JPS5945073A - ブレ−キドラム付きホイ−ルハブとその鋳造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車軸用ホイール／・ブとブレーキドラムとを
夫々異なる利賀により一体鋳造しまた製品とその６す１
漬法に関する。

一般に自動車などの車輛用屯＠ｉｒｌ：タイーヤ、ブレ
ーキドラム及びホイールハブからなる。このうちブレー
キドラム（以下ドラムと称す）は、市の制動により発生
する熱を放１１（シ、振動を緩和するため高い熱伝導性
や減衰能が技求され、ホイールハブ（以下ハブと称す）
は車輌を支持するだめに強度と靭性とが要求される。

一方、鋳鉄にはいろいろの種類があり、例えば、ねずみ
鋳鉄は流動性が良いので鋳物を製造し易い上に熱伝導性
や減衰能が良く、丑だ球状黒鉛鋳鉄は強度や靭性に殴れ
ているなど、種類に応じてそれぞれ１１”ケ徴を有して
いる。従って上記ドラムとハブとを夫々ねずみ鋳鉄と球
状黒鉛鋳鉄とで鋳造すれば、各部品の要求性質と利質特
性とが合致し７、満足できるものとなるから、これらを
加工後両者を第１図に示すように、ボルト１で締結する
などして一体化するのが従来の工法であった。

し２かし、この方法で番・、１１、ブレーキ部と／・フ
゛部とを別々に妃１造し、加−１−シ、相克てるのて、
複雑な形状の製品が一体で製造できるという鋳造の大き
なメリツＩ・を失わせることになるば力・りでなく、作
業や工程が煩雑に４、す、高コスト、製作期間長期化な
どを来す原因と彦っていた。

本発明は、これらの問題点を・角′（決す７．）ために
なされたものであって、その要旨とするところは、ドラ
ム部をねずみ鋳鉄で、ノ・フ゛部は球状黒鉛鋳鉄から成
るように、異なった２月質を１つの鋳型の中で一体鋳造
したことにある。このように異なった２鍾類の溶湯を積
層し−ＣｉｉＪ　＋〜７１をｔする技術として、部分的
に材ｆ！１のＹｔＳなる釘ｊ、竹品の製造法（特願昭５
５−８３３５０　、！特願昭５５−９９６９１　）が提
案されているが、これら＊Ｖ造θミのうち、前者は黒鉛
球状化剤の管理に困難をともない、後者では注湯する溶
湯酔を異なる材質の材許１ごとに、予め計ＭしＣおかな
ければ、所定の位置に要求される利賀特性の鋳物を正確
に配設することができず、他方、これは作業工程や高価
な泪隈設備を増すことになるので、製造コストを高くし
、また作業能率を低下させるという問題があった。

これを解消するためになされたものが、本発明の鋳造法
であって、その要旨とするところは、異なった材質の溶
湯を１月い、初めに一方の溶湯を一士型に注湯し、該下
型部分から押上げられた溶湯の過剰分を、上記異なっだ
利質の接合部に設けた湯溜り部に溢出させたのち、他方
の溶湯を上型に注湯して部分的に材質の異なる鋳造品を
一体鋳造することにある。

以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお
、従来例と同一部位には同一符号を付する。

第２図および第３図は、本発明の実施例を示したもので
あり、２は鋳型であり、３は上型、４は下型、５はハブ
とドラムを一体化した製品である。その下型部分Ａ（ド
ラム部）に１−強度よりも熱伝導性が要求され、上型部
分Ｂ（ハブ部）は強度と靭性とが要求される部分である
。鋳型２０下型部分６，６′には堰８を配設］７、Ｊ毘
８は湯口９に連結する。下型部分６，６′の上端（本実
施例では見切り線に相当する）には地１０を配設し、ｔ
ＩＩ！１０は」二型部分７，７′と１型部分６，６′と
の接合部に設けた湯溜り部１１に連結する。１２は上型
３に穿設した溶湯監視孔であり、湯溜り部１１に連結さ
れている。ｊｊｌ１３は堰１．０より若干高い位置に配
設し、これに、上型３に穿設した湯口１４を連結する。

鋳造作業は次のように行なわれる。

下型部分Ａに注入される＃＝ｒＪ、ｚ（へ溶湯という）
を湯口９より注湯すれば、Ａ溶湯ｈ１＋＋ｖ　ｓを経て
鋳型２０下型部分６，６′に充（菌−ヒ昇して、その上
端に達しだとき、過剰のＡ溶湯は、ｌｉ’ＬＩＯを経て
湯溜り部＋１に溢出する。河川するＡ溶湯は、肉眼、セ
ンサ等により監視孔１２から屋ることが−〔きるので、
Ａ溶湯が湯溜り部１１に溢出（〜だ段１〜ＶｆでΔ溶湯
の注湯を停止すれば、湯口９に残留するＡ溶湯も湯溜り
部１１に溢出し、Ａ溶湯のレベルは’ｉ’ｉｊＪ型２の
下型部分１ｉ　、　ｆ’）’の上限である所定の位置に
収丑る。次いて」二パリ部分Ｂに注入される溶湯（１３
溶湯という）を湯口１４より注湯ずれば、ＩＬ５１１３
を経て鋳型２の上型部分７．７′に充満し、従って鋳型
２の下型部分６　、６’＆；ｉ　Ａ溶湯、上型部分７，
７′はＢ溶湯から成る所望の性質を；ｆ〕する一体＋１
ｑ造の製品５となる。製品５は、Ａと１３の両溶湯が溶
融状態においで混合するので、その接合は完全であり、
かつ該両溶湯は一方から他方へ次第にその組織が変化し
ていくから、接合部におりる性質の変化も緩かであり、
構造部材としても問題ない。

本実施例において、Ａ溶湯をｌｉ”ｃ−２５稈度の酬摩
耗性、熱伝導性に富むねずみ鋳鉄とし、Ｂ溶湯をｌ゛’
ｃＤ　−５０程度の強度、靭性を有する球状黒鉛鋳鉄と
しだものは、自動車用ホイールハブとプレーギドラムと
を一体化した成形品になり、ｒ９［期の目的を達するこ
とができる。第４図には本実施例による製品を示した。

このようにして２利Ｔ↓を一体ｉｐ４　Ｑ　Ｌ、たトラ
ムイ：１きハブし１１、その境９７組や）（が例え（二
ｌ冠４）５図の如くで、黒鉛は球状→イミ虫状→ハ状と
変化し−Ｃおり、かつ両材質が強固に融着１．ているこ
とがわかる。そして、ドラム部＆Ｊ、ねずみ鋳銑である
から熱伝導、減衰能が良好であり、・・ブ部ｔ、１、球
状黒鉛ｆｆｊ＝ｉ鉄であって強靭であり、部品としての
具備すべき条件は十分７７〜足しだものになる。まだ当
然のこと乍ら本製品は従来品の如く組立て前の加工は不
要であり、寸だ両部品をボルト接合するだめの重なり合
いが要らないから、少くともその分だけ、軽くなり、現
在自動車部品に要求されている軽量化とコスト低減とを
一挙に達成することができる。第１表ｄ本発明による製
品と従来法による製品の重＠　４：比較したものの一例
であって、本発明による軒腓化効果の著しいことがよく
わかる。

第１表 なお、本発明における材質の組合せは上記例の如くねず
み鋳鉄と球状黒鉛鋳鉄のみに限られるものではなく、Ｃ
Ｖ黒鉛鋳鉄などを交えたいろいろの組合せが考えられ、
これらの組合せは部分的に材質の異なる鋳造品の用途に
よって使い分けられるのは当然であり、さらにその製造
方法も上記に限定されることはない。まだ、本発明に係
る部分的に材質の異なる鋳造品の製造法は、異なった材
質の溶湯の接合部に設けた湯溜り部に、溶湯の過剰分を
浴出させるようにしだから、上記ハブとドラムとの例に
限定されることなく、所定の位置に、所望の性質の材料
を正確に配設した一体構造の鋳造品を迅速に得るために
応用ず′ることかでき、従って鋳造品の製造コストの低
廉化および作業能率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の鋳造法による鋳鉄製品の組立断面図、第
２図および第３図は本発明の実施態１．１）を図解［７
たもので、第２１”：Ｉ←Ｌ木発明の蓚１造法を説明す
るための鋳型断面図、？、：３図は本発明の詳細な説明
するプζめの夕１．１型のＴ型部分平面図、第４図は本
発明の鋳造法に、１：るＶＩＩｉ１品断面図、第５図は
本発明の実施に」；リイ（１られた接合部の黒鉛組織の
ｊ泊微唖写真例（５ｆｌ　（；°ｊ４．　）である。 ２・・・・・・Ｎ型、　　　　　３・・・・・・　１−
型、４・・・・・・下型、　　　　　６，６′・・・・
・・−１ハリ部分、７　　、　７′　・・・・・・　　
」ニ　チもｕ　郡　づ］　、　　　１１　・・・・・　
　　ｌｐ”ｊ　　Ｑイ（リ　音ＩＸ　。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｍ　　同−鋳型内のプレーキドラノ・相当部分とホイー
   ルハブ相当部分とに夫々異った材質の溶湯を注入し、両
   部を溶着接合１２て一体間造し／ζブレーキトラム付ホ
   イールハブ。 （２）　　水平に分割された上型と１・３ｒｌｊとで形
   成された鋳型において、異なっだＨ質の溶湯を用い、一
   方の溶湯をＪ−配下型に注湯（〜、該丁型部分から押」
   二けられた溶湯の過剰分を、に記異った利質の接合部に
   設けた湯溜り部に浴出させたのち、他方の溶湯を上記」
   −型に注湯して部分的に材質の異なるρ１ｊ造品に形成
   することを特徴とする部分的に利Ｔ（の異なるブレーキ
   ドラムイマ１きホイールハブの６：ｊ、１．４１Ｈ法。