JPS5951451B2 - 自動車用換気装置 - Google Patents

自動車用換気装置

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JPS5951451B2
JPS5951451B2 JP5391577A JP5391577A JPS5951451B2 JP S5951451 B2 JPS5951451 B2 JP S5951451B2 JP 5391577 A JP5391577 A JP 5391577A JP 5391577 A JP5391577 A JP 5391577A JP S5951451 B2 JPS5951451 B2 JP S5951451B2
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ventilation
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00421Driving arrangements for parts of a vehicle air-conditioning

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炎天下に長時間、駐車中の自動車の車室、トラ
ンクルーム等が高温状態にさらされるのを防止するため
の自動車用換気装置に関する。
従来、自動車を長時間夏期の炎天下に屋外駐車した場合
、太陽光線の輻射により車室内およびトランクルーム内
は場合によっては100℃をも超える高温状態となり、
車室にあっては搭乗時に乗員に多大な不快感を与えると
ともに、ニアコンディショナーの冷房効果の立ち上りを
悪くするという欠点がある。
また、トランクルームにあっては、その内部に入れたも
のが飲食物のごとき生物であれば高温状態で変質したり
、腐敗したりする等の不都合がある。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、自動車の夏期
炎天下駐車時においても車内の換気を行なって車内の温
度を外気温に近い比較的低温度に維持することができ、
かつエンジン停止時に送風手段を作動させても車載バッ
テリの過放電を生ずる恐れがない実用性に優れた自動車
用換気装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために以下の構成を採用す
る。
すなわち、第1発明は、自動車用換気装置において、車
体に配設され太陽光線を電気エネルギーに変換する手段
と、車体に配設され前記電気エネルギーにより駆動され
て車内と車外の空気を交換する送風手段と、車内の温度
を検出し、その検出温度が所定温度以上の場合に、前記
電気エネルギーを前記送風手段に導入する温度検出手段
とを具備するものである。
また、第2発明は、自動車用換気装置において、車体に
配設され太陽光線を電気エネルギーに変換する手段と、
車体に配設され前記電気エネルギーにより駆動されて車
内と車外の空気を交換する送風手段と、自動車のエンジ
ンが停止している場合に前記電気エネルギーを前記送風
手段に導入するエンジン連動手段とを具備するものであ
る。
また、第3発明は、自動車用換気装置において、車体に
配設され太陽光線を電気エネルギーに変換する手段と、
車体に配設され前記電気エネルギーにより駆動されて車
室内と車外の空気を交換する送風手段と、車室内の温度
を検出する温度検出手段と、自動車のエンジンの作動と
連動するエンジン連動手段と、前記温度検出手段および
前記エンジン連動手段の信号により前記送風手段への通
電を制御し、車室内の温度が所定温度以上でかつ自動車
のエンジンが停止している場合に前記電気エネルギーを
前記送風手段に導入する制御手段とを具備するものであ
る。
また、第4発明は、少なくとも活性炭を内蔵し、車室内
空気を清浄にする空気清浄器を有する自動車に適用する
換気装置において、車体に配設され、太陽光線を電気エ
ネルギーに変換する手段と、一端側が前記空気清浄器を
介して車室内に連通上他端側か車外に開口する換気用通
路と、この換気用通路に配設され、前記電気エネルギー
により駆動されて車室内空気を前記換気用通路を通して
車外に排出する送風手段と、車室内の温度を検出し、そ
の検出温度が所定温度以上の場合に、前記電気エネルギ
ーを前記送風手段に導入する温度検出手段とを具備する
ものである。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図および゛第2図は本発明の第1実施例を示すもの
で、1は自動車走行用のエンジンで、水冷式のものであ
り、エンジンルーム2内に設置されている。
3はエンジンルーム2を開閉するボンネット、4は自動
車の車室で、5はこの車室4の床である。
6,7は床5上に設置された座席、8は車室4の屋根、
9は車室4の前部窓、10,11は側部窓、12は後部
窓である。
13は後部座席7の後方に形成されたトランクルーム、
14はこのクランクルーム13を開閉するトランク蓋、
15はトランクルーム13内に設置された燃料タンク、
16は車室4の前部に設けられた計器盤、17はこの計
器盤16の下方に設置される自動車用暖房装置で、ヒー
タファン17aおよびヒータコア17bを有している。
ヒータファン17aは図示しない車載バッテリより給電
されるモータにより駆動されるもので、ヒータコア17
bはエンジン1の冷却水を熱源として暖房用空気を加熱
するものである。
17Cは暖房装置の換気用吹出口、17dは乗員足元へ
の温風吹出口である。
18は屋根8の上面に設けられた太陽電池で、太陽Aか
らの太陽光線Bを電気エネルギーに変換するためのもの
である。
この太陽電池18は自動車の外観美を損わないように屋
根8の下面に取付けられた凹状の取付板8a内に収納し
て取付けである。
8bは屋根8の開口部で、太陽電池18に太陽光線を照
射するためのものであり、太陽電池18と一体構造のア
クリル樹脂製の透明窓18bが嵌め込まれている。
19は計器盤16に設けられた駐車時換気用通路、20
はこの通路19内に設置された換気用ファンで、小容量
のマイクロモータ21により駆動されるものであり、こ
のマイクロモータ21は前記太陽電池18において得ら
れる電気エネルギーにより作動するものである。
22はマイクロモータ21の取付ステーで、モータ21
の外周面に固定されている。
23はファンケーシングで、取付ステー22とともに通
路19の壁部にボルト24により締付は固定されている
25は通路19の吹出口で、手動操作によって開閉可能
なルーバ25aを有している。
26は車外の空気すなわち外気を車室内へ取入れるため
の外気取入口で、前部窓9の下方部分に開口しており、
前記した暖房装置17のヒータファン17aおよび換気
用ファン20の上流側(吸込側)に連通している。
27は車室4の後部に設けられた車室内空気の排出口で
ある。
28は手動操作のスイッチで、運転席近傍の計器盤16
に設置されている。
29はエンジン連動手段をなすリレーで、常閉接点29
aとコイル29bとよりなる。
コイル29bは図示しないイグニッションスイッチを介
して通電されるようになっており、イグニッションスイ
ッチか゛開放されてエンジン1が停止すると、コイル2
9bの通電が遮断されて、常閉接点29aが開放状態よ
り閉成状態に復帰するようになっている。
30は温度検出手段をなすバイメタルスイッチで、車室
内温度が所定温度以上になると閉成するものであり、車
室内の適宜場所例えば計器盤16に設置される。
そして、上記のスイッチ28.30およびリレー29の
三者は太陽電池18と換気用ファン20のモータ21と
の間の通電回路に直列に挿入されている。
本例においては、太陽電池18とモータ21との間に、
上記三者28,29,30を直列接続するという回路結
線自体により、論理積条件を満たしてモータ21への通
電を制御するようになっている。
従って、本例では、前記回路結線自体によリモータ制御
のための制御手段が構成されていることになるが、この
制御手段は周知の論理回路技術により種々変形できるこ
とは自明である。
次に、前記した太陽電池18の具体例を第3図により説
明すると、太陽電池18の素子18aとして一般に使用
されつつあるものは、第3図aに示す様にP型のシリコ
ン100の上に受光面としてn型のシリコン薄層101
を形成させたものである。
ところで、太陽電池18は温度が上昇すると効率が低下
する傾向にあるため、太陽電池18の感度のある部分の
光はなるべく多く取入れ、感度のない光は全部反射して
しまうことがのぞましい。
シリコンを使用した太陽電池の分光感度は波長0.5〜
1.1μで良いことが知られており、上記の問題点の対
策としては太陽電池18の表面に干渉薄膜を施して、波
長0.5〜1.1μの光を透過吸収して、それ以外の波
長の光は反射してしまうような選択的反射層を形成すれ
ばよい。
これはたとえばZns −MgF2− Sioの多層薄
膜の組み合わせでほは゛実現できる。
一般に市販されている太陽電池としては、シャープ■の
S −224(第3図b)、S−225(第3図C)、
あるいは、5S−2020G、 SS55−2O2等か
゛ある。
第3図すに示すS−224の太陽電池18′は一辺の長
さが8cmの正方形のアクリル樹脂製パッケージ103
の中に、半円形の単位素子18aが20個組み込まれて
いる。
この太陽電池18′の出力は35Qm watt程度で
あるが、自動車の大きさ・形状、気候等の条件によって
定まる換気用ファン20の容量に応じてこの太陽電池1
8′の使用個数を決定すればよい。
第3図Cに示す太陽電池18″はS−225で、円形の
単位素子18aを長方形のパッケージ104内に5個組
み込んだものであり、出力は、1wa廿程度で゛ある。
小型で゛出力の大きなものは5S−2020G、 SS
55−2O2であり、これは人工衛生用に開発されたも
ので出力は単位素子1個で55.9m Wa廿の出力か
゛得られ、S−224、S−225に比べて単位面積当
り1.4倍の出力(14mWatt/cm2) を得
ることができる。
本発明の第1図、第2図に示す換気用ファン20のモー
タ21の容量は1〜5Wa廿であるため、上記5S−2
020Gを使用した場合、太陽電池18の総面積はS−
1000/14〜5000/14−71〜3570m2
程度となる。
S−224を使用する場合は、太陽電池1個当り350
mWattの出力であるから、太陽電池18′の使用個
数は3〜14個となり、その総面積は192〜900c
m2程度になる。
上記構成において本発明装置の作動を説明すると、手動
操作のスイッチ28は通常閉成状態に投入されており、
またリレー29の接点29aはエンジン1の停止時には
イグニッションスイッチが開放されているので閉成して
いる。
そして、夏期の炎天下駐車等により車室内の温度が所定
温度例えば40℃まで上昇すると、バイメタルスイッチ
30も閉成し、換気用ファン20のモータ21と屋根8
の上面にある太陽電池18との間が電気的に接続される
これにより、太陽電池18の起電力により生じた電圧が
モータ21に印加され、このモータ21が回転する。
このモータ21の回転により換気用ファン20が車室外
の空気を外気取入口26から吸込んで通路19、吹出口
25を経て車室4内に送り込む。
これにより、車室4内の熱せられた空気は排出口27よ
り強制的に車外へ排出されるので、車室4内が温室のご
とき高温状態になるのを防止できる。
また、バイメタルスイッチ30は春秋時や冬期のごとく
、駐車時の換気を行なう必要のない場合には開放状態に
なって、モータ21が無駄に回転するのを防止して、モ
ータ21の寿命を延ばすことに貢献する。
また、エンジン作動時には車載バッテリを電源として、
ヒータファン17Hによる換気作用、あるいは冷房装置
による冷房作用を行なうことができるので、やはり換気
用ファン20を作用させる必要はなく、そのためエンジ
ン作動時にはリレー29の接点29aを開放させて、換
気用ファン20の不要な作動を停止する。
□ また、駐車時であっても換気用ファン20を作動さ
せたくない場合は手動スイッチ28を開放すればよい。
第4図および第5図は本発明の第2実施例を示すもので
、太陽電池18を後部窓12の車室内側に接着等により
密着固定し、後部窓12を通して照射される太陽光線B
により太陽電池18を働かせるようにしたものである。
また、換気用ファン20は後部窓12の下部に設けた換
気用通路19内に設置してあり、この換気用通路19の
一端は車室4内に開口する車室内空気取入口31を構成
しており、他端は車室外に開口する排出口27を構成し
ている。
一方、本例では車室内温度を検出するバイメタルスイッ
チ30が車室4内後部の側方上部に設置されており、こ
のバイメタルスイッチ30は多数の通気孔32aを有す
るケース32内に収納されている。
バイメタルスイッチ30は取付基台33にビス締め固定
されたバイメタル片30a、その先端に設けられた可動
接点30b、およびこの可動接点30bと対向設置され
た固定接点30Cよりなる。
換気用ファン20のモータ21と太陽電池18との間に
はエンジン1のイグニッションスイッチと連動するリレ
ー29と上記バイメタルスイッチ30が直列接続されて
いる。
第6図および第7図は本発明の第3実施例を示すもので
、上記第2実施例を変形したものであり、太陽電池18
を鋼球製の球状体34に連結するとともに、この球状体
34を弾性を有する樹脂からなる支持部材35の半球状
骨は面に回動可能に支持せしめ、かつこの支持部材35
を吸盤36によって後部座席7の後方の荷物台37上に
取付けることにより、太陽電池18の設置方向を破線イ
に示すごとく太陽光線B、B’の方向に応じて変えて、
太陽電池18の出力を太陽光線B。
B′の方向の変化にかかわらず効率よく発揮させるよう
にしである。
また、本例では車室内空気の取入口31を車室4内後部
の屋根8近くの高い位置に設けることにより、車室4内
の上部に上昇した熱気を取入口31から吸入し、ダクト
38を介して換気口通路19の入口19aに導き、排出
口27から車外へ排出するようにしである。
第8図は本発明の第4実施例を示すもので、トランクル
ーム13内の換気を行なうようにしたものであり、トラ
ンク蓋14の上面に太陽電池18を取付け、トランクル
ーム13内の後部に換気用通路19を設け、この通路1
9内に換気用ファン20および駆動用モータ21を取付
け、かつ通路19の下端を車外へ開口させて外気取入口
39を構成し、通路19の上端部はトランクルーム13
内へ開口して吹出口40を構成している。
更に、トランクルーム13の上部で後部窓12の下方位
置にトランクルーム13と車室4の空気を車外へ排出す
る排出口41が設けである。
本例では太陽電池18の出力により換気用ファン20を
作動させることにより車外の空気が取入口39から吸入
されてトランクルーム13内を矢印のごとく循環して排
出口41から車外へ排出されるので、トランクルーム1
3内が高温状態になるのを防止して、トランクルーム1
3内の生物42.43が変質したり、腐敗するのを防止
できる。
なお、図示してないが本例においても換気用ファン20
のモータ21と太陽電池18との間の通電回路にトラン
クルーム13内の温度を検出して開閉する温度スイッチ
および手動操作のスイッチを挿入すると良いことはもち
ろんである。
第9図および第10図は本発明の第5実施例を示すもの
で、本例は車室内の空気の汚れと悪臭を除去する空気清
浄器44が設置されている自動車に適用したものであり
、この空気清浄器44には活性炭が内蔵されており、運
転席近傍に設けられた手動スイッチ45を閉成すると、
車載バッテリ46から電動ファン47に通電され、この
ファン47が回転し、吸入口48から車室内の空気が吸
入される。
このとき、手動スイッチ45の閉成により電磁ソレノイ
ド49にも同時に通電され、この電磁ソレノイド49の
吸引力によって切換弁50は第9図の破線位置に吸引さ
れ、車室内への吐出口51を開放する。
そのため、ファン47によって送られた車室内空気は空
気清浄器44の活性炭によって汚れど悪臭が吸着され清
浄空気となった後、吐出口51から再び車室4内に供給
される。
一方、手動スイッチ45が開放状態の時は切換弁50は
バネ52の力で第9図の実線状態となり、吐出口51を
塞ぐとともに、換気用通路19の入口を開放する。
この状態で、自動車が5駐車され、車室4内の温度が上
昇すると、車室内の温度を検出するバイメタルスイッチ
30 (本例では図示せず)が閉成して、太陽電池18
(本例では図示せず)の起電力が換気用ファン20のモ
ータ21に供給され、換気用ファン20が作動する。
これにより、車室内の熱風が吸入口48がら空気清浄器
44の活性炭を通り、換気用通路19を経て排出口27
から車外に排出される。
ここで、空気清浄器44の活性炭は一般に温度が高くな
ると吸着成分を脱離する性質があるため車室内の熱風が
活性炭を通過する際に活性炭の吸着成分を脱離させてそ
の活性を高める。
このよ、うに、本例では1、駐車中に太陽エネルギーを
利用して車室4内の冷却と活性炭の清浄化とを同時に図
ることができる。
なお、本例において図示を省略した太陽電池18は屋根
8の上面、後部窓120車室内側面、荷物台37の上面
等に設置すればよい。
同様に、バイメタルスイッチ30の設置場所も車室4内
の平均的温度を検出できる場所であればどこでもよい。
また、前述の第1実施例において換気用ファン19を暖
房装置17から独立した換気用通路19内に設置したが
、暖房装置17内の換気用吹出口17Cの通路に設置す
ることも可能である。
また、暖房装置17のヒータファン17aに太陽電池1
8の起電力を供給するようにして、ヒータファン17a
に換気用ファン19の機能を兼務させることも可能であ
る。
また、本発明装置は1個または複数場所に設けた太陽電
池18により車室4内とトランクルーム13内の換気を
ともに行なうようにしてもよい。
また、第1図のごとく屋根8上に設置した太陽電池18
や第8図のごとくトランク蓋14上に設置した太陽電池
18に対しても太陽電池18の設置方向を調整可能な構
造にすることもできる。
また、温度検出手段としてはバイメタルスイッチ30以
外の感温スイッチ、半導体感温素子等を使用でき、また
車内の空気の温度に限らず、ステアリングホイール、イ
ンストルメントパネル、座席等の表面温度を検出してよ
いことはいうまでもない。
また、エンジン連動手段としては、イグニッションスイ
ッチに連動するリレー29以外に、エンジン油圧スイッ
チ、エンジン回転計等エンジン1の作動に関連する装置
であれば、どのような装置に連動させるようにしてもよ
い。
このように、本発明は種々な態様でもって幅広く変形し
て実施できるものである。
以上詳細に説明した通り、本発明の第1発明によれば、
夏期の炎天下における駐車時等に、自動車の車室4内お
よびトランクルーム13内の換気を効果的に行なって、
これらの内部を比較的低温に維持することができ、その
ため車室4内やトランクルーム13内に収納された生物
の変質、腐敗を未然に防止できるとともに、駐車後に乗
員が搭乗する際の熱気による不快感およびニアコンディ
ショナーの冷房効果の立上りの悪さを解消できるという
優れた効果がある。
しかも、換気用ファン20の動力源を太陽光線による電
気エネルギーから得ているので、長時間駐車した際にも
車載バッテリの過放電を招来する恐れが全くなく、従っ
て車載バッテリの過放電による自動車エンジン1の始動
不能といった不具合は発生せず、自動車用換気装置とし
て極めて好都合である。
さらに、換気用ファン20の動力源を、太陽光線による
電気エネルギーから得ていることは換気効果を高めるた
めにも非常に有利であり、この点が本発明の大きな特徴
である。
すなわち、自動車を屋外に駐車した際、自動車内の温度
は太陽光線が強くなれば強くなるほど上昇するが、太陽
電池18の起電力も太陽光線が強くなればそれに比例し
て増加するので、太陽光線が強いときほど換気用ファン
20の換気風量を増加させることができそのため、駐車
時の天候に応じた換気能力を特別の制御装置を要するこ
となく自動的に得られるという格別の効果がある。
また、第1発明では車内の温度を検出する温度検出手段
を備えて、車内の温度が所定の温度以上の場合のみ換気
用ファン20を自動的に作動させるようにしているから
、上記効果に加え、換気用ファン20およびその駆動用
モータ21が不要の作動を行なうのを防止して寿命の延
長を図ることができるという効果がある。
また、第2発明では、第1発明の温度検出手段に代えて
、エンジン連動手段を備え、このエンジン連動手段によ
り自動車のエンジンが停止している場合のみ換気用ファ
ン20を自動的に作動させるようにしているから、換気
用ファン20およびその駆動用モータ21の不要な作動
を防止して、これらの寿命を図ることができるとともに
、エンジン連動手段は、イグニッションスイッチ等の既
存の機器を利用して、極めて簡単に構成できるという効
果がある。
また、第3発明では、上記温度検出手段と上記エンジン
連動手段とを併せ有し、かつ、この両手段の信号に応じ
て車室内の温度が所定温度以」二でかつエンジン1が停
止している場合のみ換気用ファン20を作動させる制御
手段を具備しているから、換気用ファン20を必要最小
限作動させるだけであり、換気用ファン20とその駆動
用モータ21の寿命延長をより一層図ることができ、し
かも換気用ファン20の作動制御を運転者の手を煩すこ
となく自動的に行なうことができ、運転者の負担を軽減
できるという効果が大である。
また、第4発明では1、駐車時におせる換気を行なうに
際して、特に活性炭を内蔵する空気清浄器を介して、車
室内空気を車外へ排出するように構成しているから、駐
車時の高温の車室内空気によって活性炭の吸着成分を脱
離させ、活性炭の活性を高めることができるので、換気
作用をそのまま利用して、活性炭の脱臭作用を長期間維
持できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す自動車の模式的断面
図、第2図は第1図の要部拡大断面図と電気回路図を組
み合せた図である。 第3図a。b、Cは第1図および第2図に示す太陽電池
の具体例の説明図、第4図は本発明の第2実施例を示す
自動車後部の模式的断面図、第5図は第4図の要部拡大
断面図と電気回路図を組み合せた図、第6図は本発明の
第3実施例を示す自動車後部の模式的断面図、第7図は
第6図の要部拡大断面図、第8図は本発明の第4実施例
を示す自動車後部の模式的断面図、第9図は本発明の第
5実施例を示す自動車後部の模式的断面図、第10図は
第9図図示の空気清浄器用制御回路図である。 1・・・・・・エンジン、4・・・・・・車室、8・・
・・・・屋根、12・・・・・・後部窓、13・・・・
・・トランクルーム、18・・・・・・太陽電池、20
.21・・・・・・送風手段をなす換気用ファンおよび
モータ、29・・・・・・エンジン連動手段をなすリレ
ー、30・・・・・・温度検出手段をなすバイメタルス
イッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体に配設され太陽光線を電気エネルギーに変換す
    る手段と、車体に配設され前記電気エネルギーにより駆
    動されて、車内と車外の空気を交換する送風手段と、車
    内の温度を検出し、その検出温度が所定温度以上の場合
    に、前記電気エネルギーを前記送風手段に導入する温度
    検出手段とを具備することを特徴とする自動車用換気装
    置。 2 前記太陽光線を電気エネルギーに変換する手段が車
    室の屋根上面に設置されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の自動車用換気装置。 3 前記太陽光線を電気エネルギーに変換する手段が自
    動車の後部窓で車室内側に設置されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の自動車用換気装置。 4 前記太陽光線を電気エネルギーに変換する手段が車
    室内の後部座席の後方の荷物台上に設置されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動車用換気
    装置。 5 前記太陽光線を電気エネルギーに変換する手段かl
    ・ランク蓋上面に設置されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の自動車用換気装置。 6 前記送風手段か斗ランクルーム内に設置されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれか記載の自動車用換気装置。 7 前記送風手段が車室前部の計器盤に設置されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれか記載の自動車用換気装置。 8 前記送風手段が自動車の後部窓の下部に形成された
    換気用通路に設置されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項乃至第5項のいずれが記載の自動車用換気
    装置。 9 前記太陽光線を電気エネルギーに変換する手段はそ
    の設置方向が太陽光線の方向に応じて変更し得るように
    構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第8項のいずれか記載の自動車用換気装置。 10 車体に配設され太陽光線を電気エネルギーに変換
    する手段と、車体に配設され前記電気エネルギーにより
    駆動されて車内と車外の空気を交換する送風手段と、自
    動車のエンジンの作動と連動し、自動車のエンジンが停
    止している場合に前記電気エネルギーを前記送風手段に
    導入するエンジン連動手段とを具備することを特徴とす
    る自動車用換気装置。 11 車体に配設され太陽光線を電気エネルギーに変換
    する手段と、車体に配設され前記電気エネルギーにより
    駆動されて車室内と車外の空気を交換する送風手段と、
    車室内の温度を検出する温度検出手段と、自動車のエン
    ジンの作動と連動するエンジン連動手段と、前記温度検
    出手段および前記エンジン連動手段の信号により前記送
    風手段への通電を制御し、車室内の温度が所定温度以上
    でかつ自動車のエンジンが停止している場合に、前記電
    気エネルギーを前記送風手段に導入する制御手段とを具
    備することを特徴とする自動車用換気装置。 12 少なくとも活性炭を内蔵し、車室内空気を清浄に
    する空気清浄器を有する自動車において、車体に配設さ
    れ、太陽光線を電気エネルギーに変換する手段と、一端
    側が前記空気清浄器を介して車室内に連通し、他端側か
    車外に開口する換気用通路と、この換気用通路に配設さ
    れ、前記電気エネルギーにより駆動されて車室内空気を
    前記換気用通路を通して車外に排出する送風手段と、車
    室内の温度を検出し、その検出温度が所定温度以上の場
    合に、前記電気エネルギーを前記送風手段に導入する温
    度検出手段とを具備することを特徴とする自動車用換気
    装置。
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