JPH0766045A - ガス絶縁変圧器 - Google Patents

ガス絶縁変圧器

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Publication number
JPH0766045A
JPH0766045A JP21036393A JP21036393A JPH0766045A JP H0766045 A JPH0766045 A JP H0766045A JP 21036393 A JP21036393 A JP 21036393A JP 21036393 A JP21036393 A JP 21036393A JP H0766045 A JPH0766045 A JP H0766045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
transportation
transformer
pressure vessel
pressure container
Prior art date
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Pending
Application number
JP21036393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
Akira Tanaka
明 田中
Hideo Hirose
英夫 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21036393A priority Critical patent/JPH0766045A/ja
Publication of JPH0766045A publication Critical patent/JPH0766045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は輸送の手段を改良することにより、
絶縁信頼性の高いガス絶縁変圧器を得ることを目的とす
る。 【構成】 本発明はコイルおよび鉄心より成る変圧器本
体を輸送用タンクに収納して輸送し、現地で輸送用タン
クとともに所定の圧力容器タンクに収納し、その後輸送
用タンクからの中身の引き出しをリード部のみに限定し
て絶縁ガスを封入するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SF6 ガスのような絶
縁ガスを充気するタンク内に、鉄心およびコイルから成
る変圧器本体を収納するガス絶縁変圧器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、防災上の理由から油入変圧器に変
わる不燃性の変圧器として、絶縁油の代わりに不燃性の
絶縁ガス(例えばSF6 ガス)を冷却および絶縁の媒体
として用いるいわゆるガス絶縁変圧器が開発され、数1
0MVA程度のものまで実用化されている。
【0003】このようなガス絶縁変圧器においては近
年、変圧器容量、電圧共に上昇し、200〜300MV
A、275〜500kV級の大容量、高電圧化の要請が
増加している。
【0004】したがって、高電圧、大容量のガス絶縁変
圧器としては、耐電圧、冷却性能面から、ガス圧を2k
gf/cm2 G以上、例えば4kgf/cm2 G程度と
して、タンクを圧力容器とする必要がある。
【0005】その一例として、図6,図7にそれぞれタ
ンク1Aを縦型圧力容器、タンク1Bを横型圧力容器と
し、コイル2Aおよび鉄心2Bから成る変圧器本体2を
収納したガス絶縁変圧器の平面図を示すが、圧力容器と
しては円筒形状の横型圧力容器とするのが一般的であ
る。
【0006】これは、図6からも分かるように、コイル
外径寸法aに比べ鉄心寸法bは1.5〜2倍程度大きく
なるため、球形状の縦形圧力容器ではデッドスペースが
増加し、外径寸法が大きくなるというデメリットがある
ことによる。
【0007】したがって、図7に示すように横型圧力容
器として縦フランジ3を設け、変圧器本体2を横から引
き込む構造にした方がコンパクトな設計ができるという
メリットがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な構成を有する変圧器を遠隔地へ輸送する場合、貨車輸
送、トレーラ輸送が一般的に用いられる。これらの輸送
においては、一般に図8に示すように輸送限界4があ
り、タンク1Bの外径に寸法制限が加わる。一方、変圧
器容量の増加と共に変圧器本体2の形状が大きくなる
と、絶縁距離などを考慮するためにタンク形状が大きく
なり、輸送限界4の寸法内に収めることが困難になる。
【0009】そこで、図9に示すように輸送時のガス圧
が運転時と比較して低くて良いことを利用して、輸送限
界寸法に合わせた輸送用タンク5で変圧器本体2を輸送
し、現地で横型圧力容器1Bに引き込む方法がとられて
いる。
【0010】図10は、現地で横型圧力容器としたタン
ク1Bに、変圧器本体2を引き込む方法を示したもので
あるが、輸送用タンク5は、一般的にタンク長手方向の
強度が同じになるように横補強ビーム6を取り付け、上
部に水平フランジ7を設けた構造とするのが一般的であ
る。
【0011】このような構造を採用する場合、現地で
は、同図に矢印で示すように変圧器本体2を一旦門型ク
レーン8等で輸送用タンク5の外に吊りだし、挿入架台
9の上にのせ、横型圧力容器としたタンク1Bに引き込
む方法がとられる。
【0012】ところが、この方法では変圧器本体2が気
中に曝されることとなり、気中の水分、塵の混入、ま
た、引き込み作業に伴う異物の発生とそのコイル内への
侵入などの恐れがあり、作業中の防塵、吸湿などの対策
が複雑化するという欠点があった。本発明は、上記欠点
を解決するためになされたもので、その目的は、信頼性
の高いガス絶縁変圧器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルおよび
鉄心より成る変圧器本体を輸送用タンクに収納して輸送
し、現地で輸送用タンクとともに所定の圧力容器タンク
に収納し、その後輸送用タンクからの中身の引き出しを
リード部のみに限定し絶縁ガスを封入するようにしたこ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、輸送用タンクに密閉したまま
で、現地での圧力容器タンクへの収納が可能となるもの
で、変圧器本体への水分、異物の混入が防止され信頼性
の高いガス絶縁変圧器が可能となるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例における圧力容器の横
断面を示す図である。図1において、変圧器本体2は輸
送時には輸送用タンク5に収納され輸送される。輸送用
タンク5には横補強ビーム6が長手方向に沿って取り付
けられ上部に水平フランジ7が取り付けられている。変
圧器本体2の鉄心2Bは上下クランプ10,11により
締め付けられており、下部クランプ11の下には変圧器
本体2を支持するための支持架台12が設置されてい
る。
【0016】現地においては、図2に示すように輸送用
タンク5を挿入架台9に設置し、横型圧力容器1B、お
よび、中間架台15を設置後、変圧器本体2を輸送用タ
ンク5とともに同図に矢印で示す方向に移動して圧力容
器1Bに引き込む。この場合図1に示した圧力容器1B
下部に設けられた支持部材13の上に輸送用タンク5を
位置する。
【0017】輸送用タンク5の横型圧力容器への引き込
みが完了後、輸送用タンク5の盲蓋14を取り外し、リ
ード(図示しない)の接続、絶縁ガスの封入などの作業
を実施して据え付けを完了する。
【0018】本発明の構造によれば、変圧器本体2が気
中に曝される機会を大幅に削減することが可能となり、
変圧器本体への水分、塵の混入が防止できることとな
る。また、引き込み作業に伴い発生する異物のコイル内
への侵入が防止できるという大きな利点がある。
【0019】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものでなく、種々変形して実施できる。すなわち、図
3に示すように上記した実施例の場合と同様の輸送用タ
ンク15に変圧器本体2を収納して輸送を行い、現地に
おいては図示する横型圧力容器1B底にレール状に設け
られた支持部材13上に輸送用タンク15を位置する。
【0020】また、図4に示すように横型圧力容器1B
横に設けられた支持部材13上に輸送用タンク15の横
補強ビームを位置する。さらに、図5に示すように各相
ごとに輸送された変圧器本体2、および、その輸送用タ
ンク15を、現地において各相が一体化された3相横型
圧力容器1Bに収納するなど、その主旨を変更しない範
囲で用いられることは明らかである。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
輸送用タンクに密閉したままで、現地での圧力容器タン
クへの収納が可能となるもので、変圧器本体への水分、
異物の混入が防止され、堅労で信頼性の高いガス絶縁変
圧器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるガス絶縁変圧器を示
す説明図。
【図2】本発明の一実施例における現地の組立状態を示
す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す図。
【図4】同じく本発明の他の実施例を示す図。
【図5】同じく本発明の他の実施例を示す図。
【図6】縦型圧力容器に収納されたガス絶縁変圧器の断
面図。
【図7】横型圧力容器に収納されたガス絶縁変圧器の断
面図。
【図8】圧力容器に収納されたガス絶縁変圧器の輸送状
態を示す図。
【図9】従来の輸送用タンクに収納した変圧器本体を示
す図。
【図10】従来の現地における組立状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1A…縦型圧力容器、1B…横型圧力容器、2A…コイ
ル、2B…鉄心、2…変圧器本体、3…縦フランジ、4
…輸送限界、5…輸送用タンク、6…横補強ビーム、7
…水平フランジ、8…門型クレーン、9…挿入架台、1
0…上部クランプ、11…下部クランプ、12…支持架
台、13…支持部材、14…盲蓋、15…中間架台。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルおよび鉄心より成る変圧器本体を
    SF6 などの絶縁ガスを充填したタンクに収納するガス
    絶縁変圧器において、輸送用タンクを変圧器本体ととも
    に圧力容器タンクに収納することを特徴としたガス絶縁
    変圧器。
JP21036393A 1993-08-25 1993-08-25 ガス絶縁変圧器 Pending JPH0766045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21036393A JPH0766045A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ガス絶縁変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21036393A JPH0766045A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ガス絶縁変圧器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0766045A true JPH0766045A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16588133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21036393A Pending JPH0766045A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 ガス絶縁変圧器

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JP (1) JPH0766045A (ja)

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