連繋
されており且つ噛合部材に対して構台関係をもって繋合
された抑圧子(例えばスラスト部材9)を有するととも
に、噛合部材が軸方向に抑圧変位された際押圧子をして
同期作動部材を押圧し第2回転部材に対する摩擦係合を
司るべく噛合部材と押圧子との相対変位を制止するよう
抵抗力を附与する第1喫合と、同期作動部材の摩擦係合
により噛合部材と第2回転部材とが同期状態になった噛
合部材の同期完了点から噛合部材の第1噛合歯が第2回
転部材の第2噛合歯に噛合するまで噛合部材と押圧子と
の相対変位を制止するよう別の抵抗力を附与する第2喫
合とを前記構台関係に設けて成る歯車変速機の同期噛み
合い装置としたことにより、従来装置に少しの加工を施
すだけで、2段入り現象を消滅することができると同時
に、ギヤ鳴りの発生を確実に防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
縦断面図、第2,6図はスリーブとスラスト部材の人台
の変化を示す図、第3〜5図はスプラインのかみ合いの
変化を示す図である。 第7図は他実施例の縦断面図、第8図はその要部を示す
拡大部分図である。 第9図は別の他実施例の縦断面図、第10図はその要部
を示す拡大部分図である。 第11〜14図は更に別の実施例を示すもので、第11
図は縦断面図、第12図は第11図のC−C線断面図、
第13.14図はスラスト部材とスリーブとの係合の変
化を示す図である。 1.101.201.301・・・・・・出力軸、2゜
102.202,302,3,103,203゜303
・・・・・・歯車、2a、102a、202a。 3a 、103a 、203a 、303a・・・・・
・歯車の外スプライン、5,105,205・・・・・
・ハブ、6゜106.206,306・・・・・・スリ
ーブ、6a。 106a 、206a 、306a・・、・・・・スリ
ーブの内スプライン、6b、106b、206b・・・
・・・スリーブの溝、7,107,207,307,8
゜108.208,308・・・・・・ナイザーリング
、9゜109.209,309・・・・・・スラスト部
材、9a。 109a 、209a・・・・・・スラスト部材の突部
、319・・・・・・ボール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1回転部材、該第1回転部材に軸方向にのみ摺動
    変位可能に嵌合されており第1噛合歯を備えた噛合部材
    、前記第1回転部材に対して相対回転可能に配設されて
    おり第2噛合歯を備えた第2回転部材、前記第1回転部
    材に対し軸方向に変位可能で且つ回転方向に所定の相対
    回動変位を許容して係止されており前記第2回転部材に
    圧接され摩擦係合する同期作動部材、前記第1回転部材
    に対して軸方向にのみ摺動変位可能に連繋されており且
    つ前記噛合部材に対して僕合関係をもって繋合された抑
    圧子な有するとともに、前記噛合部材が軸方向に抑圧変
    位された際前記押圧子を°して前記同期作動部材を押圧
    し前記第2回転部材に対する摩擦係合を司るべく前記噛
    合部材と前記押圧子との相対変位を制止するよう抵抗力
    を附与する第1櫟合と、前記同期作動部材の摩擦係合に
    より前記噛合部材と前記第2回転部材とが同期状態にな
    った前記噛合部材の同期完了点から噛合部材の第1噛合
    歯が前記第2回転部材の第2噛合歯に噛合するまで前記
    噛合部材と前記押圧子との相対変位を制止するよう別の
    抵抗力を附与する第2僕合とを前記僕合関係に設けて成
    る歯車変速機の同期噛み合い装置。
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