JPS5942959Y2 - バスル−ムユニツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、壁部１の内部を上下に棚板２で２分し、下側
内部に給水管、給湯管、ガス管等の配管スペース３ａを
形威するとともに、上側内部に収納スペース３ｂを形成
し、収納スペース３ｂの浴室４側に開口部を設けて、こ
の開口部に開閉自在な戸体５を装着して成るバスルーム
ユニットに係り、その目的とするところは、収納壁体な
持つバスルームユニットを提供するにある。

バスタブ２５と、浴室４を形成する天井や、囲繞用の壁
部１とを一体的に組立てて建築構造囲繞壁６内に配置す
るバスルームユニットは壁部１と、囲繞壁６との間には
給水管や、給湯管や、バランス釜据付タイプの場合のガ
ス管等の配管を行なうための配管スペース３′を必要と
していた。

そのためにバスルームユニットを収納するスペースを大
キ＜スるか、バスルームユニットを小さくする必要があ
り、従って、実際の配管を行なうスペース以外にプント
スペースが生じるという欠点があった。

また、従来のバスルームユニットの浴室内部には収納部
分がないのが殆んどあり、このため浴室内で使用する浴
室用小物類の置き場に苦労していた。

またユニット化しているため、壁、天井が同質であり、
しかもフラット形状で、浴室内が変化に乏しいという欠
点があった。

本考案は上述の欠点に鑑みて提供したもので、以下実施
例により説明する。

１は壁部１の外壁であって、この外壁７は下端を、床パ
ン８の立上部８ａ上部に配設したコ字状の床廻し縁９に
係合させて、床廻し縁９と共に立上部８ａに固定してい
る。

また外壁Ｉは下端より上方へやや垂直に壁面を延出し、
その垂直壁面７ａの上端より外方へ水平方向に延出して
水平片７ｂを形威し、その水平片７ｂの端部より垂直方
向に天井９面まで延出して上垂直壁面７ｃを形成し、床
パン８より外方に立設している。

２は棚板で、この棚板２は側端を上垂直壁面７ｃの中央
長手方向に当接し、側端より下方向に直角に折曲げた折
曲片２ａを上垂直壁面７ｃにビスにて増付けたハンガー
１０にシール材１２を介在させて挟着させ、上垂直壁面
７ｃに水平に支持固定しており、天井９面と、外壁７の
水平片７ｂとの間の空間を上下に部分する。

棚板２の浴室４側端には垂直壁板２ｂを下方向に一体延
出形式している。

垂直壁板２ｂは下端をＬ型に折曲してその水平片２ｃを
外壁１の水平壁面７ｂ上に接面させ、水平壁面７ｂの上
部前縁にビスにて増設せる・・ンガー１１にて水平片２
ｃを挟持固定させ、棚板２の下方の空間前面を閉塞して
いる。

棚板２は上面の前部長手方向には引戸レールの下レール
１３ａをビス１４止め固定している。

また下レール１３ａの上方の天井９面は引戸レールの上
レール１３ｂをビス１４ａ止め固定している。

この上下レール１３ａ、１３ａ間に引戸にて形成せる戸
体５を開閉自在に係合し、棚板２の上方の空間前面開口
部を閉塞、開成自在としている。

しかして、外壁Ｔと、戸体５と、棚板２の垂直壁板２ａ
とにて浴室２の囲壁する壁の一壁部１を構成し、外壁７
上部と、天井９と、戸体５と、棚板２と、両側壁部１８
．１８とで囲まれた上部空間にて収納スペース３ｂを構
成し、外壁７下部と、棚板２と、垂直壁板２ｂと、両側
壁部１８．１８とで囲まれた下部空間にて配管スペース
３ａを構成する。

配管スペース３ａは給水管や、給湯管や、ガス管のよう
な管体１５を配管しである。

１６は水道栓であり、１７は垂直壁板２ｂに設けた扉付
点検口である。

尚収納スペース３ｂには石けんやシャンプーブラシ、掃
除道具、タオル掛等の小物類や、風呂蓋を収納したり、
植木鉢や水槽を置いて鑑賞壇として使用し、浴室に変化
を持たしたり、或いは照明器具や鏡を取付ければ使用上
の安全を計ることができ、また間接照明の効果を持たせ
る。

ことができる。

また応用としてはトイレットルームユニットや、洗面ル
ームユニット等ニルームユニット全般に渡って応用でき
る。

ところで上記のバスルームユニットのようなルームユニ
ットの床面な、表面に塩ビ層を形成し、裏面にアスベス
ト層を形成した長尺シートで覆う場合、コーナ部にあっ
ては第７図すに示すようにコーナカントを行ない、第７
図ａに示すようにシート１９の四側端を壁部１に沿って
立上がらせて施工していた。

ところが、第１図Ｃに示すようにコーナ部の継ぎ目２０
が防水の弱点となるという問題があった。

そのため、接着剤やシール剤にて継ぎ目２０を塞がなげ
ればならなかった。

また第８図ａ ｓ ｂに示すように床合板下地２１上部
にシート１９を覆設し、そのシート１９端部上に基台２
２を載置し、この基台２２上に廻し縁９を介して壁部１
を立設したり、或いはシート１９端部上に廻し縁９を介
して壁部１を立設したりする場合もあり、これらの場合
は防水構造が極めて悪いという欠点があった。

そこで、壁部１の立てる基台２２や廻し縁９を利用し、
第９図ａに示すようにシート１９のコーナ部を折り曲げ
てその折り曲げ部を基台２２又は廻し縁９のコーナの隙
間内に押込んで、貼着すると、シート１９を切ることな
く端部な立上らせることができ防水性を確保できるので
ある。

尚第９図すに示すように押え縁２３を取付けてもよい。

また第９図Ｃに示すように現場施工の場合でも壁と中本
２４の下地の造作によっても同様の施工法が可能なのは
言うまでもない。

本考案は、壁部の内部を上下に棚板で２分し、下側内部
に給水管、給湯管、ガス管等の配管スペースを形成する
とともに、上側内部に収納スペースを形成し、収納スペ
ースの浴室側に開口部を設けて、この開口部に開閉自在
な戸体を装着してあルノで、配管スペースとして従来必
要だったプントスペースが有効に使用でき、収納スペー
スによって小道具、小物類を収納でき、挾い浴室が整頓
でき、更に鑑賞壇として使用すれば浴室に変化でき入浴
が楽しくなり、更に配管スペースがバスユハソトルーム
内に設けられるため配管から漏水しても、建築物体に被
害がおよばないという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例図、第２図は本考案の一実施例の要部断
面図、第３図は同上の収納スペース部の一部省略せる拡
大断面図、第４図、第５図は同上の棚板並びに垂直壁板
の固定部分の拡大断面図、第６図は同上の縦断面図、第
７図ａ、ｂ、ｃ並びに第８図ａ、ｂは同上に用いるシー
トのコーナ仕舞の概略説明図、第９図ａ、ｂ、ｃは同上
に用いる他のシートのコーナ仕舞の棚部説明図であり、
１は壁部、２は棚板、３ａは配管スペース、３ｂは収納
スペース、４は浴室、５は戸体である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁部の内部を上下に棚板で２分し、下側内部に給水管、
   給湯管、ガス管等の配管スペースを形威するとともに、
   上側内部に収納スペースを形成し、収納スペースの浴室
   側に開口部を設けて、この開口部に開閉自在な戸体を装
   着して戊るバスルームユニット。