JPS5967240A - 2,3−ジアルコキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法 - Google Patents
2,3−ジアルコキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法Info
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- JPS5967240A JPS5967240A JP17641282A JP17641282A JPS5967240A JP S5967240 A JPS5967240 A JP S5967240A JP 17641282 A JP17641282 A JP 17641282A JP 17641282 A JP17641282 A JP 17641282A JP S5967240 A JPS5967240 A JP S5967240A
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- benzoquinone
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、下記(1)式で示される。2.3−ジアルコ
キシ−1,4−ベンゾキノンの新規製′造法に関するも
のである。
キシ−1,4−ベンゾキノンの新規製′造法に関するも
のである。
(1)
但し、 (1)式中、Rはメチル、エチル、プロピル等
の低級アルキル基である。(1)式で示される化合物中
、Rがメチル基である。2.3−ジメトキシ−1− 5−メチル−1,4−ベンゾキノンは、 補酵XQ合成
の中間体として、極めて有用な化合物である。
の低級アルキル基である。(1)式で示される化合物中
、Rがメチル基である。2.3−ジメトキシ−1− 5−メチル−1,4−ベンゾキノンは、 補酵XQ合成
の中間体として、極めて有用な化合物である。
補酵素Qは、生体酸化還元反応に関与する電子伝達物質
であり、その構造は(10式式中が1〜12の化合物で
ある。これらは、自然界に多数存在しており、またすぐ
れた薬理作用を有している。特にnが10の化合物は、
心臓循環器系などの医薬として用いられている。
であり、その構造は(10式式中が1〜12の化合物で
ある。これらは、自然界に多数存在しており、またすぐ
れた薬理作用を有している。特にnが10の化合物は、
心臓循環器系などの医薬として用いられている。
(I[)
従来、キノン化合物(I)の製造法について、没食子酸
から製造される。3.4.5−)リメトキシトルエンの
ホルミル化により、 (1)式で示される2−メチル−
4,5,6−ト11メトキシベンズアルデヒドを合成し
2次いでこれを酸化する方法が知られている。
から製造される。3.4.5−)リメトキシトルエンの
ホルミル化により、 (1)式で示される2−メチル−
4,5,6−ト11メトキシベンズアルデヒドを合成し
2次いでこれを酸化する方法が知られている。
0CI(a
(I)
酸化の方法としては、■過酸化物(過酢酸、過酸化水素
、過硫酸ナトリウムなど)を用い、一段階でキノン化合
物(Dを製造する方法(特開 昭−55−64544)
、 ■2−メチルー4.5.6−ドリメトキシペンズ
アルデヒド℃)をアルカリ条件下、過M化水素で2−メ
チル−4,5,6−ドリメトキンフエノールとなし1次
いで、これを重クロム酸すトリウム、過マンガン酸カリ
ウムなどで酸化する方法(特開 昭49−80031)
などが知られている。
、過硫酸ナトリウムなど)を用い、一段階でキノン化合
物(Dを製造する方法(特開 昭−55−64544)
、 ■2−メチルー4.5.6−ドリメトキシペンズ
アルデヒド℃)をアルカリ条件下、過M化水素で2−メ
チル−4,5,6−ドリメトキンフエノールとなし1次
いで、これを重クロム酸すトリウム、過マンガン酸カリ
ウムなどで酸化する方法(特開 昭49−80031)
などが知られている。
しかしながら、■の過酸化物を用いる方法は。
収率が、かならずしも良くない事、また■においては、
酸化段階に重金属を用いる為、製品中に重金属の混入が
おきやすい事、さらに廃棄物の処理が必要な事等、工業
的に有利な方法とは言い難い。
酸化段階に重金属を用いる為、製品中に重金属の混入が
おきやすい事、さらに廃棄物の処理が必要な事等、工業
的に有利な方法とは言い難い。
以上の点に鑑み2本発明者らは、2,3−ジアルコキシ
−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの有利な製造法に
ついて、鋭意検討した結果、高収率かつ容易に目的物を
得る方法を発明した。
−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの有利な製造法に
ついて、鋭意検討した結果、高収率かつ容易に目的物を
得る方法を発明した。
即ち2本発明は、2−メチル−4,5,6−)!Iアル
コキシフーノールOV)を、硝酸で酸化する事にまり高
収率で、目的とするキノン化合物(1)を得るものであ
る。フェノール(■は、2−メチル−4,5,fi−ベ
ンズアルデヒドω)を、過酸化水素で酸化する事によっ
て得る事が出来る。
コキシフーノールOV)を、硝酸で酸化する事にまり高
収率で、目的とするキノン化合物(1)を得るものであ
る。フェノール(■は、2−メチル−4,5,fi−ベ
ンズアルデヒドω)を、過酸化水素で酸化する事によっ
て得る事が出来る。
本発明における反応においては、フェノール化合物(V
′)に、室温で、40〜100%の硝酸を加える事によ
ってキノン化合物(1)を得るが、硝酸濃度としては、
高濃度である方が好ましい。しかし。
′)に、室温で、40〜100%の硝酸を加える事によ
ってキノン化合物(1)を得るが、硝酸濃度としては、
高濃度である方が好ましい。しかし。
40%以下の硝酸であっても、加熱する事によって目的
を達する事が可能である。
を達する事が可能である。
また、フェノール化合物面を、アルコールのような溶媒
に溶解1〜でおき、この中に硝酸を加え。
に溶解1〜でおき、この中に硝酸を加え。
加熱する事によっても、高収率でキノン化合物(I)を
得る事が出来る。従って、この反応では9個)からII
v)への反応の後2反応混合物から、フェノール化合物
(IVIを単離しなくても、硝酸酸化する事が可能であ
る。
得る事が出来る。従って、この反応では9個)からII
v)への反応の後2反応混合物から、フェノール化合物
(IVIを単離しなくても、硝酸酸化する事が可能であ
る。
この様に、従来、実際上Oキノン化合物(1)の収率は
、50%を越えなかったが2本方法では、90%以上と
なり、工業的には、コスト面のみならず。
、50%を越えなかったが2本方法では、90%以上と
なり、工業的には、コスト面のみならず。
廃水処理への好影響もある。反応が比較的簡単な為、設
備面が簡単にすむという利点を有する。以上の様に1本
方法の工業的な効果は、これまでの方法に比べ、格段に
優れたものである。
備面が簡単にすむという利点を有する。以上の様に1本
方法の工業的な効果は、これまでの方法に比べ、格段に
優れたものである。
以下に本発明を実施例で説明する。
実施例1
2−メチル−4,5,6−)リメトキシフェノール9、
13 fを、ガス吸収装置を付けた反応容器に入れ、こ
の中に86%硝酸(S、G=1. s o ) 2.2
s−を滴下し、一時間反応させる。この反応混合物に
水を加え、トルエンで2回抽出する。抽出液を5%重ソ
ウ水、水の順で洗浄し、乾燥後トルエンを留去して、2
.3−ジメトキシ−5−メチル1.4−ベンゾキノン7
.912(収率94.3%)を得た。
13 fを、ガス吸収装置を付けた反応容器に入れ、こ
の中に86%硝酸(S、G=1. s o ) 2.2
s−を滴下し、一時間反応させる。この反応混合物に
水を加え、トルエンで2回抽出する。抽出液を5%重ソ
ウ水、水の順で洗浄し、乾燥後トルエンを留去して、2
.3−ジメトキシ−5−メチル1.4−ベンゾキノン7
.912(収率94.3%)を得た。
このキノンは、融点57〜59°Cの赤色針状晶で。
赤外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル。
質tスペクトルでその構造を確認した。
比較例1
2−メチル−4,5,fi−) ’)メトキシフェノー
ル913グを、5%の硫酸を含む酢酸溶液20グに溶解
し、室温で60%過酸化水素3.139を滴下し、その
後60°Cまで加温し、4時間反応させた。
ル913グを、5%の硫酸を含む酢酸溶液20グに溶解
し、室温で60%過酸化水素3.139を滴下し、その
後60°Cまで加温し、4時間反応させた。
この反応混合物に水100m1を加え、ベンゼンで抽出
し、実施例1と同様に処理した。得られた2、3−ジメ
トキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンは、5.1
r(収率60%)であった。
し、実施例1と同様に処理した。得られた2、3−ジメ
トキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンは、5.1
r(収率60%)であった。
比較例2
2−メチル−4,5,6−ドリメトキシフエノール19
.8fをトルエン20−に溶解し、トルエン3゜−に溶
解した過安息香酸な加え、60°0で5時間反応させた
。反応混合物をガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、2.3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾ
キノンは、6.2r(収率34%)であった。
.8fをトルエン20−に溶解し、トルエン3゜−に溶
解した過安息香酸な加え、60°0で5時間反応させた
。反応混合物をガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、2.3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾ
キノンは、6.2r(収率34%)であった。
比較例3
2−メチル−4,5,6−)リメトキシフェノール02
52をメタノール−水混合液(1:1)5+++/中に
溶解し、過硫酸カリウム1.02 rを加え、室温で2
4時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラフィーに
て分析したところ、2.3−ジメトキシ−5−メチルベ
ンゾキノンの収率は、13%であった。
52をメタノール−水混合液(1:1)5+++/中に
溶解し、過硫酸カリウム1.02 rを加え、室温で2
4時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラフィーに
て分析したところ、2.3−ジメトキシ−5−メチルベ
ンゾキノンの収率は、13%であった。
比較例4
2−メチル−4,5,6−+−リメトキシフェノール0
.251Fをメタノール2.0−に溶解し2次亜塩素酸
ソーダ水溶液(315t7Iり”t、、 12−を加え
、室温で2時間反応させた。ガスクロマトグラフィーに
よる分析の結果、目的とするキノンの収率は。
.251Fをメタノール2.0−に溶解し2次亜塩素酸
ソーダ水溶液(315t7Iり”t、、 12−を加え
、室温で2時間反応させた。ガスクロマトグラフィーに
よる分析の結果、目的とするキノンの収率は。
20%であった。
日本パーオキサイド株式会社
7−
269−
Claims (1)
- 2−メチル−4,5,6−)リアルコキシフェノールを
、硝酸で酸化する事を特徴とする。2.3−ジアルコキ
シ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17641282A JPS5967240A (ja) | 1982-10-08 | 1982-10-08 | 2,3−ジアルコキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17641282A JPS5967240A (ja) | 1982-10-08 | 1982-10-08 | 2,3−ジアルコキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967240A true JPS5967240A (ja) | 1984-04-16 |
Family
ID=16013228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17641282A Pending JPS5967240A (ja) | 1982-10-08 | 1982-10-08 | 2,3−ジアルコキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5967240A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928503A (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-14 |
-
1982
- 1982-10-08 JP JP17641282A patent/JPS5967240A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928503A (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-14 |
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