JPS595605Y2 - タイヤの空冷装置 - Google Patents

タイヤの空冷装置

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Publication number
JPS595605Y2
JPS595605Y2 JP315683U JP315683U JPS595605Y2 JP S595605 Y2 JPS595605 Y2 JP S595605Y2 JP 315683 U JP315683 U JP 315683U JP 315683 U JP315683 U JP 315683U JP S595605 Y2 JPS595605 Y2 JP S595605Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
air
vehicle
vehicle body
tires
Prior art date
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Expired
Application number
JP315683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58129207U (ja
Inventor
敏 伊勢木
宗典 井内
清一郎 奥田
義則 竹山
Original Assignee
住友ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友ゴム工業株式会社 filed Critical 住友ゴム工業株式会社
Priority to JP315683U priority Critical patent/JPS595605Y2/ja
Publication of JPS58129207U publication Critical patent/JPS58129207U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595605Y2 publication Critical patent/JPS595605Y2/ja
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  • Tires In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、とくに、複輪タイヤを備えた車輌に最適なタ
イヤの空冷装置に関する。
従来、トラックやバス等の大型車輌では、後軸に複輪タ
イヤ機構Dを採用し、この複輪タイヤ機構Dは、第1図
aのような一駆動方式Aや第1図bのような一駆動+遊
輪方式B、あるいは、第1図Cのような二駆動方式Cの
ように組合わされている。
ところで、複輪タイヤ機構Dを採用した場合、走行中の
冷却空気流が車体でさえぎられて、外側タイヤ1よりも
内側タイヤ2の方が、空冷される機会が少なく、かつ、
ブレーキドラムやアクスル軸などからの発熱の影響を受
けやすいので、タイヤ温度が著しく上昇する結果、タイ
ヤ損傷や摩耗が多くなってタイヤ寿命が短くなるもので
あった。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
車輌走行中に、車体内方のタイヤを空冷して、車体外方
のタイヤとほぼ同等のタイヤ温度に保てるようにしたタ
イヤの空冷装置を提供するものである。
すなわち、本考案に係るタイヤの空冷装置は車体内方の
後輪に複輪タイヤを備えた車輌において、車輌の走行方
向若しくは側方に向けて開口させた空気取入口を有する
冷却筒を車体の側部に取付け、該冷却筒の空気吹出口を
、上記車体内方の後輪の複輪タイヤの内側タイヤに臨ま
せて、車輌走行中、後輪タイヤを強制空冷するようにし
たことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る。
第1図aおよび第2図bに示すように、一駆動+遊輪方
弐B若しくは二駆動方式Cの場合には、とくに、最後軸
の内側タイヤ2aが、前方の内側タイヤ2bでさえぎら
れて、走行中の空冷効果がほとんど期待できない。
そこで、車体(図示せず)の側部に、車輌の走行方向E
に向けて開口させた空気取入口3を有する筒状の冷却筒
4を取付けて、該冷却筒4下面の空気吹出口5を内側タ
イヤ2aの上方に臨ませるように設置する。
こうすれば、車輌の走行中には、空気取入口3から取入
れられた空気は、図中矢印で示すように、冷却筒4を通
って空気吹出口5から内側タイヤ2aに向って吹出し、
内側タイヤ2aを空冷するようになる。
このとき、前方の内側タイヤ2bも空冷する必要がある
場合には、冷却筒4下面に、内側タイヤ2bの上方に臨
む空気吹出口をさらに開口させればよい。
上記実施例は、複輪タイヤ機構Dにおいて内側タイヤ2
a,2bの空冷を対象としたが、第3図aおよび第3図
bに示すように、内・外側タイヤ1,2とも車体内方へ
格納される箱型ボディーバス等の場合には、車体の側面
6に空気取入口3を開口させると共に、冷却筒4下面の
空気吹出口5を、内外側タイヤ1,2の上方に臨ませる
ようにして、内・外側タイヤ1,2を同時に空冷するよ
うにすればよい。
従って、場合によっては、複輪タイヤ機構Dのすべての
タイヤ1,2を空冷するように、空気吹出口5の個数や
形状を設定することが可能である。
なお、複輪タイヤ機構Dを備えない車輌でも、タイヤが
車体内方へ格納される場合には、上記の冷却筒4を取付
けると上記と同様にして空冷することができる。
また、上記各実施例における空冷の効果は、単にタイヤ
1,2のみならず、ブレーキドラムやアクスル軸等にも
及ぶから、これらの発熱の影響を未然に防止することが
できる。
上記のように構或した冷却筒4を実際に車輌に取付けて
実験したテ゛一夕を次に説明する。
上記条件によれば、縦軸にタイヤ温度℃ (最高 タイヤ温度)を、横軸に走行速度(KM/H)をとった
第4図aの温度上昇グラフに示すように短破線aで示す
冷却筒4のない内側タイヤでは、40KM/Hで約80
℃,80KM/Hで約95℃に温度上昇するのに対して
、実線bで示す冷却筒4のある内側タイヤでは、40K
M/Hで約65℃,80KM/Hで約82℃にとどまり
、長破線Cで示す冷却筒4のない外側タイヤとほぼ同等
の温度上昇に保つことができた。
上記の条件によれば、縦軸にタイヤ温度℃(最高タイヤ
温度)を、横軸に走行速度(KM/H)をとった第4図
bの温度上昇グラフに示すように、短破線aで示す冷却
筒4のない内側タイヤでは、40KM/Hで約90℃,
80KM/Hで約100℃に温度上昇するのに対し、実
線bで示す冷却筒4のある内側タイヤでは、40KM/
Hで約80℃,80KM/Hで約90℃にとどまり、長
破線Cで示す冷却筒4のない外側タイヤとほぼ同等の温
度上昇に保つことができた。
以上の説明からも明らかなように、本考案は、車体に冷
却筒を取付けて、空気吹出口を車体内方のタイヤに臨ま
せるようにし、車輌走行中にタイヤを空冷するようにし
たタイヤの空冷装置であるから、車体内方のタイヤを効
果的に空冷することができ、タイヤの損傷や摩耗が激減
してタイヤ寿命を大巾に向上することができる。
同時に、車輌自体(ブレーキドラム、アクスル軸等)も
冷却できるから、車輌にも好影響を与えることができる
さらに、本考案は、空気取入口と空気吹出口とを設けた
冷却筒を車体に取付ければよいから、構造はきわめて簡
単で、コスト安に製作でき、而も既存の車輌にも容易に
取付けることができる等、種々の利点を有し、実用上の
価値が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜第1図Cは複輪タイヤ機構の駆動方式を夫々
示す説明図、第2図aは冷却筒を備えた車輌の平面図、
第2図bは第2図aの側面図、第3図aは冷却筒を備え
たタイヤ格納タイプの車輌の平面図、第3図bは第3図
aの側面図、第4図aおよび第4図bは、夫々、縦軸に
タイヤ温度℃を、横軸に走行速度(KM/H)をとった
タイヤの温度上昇グラフである。 A・・・・・・一駆動方式、B・・・・・・一駆動+遊
輪方式、C・・・・・・二駆動方式、D・・・・・・複
輪タイヤ機構、1・・・・・・外側タイヤ、2a,2b
・・・・・・内側タイヤ、3・・・・・・空気取入口、
4・・・・・・冷却筒、5・・・・・・空気吹出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体内方の後輪に複輪タイヤを備えた車輌において、車
    体の側部に冷却筒が取付けられ、該冷却筒の空気取入口
    は、車輌の走行方向若しくは側方に向けて開口され、該
    冷却筒の空気吹出口は、車体内方の後輪の複輪タイヤの
    上方から内側タイヤの外周面に向けて開口されていて、
    車輌走行風を空気取入口から取入れて空気吹出口から吹
    出すことにより、後輪の内側タイヤの外周面を強制空冷
    するようにしたことを特徴とするタイヤの空冷装置。
JP315683U 1983-01-12 1983-01-12 タイヤの空冷装置 Expired JPS595605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP315683U JPS595605Y2 (ja) 1983-01-12 1983-01-12 タイヤの空冷装置

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JP315683U JPS595605Y2 (ja) 1983-01-12 1983-01-12 タイヤの空冷装置

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Publication Number Publication Date
JPS58129207U JPS58129207U (ja) 1983-09-01
JPS595605Y2 true JPS595605Y2 (ja) 1984-02-20

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ID=30016106

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JP315683U Expired JPS595605Y2 (ja) 1983-01-12 1983-01-12 タイヤの空冷装置

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JP7332861B2 (ja) * 2019-06-03 2023-08-24 横浜ゴム株式会社 タイヤ故障予知システム、タイヤ故障予知方法

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JPS58129207U (ja) 1983-09-01

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