JPS59447Y2 - キ−抜き忘れ防止用ドア施錠及び解錠装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキーを抜き忘れた状態でドアをロックすること
か゛できないようにしたキー抜き忘れ防止用ドア施錠及
び解錠装置に関する。

従来、この種、キー抜き忘れ防止用装置は存在したが、
これらのものは■キーを抜き忘れた状態でドアを開放す
ると、ドアの開放ごとにブザーが゛鳴動し、静寂状態を
害した。

■ブザーの鳴動音の意味を誤認し、ドアをロックしてし
まう慣れがあった。

■ブザーを別途設置する必要があり装置か複雑かつ大型
化となった。

本考案はこれらの欠点を解消すべく考案したものであり
、以下添付図面に基づき、本考案に係るキー抜き忘れ防
止用ドア施錠及び解錠装置の一実施例を説明する。

１はドア施錠、解錠用スイッチであり、施錠側固定接点
１ａ、解錠側固定接点１ｂ及び可動接片１Ｃを有してい
る。

２はキースイッチであり、キーが錠孔に差込んだときＯ
Ｎし、また、キーが錠孔から引き抜かれたときＯＦＦす
る。

３はドアスイッチで゛あり、ドアを開放することにより
ＯＮする。

４はＡＮＤ論理回路であり、キースイッチ２及びドアス
イッチ３から出力信号を導入している。

５はタイマ回路であり、その出力信号をＡＮＤ論理回路
４に導入する。

６はドア施錠用制御回路であり、ドア施錠、解錠用スイ
ッチ１の施錠側固定接点１ａに接続されている。

７はドア解錠用制御回路であり、ドア施錠、解錠用スイ
ッチ１の解錠側固定接点１ｂに接続されている。

８は電源であり、ドア施錠用制御回路６及びドア解錠用
制御回路７に接続されている。

Ｓｌは施錠用リレー接点であり、閉成作用により、電磁
アクチュエータ９を作動し、ドアを施錠する。

Ｓ２は解錠用リレー接点であり、閉成作用により電磁ア
クチュエータ９を作動し、ドアを解錠する。

次に作動を説明する。

先づ、ドアスイッチ３又はキースイッチ２がＯＦＦの場
合、ドア施錠、解錠用スイッチ１の可動接片１Ｃを施錠
側固定接点１ａに接触させれば、電源８、トランジスタ
Ｔ１のエミッタとベース、抵抗Ｒ１、ダイオードＤ１、
コンアン′すＣ１及びドア施錠解錠用スイッチ１でなる
回路を通電し、コンテ゛ンサＣ１を充電すると共にトラ
ンジスタＴ１を導通させる。

そして、トランジスタＴ１のエミッタとコレクタ、抵抗
Ｒ２、抵抗Ｒ３、トランジスタＴ２のベースとエミッタ
でなる回路を通電し、トランジス夕Ｔ２を導通させる。

而して、施錠用リレーコイルＹ１に通電し、施錠用リレ
ー接点Ｓ１を作動し、電磁アクチュエータ９を作動させ
て、ドアをロックする。

またトランジスタＴ１のエミッタとベース、コンデンサ
Ｃ２、抵抗Ｒ４、抵抗Ｒ５、トランジスタＴ２のコレク
タとエミッタとでなる回路を通電し、該トランジスタＴ
２はコンテ゛ンサＣ２が充電完了されるまで導通状態と
なる。

次に、ドア施錠解錠用スイッチ１の可動接片１Ｃを解錠
側固定接点１ｂに接触させれば、トランジスタＴ１のエ
ミッタとコレクタ、抵抗Ｒ２、ダイオードＤ２及びドア
施錠解錠用スイッチ１でなる回路を通電し、トランジス
タＴ２は非導通となる。

従って、トランジスタＴ１も非導通となる。

また電源８、トランジスタＴ３のエミスタとベース、抵
抗Ｒ６、ダイオードＤ３、コンテ゛ンサＣ３及びドア施
錠解錠用スイッチ１でなる回路を通電し、該トランジス
タＴ３を導通させる。

而して、前記と同様な作動を行ない、１−ランジスタＴ
４を導通させ解錠用リレーコイルＹ２に通電し、解錠用
リレー接点Ｓ２を作動し、電磁アクチュエータ９を作動
させて、ドアをアンロックする。

とこで、キーを錠孔から引き抜くことを忘れた場合、キ
ースイッチ２はＯＮとなり、乗員がドアを開放すればド
アスイッチ３がＯＮする。

更にドアロックノブを操作し、ドア施錠解錠用スイッチ
１の可動接片１Ｃを施錠側固定接点１ａに接触させる。

而して、前述の説明とほぼ同様な作動をするが、コンデ
ンサＣ４、抵抗Ｒ７、ダイオードＤ４及びドア施錠解錠
用スイッチ１でなる回路を通電し、該コンテ゛ンサＣ４
を充電する。

また、ドア施錠解錠用スイッチ１の可動接片ＩＣが復帰
し、スイッチオフ状態となれば、トランジスタＴ５のエ
ミッタとベース、抵抗Ｒ８、コンデンサＣ４の閉回路に
おいて、該コンデンサＣ４が放電する。

而して、該トランジスタＴ５が導通し、トランジスタＴ
５のエミッタとコレクタ、抵抗Ｒ９、抵抗ＲＩＯ１）・
ランジスタＴ６のベースとエミッタ及びドアスイッチ３
でなる回路を通電し、該トランジスタＴ６は導通する。

なおトランジスタＴ７は導通状態である。

従って、トランジスタＴ３及びトランジスタＴ４を導通
させ、強制的にドアのアンロック状態を企図することか
゛できる。

図中、Ｒ１□〜Ｒ２５は抵抗、Ｃ５〜Ｃ７はコンデンサ
、Ｚ１〜Ｚ４はツェナーダイオード、Ｄ５〜Ｄ８はダイ
オードである。

本考案に係るキー抜き忘れ防止用ドア施錠及び解錠装置
は叙上した構成、作用を有するので、次の効果がある。

すなわち、ドア施錠解錠用スイッチと、該ドア施錠解錠
用スイッチの操作で作動するドア施錠解錠用制御回路と
、電磁アクチュエータと、タイマ回路とでなる既存のド
アロック施錠解錠装置において、キースイッチ、ドアス
イッチ及びＡＮＤ論理回路を追加構成として備えている
ので、ドアのアンロック指命が精密かつ迅速に行なえる
。

また、本考案装置は既存の装置や車両にも容易に装着す
ることができ、実施化を促進することができる。

また、半導体素子等電子部品で構成することができ構成
が簡素となり小型、軽量化される。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係、るキー抜き忘れ防止用ドア施錠及び
解錠装置の一実施例を示す電気回路図である。 １・・・・・・ドア施錠解錠用スイッチ、２・・・・・
・キースイッチ、３・・・・・・ドアスイッチ、４・・
・・・・ＡＮＤ論理回路、５・・・・・・タイマ回路、
６・・・・・・ドア施錠用制御回路、７・・・・・・ド
ア解錠用制御回路、９・・・・・・電磁アクチュエータ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドア施錠解錠用スイッチと、該ドア施錠解錠用スイッチ
   の操作で作動するドア施錠解錠用制御回路と、該ドア施
   錠解錠用制御回路の作動で駆動する電磁アクチュエータ
   と、所定時間ドアの施錠解錠用の信号を導出するタイマ
   回路とでなるドアロック施錠解錠装置において、キース
   イッチ及びドアスイッチを備えると共に該キースイッチ
   及びドアスイッチからの信号で作動し、かつドアを強制
   的アンロック状態にすべく信号を導出するＡＮＤ論理回
   路を備えたことを特徴とするキー抜き忘れ防止用ドア施
   錠及び解錠装置。