JPS594966Y2 - ベルトコンベヤ - Google Patents

ベルトコンベヤ

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JPS594966Y2
JPS594966Y2 JP7407780U JP7407780U JPS594966Y2 JP S594966 Y2 JPS594966 Y2 JP S594966Y2 JP 7407780 U JP7407780 U JP 7407780U JP 7407780 U JP7407780 U JP 7407780U JP S594966 Y2 JPS594966 Y2 JP S594966Y2
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JP
Japan
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belt
belt conveyor
unit
conveyor
fabric
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Application number
JP7407780U
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English (en)
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JPS57509U (ja
Inventor
之衛 内村
Original Assignee
バンドー化学株式会社
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Publication date
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  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、搬送経路が弧状であるベルトコンベヤに関す
るものである。
従来、物品、特に食料品、郵便物、手荷物のようなこわ
れやすい物品の運搬において、方向変換のために搬送通
路を円弧状に湾曲させたベルトコンベヤが用いられてい
る。
上記ベルトコンベヤでは、コンベヤベルトを曲走させる
ため、テーパローラが用いられており、そのために必然
的に求心方向に力が作用し、コンベヤベルトが内側に片
寄るという不具合がある。
この不具合を解消するために、従来より、各種の装置が
提案されている。
その装置は、原理的には、外側からコンベヤベルトを外
方に引張るものと、内側からコンベヤベルトが内方に寄
るのを押えるものとに大別でき、本考案は後者に係るも
のである。
例えば、第10図に示すように、軸線の交叉角度がθに
なるように配設されたテーパローラa、 aに巻回さ
れたコンベヤベル)bの幅方向に剛性材料C(アルミニ
ウム合金、ばね鋼)を埋設してコンベヤベル)bの横剛
性を高め該コンベヤベルトbの内周縁部を複数のガイド
ローラdで支持したものがある。
しかしながら、この装置では、コンベヤベル)bの成形
が困難であり、剛性材料の端部に応力が集中するため寿
命が短かいという欠点がある。
また、第11図に示すように、テーパローラeにガイド
溝f5gを設ける一方、コンベヤベル)h裏面にテーパ
ローラeのガイド溝f5gに係合する突条部m、 n
をベルト全長に亘って設け、両者の保合によりコンベヤ
ベルトhの片寄りを防止したものがあるが、このベルト
コンベヤにおいては、コンベヤベル)hの突条部m、
nの加工が困難であり、テーパローラeを間隔的に複
数個設ける必要があるため構造が複雑になり、さらにコ
ンベヤベル)hの横剛性が十分に高くないと、ガイド溝
f5gから突条部m、 nが外れてコンベヤベルトh
が浮き上がってしまうという欠点がある。
さらに、上記コンベヤベルトを製造するには、先ず、広
幅ベルトから扇形状のベルトを打抜き、その後にその扇
形状のベルトの両側縁を接合するのが通例であるため、
使用時におけるコンベヤベルトの張力の方向と、帆布の
経糸、緯糸の配列方向とが一致せず、該張力によりコン
ベヤベルトが浮き上がった状態になったり、シワが生じ
た状態になりやすいという欠点がある。
また、打抜いた後の広幅ベルトの残部は利用できず、ロ
スが大きいという欠点もある。
本考案は、かかる点に鑑み、エンドレスベルトの帆布の
帆布層およびその製造方法を改良してその横剛性を高め
ることにより、上記従来の欠点を解消したベルトコンベ
ヤを提供することを主目的とする。
以下、本考案の構成を、実施例につき、図面に沿って詳
細に説明する。
第1図および第2図において、1は弧状の搬送通路を形
成するベルトコンベヤで、第1ベルトコンベヤ2にて搬
送されてきた運搬物を、搬送方向を90度方向転換して
第2ベルトコンベヤ3に継送するものである。
このベルトコンベヤ1は、軸線が90度をなすように配
設された一対のテーパローラ4,5にエンドレスベルト
6が回転自在に巻回され、該エンドレスベルト6の内周
縁部が複数個のガイドローラ7で規制され、内方(求心
方向)への片寄りが防止される。
エンドレスベルト6は、第5図に示す如く、所定の中心
角γ(図面では、60度)のベルトユニット8を取付金
具9にて複数枚継合して形成されている。
各ベルトユニット8は、第3図および第4図に示すよう
に、ゴム状弾性物質からなる中間層10(厚さ0.5〜
0.8mm)の上下側に抗張力体としての上下帆布層お
よびカバーゴム層11.12がそれぞれ積層されている
ゴム状弾性物質としては、合成ゴムまたは天然ゴム(硬
度は、60〜70°)、ポリウレタン等の可撓性プラス
チックスなどが用いられる。
前記上下帆布層は、第5図に示すように、扇形状の単位
織布13,14を円周方向に継合した1枚の単軌布15
.16で構成されている。
単軌布15の継ぎ目15aは、別の単軌布16の継ぎ目
16aとは合致せず、ずれているから、エンドレスベル
ト6に作用する引張応力は、継ぎ目部分に局部的に集中
せず分散される。
なお、ベルトユニット8の形状は、コンベヤベルトの大
きさ、使用目的などに応じて適宜変更されるが、その中
心角γ(第5図参照)は60度以下であることが望まし
い。
単位織布13,14は、経糸として伸びの少ない高抗張
力のポリエステル等の合成繊維の撚り糸力弓1張強力に
応じて打込まれ、緯糸として伸びの少ない高抗張力のポ
リエステル等の合成繊維のモノフィラメント(直径φ0
.3〜0.8+nm)が用いられ、かつ表裏面に未加硫
ゴム層(図示せず)がコーティングされた織布Sから、
第7図に示すように、無駄なく、打抜き用金型等にて扇
形状に裁断される。
この単位織布13,14は、内周円弧の中点Aと、外周
円弧の中点Bとを結ぶ線分上に、緯糸であるモノフィラ
メントの代表繊維が位置するように裁断される(第6図
参照)。
該単位織布の打抜き角αは、コンベヤベルトの使用目的
に応じて適宜設定され、その大きさに応じて打抜き用金
型が選択される。
この単位織布13,14を適宜継合してベルトユニット
8が形成される。
この際、織布Sに予めコーティングされていた未加硫ゴ
ム層が接着剤として作用するとともに、未加硫ゴム層に
て中間層1uおよびカバーゴム層11.12も同時に形
成される。
しかして、ベルトユニット8ごとに加硫プレスにて容易
に加硫できる。
上記テーパローラ4,5の軸線のなす角度βは、ベルト
コンベヤの目的に応じて変更されるもので、それに応じ
て、用いられるベルトユニットの数も変わってくる。
上記カバーゴム層11.12の代わりに、カバー用帆布
を用いることができるのは言うまでもない。
また、帆布層は2層以上であっても差支えないが、その
場合偶数層を上下に等しく配分することが望ましい。
次に、エンドレスベルト6 (ベルト長さ50 mm)
を支点X1.X2にて左右対称に支持し、そのほぼ中央
に上側から荷重Pを加え、エンドレスベルト6がL2=
20mmたわんだときの該荷重Pの値を剛性力として、
中間層10の厚さΔtに対するエンドレスベルト6の剛
性力の変化を測定した(第8図参照)。
ただし、単軌布15.16の緯糸であるモノフィラメン
トの直径は0.5mmである。
上記測定結果を示す第9図より、中間層10の厚さΔt
が0.5mm未満の場合は普通仕様ベルトとあまり変わ
りはないが、0.5mmを起えると急激に高くなり、し
かして3.0mmを起えると緩やかなカーブとなり増加
率は減少することがわかる。
したがって、経済性、作業性の面から、中間層10の厚
さΔtは0.5〜3.0mmの範囲で選定するのが望ま
しい。
上記のように、緯糸にポリエステル等の合成繊維のモノ
フィラメント(直径0.3〜0.8mm)を有する単位
織布を円周方向に継合した単軌布により帆布層を形成し
、該帆布層を中間層の上下側に積層したから、コンベヤ
ベルトの曲げ応力が高くなり、横剛性がばね鋼を用いた
場合と同程度まで向上する。
これにより、コンベヤベルトの内周縁部をガイドローラ
で押えるという簡単な構造で、該コンベヤベルトを浮き
上がらせることなく、内方への片寄りを防止することが
できる。
しかも、スペースの面においても、節約され、設計の自
由度が向上する。
また、帆布層の単位織布の経糸がコンベヤベルトの外周
円弧の接線方向に、緯糸が半径方向と略同−の方向に配
列されるから、コンベヤベルトにかかる張力が経糸に有
効に作用し、シワなどが発生しないとともに、取付金具
により帆布のモノフィラメントが確実に把持でき、継ぎ
目部分の接合力が従来のものに比して大きくなる。
本考案は、上記のように構成したから、簡単な構造でも
って、コンベヤベルトの内方への片寄りを防止できると
いう実用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第1図はそれぞれ本考案の実施態様を例示す
るもので、第1図は90度の方向変換を行うベルトコン
ベヤの概略平面図、第2図は同要部斜視図、第3図はベ
ルトユニットの帆布層のみの平面図、第4図はベルトユ
ニットの断面図、第5図は上下帆布層(単軌布)、およ
び取付金具の関係を示す説明図、第6図は単位織布の平
面図、第7図は単位織布を打抜く織布を示す説明図、第
8図はエンドレスベルトの剛性力を測定する装置の概略
図、第9図は中間層の厚さと剛性力との関係を示すグラ
フ、第10図および第11図はそれぞれ従来例の概略図
である。 1・・・・・・ベルトコンベヤ、4,5・・・・・・テ
ーバローラ、6・・・・・・エンドレスベルト、7・・
・・・・ガイトローラ、8・・・・・・ベルトユニット
、10・・・・・・中間層、11゜12・・・・・・カ
バーゴム層、13.14・・・・・・単位織布、15゜
16・・・・・・単軌布、15a、16a・・・・・・
継ぎ目。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)軸線が角度をなすように一対のテーパローラが配
    設され、該テーパローラ間にエンドレスベルトを回転自
    在に巻回して弧状の搬送通路が形成され、該エンドレス
    ベルトの内周縁部が規制手段にて規制されているベルト
    コンベヤにおいて、前記エンドレスベルトは、帆布層の
    間にゴム状弾性物質からなる中間層が介装されている扇
    形状のベルトユニットを円周方向に継合して構成され、
    該ベルトユニットの各帆布層が、経糸に伸びが少ない高
    抗張力の合成繊維糸を、緯糸に伸びが少ない高抗張力の
    合成繊維のモノフィラメントをそれぞれ適用した織布か
    ら、該緯糸の代表繊維を対称軸線とする扇形状に裁断さ
    れた単位織布を円周方向に継合した単軌布で構成され、
    さらに各単軌布の継ぎ目は、相隣接する単軌布の継ぎ目
    と位置がずれていることを特徴とするベルトコンベヤ。
  2. (2)合成繊維は、ポリエステルであって、モノフィラ
    メントの直径が0.3 mm〜0.8mmである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のベルトコンベヤ。
  3. (3)ベルトユニットは、中心角が60度以下である実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載のベルト
    コンベヤ。
JP7407780U 1980-05-28 1980-05-28 ベルトコンベヤ Expired JPS594966Y2 (ja)

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JP7407780U JPS594966Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28 ベルトコンベヤ

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Publication Number Publication Date
JPS57509U JPS57509U (ja) 1982-01-05
JPS594966Y2 true JPS594966Y2 (ja) 1984-02-15

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KR100572221B1 (ko) * 1998-04-20 2006-10-24 마루야스 키카이 카부시키가이샤 커브벨트컨베어
ES2303589T3 (es) * 2002-04-12 2008-08-16 Dematic Corp. Transportador de cinta curvo.

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JPS57509U (ja) 1982-01-05

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