JPS60136687A - ケ−ブル貫通部の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の目的〕 本発明は、発電所、その他一般プラント等の建築物の壁
や床等の躯体をケーブルが、トレイ、ダクトを介して又
は直接貫通するケーブル貫通部の構造に関する０ 〔技術的背累〕 発電所、その他一般プラント等の建築物の壁や床等の躯
体をケーブルが、トレイ、ダクトを介して又は直接貫通
する場合−従来は第１図及び第２図に示す如く構造にす
るのが通常である０第１図は床１を、第２図は壁１１を
貫通する場合で、床１又は壁１１の開孔部２，１２の床
１又は壁１１の躯体の上下又は前後に、例えば石綿ケイ
醒カルシウム板、石綿パーライト板等の耐火断熱性の仕
切板４．１４を当接固設し、この空間部分に例えばロッ
クウールやガラスウール等の耐火断熱材３゜１３を充て
んし、ついでケーブルＣあるいはトレイ、ダクトとの隙
間は防火性パテ材５，１５等によってシールするもので
ある０ 〔従来技術の問題点〕 しかし、このような従来の構造には次のような欠点があ
る。

■　床１の上下又は壁１１の前後からの作業であるから
・作業者の歩行等の作業区域が多く寸た全てが現場施工
タイプであるため作業工程が多く長時間を要するＯ ■　特に、床１の貫通部では、下側は天井の作業となる
から高所の為に施工が困難であり、またこのように施工
性が悪いと耐火性断熱材３の均一な充てんも困難となる
０ ■　耐火性断熱材３，１３としては、耐火性や断熱性等
の特性及び経済性等の点からロックウールが多用されて
いるが、作業時の飛散が多く・後処理が大変である０ ■　耐火性能が床厚、壁厚で制約を受ける０又耐火性能
に影響を与えるロックウールの充てん密度の維持が非常
に困難であるＯ ■　ケーブルの追加、変更工事の際に再使用ｉ＝できな
い０例えば、発電所では定期点検の為にケーブルの追加
、変更工事が行なわれるが、従来のケーブル貫通部の構
造では再使用が不可能である０ ■　仕切板４，１４の強度が弱い為に、その上での作業
性に問題があるＯ 本発明は、以上の問題点を解決するものでその要旨とす
るところは、ケーブル貫通部に於てケーブル等を囲って
当接一体化できるように分割されておシ、内部に耐火断
熱性繊維が充てんされ、耐火断熱材料で裏打ちされた金
属製の箱状を有するプレハブ型耐火断熱体を、ケーブル
貫通部に少なくとも一段設けたことを特徴とするもので
ある０〔実施例〕 以下、第３図乃至第７図に示す実施例について本発明の
詳細な説明する。

第３図及び第４図において、２１は建築物の床、２２は
ケーブル貫通部、Ｃは前記床２１の貫通部２２のケーブ
ル、２３はケーブルＣを支持するラダー型トレイ、２４
は前記トレイ２３の鉄製カバー、２５は前記ケーブル貫
通部に設けた箱状のプレハブ型耐火断熱体で、床２１に
チャンネル３１でアンカーボルト止めして固定されてい
る０前記プシハブ型耐火断熱体２５は、前記ケーブル貫
通部を閉塞してケーブルを火災から守ると同時に、ケー
ブルの延焼を防止するもので、第５図に示す如く石綿ケ
イ酸カルシウム板、石綿パーライト板等の通常厚さが５
〜５０胴程度の耐火断熱材２６を裏打ちした金属製の箱
状体のもので、その内部にはロックウール、防火性パテ
材、有機質或いは無機質の発泡材料等の耐火断熱光てん
材２８を施したもので、通常二分割されておシ互に接合
一体化したときケーブルＣの貫通する貫通孔２９となる
凹部３０が形成されている。前記耐火断熱材の金属への
裏打ちは通常耐熱性の接着剤によって行なわれる０また
前記金属としては鉄、ステンレス等の鋼が使用され前記
耐火断熱材との組合せによって機械的強度と耐火性が十
分なものとなる。

金属板としては通常１〜５卿程度のものが使用される０
そして、前記耐火断熱体２５の分割接合面等には、防火
性パテ（例えば、エフ７−ルＢ　藤倉電線株式会社製）
が施こされてシールされる。

また、前記実施例は、プレハブ型耐火断熱体２５を二段
に設けた場合であるが、それ以上でもあるい（ｄ一段で
もよい。そして、二段以上の場合には一上下の耐火断熱
体２５．２５において、分割接合目３２の位置が互にず
れるか、或いはクロスするように配置させると、火災時
の炎や熱の貫通）くスが長くなシ耐火断熱効果が増大す
るので好ましい○第３図は、分割接合目３２の位置を互
にずらせた場合、第６図はクロスさせた場合の実施例で
ある０１だ、耐火断熱体２５の分割接合面を、第５図の
如くストレートにすることなく第７図に示す如く段状３
３にすると前記同様の効果があるＯ尚・前記実施例は、
プレノ・ブ型耐火断熱体を二分割した場合であるが、こ
の分割数に限定されることなく、適数に分割してもよく
、また、ケーブル貫通部は、ケーブルＣがトレイ２３を
介して貫通している場合であるが、この外にダクトを介
した９或いは直接貫通する場合もちシ、これらの全てに
適用できるし、床だけでなく壁のケーブル貫通部にも同
様に適用できるものであるＯ更に・　トレイ、ダクトあ
るいはケーブルと耐火断熱体２５との接触面等の隙間に
も耐火性の７（テ材を充てんし、耐火断熱性を向上させ
ることも行なわれる。

〔本発明の効果〕

以上の通υ本発明によれば、予じめ分割、作成されたプ
レハブ型耐火断熱体を、建築物の床あるいは壁等のケー
ブル貫通部の一面（片側）に取付けるだけで防火ケーブ
ル貫通部が形成できるので次のような効果が期待できる
○ ■　作業が簡単であり、床、壁等の一面（片側）のみの
作業で十分に効果があるので、作業性がよく現場作業時
間を大巾に短縮できるし・作業範囲も狭くてすむので発
電所等での作業でも危険を少なくすることができる。特
に・床貫通部では、高所作業が不要となる０ ■　ロックウールなどの飛散を伴う耐火断熱材の充てん
作業が解消される０ ■　プレ／゛ブ型であるため、構造、特性等が均一なも
のが得られるん、床厚、壁厚に制約されずに希望の耐火
特性の貫通部を得ることができる０■　定型化によって
量産化が可能でありコストダウンできる。

■　強度的にも問題がないので貫通部上での作業も可能
である０ ■　ケーブルの追加、変更等の工事をしても、耐火断熱
体は・再使用が可能である０ なお、本発明では前述した態様に限定されることなく、
耐火断熱体を使用できる所であればこれを基本として種
々応用できる。捷た前記箱状なる言葉も、貫通部の形状
に合せて、直方体、立方体、円柱状、六角柱等の角柱状
のものすべてに応用できる０ 以上のように本発明によるケーブル貫通部の構造は従来
のものと比較して優れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１囚及び第２図は、従来例を示す断面図、第３図乃至
第７図は本発明の実施例を示し、第３図は斜視図、第４
図は断面図、第５図はプレハブ型耐火断熱体の斜視図、
第６図は別の実施例を示す斜視図、第７図は別の耐火断
熱体の斜視図である０Ｃ・・・ケーブル ２１・・・建築物の床 ２２・・・ケーブル貫通部 ２５・・・箱状のプレハブ型耐火断熱体２６・・・耐火
断熱材 ２８・・・耐火断熱光てん材 ３０・・・凹部 特許出願人　東芝フリント建設株式会社特許出願人　藤
倉電線株式会社 第１図 第２図 第４図 ２４ 第５図 ９

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ケーブル貫通部に於いて、ケーブル等を囲って当
   接一体化できるように分割されており内部１（は耐火断
   熱性光てん材が施され、かつ耐火断熱材で裏打ちされた
   金属製の箱状を有するプレハブ型耐火断熱体を、前記ケ
   ーブル貫通部に少なくとも一段設けたことを特徴とする
   ケーブル貫通部の構造０ （２１前記プレハブ型耐火断熱体の接合面が互にずれる
   か或いは交差するように多段に設けたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のケーブル貫通部の構造０