JPS5959558A - 圧縮空気制動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輪制動機が空気圧で操作可能であり、圧縮
空気発生回路と少なくとも１つの制御回路と少なくとも
１つの出力回路とをもっている、特に自動車用の圧縮空
気制動装置に関する。

商用車の圧縮空気制動装置は、一般に約７ないし８　ｂ
ａｒの圧力で動作する。

乗合自動車および重い商用車における必要な容積の空気
だめおよび制動シリンダの設置場所不足や、付属負荷用
の増大する圧縮空気需要は、いわゆる高圧制動装置とし
て著しく高い圧力で動作する制動装置を開発する原因と
なっている。

空気圧で操作される拡張式クラツナ形円板制動機の開発
においても、制動円板を押（＝ｊけるため、高い圧力の
大きい締付は力が有利であることがオフかった。

高圧制動装置によって得られる例えば小さい空気だめ容
積（急速な充てん時間による急速な動作型／＃）および
大きい締付は力というような利点のほかに、不利な性質
も生ずる。とりわけ圧縮空気制動装置の制御導管がむだ
容積を形成し、制動後このむだ空間の圧縮空気が全部大
気へ逃げてしまうという事実によって、重大な問題が生
ずる。例えば２０　ｂａｒの動作圧力をもっ高圧制動装
置の場合、約７１＋ａｒの動作服力をもつ標酸圧力制動
装置の場合より著しく多量の空気が、利用されることな
く大気へ排気される。

したがって本発明の課題は、現在公知である高圧制動装
置の上述した欠点をもたす、またこのような装置の利点
を断念する必要のない自動車用圧縮空気制動装置を提供
することである。

この謀顆は特許請求の範囲第１項に示ｊ発明によって解
決される。

圧縮空気制動装置を低圧回路と高圧回路とに、すなわち
制御回路における例えば８　ｂａｒの低圧と出力回路に
おける例えば２０　ｂａｒの高圧とに分離することによ
って、圧縮空気の消費が著しく減少する。なぜならば２
つの回路を分離する中継弁を制動シリンダのすぐ近くに
取付けることによって、高圧を供給される全導管の割合
は、制御回路の構成部分として低圧を供給される全導管
の割合よりかさくなるからである。さらに１回の制動ご
とのエネルギー消費が少なくなる結果、空気だめを小さ
くでき、走行開始の際における空気だめの充てん時間が
短くなる。

本発明の有利な構成は特許請求の範囲の実施態様項から
明らかになる。

図面に示された実施例により本発明を以下に説明する。

図面は、２回路常用制動装置と蓄勢はね付き補助または
駐車制動装置からなる自動車の空気圧制動装置を示して
いる。

圧力発生回路は、導管１を介して装置へ圧縮空気を供給
する低圧部分と、導管２を介して供給を行なう高圧部分
とからなる。ここで低圧導管は実線で示し、高圧導管は
破線で示しである。

空気だめｌおよびＩＴをもつ低圧部分は、第１の方向制
御弁としての３回路保護弁３を介して、また空気だめＩ
ＩＩおよびＩＶをもつ高圧部分は第２の方向制御弁とし
ての３回路保護弁４を介して保護されている。制動装置
ｄに属する多回路制動弁５　（この場合２回路制動弁）
５は、入口接続口５ａ＋５ｂを低圧空気だめＬｌｌに接
続されている。この２回路制動弁５は２つの出［］］接
続ロ５ｃ、５をもち、第１の出口接続［］５ｃは導管６
を経て、後車軸制動回路に属する第１の中継弁７の低圧
制御接続ロアａに接続され、第２の出口接続口５ｄは導
管８を経て、前車軸制動回路に属する第２の中継弁９の
低圧側ｆｌｌ接続口９ａに接続されている。ここに示し
た実施例によれば、２回路制動弁５の第１の出口接続口
５ｃから第１の中継弁７の低圧制御接続ロアａへ至る導
管６中に、荷重に関係する制動力調整装置１０が挿入さ
れていることによって、後車軸制動回路が荷重に関係し
て調整される。したがって制動装置の制御回路には、圧
縮空気発生回路の低圧部分から取られる低い圧力しか存
在しない。

第１および第２の中継弁７，９はそれぞれ高圧空気だめ
接続ロアｂ、９ｂをもち、これらの接続ロアｂ、９ｂに
は圧縮空気発生回路の高圧部分がら圧力が供給される。

このため第１の中継弁７の高圧空気だめ接続ロアｂは導
管１１を介して高圧空気だめＩＩＩへ接続され、第２の
中継弁９の高圧空気だめ接続口９ｂは導管１２を介して
高圧空気だめ■ｖｌ＼接続されている。高圧制動接続ロ
アｃおよび９ｃはそれぞれ後車１１ｉｌＩＩの常用制動
シリンダ１３および前車軸の常用制動シリンダ１４へ接
続されている。

補助または駐車制動装置の制御回路は、圧縮空気発生回
路の低圧部分に属する３回路保護弁３から導管１５、手
動制動弁１６および導管１７を介して、第３の中継弁１
８の低圧制御接続口１８ａへ通じている。この中継弁１
８の高圧空気だめ接続口１８ｂは導管１９を経て、圧縮
空気発生回路の高圧部分に属する３回路保護弁４へ接続
され、中継弁１８の高圧制動接続０１８ｃ　ハ導管２０
を経て、後車軸に設けられる補助または駐車制動装置の
補助または駐車制動シリンダあるいは蓄勢ばねシリンダ
２１へ接続されている。

２導管付随車制動接続装置は、空気だめ連結器２２と制
動連結器２３から構成されている。空気だめ連結器２２
も付随車制御導管用の制動連結器２３も圧縮空気発生回
路の低圧部分の低い圧力および車両制動装置の制御回路
の同様に低い圧力を供給され、この場合２回路制動弁５
および手動制動弁１６が制御装置として役だち、付随車
制御ｆｌ′１１弁２４はこれらの制御装置を連結器２２
．２３へ接続する接続素子となっている。

この制動装置の動作を以下に説明する。

１　常用制動 ２回路制動弁５が操作されると、入口接続口５ａおよび
５ｂの所にある低圧空気だめ■およびＩＩからの圧縮空
気は、出口接続口５ｃおよび５ｄを経て中継弁７および
９の低圧制御接続ロアａおよび９ａへ流れる。中継弁７
および９は制御圧力の大きさに比例して開き、これら中
継弁７および９の高圧空気だめ接続ロアｂおよび９ｂの
所にある高圧空気だめＩＩＩおよびＴＶからの圧縮空気
は、高圧制動接続ロアＣおよび９Ｃを経て常用制動シリ
ンダ１３および１４へ流れる。中継弁７の前に接続され
て荷重に関係する圧力調整装置１０は、車両の重量に応
じて制御圧力を調整する。

２　補助または駐車制動 手動制動弁】６が操作されると、圧力発生回路の低圧部
分から導管１５を経て入って来る圧縮空気は、中継弁】
８の低圧制御接続口１８ａへ流れ名。今やこの中継弁１
８が開いて、圧縮空気発生回路の高圧部分から高圧空気
だめ接続口＋８ｂおよび高圧制動接続口＋８ｃを経て蓄
勢ばねシリンダ２１へ加わっていた圧縮空気が抽気され
るので、蓄勢ばねシリンダ２１のはね素子のばね力によ
り制動がかけられる。

蓄勢ばね制動湿の制動を解除するには、手動制動弁１６
の操作による中継弁１８の動作によって、導管１９．２
０に再び圧縮空気を供給して、蓄勢はねシリンダ２１の
はね素子のばね力を再び相殺せねばならない。

３　付随車制動 付随車制動装置の操作は、２回路制動弁５の操作と手動
制動弁１６の操作により、付随車制御弁２４と制動連結
器２３とを介して行なわれる。このため付随車制御弁２
４は、２回路制動弁５の両方の常用制動回路からの圧力
供給用制御接続口２４ｂ、２４ｃと、手動制動弁１６か
らの圧力供給用制御接続口２４ａとをもっている。空気
だめ導管１５は付随車制御弁２４の接続口２４ｄおよび
２４ｅを通って空気だめ連結器２２へ通じている。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による圧縮空気制動装置の回路図である。 １・・・低圧導管、２・・・高圧導管、５・・・多（２
）回路制動弁、７．９．１８・・・中継弁、７ａ、９ａ
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　車輪制動機が空気圧で操作可能であり、圧縮空気発
   生回路と少なくとも１つの制御回路と少なくとも１つの
   出力回路とをもっている制動装置において、 ａ）　圧縮空気発生回路が、少なくとも２つの部分すな
   オ〕も低い圧力に調整される第１の部分と、高い圧力に
   調整される第２の部分とからなり、 ｂ）少なくともＪつの制御回路における制御圧力が少な
   くとも１つの出力回路における制動圧力より低く、 Ｃ）低圧制御回路と高圧出力回路との分離が中継弁（７
   ，９１１８）により行なわれ、ｄ）　この中継弁（７，
   ９，１８）が、低圧制御回路から圧力供給可能な少なく
   とも１つの制御接続Ｄ　（７ａ＋９ａ＋　１８ａ）と、
   圧力発生回ＩＭ　（７１ｉ　イ圧力に調整される部分か
   ら圧力供給可能な少なくとも１つの高圧空気だめ接続口
   （７ｂ。 ９ｂ、ｊａｂ）と、高圧出力回路へ制動圧力を供給する
   高圧制動接続口（７Ｃ＋９Ｃ＋　１８ｃ）とをもってい
   る ことを特徴とする、圧縮空気制動装置。 ２　圧縮空気発生回路から圧縮空気だめ（ＬＨ。 ＩＩＩ、ＴＶ）へ通ずる導管（１，２）に、少なくとも
   ２つの圧縮空気だめを充てんするため、方向制御弁（３
   ，４）が挿入されていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の制動装置。 ３　ａ）　　圧縮空気制動装置が少なくとも２つの常用
   制動回路をもち、 ｂ）回路の分離と制御が、制御回路に設けられた多回路
   制動弁（５）により行なわれ、Ｃ）多回路制動弁（５）
   へ圧力を供給するために、低圧に調整される圧縮空気発
   生回路（ｒ、ｕ）への別々の接続が行なわれ、ｄ）多回
   路に出力される制動弁（５）の圧力が、それぞれの制動
   回路に属する中継弁（？、９）をその低圧制御接続口（
   ７ａ、９ａ）を介して制御するのに用いられ、 ｅ）　中継弁（７，９）の高圧空気だめ接続口（７ｂ。 ９ｂ）が、それぞれ高圧に調整される圧縮空気発生回路
   （ＩＩＩ、ＩＶ）へ接続され、ｆ）　中継弁（７，９）
   の高圧制動接続口（７ｃ、９ｃ）が、別々の車軸に属す
   る制動回路のそれぞれの車輪制動シリンダ（１３，１４
   ）へ接続されている ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の制動装
   置。 ４　ａ）　　圧縮空気制動装置が補助または駐車制動回
   路をもち、 １、）　　補助または駐車制動回路の制窃１が、低圧制
   御回路に設けられた手動制動弁（］６）によりイテなわ
   れ、 Ｃ）手動制動弁（１６）への圧力供給のため、低圧に調
   整される圧縮空気発生回路（３）への接続が行なわれ、 ｄ）手動制動弁（１６）の出力圧力が、補助ま１こは駐
   車制動回路に属する中継弁（１８）をその低圧制御接続
   口（１８ａ）を介して制御するのに用いられ、 ｅ）　中継弁（１８）の高圧接続口（＋８ｂ）力５、高
   圧に調整される圧縮空気発生回路（４）へ接続され、 ｆ）　中継弁（１８）の高圧制動接続口（１８ｃ）力へ
   、少なくとも１つの車軸の補助ま１こ４ま駐車ｆｆｉ！
   、ｌ動シリンダカシリンダ勢６．？ねシ１ノンダ（２１
   ）へ接続されている ことを特徴とする特許請求の範囲第１項もこ記載の制動
   装置。 ５　ａ）　　圧縮空気制動装置が付随軍制ＷＪＪ装置用
   イ寸随車制御回路をもち、。 ｂ）　　付随車制動装置の制御力５、イ＝ｒ　ｌ１ｉｆ
   ｆ　ｆｉｌｆ　ｍ４Ｊ　Ｉｌｌ　ｎｊｌ路に設けられた
   付随車制御弁（２４）ｕこよりイラなわれ、 Ｃ）付随車制御弁（２４）の制御力Ｓイ氏圧缶制御［Ｅ
   ＋路から行なオつれ、 ｄ）　　（＝Ｊ随単車制御弁２４）の空気だめ接続口（
   ２ｉｄ）が、低圧に調整された圧縮空気発生回路（３）
   の圧力を供給され、 Ｑ）４＝Ｊ随車制御弁（２４）から伺随車制御導管（２
   ３）へ出力される圧力が、付随車制動装置に設けられた
   付随車制御弁の制御に用いられる ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に、　記載の制
   動装置。 ６　多回路制動弁（５）と中継弁（７）との間に、荷重
   に関係する制動力調整装置（１０）が設けられているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の制動装置
   。 ７　中継弁（７）と制動力調整装置（１０）がまとめら
   れて、共通なハウジング内に設けられていることを特徴
   とする特許請求の範囲第６項に記載の制動装置。 ８　多回路制動弁（５）、中継弁（７）および制動力調
   整装置（１０）がまとめられて、共通なハウジング内に
   設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第６項
   に記載の制動装置。 ９　多回路制動弁（５）と中継弁（７）がまとめられて
   、共通なハウジング内に設けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第６項に記載の制動装＠。 １０　　補助または駐車制動シリンダ（２１）が、手動
   制動弁（１６）により制御されて圧縮空気発生回路の低
   圧に調整される圧力を供給されることを特徴とする特許
   請求の範囲第４項に記載の制動装置。