JPS59685Y2 - 厚膜ヒユ−ズ - Google Patents

厚膜ヒユ−ズ

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JPS59685Y2
JPS59685Y2 JP1980084928U JP8492880U JPS59685Y2 JP S59685 Y2 JPS59685 Y2 JP S59685Y2 JP 1980084928 U JP1980084928 U JP 1980084928U JP 8492880 U JP8492880 U JP 8492880U JP S59685 Y2 JPS59685 Y2 JP S59685Y2
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JP
Japan
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thick film
fuse
narrow
film fuse
current
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980084928U
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English (en)
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JPS5654U (ja
Inventor
智博 瀧川
元春 牛尾
Original Assignee
富士電機株式会社
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Publication date
Application filed by 富士電機株式会社 filed Critical 富士電機株式会社
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Publication of JPS5654U publication Critical patent/JPS5654U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、両端にそれぞれ形成される広幅部とヒユーズ
としての遮断特性を持たせるためにこの広幅部の間に形
成される狭幅部とから戒る導体を絶縁基板上に厚膜生成
技術によって設けられた厚膜ヒユーズに関する。
最近の電子技術の進歩に伴い計測器、医療機器、精密測
定器等の半導体回路用に用いられるヒユーズとしては、
厚膜ヒユーズが使用される。
この厚膜ヒユーズは通常の厚膜生成技術によるもので、
その特徴は小電流定格であること、高速溶断性のあるこ
と、スペースファクターが小さいこと、製品のばらつき
が少ないこと等である。
第1図はこの種の従来の厚膜ヒユーズの概略平面図であ
る。
第5図において、1は絶縁基板で、この絶縁基板1上に
は、両端にそれぞれ形成された広幅部4,4とヒユーズ
としての遮断特性を持たせるためにこの広幅部4,4間
に形成された狭幅部3とから戊る導体2が厚膜生成技術
によって設けられている。
広幅部4,4には図示していないリード線がそれぞれ接
続される。
この導体2に定格電流以上の過電流が流れると、狭幅部
3がその全長11に亙って溶断され、ヒユーズとしての
機能を発揮する。
しかしながら、従来使用されているこの種の形状の厚膜
ヒユーズの定格電流は最小2A程で、この狭幅部3の幅
aは最小200μm程度までが工業製品の限度である。
したがって、半導体回路の保護用としては、さらに定格
電流の低減化された厚膜ヒユーズができれば、その用途
は大幅に拡大される。
このためには導体2の狭幅部3の幅が200μm以下、
たとえば数10μmの均一した幅が要求されるが、実験
的には可能でも品質の安定した製品として量産すること
は困難であるという欠点があった。
本考案は、微小電流で高速溶断するために従来の厚膜ヒ
ユーズに比較して定格電流の低減化を図ることができる
厚膜ヒユーズを提供することを目的とする。
本考案の他の目的は、品質の安定した厚膜ヒユーズを提
供することにある。
このような目的は、本考案によれば、冒頭で述べた種類
の厚膜ヒユーズにおいて、狭幅部には、さらに、ヒユー
ズの定格電流を低減し得るために、この狭幅部に比較し
て断面積が非常に小さい局部的縮小部を形成することに
よって遠戚される。
すなわち、本考案は、厚膜生成技術によって形成した導
体の、本来ヒユーズとしての遮断特性機能を発揮するた
めに溶断されるべき狭幅部に、さらに、この狭幅部に比
較して断面積が極端に小さくされた局部的縮小部を設け
た場合、定格電流以上の過電流が流れる際には、狭幅部
がその全長に亙って溶断するが、一方その狭幅部をその
全長に互って溶断させることができない程の定格電流近
辺の電流が流れる際には局部的縮小部が溶断するように
するという考えに基づいている。
次に本考案を図面に示した一実施例に基づいて詳細に説
明する。
第2図は本考案の一実施例の厚膜ヒユーズで、Aは正面
断面図、Bは平面断面図である。
絶縁基板1上に、広幅部4,4とヒユーズとしての遮断
特性を持たせるためにこの広幅部4,4間に形成される
狭幅部3とから戊る導体2が厚膜生成技術によって設け
られる点は、第3図にて説明した厚膜ヒユーズと同じで
ある。
本考案において、第1図の厚膜ヒユーズと異なる点は、
狭幅部3にさらに、定格電流を低減させ得るために、局
部的縮小部5が形成されている点である。
この局部的縮小部5は狭幅部3に比較して断面積が非常
に小さく形成されている。
リード線6の一端は広幅部4に接続し、他端は外部回路
と接続する。
さらに被覆材7は、厚膜ヒユーズ全体を密封し外部の衝
撃から保護するシリコンゴム製である。
一般には本厚膜ヒユーズは他の半導体回路と共にシリコ
ンゴムで密封の上エポキシ樹脂等でモールド化して供給
される。
次に、本考案による厚膜ヒユーズの溶断特性について説
明する。
まず、従来の厚膜ヒユーズについて示した第1図におい
て、電流I (A)が流れたときに、狭幅部3がその全
長11に亙って溶断されたとする。
このことは、換言すれば、第1図の厚膜ヒユーズにおい
ては、電流I (A)以下の際の電流では狭幅部3が溶
断されないことを意味する。
一方、第2図に示した本考案による厚膜ヒユーズにおい
ては、局部的縮小部5は狭幅部3よりも断面積が非常に
小さく形成されているため、狭幅部3に比較して局部的
に温度上昇を生じ、この縮小部5が溶断点になり得る。
この結果、第2図の厚膜ヒユーズにおいては、たとえば
0.1 I (A)の電流で局部的縮小部5が溶断され
たとする。
勿論、この0.1 I (A)なる電流では、第1図に
おける狭幅部3は溶断されない。
従って、この0.1 I (A)なる電流を定格電流■
(A)に設定した場合には、結果的には、本発明による
厚膜ヒユーズ(第2図)は、局部的縮小部5の形成によ
り、従来の厚膜ヒユーズ(第1図)に比較して、定格電
流を大幅に低減することができるようになるわけである
しかして、本考案の具体例によれば、狭幅部5の長さl
1=15mm、縮小部の長さl 2=0.5mm、狭
幅部5の幅a =250 p m、縮小部3の幅b−5
0μmおよび縮小部3の傾斜角度C=約60°に形成さ
れ、しかもその際に狭幅部5の全抵抗値R1−5g、縮
小部3の全抵抗値R2−5Ωとなるように調整された厚
膜ヒユーズが提供される。
そしてこの厚膜ヒユーズへの通電実験を行ったところ、
この厚膜ヒユーズは約0.4 Aの電流を流した際に、
縮小部3が溶断点となって溶断された。
ところで、この種の厚膜ヒユーズは、一般的には、たと
えば定格電流をI。
(A)とした際に、その定格電流■。のたとえば110
−130%の過電流が流れても溶断されず、一方その定
格電流I。
のたとえば160〜200%の過電流が流れた際にはあ
る時間経過後に溶断されるように設計される。
したがって上記の実施例に示した厚膜ヒユーズにおいて
は、その定格電流■。
はたとえば0.2Aとすることができる。本考案によれ
ば、従来ではこの種の厚膜ヒユーズ(第1図)の定格電
流Iを最低2A以下にすることができなかったが、それ
を0.2Aまたは必要に応じてそれ以下にすることがで
きるので、厚膜ヒユーズの定格電流をかなり低減化する
ことができる。
第3図は第2図に示した実施例の電流−しゃ断時間特性
図である。
定格電流0.2 Aのとき、溶断電流は約0.4Aで、
そのしゃ断時間は約10−2秒であった。
したがって本考案による厚膜ヒユーズのしゃ断時間特性
は極めて良好であることがわかる。
ところで、定格電流■。
を低減化し得るためだけであったら、第2図の厚膜ヒユ
ーズの如く、狭幅部3はわざわさ゛形成する必要はない
たとえば、第4図に示すように、広幅部4,4を延長し
、その中間に局部的縮小部5を形成してもよい。
このような形状の厚膜ヒユーズによれば、確かに定格電
流の近辺の電流に対しては縮小部5が溶断し、一応はヒ
ユーズとしての機能を発揮するであろう。
しかしながら、ヒユーズはたとえば回路素子が短絡した
ときに流れる短絡電流を遮断するのが役目であり、従っ
てそのような場合には過大な短絡電流がヒユーズに流れ
ることになる。
このときには、縮小部5にて溶断され、導体2は形式上
切断されるが縮小部5の幅12が極めて短いために、広
幅部4゜4間で短絡電流によるアークが発生し、このア
ーク電流のために結局は導体2は電気的には切断されな
いことになり、ヒユーズとしての機能を発揮し得なくな
る。
従って、第4図の如き形状の厚膜ヒユーズは好ましくな
い。
一方、上述したように、第1図において、独幅部3の幅
aをその全長11に亙って縮小部5の幅すと同じに形成
することは、技術的に困難である。
よって、結局は、本考案の如く、ヒユーズとしての遮断
特性を持つために形成される狭幅部3に局部的縮小部5
を設けるようにするのが一番好ましい。
狭幅部3の一部分に縮小部5を設けることは現在の技術
でも可能である。
従って、本考案によれば、厚膜ヒユーズの狭幅部3の全
長11に亙ってその幅aを幅すの如く狭く形成する必要
はなく、その一部分に局部的縮小部を設けるだけで、残
りの狭幅部3は従来と同じ幅aに形成し得るので、その
狭幅部3の全長11に亙って均一にすることができ、よ
って品質の安定した厚膜ヒユーズが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒユーズの概略平面図、第2図は本考案
の一実施例で、Aは正面断面図、Bは平面断面図、第3
図は本考案の一実施例の電流−遮断時間特性図、第4図
は本考案の構成について説明するための厚膜ヒユーズの
概略図である。 1・・・・・・絶縁基板、2・・・・・・導体、3・・
・・・・狭幅部、4・・・・・・広幅部、5・・・・・
・局部的縮小部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にそれぞれ形成される広幅部4,4とヒユーズとし
    ての遮断特性を持たせるためにこの広幅部の間に形成さ
    れる狭幅部3とから戊る導体2を絶縁基板1上に厚膜生
    成技術によって設けた厚膜ヒユーズにおいて、前記狭幅
    部3には、さらに、前記ヒユーズの定格電流を低減し得
    るために、この狭幅部に比較して断面積が非常に小さい
    局部的縮小部5を形成したことを特徴とする厚膜ヒユー
    ズ。
JP1980084928U 1980-06-19 1980-06-19 厚膜ヒユ−ズ Expired JPS59685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980084928U JPS59685Y2 (ja) 1980-06-19 1980-06-19 厚膜ヒユ−ズ

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JP1980084928U JPS59685Y2 (ja) 1980-06-19 1980-06-19 厚膜ヒユ−ズ

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JPS5654U JPS5654U (ja) 1981-01-06
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JPS60136687A (ja) * 1983-12-14 1985-07-20 東芝プラント建設株式会社 ケ−ブル貫通部の構造
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JPS5654U (ja) 1981-01-06

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